「アーキテクト」(2005/07/16 (土) 16:54:28) の最新版変更点
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アーキテクトとは何者か。何を身につける必要があるのか。
*アーキテクトとは何者か?
-「職業としてのソフトウェアアーキテクト」
--クライアントとビルダーを結びつける者。
--職責として「設計」を持つ。(ビルダーの職責は「構築」のみであり、「設計」はもたない。ただし、アーキテクトにまかされた部分の設計を行うことはありうる。)
--↑では、ビジネス要求開発やシステム要求開発までアーキテクトの責務になってしまうため、もう少し幅を狭める必要があると思われる。
*現状のソフトウェア業界が持つ問題点との関連
-職責(役割)が明確にされていないため、ビルダーやエンジニアが設計の領域に踏み込み、場当たり的な設計/構築を繰り返している。
-ビルダーやエンジニアの専門分野は技術的な部分に偏っているため、クライアントの立場を考慮した成果物を生み出しづらい。
-ビルダーがエンジニアリングや設計を、エンジニアがビルダーや設計の領域も受け持とうとしているため、職責が重くなりすぎる傾向がある。
-現在のソフトウェア業界は、精神病患者が精神病院を運営している状態(=エンジニア・ビルダーが技術の世界に閉じてシステムを構築している状態)
*具体的なアーキテクトの職責は?
**設計
設計の三要素を満たすこと。
-ニーズ
-構造
-デザイン
**設計上の問題解決
**構築計画の策定
***ニーズ
-クライアントの要望を聞き取る
-独創的な解決策を生み出す
-構造に反映させる
***構造
***デザイン
*ITSSによるITアーキテクト
**職種共通スキル項目
***アーキテクチャ構築
-ソリューションアーキテクチャ構築
--ビジネス要件分析、定義
--ソリューション構造の検討、作成
-代替ソリューション分析
--ビジネス要件分析、定義
--代替ソリューションの識別、比較
--代替ソリューション構造の検討、作成
-要件分析
--ビジネスゴール、ビジネス目標の把握
--ビジネス要件分析、定義、優先順位付け
***デザイン
-モデリングテクニック活用
--プロトタイピング活用と実践
--ベンチマーキング活用と実践
--パフォーマンスモデリング活用と実践
-再利用手法
--ソフトウェア部品の利用
--先行プロジェクトの成果物利用
-技術検証
-規模見積
-IT 標準の適用
-データモデリンク、プロセスモデリンクの適用
***テクニカル
-技術動向
--アプリケーションに関する技術動向の把握と提言
--データサービス技術動向の基本的把握と提言
--ネットワーク技術動向の基本的把握と提言
--セキュリティ技術動向の基本的把握と提言
--システムサービス技術動向の基本的把握と提言
-プラットフォームとソリューションコンポーネントの比較
--複数のプラットフォームとコンポーネント間の比較と最適解の決定
-システム運用技術の検証
-技術問題解決
***メソドロジ
-メソドロジの選択と適用
--比較
--分析
--選定
--適用
-適用業務開発プロセス
--ウォーターフォール型、スパイラル型、RAD 型等の最適開発プロセスの検討と適用
***コンサルティング
-コンサルティング技術
--データ収集
--データ分析
--仮説設定
--検証
***プロジェクトマネジメント
-プロジェクト計画策定
--プロジェクト計画メソドロジの活用、実践
-プロジェクト計画の実施
--一般的な管理スキルの活用、実践
--製品スキルと知識の修得と活用
--承認プロセスの把握
--進捗管理会議運営
--組織プロシージャの把握
-統合変更管理
--変更管理
--構成管理
--プロジェクト進捗評価基準の活用、実践
-ソフトウェアエンジニアリング
--アプリケーション開発手法の活用、実践
***インダストリ
-インダストリアプリケーション
--共通アプリケーション
--インダストリ固有アプリケーション
-インダストリビジネス動向、技術動向、競業状況の把握
-インダストリ用語、関連法規の把握と活用
***リーダーシップ
-技術的方向性の設定
--リーダーシップの基本や原則の把握、実践
-リーダーシップ (一般)
--リーダーシップの基本や原則の把握、実践
--チームワークとコミュニケーションの実践
-リーダーシップ (技術チーム内)
--目標の設定
--IT アーキテクト業務の推進
--IT アーキテクト業務の実行
--IT アーキテクト業務管理
--チームメンバとの連携
--チームメンバの動機付けと達成感共有
-リーダーシップ (技術チーム以外)
--目標の共有
--IT アーキテクト業務の推進
--IT アーキテクト業務の実行
--協業
***コミュニケーション
-コミュニケーション (2way)
--対話、インタビューの実施
--意思疎通
--コミュニケーション手法の活用、実践
--効果的な話し方、聞き方の活用、実践
-コミュニケーション (情報伝達)
--プレゼンテーション技術の活用、実践
--公式、非公式文書の作成
--文書表現、表現技法の活用、実践
--メディア選択
--説得技法の活用、実践
