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ひより日和01


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始まりは新たな終わり 終わりは新たな始まり

出会いは新たな別れ 別れは新たな出会い

忘れてしまった記憶の扉

その鍵の名前は『偶然』

それはどこにでも落ちていて

扉は主人を待っている


これは幸か不幸か鍵を拾ってしまったゆうやの物語

朝、目が覚めると日和はまだ隣で寝ていた。
まだ鳴っていない目覚まし時計を見ると6時28分を指している。

ゆ「また鳴る前に起きてしまった・・・」

この時計を買って一年以上になるが、初めの一週間以外この目覚ましは
そのけたたましいベルを鳴らしたことがない。
なぜならその頃から日和が一緒に住むようになり、日和を起こさないためにも
ゆうやは無意識のうちに鳴る前に起きるようになったからだ。
それでも几帳面な性格のため、一応無駄と知りつつも6時30分に目覚ましをセットしている。

ゆ「ふぁ・・・・さて、朝御飯作るか」

一度伸びをすると、ゆうやは台所に向かい朝食と弁当を作る。
流石に一年間毎日作ってきただけあり、その手際はなかなかのものだ。
すべての支度を終え時計を見ると7時ちょうどを指していた。

ゆ「そろそろ起こさないとな・・・日和ー!起きろー!」
日「・・・ん・・・・・・」

日「・・・おはよう」
ゆ「うん、おはよう。じゃぁ朝御飯食べるか、いただきます」
日「いただきます」

寝ぼけ眼で日和は朝食を食べ始めた。時折目が完全に閉じ、倒れかけそうになって目が覚める。
そんなことを繰り返しながら黙々と食べていた。

ゆ「日和、ちゃんと起きてるか?」
日「・・・起きてる」

アホ毛を立たせたままではまるで説得力がない。そんなことを考えながら
先に朝食を食べ終わったゆうやは、まだ半分しか食べれていない日和の代わりに
髪を梳かしてやる。
10分後、やっと朝食を食べ終わった日和とともに歯を磨く。

ゆ「ちゃんと磨いて置けよ?虫歯出来かかってるんだから」
日「・・・・・・・・・ん」

どうやらまだ眠いらしい

すべての支度が終わり、日和とゆうやは一緒にに家を出た。
春先の朝日はまぶしく、それでいてどこか心地よかった。
登校途中、男とそれを取り囲むハーレムズに出会う。

男「おぉ、ゆうや。おはよう」
ゆ「おはよう」
日「はよう」
男「うん、日和ちゃんもおはよう・・・・・・そろそろ腕を放してくれないか、クーよ」
クー「いいじゃないか、私は君のできるだけ近くに居たいんだ」
ヒー「おおおおおぉぉぉぉとおおおおぉぉぉぉぉくぉおおおぉぉぉぉぉ!クーだけずるいぞおおおぉぉぉぉ!」
ツン「ふ、ふん!私は別にあんたの近くになんか寄りたくないんだからねっ!で、でも男が寄って欲しいって言うのなら・・・///」
低「眠い・・・男君、私を背負ってくれないか?」
男「お前ら、一斉に俺にたかるな!学校に着かないだろうがぁぁぁ!」
ゆ「ま、まぁがんばれ」
日「がんば」

ハーレムズに四方を固められて身動きが取れない男を尻目に、ゆうやと日和は学校へと急いだ。

校門に着くと、一人でトレーニングをしていたランダエタが声を掛けてくる。

ラ「やぁゆうや、日和ちゃん。おはよう」
ゆ「おはようございます」
日「はよっ!」
ラ「・・・」
ゆ「?」
ラ「日和ちゃん(´д`*)ハァh」
ゆ「おらぁ!」
ラ「ぐはぁ!」

ゆうやの渾身の右ストレート!ランダエタに9999のダメージ!
ランダエタを倒した!

日「ゆうや、めっ!」
ゆ「ごめんごめん、さて教室に行こうか」
日「うん」

パンチ自体よりも高校生に右ストレートを決められたというショックで動けないランダエタを
一人残して、ゆうやと日和は教室へと歩いていった。

ラ「うぅ・・・世界王者にもなった俺が・・・高校生なんかに・・・ゆうやなんかに・・・」

彼の泣き声はむなしく風に流されていった。

午前の授業も終わり昼休みとなった。
男の周りにはいつの間にかハーレムズが集まり、なんとも熱い空気を漂わせている。
ゆうやも日和と一緒に弁当を食べることにした。
するといつものように渡辺さんと佐藤さんが

渡「あれれー?私のお弁当がないよー?」
佐「・・・あげる。一緒に食べる?」
渡「うん!佐藤さんありがとー」
佐「・・・///(あぁ!渡辺さん可愛い!!)」

というやりとりをしている。ゆうやがそちらに気をとられていると
どこからともなくFが日和の許へと近づいてきていた。

F「(コソコソ)日和ちゃん日和ちゃん」
日「?」
F「『 や ら な い か ? 』って言ってみて」
日「?」
F「リピートアフターミー。『 や ら な い k」
ゆ「F!何を教えようとしているんだ!」
F「ばれてしまっては仕方がない。さらばだ!ふはははははははははははは!(逃)」
ゆ「くっ!逃げられたか・・・今度来た時は必ず・・・」
日「ゆうや、ゆうや」
ゆ「なんだ?」
日「 や ら な い ? 」

一同「・・・」

世界が凍りついた。