物語以前

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数百年前…。 大きな戦争が起こり、全ての種族が対立した。 数十年後には天界(神々がいるところ)までも巻き込んだ大規模な魔術戦争にまで発展。 その時点で勢力は3つ。 神と魔族 指揮:大神 精霊と妖精 指揮:ジュリア 死神と人間 指揮:ミセル・ラーフラ 神と魔族が優勢で、他の2勢力は壊滅寸前。 ジュリアが異空間(通称:里)を作り、大半の精霊をそこに非難させ、戦闘に長けた者のみを残す。 (妖精には命という概念は無いが、精霊にはそれがある為、一族の存命の危機に危ぶまれていた) 残された精霊の中にプロテアの父親とゼノがいた。 (ゼノは近衛兵、プロテアの父は魔法戦士) その少数となった精霊軍に目をつけ人間・死神軍が攻撃する。しかし、それは返り討ちに終わる。 精霊軍も戦力を削がれるが、強者だけが残った。 ジュリアが大神と自分の心を引き換えに戦争を終わらせようと取引する。 大神はジュリアの心から『何より大切に思っていたもの』を抜き取る。 それはゼノと民だった。 その後、ジュリアは異界の空間を治めるという意思はあるものの民を思い出せないという状態になってしまう。 結局ジュリアは里を抜け出すことに。 魔力が焼きついていたため、里が崩壊することはなかったが、数名が里から『居ない事』にされ、実際の世界に飛ばされる。 その中にゼノも含まれており、その約50年後にジュリアと再開する。 しかしジュリアはゼノの事を忘れており、何故ゼノを忘れたかも忘れていた。 結果としてゼノは一人取り残された状態に。 この頃タイムが生まれる。 その後、記憶の封印が薄れたことにより一部の記憶を取り戻したジュリアは里に戻り、 民たちと再び暮らし始めた。 だが、その約15年後、ゼノに狙われる。 それは、ゼノがプロテアに騙され『ジュリアの魂を手に入れることができれば 心や記憶を操ることもできる』と言われたためである。 迷惑をかけないように、という一心でジュリアは再び里から逃亡したのだった。 傷ついた体でジュリアは雨のゼイゴ荒地を走っていた。 1年強の逃亡生活の中で、魔力の源である魂はすでにボロボロ。 海岸へ続く道を走り続け、そしてとうとう海際へ着いてしまった。 そして、魂を取り出すためとジュリアを殺そうとするゼノに追いつかれてしまう。 なんとか妖精神を召喚、最後の力を振り絞り妖精の森へワープするが、魔力はもう限界だった。 しかし妖精の森には魔力を察知したプロテアが待ち構えていた。 ジュリアは命を削ることによりなんとかプロテアを闇に飲み込むが、 尽きた魔力を無理矢理使ったことにより魂が砕け散ってしまった。 なんとか命だけは留めたものの、魂が砕けた衝撃により次元は乱れ、 ソウルも割れて飛散、結果的に少女の姿になってしまった。 **ここから物語が開始

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