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男が記憶喪失になったようです27(仮)

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匿名ユーザー

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だれでも歓迎! 編集
【新ジャンル表記一例】

 ※注意:多少ゆがんだ観点多いです


新ジャンル全般=男

ツンデレ=ツン

新ジャンル「弱気なツンデレ」=弱ツ

新ジャンル「火銀燈」=火銀

新ジャンル「中華妖精」=中華(いろんな意味でチャイナクオリティな妖精。チャイナ服着てる)

新ジャンル「こっくり」=狐

新ジャンル「猫雪女」=猫雪


ツンの母親=ツン母

男の父親=父親 







 遠い日の記憶 思い出の公園

男『ツンちゃんはままみたいになりたいんだよねー?』
ツ『うん!ままとぱぱみたいになかよし、だよー?ずっとー♪』
男『あの…ね』
ツ『なによーモジモジしてー』
男『おとこのひととね、おんなのひとがね、いっしょになるには…えぅ…』
ツ『はっきりいいなさいよっ。ユージューフダンなおとこはステラレル、のよー?』
男『その…ケッコンしないと、ずっといっしょになれないんだよ?しってる?』
ツ『それくらいしってるー』
男『ちゅ、チューしないといけないんだよ?』
ツ『なにそれー』
男『ぼく…ツンちゃんとなかよしで、ずっといっしょにいたいんだけど…』
ツ(///) ポカッ
男『えぅ…いたぃ…』
ツ『なによおとこのくせにっ!
  わたしにはケーイチくんとかマコトくんとかいっぱいいるのよっ?
  チューもできないくせに、なまいき…


 ―――chu...

ツ『ふぇ?』
男『えへへ~~』
ツ(////////)
男『いっしょに…いてくれる…?』
ツ『しょ、しょうがないわね!あんた、ひとりじゃなにもできないもんね!』
男『わーい』
ツ『いっしょにいてあげるわよ……』
男『やくそくだよ?』
ツ『うん…』
男『おとなになったら、ここでまた、チューしてケッコンしようね?』
ツ(////////)バカア...

 小っぽけな世界の中心にある小さな公園で、小さな恋の芽が萌え出た瞬間だった
 あれから、芽は育ったのだろうか?少なくとも、ツボミをつけておかしくないほどには…



ピピピピ……ピピカチッ
ツン「……夢……」


ツン バフッ

ツン「………」

ツン「…………」

ツン「………………」

携帯 パクン

   カチカチカチカチ……

ツン「――――――――――」

携帯 カチカチカチカチ……

ツン「……………――――これで、よし…と」

 メール送信 → 男

ツン「早めに支度しないと」







ツン「行ってきます」

ツン母「あらあら、ツンちゃん、一人でお出かけ?」

ツン「え…あ……う、ううん?あとで男と待ち合わせる予定」

ツン母「そう……気をつけてね?台風が来てるみたいだから夕方には帰ってきなさいね」

ツン「そうなんだ。うん。気をつける。それじゃあ行ってきます」

ツン母「ええ。行ってらっしゃい」

弱ツ「あ、あの、お姉ちゃん!」

ツン「ん?なぁに?弱ツンちゃん?」

弱ツ「その……が、がんばってね…?」

ツン「………
   ―――うん!ありがとう!」

 バタン

弱ツ「べ、べつにお姉ちゃんとお兄ちゃんの…あ、行っちゃった…」

ツン母 ナデナデ


ツン母「それにしてもなんだか…嫌な予感がするわねぇ…
    男君の家と連絡取りあっておいた方がいいかしら?」




    ◇ ◇ ◇



  えぬのフィールド アルよ

火銀燈「どこだあぁぁぁここはああああ!!」

中華「えぬのフィールド アルよ?」

火銀燈「なんだよMのフィールドって!!っていうか誰だよお前!!」

中華「ワタシアルか?ワタシは…アレある
   中国産精霊…ほぉえりえ…?ここ…ちょっと字が霞んでるヨ」

火銀燈「ってアンチョコ読んでんじゃねぇぇぇええ!!!」

中華「あちゃ!あぢゃぢゃぢゃ!!火とか危ないアル!!ともかく話聞くアルヨ!」

火銀燈「話ぃ?」

中華「そうアル。あんたは愛麗絲遊戲に選ばれたアル。愛麗を目指して美國的ドリームヨ」

火銀燈「何言ってるかわからん!!!日本語でおk!!」

中華「あ゙~~~~~!!!もう説明メンドイある!!
   あんたが参加すればワタシの党内での地位が上がるから協力するアル!」

火銀燈「って私利私欲か!!協力できるかああああああ!!」

中華「質問とか全部却下アル!!これ読めば無問題ね!!!」

 ドサドサドサドサ!!

