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コミックスコードと関連情報
*Comics Code
> もっとも重要な問題のひとつとなったのがテレビ中継された上院の小委員会による少年非行に関する聴聞会だった。ロバート・ヘンドリクソン(Robert Hendrickson)、ハーバード・ハノック(Herbert Hannoch)、それにエステス・キーフォーバー(Estes Kefauver)――組織犯罪撲滅のために小委員会を利用したことでもっともよく知られている――らの上院議員たちはそこでこんなに多くの少年たちが非行に走るからにはそこにはなんらかの理由があるはずだと結論づける。1954年4月、彼らはその矛先をコミックスに向けることに決めた。なにしろこれは白人の少年たちがロックンロールを発見する1年だか2年だか前の話なのだ。
> 彼らはそこで1冊の本を引っぱり出してくることにした、その題名を『無垢への誘惑(Seduction of Innocent)』という。作者は精神科医のフレデリック・ワーサム(Frederic Wertham)。この本にはホモセクシュアルに関するたわごとが満載されている。たとえばバットマンとロビンの関係について(“精神医学的な原理および、性に関する精神病理学的知識がまったく欠如した人間以外には、大人であるバットマンと彼の若い友人ロビンの冒険物語に立ちこめるほのかなホモエロティシズムの匂いは明白なものである”)、たとえばワンダーウーマンの性的傾向について(“ワンダーウーマンタイプの物語が持つホモセクシュアルへの精神医学的動因を見誤ってはならない……少年たちにとって、ワンダーウーマンは恐怖の象徴である”)。彼はまたこの本の中で犯罪ものとホラーもののコミックスの悪影響について長々と論じている。
>(『THE GREATEST 1950s STORIES EVER TOLD』、“Introduction”、Mike Gold、DC Comics刊)
**[[Association of Comics Magazine Publishers Comics Code 1948]]
コミックマガジン出版社組合(The Association of Comics Magazine Publishers)によって制定された原型的なコード
**[[Comics Magazine Association of America Comics Code 1954]]
もっとも有名で強権的な1954年制定のコード
**[[Comics Magazine Association of America Comics Code 1971]]
アンダーグラウンドコミックスの台頭以後、規制緩和を目的に修正されたコード
**参考リンク:
-&html(<a href="http://www.pennydreadfull.net/soti/soti_chapt01/soti_chapt01.html" target="Small Box">Seduction of the Innocent</a>)
悪名のみ高く、品切れ状態のうえ版元つぶれて大枚はたいて古本を探すしかなかったフレデリック・ワーサムの奇書『Seduction of Innocent』をオンラインテキスト化したもの。
-&html(<a href="http://www.geocities.com/athens/8580/kefauver.html?200717" target="_Blank">1954 Senate Interim Report - Comic Books and Juvenile Delinquency</a>)
1954年、アメリカ上院でおこなわれた少年非行問題小委員会での公聴会の中間報告書。アメリカのコミックヒストリーをまとめたサイト[[「TheComicBooks.com - The History of Comic Books」>http://www.collectortimes.com/~comichistory/]]にアップされている資料。これと『THE WORLD ENCYCLOPEDIA OF COMICS』所収の公聴会速記録を読めばアメリカのコミック規制における重要なターニングポイントであるこのイベントの実態があらかたわかることになる。
-&html(<a href="http://www.medialit.org/reading_room/article415.html" target="_Blank">Decade by Decade: Media Violence Marches On</a>)
アメリカメディア規制年表。メディア論の研究、教育のためのNPO[[「Center for Media Literacy」>http://www.medialit.org/]]のぺージから。コミックスコードをアメリカンコミックス固有の問題としてではなく、「アメリカのメディア規制」問題のひとつとしてフラットに見るために是非参照されてほしい資料。
-&html(<a href="http://www.cbldf.org/research/bibliography.html">Censorship of Comics Bibliography</a>)
「[[Comic Book Legal Defend Fund]](略称:CBLDF)」のアメリカでのコミックス規制にまつわるトピック一覧。他に&html(<a href="http://www.cbldf.org/timeline/index.shtml" target="_Blank">年表</a>)やCBLDFがかかわった事件の記録集もある。
-&html(<a href="http://www.firstamendmentcenter.org/Speech/arts/topic.aspx?topic=comix" target="_Blank">firstamendmentcenter.org: Arts & First Amendment in Speech - Topic: Comic Books</a>)
合衆国憲法修正第一条(言論の自由(Freedom of Speech)を保障する条文)に関してコミックスの表現が受けてきた規制、それに付随する係争などのオーバーグラウンドな流れがまとめられたテキスト。「&html(<a href="http://www.firstamendmentcenter.org/Speech/arts/topic_case_resources.aspx?topic=comix" target="none">Case and Resources</a>)」のページには具体的な係争案件もリストアップされている。
**日本でのマンガに対する規制
-[[日本でのマンガ規制]]
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