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プロローグ 起きたらそこは薄暗い部屋だった。目の前の黒板、 今座っている椅子を見た所ここが教室だということが分かる。 でも自分の通う学校ではなかった。 「やっと起きたか」 声の方へ目をやると同じクラスで親友の友が立っていた。 「こんな事態でもなかなか起きないから心配したぜ、 相変わらずマイペースな奴だな」 そう言われて辺りを見渡すと周りにも生徒がいた。 顔馴染みのある奴から他クラスの生徒まで約40人くらいだろうか 自分と同じように椅子に座っていた。 「ここどこだ?」 「分からねえ、ただ一つ言えるのは俺たちは何者かに拉致られたって事だけだ」 まさか。笑って返そうとした時教室のテレビの電源がついた。 画面には学校内でよく目にする学習型アンドロイドが映っていた。 彼女の瞳は微かに哀愁を帯びていた。そして話し始めた。 ---- 「試立ほのぼの学園高校3年生の皆さんおはようございます。貴方達42名は見事ここ【学園島】で行われるゲームの出場者に選ばれました。」 いきなり突飛した話の内容に皆がざわついた。説明は続く 「貴方達にはそれぞれ、2日分の食料と1リットルの水が入ったボトルが2本、 地図、方位磁針、時計、懐中電灯、そして特定の武器が与えられます。武器は全員に渡されます」 武器?ますます話が見えてこない、その疑問を一番先に聞いた者がいた クーだ。 「ゲームの出場者なんて聞いていない、それに食料や武器なんてまるで 私たちがサバイバルゲームをするようではないか!!」 アンドロイドは静かな口調で説明する 「説明が不十分でした。このゲームは最後まで生き残った人が勝者となる 殺 人 ゲ ー ムです」 空気が凍りついた。周りが静まり返った、アンドロイドの説明はなお続く 「このゲームを成立させる上で、最も重要なアイテムが皆さんの首に設置された首輪です。 それぞれの首輪には発信機が付いています、生徒の現在位置と生体反応を常にこちら側に送信し続けています。 これにより、生き残っている生徒の数とその現在地をこちらが把握しています。」 もう何が何だか分からない。これは悪い夢なのかと思いたかった。 しかし首には確かに首輪がついていた。 「無理に外そうとしないでください。この首輪には爆弾も取り付けられていています。 もしこのゲームを逃げようとしたら・・・・・・」 ボンッ!! その瞬間アンドロイドの首から上が吹っ飛びテレビの放送は砂嵐が流れ、消えた ---- まだ頭がこの事態に追いつかない、目の前で首を吹っ飛ばされた アンドロイドの映像が現実離れしていたからだ あちらこちらから聞こえる嘆き声や啜り声が徐々に現実へと引き込まれる。 「殺人ってありえねえだろ・・・・・・JK」 友の口調は落ち着いていたが呼吸が少し乱れていた。 その時追い討ちをかけるように校内放送が流れた、肉声を加工したような機械音だった 「先ほどの映像でお見せした首輪の危険性テストは如何でしたでしょうか。 他にも首輪が爆発する仕組みがあります、禁止エリアへの進入です 今から2分おきに貴方達を一人一人食料と武器の入った鞄を渡し外へ出発していただきます 全員出発した20分後を以て、そのスタート地点から半径200mが禁止エリアとなります。学校内に忘れ物をなさらないようにしてください。 因みに学園島は1エリアが2km×2km、ほぼ正方形の人工島です。エリアは合計25あります。エリア端から数えてA~E、1~5とありそれぞれの組み合わせで現在地が分かります。」 ---- 「その後は定時放送で死亡者と禁止エリア地区を流します。 禁止エリアの座標はコンピューターによって不規則に決められるので どこが禁止エリアになるのかは放送を聞くまでは分かりません。 尚放送は一回しか流しませんので聞き逃しのないようお願い致します。質問はありますか?ありませんね?では ゲ ー ム を 始 め ま す」

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