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男が記憶喪失になったようです14

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だれでも歓迎! 編集
登場ジャンルより表記一例

新ジャンル「居座り女騎士」=騎士

新ジャンル「こっくり」=狐

新ジャンル「猫雪女」=猫雪

新ジャンル「火銀燈」=火銀

新ジャンル「まんぼう」=まぼ

新ジャンル「ツンサメ」=鮫子

新ジャンル「偽善者」=銀

新ジャンル「ひよこすとぉかぁ」=日和

新ジャンル「素直冷静不良」=冷不

新ジャンル「俺」=俺、友

新ジャンル「ツンデレ」=ツン

新ジャンル「無駄に荘厳」=荘厳

新ジャンル「軍事オタ」=ミリ

新ジャンル「アンニュイサド」=アサ(保健室の先生設定)



騎士「男ッ! 男はおるか!?」

狐 「あらら、ただ飯食らいの騎士はん、お久やねぇ、どないしたん?」

騎士「……」

狐 「そない涙目にならんでもええやないの」

騎士「い、いや久方ぶりにこの家に帰ったのでな、あ……挨拶でもと」

狐 「男はんは今、がっこ。学び舎におりますえ」

騎士「そうか、よし。男の留守は私が守ろう、それでは」

狐 「でも騎士はん? また玄関先で通りすがりの人たち睨むだけやったら
   少しこっち手伝うて欲しいんやけどなぁ。雪、邪魔でっしゃろ」

猫雪「お? おーぅ、騎士の姉ちゃん久しいにょほ」

火銀「だっしゃあああああ! 雪溶けろぉぉおぉい!」

狐 「ウチと火銀ちゃんの火だけでは追いつかんよってなぁ
   もう! 何で寝ながら雪をこない溜めるんやろかぁ、めどいなあ」

騎士「……私に剣を捨てろと言うのか」

狐 「いえ、そない大げさなモンじゃ無しに、スコップやって」





男 ぼー
男 (病院、か。まあ普通に考えりゃそうだわなぁ……)
男 ぼー
男 (オレの記憶、かぁ……)

まぼ ぼー

男 「……何時の間にこのベンチに来たんだこの娘っこは」

まぼ ぼー

男 「ははっ、やっぱオレお前泣かしてないよなぁ。このアホ毛面白いな、ういうい」

まぼ ぼー

男 「……さんきゅ、まぼちゃん。それじゃオレは先に行くぜ、遅刻すんなよな」

まぼ ぼー

まぼ ←男の肩に寄りかかろうと体勢を斜めに

まぼ どて

まぼ 「……」

鮫子 「ん? 何まぼちゃん、ベンチに突っ伏し」

まぼ 「う、うええ……うええ」

鮫子 「……何でまた私の顔見て泣くのよ」

銀 「あの……鮫子?」

鮫子「うるさい、ほっといて」

銀 「えっと……な、何があったのか知らないけど、その、元気」

不良「いちち、あの先公……マジ殴りかよ、いちち。んあ? 鮫子?
   なぁにやってんだ、そんな所に突っ伏して。お昼だぞ、メシにし――」

銀 「ちょっと来なさい」

不良「っとぉ! な、何だよ首根っこ掴みやがって、ああ!?」

銀 「……良いから聞きなさい、不良。鮫子が落ち込んでるわよね」

不良「あー」

銀 「判るわね、おせっかいかもしれないけど」

不良「ふん、ったくしょーがねぇな。アイツも周りに心配かけやがって」

銀 「単なる偽善よ」

不良「へっ知るかよ。まあ見てろって……おい! 鮫子!」

鮫子 ギロリ

不良「何があったか知らねぇが、ホレ! 一服して落ち着」

鮫子「#」 がす

冷不「……案外上手いんだな」

銀 「何の事かしらね」

冷不「判ってたんだろう? 鮫子、元気になった」

日和「さめこーさめこー。今度はくぉーらるすぺしゃーる」

冷不「……」

銀 「アンタも、出しなさい。タバコ」

冷不「……ん」

銀 「意外に素直ね」

冷不「男から」

銀 「男から?」

冷不「何時キスされても良い様に」

銀 「はぁ」

冷不「タバコはもう止めた、これはその名残だ」

銀 「ホント、この学校はバカが多いわ、どうしようもないバカが」





友 「はぁ? 放課後無理なのか?」
男 「うーむ、いや保険の先生と一緒に病院に行く事になりもうした」
ツン「私は保険証持って後から合流するから」
俺 「あっちゃーそう来たか」
ツン「大体ねぇ、私が行こうって言ったら行かない癖に、何で――」

