「王様ゲーム」(2006/11/28 (火) 16:00:28) の最新版変更点
追加された行は緑色になります。
削除された行は赤色になります。
出演者
・男 ・俺 ・内藤 ・火星人 ・渡辺さん(with佐藤さん) ・クー
中世のイギリス。この時代はまさに絶対的独裁力、つまり王と、なんの権力も力も持たない民衆との、
戦いの時代であったといえる。
権力は物理的エネルギーを持たず、権力者の一言で世界を捻じ曲げる、絶対なる力。
現代では見えない壁に隔離され、公にはされにくくなった。それを疑似体験する術。それが俗に言う「王様ゲーム」である。
男「ルールは簡単だ。この箱から1人1枚紙切れを取り、自分に割り振られた番号を確認する。
“王”と書いてある紙を手にしたものだけが、命令を下すことができる」
内藤「質問だお」
男「許す。申せ」
内藤「一般的な命令としては、“X番がY番に○○をする”とかが多いお。
でも、“X番が王に○○する”とかでもいいのかお?」
男「つまり命令に王が干渉するということか。許可しようか」
火星人「ではわたしも1つ、質問させてもらいたい」
男「どうぞ」
火星人「命令の内容に、決まった形は求めるか否か。
例えば、“X番は全員の前で○○する”や“X番とY番とZ番で○○をする”とか」
男「要は夢をひろげるかどうか、か。俺、君の意見を聞こうッ!」
俺「・・・・・・」
俺「・・・」
俺「別にいいんじゃないのか?」
男「・・・だそうです」
火星人「把握した」
男「ん~、質問はもう無いな? では始めよう。王と民衆の侵攻と攻撃をッ!!」
男「オレのターン! 紙切れを1枚取り、ターンエンド!」
内藤「ずっとブーンのターン!!」
俺「紙を全部取るな!」
渡辺「あれれ~? もう紙がないよぉ~?」
クー「・・・わたしが介入する隙間がないな」
ドローステップ、終了。ターン1へ移行。 王様・・・内藤
内藤「うーん。どうするかお・・・。―――よし。1番と2番は・・・・・・」
男「!?」 ←1番
俺「!?」 ←2番
内藤「甘党だお」
男「死ね! 今更マサルさんネタ出すんじゃねえよ!」
俺「心臓のドキドキを返せ!」
内藤「アッー!! ごめんなさいだお! やり直すお!」
ターン1 Take2
内藤「3番は5番の・・・・・・」
クー「!?」 ←3番
火星人「?」 ←5番
内藤「触手に気をつけるお!」
クー「気をつけてどうするんだ」
火星人「お前には学習能力が無いのか」
内藤「そこはおしりだお! おしりはらめ・・・アッー!!」
内藤―――失脚
ターン2 王・・・火星人
火星人「3番は王に」
内藤「!?」 ←3番
火星人「エビ30尾を献上。もちろん伊勢海老で」
内藤「伊勢海老で!!!」
リタイア
内藤――― 破産
ターン3 王・・・・・・渡辺さん
渡辺「どうしようかなー。えっと、5番は~」
内藤「おっ?」 ←5番
渡辺「ハバネロ一気食いだよ~」
内藤「アッー!!」
リタイア
内藤―――再起不能
そして一旦休憩へ。
渡辺「あれれ~? わたしのハバネロが減ってるよ~?」
ターン4 王・・・・・・再び渡辺さん
渡辺「んー・・・2番と5番が・・・」
俺(2番、俺か・・・!)
火星人「ん?」 ←5番
渡辺「ハバネロで」
俺「また!?」
渡辺「ポッキーゲームだよ」
俺「どうみても無理です。ありがとうございました」
男「5番は誰だ?」
火星人「わたしだ」
俺「火星人がポッキーゲームを知ってるはずが無いよな。な? だからこの命令は無効と・・・」
火星人「知ってるぞ。両端を口で咥えて食べていくアレだろう?」
俺「そこは“知らない”ととぼけるところだろう・・・・・・」
火星人「わたしが人間の姿だと、多少抵抗があるだろう。姿を変えてくるから待っておけ」
1分後
火星人「待たせたな」
俺「グロっ!」
火星人「さぁ、始めるとしよう」
俺「え、何? ドッキリカメラはどこ?
ちょ、マジ話かよ! 俺に近づくなァアァアーッ!!」
ttp://www.kahaku.go.jp/exhibitions/vm/resource/tenmon/space/mars/images/mars_05-1.gif
*精神に異常をきたす可能性があります
男「なんという光景! これが異星人同士の戦いか!」
クー「一方的に口にねじ込まれてるな。地球の科学力を持ってしても、火星人を越えることはできないのか・・・!」
佐藤「・・・渡辺さん・・・見ちゃだめ・・・・・・」
俺―――辛さのために再起不能
火星人―――タコの唐辛子漬けになって再起不能(*残りはスタッフがおいしくいただきました)
男「残りは自身を含めて3人。続行不可能だな。異議は?」
クー「ないな」
渡辺「わたしも~」
男「よし、これにて王様ゲームを終了とする。また今度やろう。人数を大幅増やしてな」
現時刻を持ち、1つの権力という鎖は取って払われた!
しかし、今に至る過程で、大きく、たくさんの犠牲があったことを忘れてはならない・・・。
さらに、君たちが生きる現代にも、いまだ多くの権力による独裁が存在している。
この事を肝に刻み、世界をより安定させるための、丈夫な歯車の一部となってもらいたい。
内藤の日記から抜粋
―――10年後
女の子「あー、お菓子配りのお兄さんだー! お兄さーん! うまい棒ちょーだい!」
内藤「うまい棒かお? なら、おとっときのコンポタ味をプレゼントだお」
女の子「ねぇ、おじさん。何かおもしろいお話してー! 素手で独裁政治をぶっ飛ばした話みたいなの!」
内藤「んー・・・。よし、今日はお兄さんがハバネロ嫌いになったお話をしてあげるお。
今は遠い、10年前の肌寒い日の事―――」
将来、孫にくれてやろうと思うお菓子はハバネロ。なぜなら、彼も特別な存在だからです。
内藤の奇妙は冒険 ~Fin~
表示オプション
横に並べて表示:
変化行の前後のみ表示: