フラッグフット
[1]フラッグフットってなんだ?
まず,フラッグフットってなんでしょう?
フラッグフットはアメリカンフットボールのルールを元に,手軽で安全に楽しめるように考えられたスポーツです.
フラッグフットはアメリカンフットボールのルールを元に,手軽で安全に楽しめるように考えられたスポーツです.
フラッグフットは、とにかくルールが簡単です。ですから、アメフトのことを全く知らない人でも、すぐに楽しめるでしょう。
[2]フラッグは3on3バスケに似てる。
3on3バスケを知っていますか?フラッグフットよりはメジャーだと思いますので、知っていることにして説明します。
3on3は、一方のチームがボールを持って攻撃をスタートして、ボールをもう一方のチームに取られたら、攻守を交代する。というものですが、フラッグフットもそうなっています。また、攻撃のときに、バスケの30秒ルールのような感じで、
- 3回以内の攻撃で中央の線を越えること
- 中央の線を越えた後、さらに3回以内の攻撃でエンドゾーン(相手陣地)まで行く(得点する)こと
というルールがあります。これらが満たされないと、相手の攻撃になってしまいます。
[3]フラッグはフリーキックに似てる。
3回の攻撃と言いましたが、1回の攻撃はどんな風になっているのでしょう?
1回の攻撃はサッカーのフリーキックに似ています。さっきの攻撃の終わった地点から、攻撃チームがボールを持ち、1回だけパスをします。パスをノーバウンドでキャッチできたら、その後、腰のフラッグを取られるまで、走ります。この攻撃はフラッグを取られたところまで進んだことになり、次の攻撃はそこからです。
こうやって攻撃を繰り返しながら、相手のエンドゾーンまでボールを持ち込めば(ボールだけ投げ込んでも駄目)、得点になります。
[4]フラッグは、テニスに似てる。
テニスといっても、プロのするような試合を観戦するときを思い浮かべてください。サーブを打つ前や、トスがあがった瞬間、観客は、サーブがフォアなのか、バックなのか、息をつめて見守ることでしょう。
フラッグでは、さきほど説明した1回の攻撃が始まる直前、攻撃側はピタっと静止していなくてはいけないというルールがあります。
そして、テニスのサーブに代わる、攻撃側の攻撃開始の合図で全員が一斉に動き始めます。攻撃の合図は、ボールを地面から離し、後ろにいるクォーターバックと言うポジションの選手に渡すことで、スナップといいます。
[5]フラッグは、バレーボールに似てる。
さっきも言ったように、フラッグはフリーキックのような攻撃を繰り返すゲームです。ですから、攻撃側はプレーを始める前に、どんなプレーをするのか打ち合わせておくことができます(そのための時間がわざわざあります)
そして、バレーボールの時間差攻撃や囮動作、ブロード攻撃など、のコンビネーションプレーを繰り出して相手を攪乱し、パスを決めるのです。さきほど説明したクォーターバックは、さしずめバレーのセッターのように、パスを振り分けます。
[6]フラッグは、キャッチャーの盗塁阻止に似てる。
クォーターバックは一回の攻撃ごとに、一回のパスを投げられますが、投げるからといって、振りかぶってピッチャーのように投げてはいけません。モーションが大きくて、守りやすくなってしまうのです。
むしろ、その相方のキャッチャーの投げ方を参考に、小さいモーションで、ひゅっ、と投げるのが、クォーターバックに合っています。詳しいボールの投げ方は、おとなりのタッチフット講座を見てください。
[7]フラッグは、ポートボールに似てる。
ポートボールのゴール(キーパー?)やったことありますか?ポートボールのキーパーは、ボールを取りに行ってはいけなくて、手を構えたままかごを作って、ボールが飛び込んでくるのを待たなくては行けません。
フラッグでパスを取るときは、もちろん走り回って構いませんが、ボールを手で掴みに行くのは、あまり上手な取り方ではありません。ボールがちょうどすっぽり入ってくる形のかごを両手で作り、ボールがそこにすぽっと収まるのが美しい取り方です。
[8]フラッグは、やっぱりアメフトに似てる!!
いろんなスポーツと比較しながら、フラッグの魅力を説明してきましたが、やっぱりフラッグはアメフトに似ています。アメフトに興味があるけれども、ルールが難しすぎるとか、危険なんじゃないかとか、いろいろな理由で、ためらっている人たち、フラッグフットを始めてみませんか?ルールは大幅に簡単になっているし、身体接触もバスケ程度に抑えられています。そして、フラッグの面白さを知って、フラッグに満足できなくなったら、よりアメフトに近いタッチフットや、さらには本当のアメフトを始めればいいのです。
これを読んで、フラッグに挑戦しようという人が一人でも居たら、光栄です。