中州の日々~亜鳥紫音 業務日誌~

厄介過ぎる執事

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匿名ユーザー

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起きると枕元に金執事が立っていた。
礼を言いに来たらしい。
全部自分の未熟と油断が招いたもののように考えていたので
この世界に万能は存在しないと答えておいた。
万能がある、という考え方自体が万能から程遠いのがわからないのだろうか。
本当に誰よりも優秀になったとしても、絶対に万能にはなれないのだ。
そもそもあいつ、人間として内面に欠損があるだろ。
もっといろんな人間と会話しないといけないだろうな、例えば決斗とかと。

律儀に恩を返すと言ってきたので断っておいた、そんなのは御免だ。
だがどうしても金執事がひかなかった。
何か命令を受けないとここを動かないと言って聞かなかった。
ていうか、ここ俺の部屋なんだがなあ。
安眠妨害されるのも嫌なんで、天津と仲良くするように言うと拒否された。
他の命令なら受けると言うので
「じゃあテメエ俺にホレろ、とかここから消えろとか言えば従うのか」
と聞くと、無言で部屋から出ていった。
しばらく様子を見ていたが、結局それきり出てこなかった。
ま、元の雇い主ん所に戻ったんだろう。

台風一過、まったく勘弁して欲しいぜ。
あの執事絶対人の話聞いてねえ、今日のも会話になってたんだか。


カテゴリ: [来訪] - &trackback() - 2005年10月03日 01:54:46

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