-コミュニケーション (情報の処理)
--状況対応能力の育成、実践
--状況理解力の活用、実践
--ミーティング運営技術の活用、実践
***ネゴシエーション
-ネゴシエーション
--交渉プロセスの把握、実践
--効果的な交渉技法の活用、実践
--信頼関係の確立
--目標の設定
--共通利益
--論理的思考の実施
--問題解決手法の活用、実践
**専門分野固有スキル項目
***アプリケーション機能デザイン
-アプリケーション開発メソドロジ
--最適メソドロジ選択と活用
--適用ガイダンスの作成
--標準化の実施
-アプリケーションデザイン
--機能、入出力、新業務フローデザイン
-ツールの選択と活用
--開発言語ツールの選択と活用
--アプリケーション開発ツールの選択と活用
--ライブラリ管理ツールの選択と活用
-テストの計画と実施
--テスト計画の策定
--テスト技法の選択
--テスト技法ガイダンスの作成
--テスト環境ツール選択
-インダストリ環境
--業界別事業環境の把握と活用
--業界別規制状況/慣習の把握と活用
-インダストリ業務内容
--業界別固有業務内容/特性の把握と活用
-インダストリ最新動向
--業界別最新動向の把握と活用
--業界別システム導入事例の把握と活用
-インダストリアプリケーション設計
--最適プラットフォーム選定
--インダストリアプリケーションデザインの実践
***データ構成要素デザイン
***ネットワークデザイン
***セキュリティデザイン
***システム運用管理デザイン
*参考文献
-職業としてのソフトウェアアーキテクト
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4894715651/ref=sr_aps_b_/249-0749988-5817167
*参考リンク
-ITアーキテクトの道
http://jibun.atmarkit.co.jp/lskill01/rensai/hagimoto05/hagimoto01.html
アーキテクトとは何者か。何を身につける必要があるのか。
*アーキテクトとは何者か?
-「職業としてのソフトウェアアーキテクト」
--クライアントとビルダーを結びつける者。
--職責として「設計」を持つ。(ビルダーの職責は「構築」のみであり、「設計」はもたない。ただし、アーキテクトにまかされた部分の設計を行うことはありうる。)
--↑では、ビジネス要求開発やシステム要求開発までアーキテクトの責務になってしまうため、もう少し幅を狭める必要があると思われる。
*現状のソフトウェア業界が持つ問題点との関連
-職責(役割)が明確にされていないため、ビルダーやエンジニアが設計の領域に踏み込み、場当たり的な設計/構築を繰り返している。
-ビルダーやエンジニアの専門分野は技術的な部分に偏っているため、クライアントの立場を考慮した成果物を生み出しづらい。
-ビルダーがエンジニアリングや設計を、エンジニアがビルダーや設計の領域も受け持とうとしているため、職責が重くなりすぎる傾向がある。
-現在のソフトウェア業界は、精神病患者が精神病院を運営している状態(=エンジニア・ビルダーが技術の世界に閉じてシステムを構築している状態)
*具体的なアーキテクトの職責は?
**設計
設計の三要素を満たすこと。
-ニーズ
-構造
-デザイン
**設計上の問題解決
**構築計画の策定
***ニーズ
-クライアントの要望を聞き取る
-独創的な解決策を生み出す
-構造に反映させる
***構造
***デザイン
*ITSSによるITアーキテクト
**職種共通スキル項目
***アーキテクチャ構築
-ソリューションアーキテクチャ構築
--ビジネス要件分析、定義
--ソリューション構造の検討、作成
-代替ソリューション分析
--ビジネス要件分析、定義
--代替ソリューションの識別、比較
--代替ソリューション構造の検討、作成
-要件分析
--ビジネスゴール、ビジネス目標の把握
--ビジネス要件分析、定義、優先順位付け
***デザイン
-モデリングテクニック活用
--プロトタイピング活用と実践
--ベンチマーキング活用と実践
--パフォーマンスモデリング活用と実践
-再利用手法
--ソフトウェア部品の利用
--先行プロジェクトの成果物利用
-技術検証
-規模見積
-IT 標準の適用
-データモデリンク、プロセスモデリンクの適用
***テクニカル
-技術動向
--アプリケーションに関する技術動向の把握と提言
--データサービス技術動向の基本的把握と提言
--ネットワーク技術動向の基本的把握と提言
--セキュリティ技術動向の基本的把握と提言
--システムサービス技術動向の基本的把握と提言
-プラットフォームとソリューションコンポーネントの比較
--複数のプラットフォームとコンポーネント間の比較と最適解の決定
-システム運用技術の検証
-技術問題解決
***メソドロジ
-メソドロジの選択と適用
--比較
--分析
--選定
--適用
-適用業務開発プロセス
--ウォーターフォール型、スパイラル型、RAD 型等の最適開発プロセスの検討と適用
***コンサルティング
-コンサルティング技術
--データ収集
--データ分析