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火銀燈「こっ…お、ま、え、ぇぇぇえええええ……」ブルブル

中華「い、嫌とは言わせんアル」

火銀燈「ふぅ…―――アリスゲームのことねぇ?嬉しいわぁ。選ばれて…」

中華「ん?あれ?承諾?」

火銀燈「うふふふ、早く案内しなさぁい。お馬鹿さぁん」

中華 ナンカキャラ違ウアルネ~ルルララ~



  ◇ ◇ ◇



狐「というわけどすえ~」
猫雪「そいで関係ないけどぬっこぬっこするがいね~」

男「ってどういうわけだ!!怪しすぎだろ!それアリスゲームと違う!!薔薇乙女とチガウヨ!!」

父親「まあまあ。騎士君ともども勤め先が見つかって良かったじゃないか」

男「オ、オヤジッ、本気かっ?」

父親「ん~、半分本気、半分冗談?ま、確かに火銀燈君の方はちょ~っと心配だけどねぇ」

狐「『ちょっと』どころか思いきり詰んでおますなぁ…もはやブラックやのおてダークやわぁ」

男「だ、だしょっ?」

猫雪「んに~~バンバン入れたら数え行くがいね~」

男「押しかけ的…説明が何故か漫画…いや、でも、なあ…いいとこ満貫?」

父親「どれ。それじゃあ今日は火銀燈君を連れ戻しアーンド説得しに行くとするかな」

男「お、オレも」

父親「ハハハ、 ダ  メ  
   お前は約束があるんじゃないのかい?ツンちゃんと」

男「って何故それを!?え、え、え?オヤジってもしかしてアレか?
   エスパーか?サイコなメトラーとかかっ?」

父親「いや、昨日ツンちゃんから聞いたんだって」

男「あ、サイデスネ。あ~…でもよぉ、これ…」


携帯  カパ

【メール一通目】

     FROM:ツン 『アンタにリハビリ!オジサマから聞いてるわよね?
            今日は写真の公園で待ってるから、思い出して【一人】で来なさい
            誰かに聞いちゃダメだからねっ!
            来るまで待っててあげるから。それとご褒美も用意してるから』

 添え付け写真:どこかの公園

【メール二通目】

     FROM:ツン 『ご褒美の事は忘れなさい!いいわね!!』


男「どーいうこっちゃい?…ご褒美?」

父親「彼女なりに早く治って欲しいんだろう。お前の記憶喪失が。解らないかなぁ?」

男「この公園までの道のりを思い出せばいいのか?」

父親「まあ正確にはお前が自分で思い出そうとするのが大切だって、昨日も言ったな?」

男「んむ。ああ」

父親「そういうことさ」

男「そ、そっか。んじゃそろそろ行ってくるわい。お前らも」

狐「お気をつけなはって~ウチもずっと待ってますわぁ。未来の男様との愛の巣で♪」

男「ってあのなあ…」

猫雪「ぬっこぬこ」

男「って、おぅわ!ちべたい!
  い、いきなり何するんじゃい!?猫雪!?」

猫雪「んぎぃ~~~…男は最近ず~~~っとやがいね…
   ず~~~っとぬっこぬこしとらんかったんにょお
   一回くらいぬっこぬこしてくれたってもええがいねえっ、」

男「え?怒って…?」

猫雪 プイ

男「お、おうおう、どこ行くんじゃい?おーい、猫雪ぃっ」

   タシタシタシタシタシタシタシタシ……

父親「おや、行ってしまったねぇ」

狐「まあ…わからないでもないどすなぁ…
  やっぱり記憶失いなはってから、ちょっとやけど変わりましたわぁ…男様」

男「え…そ、そうなのか…?やっぱ…昔と今と…オレ、違うのか?」

父親「やれやれ。そいつを確かめるために今日は行くんだろう?」

男「オヤジ………」

 バシイ!

