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京都異界案内1



古都、京都。
豪華絢爛の平安絵巻の舞台となった裏で有象無象の物の怪どもが跳梁跋扈した異界でもあった。
その闇の世界をここに紹介しよう……

と意味もなく振りかぶってみたが、要はちょいと思い立ち、京都に一泊二日の旅行に行ってきたのでそのレポートを書いてみるという話。
一応これでも異界会の末席を汚す身なのでそれなりのスポットに行ってみた。

まず行ったのが「鉄輪(かなわ)の井」と呼ばれる井戸。


平安の世、夫を後妻に奪われた先妻がつれない夫に嫉妬の炎を燃やした。
嫉妬の鬼と化した妻のいでたちは顔に朱をさし、からだに丹を塗り、頭に鉄輪(五徳)をいただき、その三本のツノに火のついたロウソク、口にはたいまつをくわえ、貴船神社に丑の刻参り。
人形にうらみをこめて神木にうちつけ、呪文を二十ペン唱えて釘を打つ。 満願は七日。
しかし、満願を前にした六日目、深夜の祈りに弱りきったのか自宅近くのこの井戸のそばで力尽きた……
この伝説は『源平盛衰記』から生まれたといわれ史実であるかどうかは明らかではない。
謡曲「鉄輪」もこの伝説にちなんだ話であるが、ここでは女は呪いが昂じて遂には鬼となり、悪夢に悩まされる夫が陰陽師・安倍晴明の許を訪ねる。晴明は人形(かたしろ)をもって祈祷を続け、鉄輪の女と対決し、やがて晴明の呪術が勝り、鬼は消え失せたという。
いざ行ってみると民家と民家の間にあり大変見つけにくい所だった。
でも身近にこういう場所があるなんて素敵な街やね(←そうか?)


それから腹に子供を宿したまま死んだ母親が墓の中で生まれてしまった子のために幽霊となって買いに来たという由来がある「幽霊飴」を買って食べながら六道珍皇寺へ。
この辺りは古くから葬送の地であった鳥辺山の麓にあって、あの世とこの世の境域と考えられた所。


六道珍皇寺にはそんな境域にふさわしい人物が鎮座している。

その名は小野篁(おののたかむら)。

遣隋使・小野妹子の子孫で学術や歌に優れ

わたのはら 八十島かけて こぎ出ぬと 人には告げよ あまの釣船

の歌は百人一首にも採られた。
時には上皇にすら刃向かうなどの不羈の精神の持ち主で、野相公(やそうしょう)、野宰相(やさいしょう)と呼ばれることもあった。
また、『宇治拾遺物語』では嵯峨天皇の出した「『子』を十二個書いたものを読め」というなぞなぞを、見事に「猫の子の子猫、獅子の子の子獅子」(無茶をする!)と読み解いてみせた、という逸話も見えるエスプリの持ち主でもある。
しかし、それは表の顔。
実は篁は毎晩冥府に通い、閻魔王庁で裁判を手伝っていた人物なのである。
『今昔物語集』や大江匡房の『江談抄』に記述があり中には「第二の冥官」であったとも書いてある。
そしてこの寺にはなんと篁が冥府に行くときに使った井戸がある。
異界へのワープゾーン発見!
胸を膨らませながら行ってみると


み、見にくい……

格子に阻まれて覗き見するしかないのである。
この寺には閻魔堂があり、その中には篁の像と彼が彫ったと言われる閻魔像(写実?)があるのだがそれも小さく開いた格子窓から覗き見である。
気分はもうピーピング・トム。どうせやるなら女子高の更衣くぁwせdrftgyふじこ

ちなみにこれが格子戸の隣にあったアップの写真。


こことは逆に冥府から現世に戻るための井戸は上嵯峨の六道町にあった福生寺にあったというが宅地整理のため今は寺ごともうない。
  

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