PS @wiki
PlayStation & 電撃 200号はじめて物語 2
最終更新:
playstation
-
view
(前ページのつづき)
ポリタン: 高いよ!! PSは発売後半年くらいで1万円値下げしたのに、PS2はなんでちっちゃな価格改定を繰り返したのよ!!!
ネコA: うわっ!
ウサギA: また!!
佐伯氏: いや、本当は個人的にはPS2は、もっと早くドーンと値下げしたかったんだけどね。
ウサギA: だけど?
佐伯氏: いや、ただ単に原価が高くて下げられなかったダケ。
佐伯氏: PSの時はさ、もうライバルとかそういう以前の問題として
佐伯氏: 業界に新参入したのは我々なワケだからとにかくサービスしないと!!アグレッシブにいかないとっていう会社的な決断があったのね。
おねーさん: じゃあ、PSが39,800円から29,800円になった時は赤字・・・
佐伯氏: うん
佐伯氏: だって当時普通にPS本体を作ろうと思ったら5~6万以上かかったと思うんだよね。それを39,800円にしたのもムチャなら・・・・
佐伯氏: 中身がほとんど変わってないのにコストダウンだけで1万円も値を下げられるハズがないじゃない?
佐伯氏: だから、PS2を39,800円で発売したとき、こりゃキビシイなぁ~・・・と。
佐伯氏: イヤ、中身はさ、これまたスゴイんだけど、だけど・・・・そんな中身がスゴイからって買ってくれるお客さんがたくさんいるとは思えなかったし。
ウサギA: でも、PS2は39,800円代の定価でもかなり売れましたよね?
佐伯氏: そうなんだよね。これはもうお客さんの目が肥えてきたってコトなのかもしれないよね。
ウサギA: ちなみに、昨年の11月末までで国内販売台数は約650万台。
※PS2の中身
PS2に詰めこまれているテクノロジーは、とにかくスゴイ。
ハード発売後、2年経つがその性能を「はるかに超えるパソコン」が
登場していないのが、その証明。
通常ハードのコストダウンは回路を集積して、手順を簡略化することで行うが、
最初からかなり作りこまれているPS2のコストダウンは
非常にムズかしかったことが予想される。
佐伯氏: まぁでも昨年末やっと値段を29,800円にできて、PS2のソフトもお墨付きってコトで安くできて
佐伯氏: 普通の人にも楽しんでもらえるメディアになりつつあるんじゃないかな?
ウサギA: ちなみに2002年1月までのPS2販売台数は国内約770万台。
ポリタン: 今後のPS2のさ~大きなテーマがさー、ネットワークだと思うんだけどさ、その辺佐伯くんはどーなのよ。
ネコA: バッ!!
ウサギA: また!!
佐伯氏: 日本のゲームビジネスは世界的に見て進んでいるのは確かだと思うんだよね。その日本で、ネットワークが必要になっていくのなら、これは積極的にやるしかないよね。
おねーさん: ということはSCE自体がネットワークに力を入れると?
佐伯氏: ネットワーク自体は、ゲーム作りにとって3Dポリゴンと同じでこれまでになかった1つのツールだと思うんですよ。3Dポリゴンが『バーチャファイター』で認められたように・・・・
佐伯氏: ネットワークをきちんと使いこなしたソフトが登場しないと仕方ない。
佐伯氏: まぁ、あとタイミングも大事でしょ。ネットワークの場合は。昨年まで大容量回線がリアルじゃなかったし・・・・・
ウサギB: イロイロと面倒ですからね。ネットワークって・・・・
佐伯氏: その辺をいかに感じさせないで楽しんでもらえるかが大切だと思ってますよ。
ポリタン: ってコトは何?あれ?ブロードバンドユニットはレンタルってことね!ADSLモデムとかと一緒で。どーよ佐伯ちゃん。
ネコA: ゲッ!!
ウサギA: ”ちゃん“?!
※ADSLモデム
現在、多くの大容量回線事業者が回線を引く際に、
必要になる機材をユーザーにレンタルする形をとっている。
その使用料は毎月の支払いに含まれる。
佐伯氏: まぁ、今後絶対に必要なネットワーク接続機能がブロードバンドユニットにはついているから
佐伯氏: それをどうやってPS2ユーザーが負担を感じないように配るかがポイントだよね。
おねーさん & ポリタン: フムフムー
ネコA: これまでFCディクスに始まって、32X・アーケードカード・64DDと周辺機器の必要なゲームとかシステムって成功しないですよね・・・・でも・・・・
ウサギB: レンタルなら気持ち的に敷居が高くないし。
佐伯氏: PSは・・・確か家庭への普及率、稼働率が40%くらいだたんだけどPS2では100%を目指します!!!
ウサギA: ゲ!!!
ネコA: スゴイ!!
ポリタン: そっ それは朝起きてPSつけてちょっとヒマならまたつけて、夜は当然PS2・・・ってそんなカンジ?
佐伯氏: うん、期待してね。
ポリタン: うん・・・いやはいっ。