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とらいん10


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あらすじ

誤解殺気、ウエックス、不良の三人のお話

夕暮れの街角の路地裏で
相変わらずの喧嘩
その中の黒い話

不良しか知らない悲しい話

そしてウエックス

誤解殺気の秘めた想いを知ってるのは
これもまたウエックスしか判らない

顔中傷だらけの不良に絆創膏と
そっと白い小指を差し出す誤解殺気

もう喧嘩しないって約束してください-----それが誤解殺気の不良さんへの想い

それから不良

不良 「・・・あ」
誤解殺気の白い小指がそっと不良の眼前に差し出される
伏せ目がちに、その手は少しふるふると震えている

机の上の手にじっとり汗をかく、糞ぅ何やってるんだオレは
しかしその脳裏に昨日の上級生の言葉が蘇る


ヤン『だっ!だから・・・あの極道女・・・先輩が気に入って・・・気の強ぇお』


糞、なにやってんだ俺は・・・ふと横から友が声をあげる

友 「おい!お前何やって」
不良 「・・・やってらんねぇ・・・」
その友の言葉を遮り、不良は立ち上がり誤解殺気に背を向ける
そして歩き出そうとした瞬間

きゅ

振り返らずに判った
誤解殺気が俺の制服を掴んでやがる、少しまたふるふると震えながら

それから誤解殺気

つ・・・掴んじゃった・・・どどどっどど・・・どうしよう
な、何か背中が怒ってる気がする

うう・・・

誤殺 「ふ・・・不良さん!」
不良 「うおっ!叫ぶな!」

机の上のストローの袋をきゅっと閉め
その上にウーロン茶を一滴------------くねくね

誤殺 「く・・・くねくね」-------------あれ?リアクションが・・・無い

そう思ったら不意に不良さんの友達が

友  「ぶあっはっはっはっはっは」
不良 「くっくっく・・・ははっははははは」
誤殺 「へ・・・へへぇ」

不良さん目に涙を溜めてる、笑いすぎたのかな?和ませるつもりだったんだけど・・・
するとふいっと不良さんが小指を出してくる

不良 「約束だ・・・明日から喧嘩しねえよ・・・」

それからウエックス

羨ましいな・・・なんで不良さんは、誤解殺気さんが怖く無いんだろう
ボクは今でも漏らしちゃいそうになるのに・・・


不良さんと誤解殺気さん二人が小指を絡ませ指きりげんまん
ああ、あの笑顔なんだなあ


ボクが誤解殺気さんの好きな所

誤解殺気さんの前の席の女の子も微笑ましいものを見るように微笑んでる

不良さんが誤解殺気さんをこのクラスに・・・受け入れさせたんだ


ウエックス 「でも、少し悔しいなぁ・・・」

それから不良

女A 「・・・いいの?あんな約束して」
不良 「・・・約束は守るさ」
女A 「でも喧嘩はしないって・・・」

友と席の隣の女、たまたま廊下を肩を並べ歩いていく

不良  「・・・友」
友   「んあ?」
不良  「オレは『明日から』って言ったんだ・・・」
友   「わーってるよ・・・」
不良  「おい、そこのちちしりふともも」
女A  「最低」

すっと片手で女を遮るように背を向ける

不良 「明日からしばらく休むから」
友  「しばらくで済めばいいけど」
女A 「何言ってるの?貴方達・・・」

その言葉を無視しながら二人の男は歩いていく
居場所は知ってる、あの糞ったれ上級生どもの居場所は