中州の日々~亜鳥紫音 業務日誌~

島全体が祭状態

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shion-atori

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深宮に本土の人間が溢れている。こんな事態は俺が赴任してからは初めてのことだ。
普段は閑散としているコマンダーゲンの店まで満席状態だったので
いかに深宮島という場所が多人数に対応できない場所なのかを思い知った。

自警団は文字通り一般人同士のトラブルを解決するのに忙しそうだったし
三木の駄菓子屋はもの珍しいのか開店以来で圧倒的に一番の売上だったそうだ。
この中州にも全然関係のない人間が迷い込みそうになった。
いつも通りに門を開放していたためだろうが、ここは何の店ですかと問われて
さらりと学生寮のようなものですと応対して帰らせた刹那には驚かされた。
たしかに俺でもそういう応対をするだろうが、彼女はまだ高校生なのだ。
常識知らず達には見習わせたいところだ。
おそらくメイド達もああいう返しはできないだろうからな。

まあなんにせよいろいろと島全体に混乱が発生していた。
もうしばらくはこういう混乱が続くのだろうが、賑やかなのはいいことだろう。

追伸:流馬からオープンしたのだから遊びに来いという催促の電話があった。
この状態でいけるわけがないだろうと断っておいた。


カテゴリ: [事件] - &trackback() - 2010年11月03日 22:51:39

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