荘厳「はい♪ 男様、カレー味のいかめしです、はいあーん」
男 「はっはっは、こりゃあ困ったのう、荘厳さんの背後にインドが見えますよ」
荘厳「もう! ホント冗談が得意なんですから!」
男 (……つか象も居るんだが……獣くせぇ)
ツン「ちょっと、聞いてるの? 男ッ。待ち合わせ場所の確認と――」

荘厳「そうだ、こちらも召し上がってくださいな。今朝揚がったばかりの」
男 「はっはっは、冗談が上手いなぁ荘厳さんは、これはカブトガ」
荘厳「はい♪ クリームコロッケにしようかと思いましたが、やっぱり素材の味を」
男 「ま、マジ? これ……どこから食えばいいじゃろう」
ツン「人の話を聞きなさいよッ!!!!」

友 「今日は荘厳弁当の日だっけか?」
俺 「らしいな、ミリ子もなんだけど、先日一服盛った罰で今日は見てるだけだそうだ」
友 「……居ないんだが、どこに居るんだ?」
俺 「……お向かいのビルの屋上じゃね? おそらくイチャレベルが頂点に達したら」

ちゅいん ぱん

男 「ヒイッ!! か、カブトガニがッ! 吹っ飛ん……な、中に変な虫ぃぃぃ!!」
荘厳「み、ミリ子さん! あのビルですね……」

俺 「……それにしても中止かぁ、残念だ」
友 「男がOKでも不良が無理だろ、見ろアレ。クロスボンバーの体勢だぜ」
俺 「あ、ツンバカも巻き込んだ。ってかクロスしてないよな」





電話 ぴぽっぱぽぱ ぷるるるるるる

アサ「先生? お久しぶりですね」

アサ「そうです、はいお元気そうで何よりです」

アサ「ふふ、そちらに戻る気はありませんよ」

アサ「……相談、といいますか」

アサ「一人見て欲しい男の子が居るんですよ」

アサ「ええ」

アサ「本人確認は取れています、というか、ウチの生徒ですので」

アサ「恐らくは全生活史健忘、でしょう」

アサ「いえ、頭部への強いショックからかと。この辺は少し検査を行ってですね」

アサ「……発症から」

アサ「約一週間です、そして今のところ記憶が戻っている様子はありません」

アサ「はい、判っています」

アサ「……お忙しい所申し訳ありません、それでは夕方にお伺いしますので。それでは」

アサ「……ふぅ、出涸らしか。お茶葉あったかしら」





騎士「はぁ、はぁ」

狐 「アラ、もう終わりですかえ?」

騎士「む、無茶を言うな……何だこの雪の量は」

狐 「曲がりなりにも、雪女ですかえ」

騎士「何で当の本猫はコタツに入ってるんだッ! 貴様出て来い!」

猫雪「えー。猫雪寒いの苦手やよ」

騎士「なら雪なんか出すんじゃない! 消せ!」

猫雪「猫雪は雪女にゃもん、雪ださにゃあんでんていていの危機だがね」

騎士「なら外に出て雪を消せ!」

猫雪「えー。猫雪は猫にゃもん、寒いの苦手にゃあ」

騎士「き、貴様ァァァァァ!!!!」

火銀「あっはっはっは、そりゃー!」

騎士「ばふっ」

狐 「あらら、火銀ちゃん。雪合戦しよるんか、可愛いなぁ」

騎士「お前らそこに直れィ!」

三匹「わっほーい」

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