男「あでっ!」

父親「ほらっ!さっさと行った行った!猫雪君と火銀燈君はお父さんに任せてっ!
   ―――お前は、お前のために動いてくれる子のために行きなさい」

男「―――……だなぁ。
  んじゃちょっくら行ってくらぁ!騎士と火銀と猫雪にも言っといてくれぃ!
  記憶を取り戻して無敵マリオ状態なパーフェクト男様がお帰りになるから
  期待して待っとれってなあ!がはははははははは」




父親「――やぁっと行ったか。ん?君は行かないの?ツンちゃんに先、越されちゃうかもよ?」
狐「んふふ。転石苔を生さず言いますやろ?」
父親「まぁた微妙なことわざを…ま、ここは『沈黙は金』と言っておこうかな?」




【新ジャンル表記一例】

 ※注意:多少ゆがんだ観点多いです


新ジャンル「六甲の天然水」=六甲(六甲の天然水。関西弁。ペットボトル。ツッコんだら負け)

最新ジャンル「ロリコン」=ロリコン(ロリっこをこよなく愛するド変態少女A)

新ジャンル「素直ヒート」=ヒー

新ジャンル「ロリ校長」=こうちょう(かわゆいょぅι゙ょにして新ジャンル学園の校長先生)






 キャハハ…キャッキャ…マッテヨー…キャー…キャハハハ

六甲『今日はいい天気やなぁ…これで台風来るなんて嘘みたいやで~』
ロリコン「………」
六甲『ちっさい子供らもよう元気に遊んどるな~
   あ~、ほんまええ天気やねぇ~。喉かわきそうやねぇ~』
ロリコン「………はふぅ」
六甲『あんたも子供ばっか見とらんと。そろそろ喉かわいてきたんとちゃうか~?飲んでや~』
ロリコン「はぁはぁ……かぁいいよぉ…」
六甲『ほれほれ、かわいとるやん?飲みぃ

ヒー「ロォオオオオリィイイイイコーーーーン!!!」ズザザザザザザザザーーー!!
六甲『はぇ?』

ロリコン「応!来たか相棒」
ヒー「待たせた相棒!」
ロリコン「『思い出の』エモノは?」
ヒー「ん!!!」ズイ
ロリコン「でけ…………」←ボーゼン

ロリコン「ま、いいやwんじゃ、行っちまうかねぇw」
ヒー「うむ!悪いな!お前以外に安心して手伝ってもらえる奴がいなくてな!行くか!」

六甲『ちょっと、ちょっとちょっと!――って、たっちとちゃうわ!置いてかんといて!!
   ……っていうかヒギッ…く、腐る…温くなるぅううう!!
   高温・直射日光をさけてやあああ!!!』

こうちょう「の、のどかわきましたぁ…あれ?こんなところにおみずが……」
六甲 (  °д °)オッ

六甲 天使現る
ロリコン いや、天使堕つ、だ
六甲 なに?まさか、あんたっ
ロリコン ヒヒッ




【新ジャンル表記一例】

 ※注意:多少ゆがんだ観点多いです


新ジャンル「常連客」より店主=店主

新ジャンル「やる気のない古本屋の女店主」=店主

新ジャンル「ザルクール」=ザル

新ジャンル「素直クール」=川 ゚ -゚)







店主「お勘定、ここに置いとくよー」
店主「おや?もうちょっとゆっくりしてけばいいのに」
店主「ん、そろそろ店開けねーといけねえし」
店主「休日まで仕事とは大変だな…」
店主「お互いさまだろー…――でもま、京極堂が羨ましいな
   あんな風に趣味と実益を兼ねて生きてーなー」
店主「はは、現実は小説みたいに上手くはいかないからなぁ」
店主「んじゃ、また」
店主「あいよ」