--仮説設定
--検証
***プロジェクトマネジメント
-プロジェクト計画策定
--プロジェクト計画メソドロジの活用、実践
-プロジェクト計画の実施
--一般的な管理スキルの活用、実践
--製品スキルと知識の修得と活用
--承認プロセスの把握
--進捗管理会議運営
--組織プロシージャの把握
-統合変更管理
--変更管理
--構成管理
--プロジェクト進捗評価基準の活用、実践
-ソフトウェアエンジニアリング
--アプリケーション開発手法の活用、実践
***インダストリ
-インダストリアプリケーション
--共通アプリケーション
--インダストリ固有アプリケーション
-インダストリビジネス動向、技術動向、競業状況の把握
-インダストリ用語、関連法規の把握と活用
***リーダーシップ
-技術的方向性の設定
--リーダーシップの基本や原則の把握、実践
-リーダーシップ (一般)
--リーダーシップの基本や原則の把握、実践
--チームワークとコミュニケーションの実践
-リーダーシップ (技術チーム内)
--目標の設定
--IT アーキテクト業務の推進
--IT アーキテクト業務の実行
--IT アーキテクト業務管理
--チームメンバとの連携
--チームメンバの動機付けと達成感共有
-リーダーシップ (技術チーム以外)
--目標の共有
--IT アーキテクト業務の推進
--IT アーキテクト業務の実行
--協業
***コミュニケーション
-コミュニケーション (2way)
--対話、インタビューの実施
--意思疎通
--コミュニケーション手法の活用、実践
--効果的な話し方、聞き方の活用、実践
-コミュニケーション (情報伝達)
--プレゼンテーション技術の活用、実践
--公式、非公式文書の作成
--文書表現、表現技法の活用、実践
--メディア選択
--説得技法の活用、実践
-コミュニケーション (情報の処理)
--状況対応能力の育成、実践
--状況理解力の活用、実践
--ミーティング運営技術の活用、実践
***ネゴシエーション
-ネゴシエーション
--交渉プロセスの把握、実践
--効果的な交渉技法の活用、実践
--信頼関係の確立
--目標の設定
--共通利益
--論理的思考の実施
--問題解決手法の活用、実践
**専門分野固有スキル項目
***アプリケーション機能デザイン
-アプリケーション開発メソドロジ
--最適メソドロジ選択と活用
--適用ガイダンスの作成
--標準化の実施
-アプリケーションデザイン
--機能、入出力、新業務フローデザイン
-ツールの選択と活用
--開発言語ツールの選択と活用
--アプリケーション開発ツールの選択と活用
--ライブラリ管理ツールの選択と活用
-テストの計画と実施
--テスト計画の策定
--テスト技法の選択
--テスト技法ガイダンスの作成
--テスト環境ツール選択
-インダストリ環境
--業界別事業環境の把握と活用
--業界別規制状況/慣習の把握と活用
-インダストリ業務内容
--業界別固有業務内容/特性の把握と活用
-インダストリ最新動向
--業界別最新動向の把握と活用
--業界別システム導入事例の把握と活用
-インダストリアプリケーション設計
--最適プラットフォーム選定
--インダストリアプリケーションデザインの実践
***データ構成要素デザイン
-データ構造設計手法
-データモデリング
--データモデリング技術の適用
--データモデリングツールの選択と活用
-データの物理環境設計
-データキャパシティプランの作成
-ストレジ管理
-データベースパフォーマンス管理
***ネットワークデザイン
-ネットワークストラテジの検証と策定
-ネットワークアーキテクチャの検証と策定
-ネットワーク環境の検証
-ネットワーク要件の検証と策定
-ネットワークデザイン
--トポロジ選択
--コンポーネント選択
--ネットワーク標準選択
-ネットワークデザインメソドロジの活用
***セキュリティデザイン
-セキュリティ要件の把握
-セキュリティ機能、プロトコル、運用の定義
-セキュリティデザイン
--耐監査性設計
--機密性設計
--可用性設計
--完全性設計
--識別と認証設計
--PKI
--暗号化技術の適用
--ネットワークセキュリティ技術の適用
--その他
***システム運用管理デザイン
-情報システム運用要件の把握
-システム運用管理デザイン
--キャパシティ管理の適用
--問題管理の適用
--変更管理の適用
--回復管理の適用
--災害対策の適用
--構成管理の適用
--インフラ設計
--エンドユーザ支援設計
--資産管理の適用
--その他
*参考文献
-職業としてのソフトウェアアーキテクト
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4894715651/ref=sr_aps_b_/249-0749988-5817167
*参考リンク
-ITアーキテクトの道
http://jibun.atmarkit.co.jp/lskill01/rensai/hagimoto05/hagimoto01.html
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