BLEACH22
「文句を垂れるな。俺は一人でいいと言った筈だ。来たがったのはお前だぞ、ヤミー」
「当たり前だ。そんな薄い魂、美味い訳がないだろう」
「連中に俺達の姿は見えん。お前を見ていた訳じゃない」
「一人だ。それ以外を殺す必要は無い」
「今 現世でまともに戦えるレベルの霊圧を持っているのは多くても三人だと聞いている」
「それ以外はゴミだ。捜し出すのは容易い」
「…!」
「…驚いたな。生き残りがいるぞ」
「よく見ろバカ。お前が近付いただけで魂が潰れかけているだろう」
「ゴミの方だ」
「…ヤミー。お前もうちょっと探査神経を鍛えて自分で判断できるようになれ」
「一目見ればわかるだろう」
「そいつもゴミだ」
「ああ、ゴミだ」
「…妙な人間だ 女…」
「…いや 必要ない。殺せ、ヤミー」
「ああ… まさかお前の無駄な戦いでこうも簡単に燻り出せるとはな…」
「オレンジの髪に… 黒い卍解…」
「間違いない。そいつが標的だ ヤミー」
(バカが…だから探査神経を鍛えろと言うんだ… 相手の力量も計らんうちに飛び出しやがって…)

<つづく>

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最終更新:2011年12月14日 21:43