 がらがら――・・・

 ――がらがら

店主「いらっしゃい」

ザル「おや?奇遇だな。お前も飲むかい?クー」

川 ゚ -゚)「『飲むかい』じゃあない。奇遇でもない。
     まったく……電話で居場所だけ告げて『今日は帰れない』とは…
     昨日の今日で心配する妹の身にもなってみたらどうだ?姉よ」

ザル「それにしては顔を出すのが随分遅いじゃないか。くくっ
   いやなに皆まで言わずとも解っている。さっさと行ってやれ」

川 ゚ -゚)「そうしたい所だがな
     こっちとしても毎度昨日みたいなことになってもらっても困るんだ
     朝までぶっ通しで飲んでいた理由を聞いてから行くつもりだ。どうしたんだ?」

ザル「なに。たまたま旧知の仲と席を一にしたというだけさ…
   彼女がやってきた時間も時間だったのでね
   店主の好意で朝帰りと洒落込むことにしたんだ」

川 ゚ -゚)「そうか。姉さん一人だけの所を見ると、私と入れ違いに出ていったのがその人か」

ザル「…………――間違ってはいないな」

川 ゚ -゚)「………?
     まあいい。それじゃあ私も急ぐのでな。ここに寄るかどうかも迷ったくらいだ
     それじゃあ」

ザル「ああ……朴念仁を相手にすると大変だ。頑張ってこい」

店主「台風が来るみたいだから気をつけなよ」

 がらがら

店主「見えなかったみたいだな。妹さん」

ザル「まあ見せる必要もなし。だろう?」

霊姉『うぃ。っていうか古本屋のも帰っちゃったしねー』


(新ジャンル「霊姉」=霊姉(お酒とかタバコとか好きなお姉ちゃん(故)ザルの飲み友))


ザル「暁も過ぎて死者にとっては潮どき、ということか。寂しいな」

霊姉『いやいやいや。弟が心配するってだけ
   霊とか関係なしにさ、流石に何時までも帰らないってのもマズイじゃん?』

ザル「なるほど。――くくっ、お互い年下の家族には迷惑をかけっぱなしだぁ」

店主「番号言ってくれれば連絡してやるけど?」

霊姉『あ~~~っ
   私の馬鹿!昨日ザルが電話したトコでなんで思いつかなかったんだよぉ……
   そうすりゃ気兼ねなく思う存分飲めたのに…
   ってわけで店主さん、お願いするよ。電話番号は~…』

店主「あいよ。っと」

黒電話 ガッチャン…ガララララ、ジャララララ

霊姉『アイツさー、あたしがちょいっと旅行に出たくらいですぐ大騒ぎすんのなw
   この前なんかよ――』

ザル「――霊姉」

霊姉『んー?』

ザル「昨日は………楽しかったよ」

霊姉『あたしもー。久々だぁねぇ、あの面子で飲んだの
   これも皆が私のこと、覚えててくれたお陰かもねぇ』

ザル「そういうものなのか?」

霊姉『んー?そういうもんらしいよー』

ザル「……………そうだな。確かにそういう物かもしれない……」

霊姉『なになにー?センチ入っちゃったかぁwホラホラ荒鷹だぞ~これ見て元気出せって♪』ビシッ

店主 お見事お見事

霊姉 トンクス

ザル「ふっ…なに。年を重ねるとさ、こういう所で感じ入ってしまうものなんだよ…」くぃっ

霊姉『ふぅん?まあ霊は歳とらないからねぇ』ぐびっ

ザル ………

霊姉 ツマミウマー

店主「お客さん、電話つながったよ。弟さん、声聞きたいって」

霊姉『あいあーい。――って電話で通じるの?霊の声って』

ザル ぐびっ



男 スタスタスタ
  ヒタヒタヒタ
男 タスタスタス
  シタシタシタ
男「…………」ウーム...

男 タッタッタッタッタッタ
  テッテッテッテッテッテ

男 ピタッ
  シタッ

男(ってやっぱ後つけられとるじゃないか!あの女っ、怖ぇえよぉお)

 「…………」

男(ど、どうすんじゃいっ……に、逃げる…?いやそりゃ逃げるにこしたことは無いが……)

 「……………男」

男(でも…もしかしたらオレが覚えてないだけで…知り合い?)

