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ねこつん23

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匿名ユーザー

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あらすじ

誤解殺気

高校一年から、あの日から想ってた誤解殺気
想いは届かずただ泣きながら走り去る恋の終わり
その想いは男の背中をそっと押す


鮫子

高校一年の時に出会いし人
初恋の思い出を抱きつつそのまま、たとえ報われなくても

忘れろなどと軽く言う人は信じない、前を向いてなんて安い恋愛小説みたいな言葉が嫌い
その強さはツンの背中をばんと叩く


ツン子

押された背中の勢いそのままに
彼女は----------------------いや

彼女たちは走り出す

部屋のドアを思い切り蹴飛ばしたかのような音がする

ツン 「さあ!希望の朝よ!」

鮫子 「・・・なんで元気なのよ・・・ふぁ」

ツン 「いいじゃない!」
そう言うと彼女はぐいと鮫子の手を引っ張る

ツン 「行こうよ!鮫子!んー!」

鮫子 「あぁ・・・もう・・・なんで腕組み・・・」
不意に部屋の奥から声が聞こえる

渡辺 「あれれ~優さん起きないよ~?」

佐藤 「え・・・私が起こしてみるわ・・・ツン子と鮫子は先に行ってて」

ツン 「ん?うん、判ったわ!でも眠いならゆっくり寝かして・・・」

鮫子 「ふぁ・・・あたしも眠いわ・・・」
とりあえず鮫子とツン子は食堂へ向かう

毒物が食堂の朝食にそっと近づく
そして指をそっと突っ込み、一舐め

毒物 「これは・・・青酸カリ!!」 ぴかーん
脇谷 「な・・・何この人・・・」

食堂はわいわいと騒がしい
飛行機に乗れないB組人外・Sが合流できたのか
皆が手を取り合ってきゃいきゃいしている

魔幼 「うう・・・少しふらふらするで・・・へぶっ!」
内魔 「ああ・・・そそそっそその・・・・大丈夫・・・ですか?」
側近A「・・・いいですな」
側近B「・・・いいですね」
内魔 「あの、何が一体・・・」

バイキング形式の朝食
皆、好きなメンバー、班毎に席をとりあい、わいわいきゃっきゃ

そんな幸せ空間に一人の女性、佐藤さんが息を切らせながら走ってくる

佐藤 「ゆ・・・優さんの・・・調子が・・・おかしい!目を・・・覚まさない!!」

その頃、男は寝ぼけ眼を擦りながら食堂へ向かっていた

男 「うう・・・結局昨日はあいつらのせいで全然眠れやしねぇ・・・」
ふわふわと意識が飛びそうになる

部屋を出て少し歩くと、廊下の窓際でクーが一人ぼうっと立っている
その立っている所の部屋を良く見ると、クーの元の部屋だ
おそらく待っていたのか

男 「うす・・・おはよう」
クー「・・・だいぶ眠そうだな・・・」
男 「ああ・・・昨日は友と俺の野郎がずっと酒飲んでやがって」
クー「そうか」

クーは相変わらずぼうっとした雰囲気で、少し虚ろげな目でこちらを見ている
おかしいと思った瞬間、すっとクーに手を引っ張られる

男 「ちょ・・・な!」

ばたん

クーは男の手を取り、そのまま誰も居ない自分の部屋に押し込んだ
そしてそのまま、自らの衣服に手をかけ

上半身を露にし、白い肌を晒したまま男の立つ方向を見つめていた

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