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狂乱索餌

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asikaga

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だれでも歓迎! 編集
昨日までのあらすじ ナレーション:鮫子


ん?何・・・あたし?嫌よ、って・・・・判ったわよ・・・

えっと・・・サメイド開店現在PM14:00

後一時間で閉店です、それではよろしく

え?何よ・・・はぁ?!だから・・・あたしは浦島まりんじゃ無いってば!!

シュ「嫌じゃん!嫌じゃん!閉店早いじゃーーーん!!」
鮫「ああ!もう!」

ツンバカ「えっと・・・鮫は哺乳類だモーン!!」

鮫子  い わ し で ぐ わ し っ ! ! 




  • 現在 文化祭当日 PM:14:00 店内

午後、最後にメイド喫茶とやらに入ってみようか?的な客が増える
最後の一時間、プロセスは既に電卓をニヤニヤしながら叩き
軍師は最後のてこ入れに思いを走らせる

ダ「♪」『おかえりなさいませ、ご主人様』

ダンボールが入り口前でプラカードを掲げ置かれている
その箱の上にはメイドさん帽子がちょこんと置かれ
メリーポピンズみたいなフリフリの傘がささっている

日下「わ、ダンちゃんおしゃれだね」
ダ「♪」

傘がくるくると回りだす、確実に喜んでいるのだろう

箱の上のメイドさん帽子はちょっぴり傾いている

これはダンボールの中の子のお気に入りの角度なのだ

からからからん

お客さんだろう
さて、ご主人様をお迎えしないとね、そう思いながら
ダンちゃんに目線を送り微笑むのだった


  • 現在 文化祭当日 PM:14:15 店内

日下「おかえりなさいませ・・・ご主人様」
ダン『おかえりなさいませ、ご主人様』

たまたまだろう
今この時間帯、この店にバウンサー的存在の人が一人も居ない
男追い回すヒーにクー、シューから荘厳、ミリ子。武士デレ、狂う、殺す
そしてアホ子に拉致られた相棒、どこふら付いてるのか大門
まあ、一応このクラスに気の強い・アクの強い連中は残りの面子でもうじゃうじゃいるのだがたまたま、玄関先には日下とダンボールしか居なかったのだ

男「あぁ?なんだよ・・・チビじゃねえか・・・もっと大人っぽい奴はいねぇのか?」
男2「ぎゃっはっは、ロリ好きにはたまんねえんじゃねえの?しっかし・・・なんだこの箱?」 げすっ

箱の上の傘が止まる
日下さんも少し俯きながら

日下「も・・・申し訳ありません・・・お席まで・・・案内しますので」
男「あ?いいよ、ここで適当に女の子探すからよぉ」
男2「だな、ここで張ってたほうが良くね?」

ダンボールの中から低いモーター音が響いてくる

男2「つかなんだよ、これすげぇ邪魔」 げしっ


  • 現在 文化祭当日 PM:14:30 店内

俺「何やってんだ?ん?モメ事か?」
友「んあ?なんだろ・・・聞こえないな・・・」

ダンボールが蹴られた瞬間、日下が声を上げる

日下「ダンちゃんを蹴らないで!!」

その瞬間二人の男が日下を睨む
男「ああ?なんだこのチンクシャ・・・誰に喧嘩売ってんだぁ!」
男2「けっ・・・ただの箱じゃねえか・・・大きな声出すなよ・・・」

日下「あ・・・ああ」

ダン ウィーーーン・・・・・ひゅん・・・ひゅん・・・ひゅんひゅんひゅん

俺「まずい!喧嘩だ・・・しかも日下だぞ!!」
友「ああ・・・助けに行かなky」

ずがーーーーーん!!!!

その瞬間、二人の男の間にモップが突き刺さる

鮫子「誰に・・・蹴りいれてるのかしら・・・」

物凄く偉そうに鮫子が男二人向かって歩き始めたのだった


現在 文化祭当日 PM:14:40 店内

鮫子「そこのブサイク二人組み・・・誰に蹴り入れたのかしら・・・」

男二人は刺さったモップを見て一瞬怯んでいたのだが
鮫子の姿を見てニヤニヤしだした

男「へぇ・・・可愛いねぇ・・・居るじゃねえか」
男2「悪くないな・・・胸も結構あるしな、へへ」

鮫子「日下さん」
日下「は・・・はい!」
鮫子「ここにいると口の臭いのが移るから・・・後ろ行ってなさい」
日下「え・・・あ・・・でも」
鮫子「メイド長の言うことは聞きなさい」

そう微笑みながら言うと鮫子はモップを片手で抜く

男「なんだこの女・・・舐めてんのか!!」 ばしいいいん! 