 「男」

男(っつったってのう……違ったらシャレにならんし…そんときゃ死亡フラ

 「おっとっこ!」

 ガッシボッガ!

男「ホブァ!!」

川 ゚ -゚)「いい度胸だな。ん?何度無視すれば気が済む気だ?」ぐぃい

男「ちょっ、うぇええええ!
  そのあのホッペ痛いっちゅうか襟首絞められて頭ボンヤリ失神コースなフインキもとい雰囲気…」

川 ゚ -゚)「あぁん?」

男「ひぅっ!く、食ってもウマくないデス…俺…」

川 ゚ -゚)「…はあ」

男(お、解放された…逃走チャンス?)

川 ゚ -゚)「いい加減下手な芝居はやめるんだ――判ってるんだろう?」

男「芝居……?その……
  あの、やっぱどっかでお会いしたとかお愛し合った仲だと言い張る知り合い…でせうか?」

川 ゚ -゚)「何を馬鹿な事を言っているんだ。流石にもう、思い出したはずだ」

男「え、思い出したって……そ、そういやどっかで聞いたような声……」

川 ゚ -゚)「声じゃないっ、本当に判らないのか!?」

男「えっ?あ、うゃ……その…」ウン

川 ゚ -゚)「ば……馬鹿な冗談はよせ!
     ほら!よく見ろ!見覚えがあるだろう?蘇ってくるものがあるだろうっ?」

男「ちょっ…本気で痛……やめ、」

川 ゚ -゚)「私は今でもありありと覚えているのに!
     君は………君はそんなことまで忘れてしまったと言うのか!?」

 ぐいっ…ぐいっ…ぐいぐい、ゆさゆさ

男「わ、訳わからん…っていうか、どこのお方が存じませぬが実はワタクシ記憶をば失っ

川 ゚ -゚)「 そ ん な 事 は 知 っ て い る !!」

 ぐいいぃぃぃぃぃ!!

男「死ぬ……ま、マジでシャレにならん――そ、そこの通りすがりのお兄さん!た、助け、、」



都市「はいはい。姉ちゃん、ソコまでにしときな」ズイッ



(裏新ジャンル「都市伝説」の男=都市)



川 ゚ -゚)「な、何をするんだ!部外者は黙っていてくれないか?」

男「す、スマン!兄さん!礼はできんがここはオレのナイスガイに免じてっ!」シュタッ!

都市「なんだそりゃwなんでも良いけどトイレには逃げ込むなよー?
   あと間違っても個室には入るんじゃねーぞーー」

川 ゚ -゚)「お、男!どこへ行く!!クッ…放せ!大切な人なんだ!放してくれ!」

都市「なあ、何があったか知らねえけどよー
   男子トイレの個室はな?ナニが小さい奴も大きい奴も平等に受け入れる聖域なんだよ
   女人禁制なんだよ。間違っても上から覗いて良いシロモノじゃねんだ。な?」

川 ゚ -゚)「な、何を言って……いや、とりあえずその手を放してくれないか?
     もう……男を追うつもりはないから…」

都市「ん…どうしたんだよ。しおらしくなって…話、聞いてやらねえこともねえが?」

川 ゚ -゚)「いや、結構だ……すまない。一人にさせてくれないか?」

都市「トイレ、上からは覗いてやんなよ?」

川 ゚ -゚) ダマレ

 シュッ

都市 ヒョイ「言っとくが素人はパンチより額とか掌の方が有効らしい…
      っておーい。聞けよー黙って行くなよー」

 ブルルルルルブルルルルル

都市「ん」

 ――pi

都市「だああああああああああああああ!!!!!!!!!」
メリー『きゅん!』


(新ジャンル「メリーさん」=メリー)


都市「今くらいの大きさの音で鼓膜は破れるそうだ」
メリー『ふぇっ?ひ、ひどいよぉ…』キィンキィンキィィィィィン…
都市「嘘 だ よ w」





「ハハ……そうか…そうだったな…」

「男。君は…記憶喪失だったんだな…」

「なにかの例えや比喩なんかじゃなくて…正真正銘の病気だったんだ…」

「それを。この程度の事で治せると考えるなんて。とんだ痴れ者だ……私は」

「男……聞いているのか?……なあ…男?おとこ、男」

「オトコ、おとこ、おとっ、男っっ…オトコオトコオトコ―――男ぉっ!!」


クー「この姿は、この服装は……私達が初めて出会った時のものじゃないか……

   君は、そんなことも……くっ……解らなかったのか?」







  ――――――チュイイイイイイインガリガリガリガリガリ!



