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男が記憶喪失になったようです08」(2008/08/08 (金) 19:15:00) の最新版変更点

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男 「……」 廊下「……」 男 (さて、ここはどこ……なんだろう) 廊下「……」 男 (えっと「視聴覚室」に来るようにって言われて) 廊下「……」 男 (オシッコしちょる間に、何故か皆居なくなって) 廊下「……」 男 (……視聴覚室ってどこだ? つかここ自体記憶に無いんだが) 廊下「……」 男 「誰かに聞いてみたいでもあるんだが、授業中なのか誰もおらんわい」 廊下「……」 男 (流石に職員室は不味いだろう…記憶無いのがバレそうだし…ってなんで俺は隠してるんだろう) 図書館「……」 男 「んお? 図書館か、図書館の管理にでも聞いてみるか」 カラカラ 男 「……さーせぇーん、誰か居ませんかぁ?」 男 (カウンターには……誰も居ないのか、少ししたら戻ってくるかねぇ) 鬱 「あ、男……くん」 男 「え?」 鬱 「珍しいんだね、こんな所で会うなんて」 男 「そ、そか? はは」 男 (コイツは俺の事知ってるみたいだのう、さて……『視聴覚室はどこだい? ハニー』は無理か……) 鬱 「でもどうしたの? 今の時間、男君のクラスは視聴覚室だと思ってたけど) 男 「あ、アハハ、何だか面倒になってのう……ここは読書にでも勤しんでみようかと」 鬱 「そう、本は……良いよね、現実を忘れさせてくれて」 男 「そ、そーですね」 男 (ぬ……? 何だか鳥肌が立つんだが……) 男 「はぁ……はぁ、お、俺がこの子を苦手にしている理由がやっと判った気が」 鬱 「うにゅー」 男 (とりあえず近くにあった一番大きい本でどついてみたんだが……) 鬱 「うにゅー」 男 「はぁ、流石に放置は不味いよなぁ」 鬱 「うにゅー」 男 (保健室ってのは大概職員室の近くだからな……この辺りに) 鬱 「お、男……くん?」 男 「んお? 気付いたか? あまり動くなよ、大きめの本が    棚の上から落ちて頭にぶつかったんだからな、決して誰かに殴られたわけじゃないぞ) 鬱 「……あ痛ッ…」 男 「ほら、動くな…それとも安定してないか?」 鬱 「ううん、その……男の人におんぶとかされたの…始めてだから」 男 「ふぅむ、まあいいわい。ホレ、保健室が見えてくるぞ」 (アンニュイサド=保健室の先生) サド キイッ 男 (え、エラくべっぴんな先生じゃあ……) サド「ふぅ……脳天を思い切り何かにぶつけたようね、しばらくベッドで横になってなさい」 鬱 「はい……すいません」 サド「いいわよ、それじゃごゆっくり」 男 (は、白衣さんじゃあ……) サド「さて、何があったのかしら?」 男 「えっ!? えっと棚の上から物凄い大きな本がですね、ポトリでドガンと」 サド「そう、災難ね……って何で右上を見ているの?」 男 「はっはっは、まさか」 男 (しまったああああ! く、癖がッ!) サド「ふぅ、まあいいわ…何時もの病気でしょうしね」 男 「へ?」 サド「へ、って男限定心中癖じゃない。でもやっぱり優しいのね。殺されかけても一応ここへ連れてくるんだもの」 男 「あ、あっはっは……そりゃあ女の子だしなッ!」 男 (な、何でバレたんだろうなぁ……とりあえず帰ろうかな…) 男 「それじゃ、ボクチンはこれで」 サド「お茶」 男 「は、はい?」 サド「聞こえなかった? 書類触るからお茶入れて頂戴」 男 「ハヒッ!!」 サド「お湯はポットでいいわ、茶葉は下の引き出し開けなさい」 男 「えと、あの今ですね一応授業中というか」 サド「早く」 男 「ハイッ!!」 サド「素直な子は好きよ、逆らう子は……もう! このペン使えないじゃない!」 ガンガン 男 (つ、使えない子は一体どうなるんじゃろうか……) サド「早ぁく」 男 「も、もうちょっとデスから……いやぁー実に良い葉ですなっ!」 サド「……ったく。早くしなさい」 (甘え下手の策略アンニュイ=甘え表記) 甘え「姉さん?」 サド「ん?」 甘え「少し頭痛薬分けて欲しいんだけど、ある?」 サド「ん」 甘え「ありがと、少し生理が重くって」 サド「そう」 甘え「…? 鬱さんまた何かしちゃったの?」 サド「何時もの事。男と心中しようとして失敗」 甘え「そう。で、男は?」 サド「心配?」 甘え「……そりゃあね」 サド「んっふっふ~お姉ちゃんは嬉しいわぁ、素直な妹で」 甘え「……?」 サド「嬉しい? 男くぅん?」 甘え「……えっ!?」 男 「や、やは♪」←汗 男 「えぅ……えぅー!」 サド「ホラ、男の子がちょっとした事で悲鳴あげないの」 男 「ひどいよぅ……ひどいよぅ…顔面にお茶なんてよぉおーいおい」 甘え「ったく、居るなら居るって言いなさいよね、もう」 サド「んっふ~照れちゃってまあ♪」 甘え「姉さんは黙ってて」 男 「も、もうちょっと優しく……薬塗ってくれぃ」 甘え「手つきもやらしいわよ、姉さん」 サド「羨ましい?」 甘え「別に」 サド「ホント、白くて綺麗な肌…んもぅ!」 男 「いだだっだだだだだ!」 甘え「……」 鬱 「すやすや」 甘え ぺしんっ!←平手 鬱 「ひうっ! ん……? ここは?」 男 「いだいですぅ…せんせぇ」 サド「ホラ、もうちょっとだから」 甘え「鬱さん、目覚ましたわよ。ここは私がやっておいてあげるから」 サド「そう? じゃあお願いね……」 男 (え、えっと……この子も知り合いなのか?) 甘え「あんまり見つめられるとやりづらいんだけど?」 男 「お、おう! すまんな」 甘え「……熱かった?」 男 「凄く」 甘え「そう」 男 「そ、それだけ? ねぇ!?」 甘え「……それが?」 男 「何でもねぇーです……スイマセン」 甘え「……ホラ、終わったわよ」 男 「あ、ありがとな」 甘え そっ 男 (おおおおお俺の頬に…手が) 甘え「……ごめんね」 男 「お、おう」 甘え「じゃあ姉さん、私いくわね」 サド「そうね、ついでに……次からはもっと上手くやりなさい、ね」 甘え「ッ! も、もう行くわ」 サド「ふふ、またね」 男 「?」 

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