その瞬間平手が鮫子の頬を叩く
次の瞬間、ダンボールがもの凄い回転と共に宙に浮かび上がり、そして
どごす!!鮫子はモップを叩いた男の股間にめり込ませていた

そして店内の男連中は股間を押さえた


  • 現在 文化祭当日 PM:14:45 廊下

宙に浮かんだダンボールは物凄い回転と共にもう一人の男に襲い掛かる
そして鮫子は唸る男を廊下へと引きずり出す

鮫子「古風・・・こいつを足開くように縛りなさい」
古風「え・・・は・・・はぁ」

すると古風の袖口から数本の麻縄が地面を這うように走り出し
絡みつくように男の足と手首を縛る

古風「・・・醜いです・・・楽しくないですね」
鮫子「・・・」

そして縛りきった瞬間思い切り振りかぶりまた股間をモップで殴っていく

ばしん!ばしん!ばしん!ばしん!ばしん!ばしん!ばしん!ばしん!

俺「お・・・おおい!やり過ぎだ!!もういいだ」
鮫 がぶ
俺「いでぇぇぇぇ!!!おおおお!!オレを噛むどわあああああ!!!」

鮫子は無言で俺を首の捻りだけで投げ捨てる
そしてこんどは顔面に何度も何度もストンピングをかましていく がすがすがすがすがす!!!

友「やべぇ・・・久々にキレやがった・・・狂乱索餌(きょうらんさくじ)だ」


  • 現在 文化祭当日 PM:14:50 廊下

※良い子の鮫知識 「狂乱索餌(きょうらんさくじ)」

サメは獲物をはるか離れた所からでも探知できるように
非常に敏感な感覚器官を持っていますが、かえって「敏感すぎる」とも言えます。
多くの獲物の臭い、音、水流が存在するところでは、サメはもはやどれがどれだか分からなくなってしまい
ありとあらゆるものに手当たりしだいに噛みつこうとします。これが有名なサメの狂乱索餌です。
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ミリ子「や・・・やめるんだ!!鮫子!!」
そこへたまたま帰ってきたミリ子、鮫を羽交い絞めにしてみる
しかし鮫子の手はなぜかミリ子のスカートを思い切りめくり上げる

ミリ「きゃっ!」

その瞬間、鮫子は太もものホルダーからゴム弾入り銃を抜き取り、男の股間に乱射する
ばん!ばん!ばん!ばん!ばん!ばん!

男「も・・・もうゆる・・・ひて・・・・」
小便を思い切り漏らしつつ鮫子の頬を叩いた男は許しを請う

ミリ「こ・・・これは一体誰だ・・・」
友「あ・・・初めて見るのか・・・?鮫子・・・極稀に、周りも見えないくらい切れる時があって・・・」
ミリ「と・・・止める方法は!?」
友「その・・・正直・・・気が済むまでほっとくとか」

その時
ミリ子の横を日下が駆け抜けていく


  • 現在 文化祭当日 PM:14:55 廊下

日下「鮫子さん!!」
日下がまるで、男を守るように手を広げ鮫子の前に立つ

鮫子「・・・・」
既に目は座っている、怖い。日下に目もくれずずんずんと男に向かって歩いていく
日下「鮫子・・・さん・・・」

鮫子の手が日下をのけようとぐいぐいと力を込める
日下が少しバランスを崩す
しかし日下の対応は誰も予想出来ないものだった

鮫子の胸倉を掴み、思い切り鮫子の頭を抱きしめたのだった

日下「私は・・・大丈夫だから・・・私こんな鮫子さん好きじゃないよ・・・」
鮫子「・・・」
日下「鮫子さん・・・おねがい・・・」
鮫子「ふぅ・・・こんな貧乳じゃ・・・絵にならないわね」
日下「鮫子・・・?ざめござぁ~ん!!!」

ぎゅうう

鮫子「ちょ!苦しいって・・・・あのね・・・日下・・・」
日下「ぐすっ・・・ぐすっ・・・なに・・?」
鮫子「あっちのほうが・・・凄い事になってるんだけど・・・」

ふと横を見ると、その横でダンボールが物凄い回転で男2を抉ってる姿があった


  • 現在 文化祭当日 PM:15:00 店内

鮫子「・・・」
ダン「・・・」
ダンボールの横に鮫子、珍しい組み合わせである

鮫子「ふぅ・・・取り乱すなんてね・・・あたしも甘いわ」
ダン ずいずい

否定してるかのように、ダンボールがずいずい動く
その姿が何か可愛くて、少し笑った

鮫子「ふふ、ダンちゃんも日下の事好きなのね」
ダン「♪」 くるくる
ダンボールに刺さる傘がくるくると回りだす、きっと肯定だ

鮫子「それにしても・・・そのメイドさん帽子・・・ズレてるわよ」 くいっ
ダン「・・・」 ずいっ
ダンボールは少しずいっと動き、また元の角度にメイドさん帽子を戻す

鮫子「・・・#」 くいっ
ダン「・・・#」 ずいっ
鮫子「##」 くいくいっ!
ダン「##」 ずいずいっ!

鮫子「ヤル気・・・・?」 ゆらぁ・・・
ダン うぃーーーーん・・・・ひゅん・・・ひゅんひゅんひゅんひゅん
日下「だ・・・ダメだよぅ・・・二人とも・・・」

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