男「のああああああああ!!」



ヒー「男!!思い出したかああああああ!!!」

ロリコン「とっとと思い出しちまいな!いへへへへwww」
こうちょう ………



 ガリガリガガッガガガッガッガガッガガ!



男「ヒー!落ち着け!まずは話し合おう!和平を結ぼうじゃあるまいかぁぁぁって危ねええ」



 ガガガッ!ガガガガ!ガオガイガー!!ガガガッ!ガガガガ!ガーオガイガー!!



男「いやぁあああ!ひっ人の!心ぉのぉ幸せ、壊す!ゾンダー許さないぃぃいいいいっひ!!」

ヒー「何を言っているんだッ!
   この『ドリル』は私の魂だ!出会ってすぐの頃に見せた奴だ!」

ロリコン「良く分からんが早く思い出せよな、記憶。こちとらいろいろ押し迫ってんだからよぉ」
こうちょう ………

男「い、いやいや、だからオレ記憶喪失オボエテナイ」

ヒー「そーれーをー思い出せって言ってるんだああああああ!!!
   無限の力と熱き魂の共鳴そして振動!!
   生命熱量的な認識力で支配した宇宙熱を持ってしてオッモッイッダッセ!!」



ドリル ギギギギギギギガガガガガガガガガコオオオオオオアアアアアアアドドドリル!!

ロリコン「マキシマームってなー…ふぁ」
こうちょう ………

ヒー「初めてこの『ドリル』を見たお前は感動で

   『アースオーガトルネード ア ー ス オ ー ガ ト ル ネ ー ド 』

   と4ページまるごと使って叫んだぁあああああうあああああああ!!」

男「ぎゃああああああーーーー!!何の捻りもなく!!ぎゃあああああーーーーー!!」

ロリコン「はいはーい、チョコマカと逃げ回んなよぉ。私が今から抑えるからなぁ」ガッシ
こうちょう ………



ドリル ゲゲゲゲッゲゲッゲッゲゲのゲッタアアアアアアアアアア!!!

男「ひぅ…あ、あの……もらし……あぁ、オワタ、オレ、いろいろ…と……」ガクリ…

ヒー「どうしたあああ!!アレか!!
   蘇った記憶の奔流に気を失ったとかそういう展開だな!?男ぉっ!!」
ロリコン「ヒー」
こうちょう ………

ヒー「うおおおおおお!!ならば目覚めるまでっ!!私は待つ!!!」

ロリコン「おーい、ヒーってば。」

ヒー「なんだ!!?」

ロリコン「私さ、あっちで勝手にヨロシクやってていいかい?」

ヒー「ん?まあ構わな…」

こうちょう ………

ヒー ウーンウーンウーン

こうちょう ………

ヒー「お前はなんで校長を小脇に抱えてんだあああああああああああああああああ!!!!」

ロリコン「ウルセー。アレだアレ
   私の作戦が成功したっていうか?
   睡眠薬入りの水を?見事飲んでくれた幼女が一人、ここに?キャッ☆言っちゃった♪」

ヒー「―――」

ロリコン「なんだよ…あのな、言っとくけどな?
   お前もでけえドリルなんて持ち出してる時点で五十歩百――――……ん?後…ろ?」

 ポン×2

教頭「生徒と教師で、一緒にドライブでもしましょうか?ね」

教頭 ニ ッ コ リ (背筋が凍る程の輝きで



新ジャンル「ロリ校長」より教頭=教頭(ロリ校長をパーフェクトに補佐する教頭先生)



二人「おかーさーん」







シュー「魔女の足音は静かにされど着実に
    姫の白さが雪でなく精米されたが故のものであれば良かったのに
    かくて誰一人気付く事もなく、舞台の新たな幕はあがる
    それはまるで水を注がれたアルファ米の沈黙に似て」


新ジャンル「素直シュール」=シュー






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