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あらすじ 猫とツン 完結編 飛行機内に吹きすさぶ嵐 ツンの頬を叩くクー 偶然の重なりが 男とツンの間の溝を更に広く深くしていく 所変わって石川県 なぜか猫とウエックス ウエックス一人で帰れない ---- 猫  「ほう、一人では帰れないとな?」 ウエックス 「そう!だからボクと一緒に・・・えっと」 猫  「なんじゃい?その紙キレ」 ウエックス 「これは修学旅行の案内だよ・・・えっと京都の・・・」 猫  「・・・まあ頑張れよ、俺は眠いんだ」 ごろごろ ウエックス 「ちょっと!!!起きてよ・・・・ここ!ここまで一緒に行こうよ!」 猫  「新幹線の中はペット禁止や」 ウエックス 「えっと・・・この中なら」 猫  「オイコラ、俺がなんで貴様のバッグに籠らねばならんのだ」 ウエックス 「だって!そうじゃないと・・・一緒に」 猫  「そもそも行くなんて一言も言ってねぇ!!」 ウエックス 「ほら・・・仲の良い・・・えっとツン子だっけ?会えるよ!」 猫  「・・・別に」 ウエックス 「あのクラスも最近はおかしくなっちゃってるし・・・何かあったの?」 猫  「おかしいって?」 ウエックス 「いや、なんかもの凄く暗いというか、喧嘩してるのかな?」 猫  「・・・」 ウエックス 「ん?」 飛行機は空を飛ぶものです ぐおんぐおんと音を立て、空を舞う飛行機 その飛行機の中、客席側は異様な空気で一杯だった ツン 「・・・」 優  「ツン子さん・・・」 渡辺 「うにゃうにゃ・・・zzz」 佐藤 「・・・」 鮫子 「・・・」 ツンバカ 「さ・・・鮫子ぉ・・・落ち着いて」 あてんしょんぷりーず もうすぐ京都につくぜウヒョヒョー 瀬戸大橋くぐりますウヒョヒョー 俺  「その・・・突っ込める空気じゃねえんだよ・・・」 友  「なんで超ワル親父・・・」 男  (ツン子・・・) 佐藤 「男君・・・」 男  「ん・・・わぁ!?どどどどどどうした!?」 佐藤 「京都のホテルで・・・時間貰えるかしら?」 荘厳 「男と佐藤さん・・・何か話ししてますね・・・」 ヒー 「勝手にしろ・・・もういいよ・・・あんな奴ら」 クー 「ヒート、そう言うな」 荘厳 「そうです、今一番悲しそうな顔をしてるのは男様なんですから」 シュ 「そうかねぇ・・・あっしには良くわからんデゲス」 席の近い4人はひそひそと話をする 荘厳 「そう言えば・・・ミリ子さんは?」 シュ 「空港で捕まったよー」 空港にて----------- 警備 「これは・・・?」 ミリ  「よくぞ聞いてくれた!!私たち芸術家はまず己の中に問いかけるのです・・・」 警備 「ジーザスネタかよ・・・どう見ても銃です本当にありがとうございました」 ミリ  「わ・・・私も京都の行くのだっ!!!!」 ミリ子:脱落? きーん----だうっ!だうん・・・だう------- 飛行機が着陸する 殆どの無言で通したこの京都までの長い時間 皆が異様に疲れていた 渡辺 「あれれ~私の手荷物が無いよ~??」 佐藤 「あの・・・渡辺さん?全部食べちゃったんだけど・・・」 渡辺 「わ、びっくりだよ~」 鮫子 ガクガクブルブル ツンバカ 「さ・・・鮫子!!ほらほら!!地面だよ!!地面だよ!!」 鮫子 コツ---「ふう・・・少し疲れたわ」 ツンバカ 「も、戻るの早いね・・・」 ツン 「・・・」 優  「ツン子さん疲れてないー?」 ツン 「え?う、うん!大丈夫よ・・・ごめんね変に気ぃ使わせて・・・」 優  「うん、気にしないでいいんだよー」 ツン 「えへ、楽しもうね優ちゃん」 優  「うん」 俺 「ホーーーーーーー!!!!」 友 「テーーーーーーー!!!!」 B 「ルーーーーーーー!!!!」 目の前にそびえ立つ超巨大ホテル「VIP・ザ・武道」 地上68階からなるその古都の雰囲気ぶち壊しの、まさに圧巻の建物 太田 「それじゃ、部屋割りのプリント・・・班長は確認しとけよー」 優  「わかったんだよー」 クー 「うむ」 偽善 「はいはい」 軍師 「了解した」 アホ 「荒鷹!あの屋上での荒ぶるポーズは気持ちいいかもしれんぞ!!」 荒鷹 「そそそっそそそ!そうだね!!潜入作戦開始よ!!」 わーっと散る皆の衆 やはり閉鎖空間の連続は皆に多大なストレスを与えていた 太田 「んじゃ・・・後二時間くらいで夕食だから・・・それまでは自由時間なー」 歓声があがった 僕たちの修学旅行はこれからだ! ウエックス 「うえ?詳しく聞かせろって・・・?」 猫  「・・・だから、あの連中が揉めとるってどういうこっちゃ?」 ウエックス 「ボ・・・ボクはよく判らないんだけど・・・なんか屋上であったみたいだよ」 猫  「・・・」 ウエックス 「聞いても皆、あまり喋ってくれないんだ・・・」 猫  「行くぞ」 ウエックス 「うえ?どこに?」 猫  「・・・京都まで行ってやるわい・・・」 ウエックス 「本当!?やったぁ!」 猫  「ふん」 犬  「きょうといくの!?きょうといくの!?ぼくもいくいく!!」 鸚鵡 「イクー!」 猫  「いたんかい・・・」 ウエックス 「な・・・色々増えたよぅ・・・」 ミリ子 「ふう・・・日本の空港はケチ臭い・・・たかが20丁の銃と爆薬その他兵器くらい・・・」 がんがん!がちゃ・・・どるんどっどっどっどっど ミリ子 「ここから約・・・8時間だな・・・」 どっどっどっどっどっどっど ミリ子 「さて・・・行こうか・・・」 がしゃんと音が鳴り響いた瞬間、大きめのジープが宙を舞った ミリ子 「ここで脱落してたまるかぁぁぁぁぁ!!!!待ってろ!!京都!!!」 ブロロロロロロロロッロ・・・・ 全てが修学旅行先の京都に向かって動き始める

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