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シュールはどこで何を


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ヴァルキリー「ちょっといいか?」
男「ふえ?」
ヴァル「おまえはいつから渡辺さんになった……まあいい。
   夏休み、正確にはこの国で言うお盆の頃、シュールはどこで何をしていた?」
男「俺んちに勝手に上がりこんで、ロバと犬と猫と鶏を連れ込んで何かしようとしてたらしいけど」
ヴァル「……」
男「あと、ヒートも連日勝手に上がりこんで何か叫んでたな。
  なに言ってたか一言も覚えてないけど。(゚∀。)ノ アヒャ アヒャヒャ」

友(愛を叫んでなかったか?)
俺(ああ、通りすがりに屋外までよく聞こえたけど……)
友(哀れだな、ヒート……)

ヴァル「そうか。いや、手間を取らせたな。わたしの勘違いだったようだ」
男「あいつが何かしたのか?」
ヴァル「あいつじゃなかったようだ。わたしも久しぶりにヴァルハラに帰ったんだがな――」


ヴァル「『あいつ』は何の前ぶれもなく突如ヴァルハラに現れて…」

「戦士たちの館の一角に自分のかまどを造ってご飯を炊き…」

ヴァル「戦士たちや神々にチャーハン、オニギリ、寿司、チャーハン、カレー、丼もの、チャーハン、
   冷やし茶漬け、干し飯、米粉パン、チャーハン、チャーハン、ほかほかごはん、かやくごはん、
   おかゆ、雑炊、手巻き寿司、チラシ寿司、チャーハンなどを広めてまわり…」

ヴァル「そのあげく何も言わず書き置きを残して一週間後に去ったのだ…」


男「何かある種の料理が突出して多いような気がしました」
ヴァル「ちなみに書き置きには、オーディン様が苦行の末に会得した呪法文字『ルーン』を越える
   東洋の古代魔法文明文字――」
男「神代文字?」
ヴァル「【どせいさんふぉんと】とやらが記されていた」
男「――――そぉい!!」

ヴァル「しかもそれをなぜか我らの宿敵・巨人族が手に入れてな」
男「……ご愁傷様です」
ヴァル「巨人どもが全裸にリボン一丁で
   『ぽえ~ん』とか『ぐんまけん』とか言いながら攻め寄せてくる様はなかなか……」
男「……心よりお悔やみ申し上げます」
ヴァル「まあ、トール様が『目ぇさまさんかいワレェ!』といかづちを敵味方問わず落としまわったおかげで
   三日後にはみな正気に戻ったわけだが」
男「おかしいと気付けよッ! せめて1日目で!」
ヴァル「我々は一時的に手を組み、天の川をなすびの牛に乗って
   星々と米々をさり気なく入れ替えながら悠々と下っていた『あいつ』を追ったわけだが」
男「……(やべッ。そこまでくるともう間違いなくあいつだわ……でも一緒にいたはずだし)」
ヴァル「不思議なことに、我らが『あいつ』との距離を半分までつめる、さらに半分までつめる、さらに……
   の繰り返しで、どうしても追いつけなかったのだ」
男「ゼノン道…………あいつ、極めたのか……高橋さんが県政を棒にふってまで追い求めた……」
ヴァル「そうこうしているうちによその神々の領域に入ってしまったので追撃を諦めざるをえなかった」

男「それ、たぶんシューですわ」
ヴァル「やはりな」
男「県会議長の高橋さんが議会と大型公共工事見直し派の県知事との対立の調整を放棄してまで
  追究し続けた『ゼノン道(アキレウスと亀のパラドックス編)』を、
  まさかシューがいつの間にか極めていようとは」
ヴァル「この国は生きながらにしてすでにラグナロクなのか?」
男「……あいすみません」
ヴァル「しかし、ずっとおまえと一緒にいたと」
男「いや、そういえば時折庭に出て、亀を集めてきてひっくり返し『八十八』の字に並べて
  灯油の『ようなもの』をぶちまけ、エロマンガ島に向かって叩頭の礼を繰り返し、
  現地文化が西洋文明の『侵略』によって衰退していったことを詫びていたな」
ヴァル「…………」
男「まあ、たぶん、それですわ」
ヴァル「……邪魔したな」
男「……忘れたほうがいいですよ、マジで」
ヴァル「そうするよ……」