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ねこつん30」(2006/10/20 (金) 00:29:22) の最新版変更点

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あらすじ 橘の心情の吐露に心打たれる男 そして変態古風 心底惚れた男への決別の礼 目覚めぬ優 そして部屋に籠るミリ子とクー そして未だ姿見せぬ猫 ---- 橘 「男殿・・・ここは外して貰えぬか?」 頭をいまだ下げる古風の肩をそっと抱く橘 古風の肩は少し震えている 最後に見たのは古風の泣きそうな笑顔 橘 「泣き顔を・・・見ないでください」 男 「うん・・・」 背を向け男は立ち去る その両手の拳は握られたまま 古風「たちばな・・・」 橘 「古風お嬢様・・・男殿は去りましたよ」 古風「うう・・ぐす・・・ああ」 橘 「久々ですねぇ、泣きじゃくる古風お嬢様も」 その瞬間、古風の袖口から麻縄がしゅるるんと橘を締め上げる 橘 「ぶぎゅるぼーーー!!!」 人差し指でそっと古風は涙をすくう 古風「昔はこうしてよく泣かしてたものですが・・・ふふふ」 橘 「あの・・・古風お嬢様?にょわっ!!」 ふふふとにこやかに古風は宙に吊された橘に語りかける 古風「・・・ありがとう、たちばなおにいちゃん・・・くいっ」 橘 「そ、その呼び方はアッーーー!!」 ツン子の部屋 目覚めぬ優 ただただ傍目には寝ているようにしか見えない ツン「日下さん?そろそろ自分の班に戻りなさいよ」 日下「え・・・でも」 鮫子「そうね、せっかくの修学旅行よ・・・楽しんで来なさい」 ただただ伏せ目がちに佇む日下を気遣い ツン子と鮫子はできるだけ笑顔 日下「・・・うん、そうだね・・・」 多分自分の班のメンバーは今でも食堂で待ってるだろう 後ろ髪引かれながら日下は部屋を後にする 渡辺「あれれ~?」 佐藤「どうしたの?渡辺さん・・・」 急に声をあげる渡辺。問いかける佐藤に きょとんとした表情で佐藤に答える 渡辺「今、優ちゃん笑った・・・」 ベッドの上で横たわる優 その表情に少し笑みが見える 男 「あれ・・・消しゴムが落ち」 優 「ほら!拾ったよー男君の消しゴム」 男 「お、さんきゅ・・・」 優 「えへへーどこか間違ったのー?」 男 「いや、この方程式の部分がどうも・・・なぁ」 ひょい ぺら 優 「ここだよーほら」 がたがた 男 「ちょ!急に机ごと寄ってこら」 ぱさり 優 「ほら、教科書落としちゃ駄目なんだよー」 男 「あ、ありがと・・・な。へへ」 優 「ほらほら、ここを・・・代入して・・・こうして」 男 「んー優の髪の毛は良い匂いじゃあ・・・」 優 「もー!真面目に・・・授業しなきゃ駄目なんだよー・・・」 男 「お?上手そうな弁当だな!」 優 「あ、男君だよーお昼は?」 男 「実はかくかくひしゃひしゃで」 優 「えへへーおっちょこちょいなんだよー財布忘れるなんてー」 男 「何故に今の言葉で理解出来る・・・」 かちゃかちゃ 優 「男君の事だったらなんでも来いだよーほら、あーんだよー」 男 「あーん・・・って、卵焼き・・・」 優 「あーんだよー」 男 「あぅ・・・その・・・」 優 「あーんだよーーーーーー」 男 「わ!わかったって!!あ・・・あーん、みまみま」 優 「ど・・・どうか・・・な?」 男 「うん、上手い、これならオレの嫁に合格だな」 かぁっ 優 「な、何言ってるんだよー!!もー!!」 ぱんぱん 男 「痛い痛いって!!・・・へへへ」 優 「ふふふ、じゃあこれも・・・あーんだよー」 ヒー「かぁぁぁぁ!!この二人はまるで新婚さんだなあああ!!」 クー「そうだな・・・微笑ましいものだ」 ツン「べ、別に恋人が欲しい訳じゃないんだからね!!」 優 「えへへー」 男 「あ、あまりちゃかすな!!」 鮫子「ふふ・・・いいわね」 渡辺「じゃあ佐藤さんも~あ~ん」 佐藤「あ、その!えっと・・・う・・・あ・・・ん」 優 「えへへー」 男 「はは」 脇谷「ううーあたしも誰かとラブラブしたいんだよー!!」 貧嬢「いいですね・・・ああいうの憧れます・・・」 古風「食後の一吊りとか・・・よろしいですね・・・」 男 「悪くないだろ・・・?」 優 「皆・・・仲良しって良いんだよー」 ・ ・ ・

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