「ねこつん12」(2006/09/27 (水) 20:02:17) の最新版変更点
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あらすじ
猫とツンのお話
猫も男の子
男にねじ伏せられる姿を見られた事が悲しく、恥ずかしく
ツンの両腕を振り切り姿を消す
ツンは男の無神経な一言に、男の顔面に蹴りをいれてしまう
怒る仲間たちを余所目に
事情を知るのか知らないのか
鮫子もまた男の顔面に蹴りを入れる
そこまでの話
----
ヒー 「鮫子!!!貴様!!!!」
激るヒート
クー 「どういうことだ・・・鮫子」
ゆらりと立ち上がるクー
荘厳 「内容如何によっては・・・」
背後から黄金のオーラを立ち上らせる荘厳
ミリ 「許さん!!」
既にトリガーに指を掛けるミリ子
その四人が鮫子を囲むように立ち位置を取る
鮫子 「・・・ふん」
鼻で四人を笑う鮫子
男 「ちょ!お前ら止めろ!!!」
四人を必死で止める男、しかしその時
佐藤 「・・・私は・・・鮫子さんに付くわ」
渡辺 「ふえぇ!?」
すっと鮫子の背後に回る佐藤さん
佐藤 「・・・ずっと・・・男は・・・渡辺さんを、泣かしているもの」
ツン 「いいかげんにしてよ!!」
ツン子は叫ぶ
ツン 「こんな・・・こんなの無いよ!!私、そんなの・・・」
鮫子 「・・・私には皆と喧嘩する理由は無いわ」
佐藤 「言われてみれば・・・そうね」
しかし引き下がらないヒート
ヒー 「じょ・・・冗談じゃないぞ!!お前らぁぁ!!!
男がヒートの肩を掴み、後ろへ流す
男 「・・・その、何が理由かは・・・その良く判らないが、一応」
クー 「男、謝るな」
男 「クーは黙ってろ!」
クー 「!」
一瞬びくんと体を揺らし、目を伏せるクー
鮫子 「・・・猫以下ね」
そう呟くと鮫子は背を向けすたすたと歩き始める
佐藤さんもまた、渡辺さんの所に戻るのだった
アレから数時間、既に夕方
あの共に歩いたツンのウチまでの帰り道
電柱の明かりの下、道路の脇の壁の上。猫は座っている
ちりんちりんと自転車のベルが鳴る
赤い世界の中で、猫はずっと考えていた
もうここには居られないと。
これ以上居たら彼女の学校での居場所すら無くしてしまう
もしかしたらもうすぐここをツン子が通るかもしれない
身を翻し、そこを離れる
猫 「・・・」
ふと見上げる空の彼方
今度生まれ変わったら
幸せな彼女の傍らの、木陰になりたいと
だから今まで信じた事の無い神よ、今だけ彼女の幸せを心より願おう
ツン 「猫っ!!!どこ行ったのよ!!」
あれからどのくらい探しただろう
ツン 「猫ぉぉぉぉぉぉ!!!!出て・・・来てよぉ・・・」
男 「ツン・・・その、オレのせいで、その」
ツン 「・・・猫が・・・居なく・・・あやまっだら・・・ぶんなぐる・・・猫ぉ・・・」
あれから猫は姿を消した
今度生まれ変わったら
幸せな彼女の傍らの、木陰になりたいと
だから今まで信じた事の無い神よ、今だけ彼女の幸せを心より願おう
あらすじ
猫とツンのお話
猫も男の子
男にねじ伏せられる姿を見られた事が悲しく、恥ずかしく
ツンの両腕を振り切り姿を消す
ツンは男の無神経な一言に、男の顔面に蹴りをいれてしまう
怒る仲間たちを余所目に
事情を知るのか知らないのか
鮫子もまた男の顔面に蹴りを入れる
そこまでの話
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ヒー 「鮫子!!!貴様!!!!」
激るヒート
クー 「どういうことだ・・・鮫子」
ゆらりと立ち上がるクー
荘厳 「内容如何によっては・・・」
背後から黄金のオーラを立ち上らせる荘厳
ミリ 「許さん!!」
既にトリガーに指を掛けるミリ子
その四人が鮫子を囲むように立ち位置を取る
鮫子 「・・・ふん」
鼻で四人を笑う鮫子
男 「ちょ!お前ら止めろ!!!」
四人を必死で止める男、しかしその時
佐藤 「・・・私は・・・鮫子さんに付くわ」
渡辺 「ふえぇ!?」
すっと鮫子の背後に回る佐藤さん
佐藤 「・・・ずっと・・・男は・・・渡辺さんを、泣かしているもの」
ツン 「いいかげんにしてよ!!」
ツン子は叫ぶ
ツン 「こんな・・・こんなの無いよ!!私、そんなの・・・」
鮫子 「・・・私には皆と喧嘩する理由は無いわ」
佐藤 「言われてみれば・・・そうね」
しかし引き下がらないヒート
ヒー 「じょ・・・冗談じゃないぞ!!お前らぁぁ!!!
男がヒートの肩を掴み、後ろへ流す
男 「・・・その、何が理由かは・・・その良く判らないが、一応」
クー 「男、謝るな」
男 「クーは黙ってろ!」
クー 「!」
一瞬びくんと体を揺らし、目を伏せるクー
鮫子 「・・・猫以下ね」
そう呟くと鮫子は背を向けすたすたと歩き始める
佐藤さんもまた、渡辺さんの所に戻るのだった
アレから数時間、既に夕方
あの共に歩いたツンのウチまでの帰り道
電柱の明かりの下、道路の脇の壁の上。猫は座っている
ちりんちりんと自転車のベルが鳴る
赤い世界の中で、猫はずっと考えていた
もうここには居られないと。
これ以上居たら彼女の学校での居場所すら無くしてしまう
もしかしたらもうすぐここをツン子が通るかもしれない
身を翻し、そこを離れる
猫 「・・・」
ふと見上げる空の彼方
今度生まれ変わったら
幸せな彼女の傍らの、木陰になりたいと
だから今まで信じた事の無い神よ、今だけ彼女の幸せを心より願おう
ツン 「猫っ!!!どこ行ったのよ!!」
あれからどのくらい探しただろう
ツン 「猫ぉぉぉぉぉぉ!!!!出て・・・来てよぉ・・・」
男 「ツン・・・その、オレのせいで、その」
ツン 「・・・猫が・・・居なく・・・あやまっだら・・・ぶんなぐる・・・猫ぉ・・・」
あれから猫は姿を消した
今度生まれ変わったら
幸せな彼女の傍らの、木陰になりたいと
だから今まで信じた事の無い神よ、今だけ彼女の幸せを心より願おう
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