「各マップ」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら

各マップ」(2008/01/02 (水) 13:48:05) の最新版変更点

追加された行は緑色になります。

削除された行は赤色になります。

*北アフリカ **バトルアクス &ref(battleaxe.jpg,) 連合軍ブリーフィング: ロンメル率いるドイツアフリカ軍団は北アフリカで快進撃を続けている。イギリス軍司令部は、ロンメルの侵攻を止めてトブルクにおける枢軸軍の攻囲網を破るために、『バトルアクス作戦』を立案した。 今や連合軍の援軍が到着し、ロンメルの機甲師団と戦うための準備が整った。この作戦の手始めとして、イギリス軍の軽戦車団にサルーム近くの敵と交戦するよう指示してある。ロンメルは二、三の策略を考えているだろうから、連合軍司令部はそこで彼の出方を見届ける必要があるのだ。 枢軸軍ブリーフィング: ドイツ軍は北アフリカのイギリス軍を破り、イタリア軍を支援することが出来た。ドイツ軍を勝利に導いたロンメルがいればトブルクを取り戻し、中東の天然資源があるその地域への補給線を確保するのは時間の問題であろう。 ドイツアフリカ軍団がトブルクで攻囲網を敷く間、サルームがイギリス軍の手に落ちないよう、主要な部隊はここを死守しなければならない。近くのハルファヤ峠には、多数の88mm対空砲が配備されている。これを用いて敵の機甲師団を足止めするのだ。諜報部の報告が正確であるならば、敵はこのロンメルが仕掛けた罠に向って移動している。これが成功すれば、第三帝国に必ずや素晴らしい勝利がもたらされるであろう。 **ガザラ &ref(GAZALA.jpg,) 連合軍ブリーフィング:  『バトルアクス作戦』は連合軍の軍事物資を減らし、部隊を疲弊させた。しかしチャーチルは、『クルセーダ作戦』と名付けた電撃作戦で更なる攻撃を敢行することにした。チャーチルはドイツ軍も疲弊状態にあることを知っていたので、ロンメルとドイツアフリカ軍団を討ち取ることを確信していた。連合軍は、敵軍部隊が再編成を行っている間にハルファヤ峠を確保し、カプーゾとガブル・サレハへ進攻する。  また、連合軍司令部はガザラ戦線の要塞化を命じていた。戦略的に難所となるこの峡谷を、敵軍の攻撃から守り抜かねばならない。ナイツブリッジとして知られているこの地点に地雷を敷設する間、部隊が見張りを行うことになっている。この地点を死守出来なければ、砂漠での戦争において敵が優勢になることは避けられないであろう。 枢軸軍ブリーフィング:  ロンメルの部隊は砂漠地帯の多くの重要拠点を次々と手中に収めつつある。連合軍の守るトブルクが、ドイツアフリカ軍団によって陥落するのも時間の問題だ。だから連合軍はトブルクに通じるガザラ戦線で攻勢に備えるために、ハルファヤ峠とサルームを確保するつもりのようである。 ドイツ軍によるガザラ戦線の集中攻撃が決定した。主な目的は、ナイツブリッジとして知られる拠点を確保することだ。この戦いに勝利すれば、機甲師団はトブルクに通じる道を確保し、貴重な補給線を獲得する事になるだろう。 **トブルク &ref(tobruk.jpg,) 連合軍ブリーフィング:  予想を上回る数の戦車と部隊を失ったにもかかわらず、連合軍はトブルクを守り続けた。そして現在、ドイツ軍とイタリア軍の戦車師団がこの都市を猛攻撃している。第八軍の多くはエジプトに撤退しており、この攻撃に耐えて都市を守れるかどうかは小規模の部隊にかかっている。うまくいけば、敵がトブルクを制圧する前に第八軍が再編成し戻ってくるだろう。  第一防衛線には小規模な部隊が配置されている。彼らの任務は、敵の都市部への侵入を断固阻止することだ。もし敵がこれを突破した場合、部隊は第二防衛線まで退かなければならなくなる。しかし彼らは、トブルクでの何ヵ月にも及ぶ死闘を生き抜いてきた兵士達だ。まもなく始まる決戦も制することが出来るだろう。 枢軸軍ブリーフィング:  ロンメルは北アフリカにおいてドイツアフリカ軍団を次々勝利に導いてきた。現在彼はイタリア軍と合流し、連合軍が長い間死守してきたトブルクへ侵攻するための準備をおこなっている。二日間の爆撃を終えた今こそ、トブルクを強襲して戦火を拡大する時である。  諜報部から、敵がトブルク周辺部に沿って広範囲に防衛を強化したという情報を得た。だが、敵はこれから展開される大規模な攻勢に耐えることが出来ないだろう。そして、この作戦の結果が連合軍と枢軸軍の明暗を分け、ドイツ・イタリア両国に栄光をもたらすだろう。 **エルアラメイン &ref(elalamein.jpg,) 連合軍ブリーフィング:  トブルクの戦いは、多くの犠牲者を出す結果となった。 両軍の将軍とも、休息と増援が必要であると考える一方で、 勝利の為にはさらに攻撃を強行し、高まっている士気を活用することにあるとも考えていた。  連合軍はエルアラメインにおいて、枢軸軍の侵攻に備え第八軍を召集した。 その部隊はキドニー峰の拠点で、可能な限り多くの地雷を敷設する予定だ。 もし敵の機甲師団がこの地域を通過すれば、思いがけない爆発による歓待に慌てふためくだろう。 連合軍は敵がこの地域を通過することは何としてでも食い止めなければならない。 枢軸軍ブリーフィング:  枢軸軍がエルアラメインを強襲して、連合軍の残党を一掃する時が訪れた。 この砂漠での戦争の被害は多大であったが、まもなくドイツアフリカ軍団は北アフリカでの勝利を手にするだろう。 ロンメルは一連の戦闘のあらゆる局面で敵の一歩先を読み行動した。 彼はエルアラメインで連合軍との戦いに終止符をうつべく、戦闘の準備を着実に整えている。  連合軍も、この地域における防衛拠点を強化していた。 ロンメルはそのことを察知し、偵察兵を使って敵の動きを正確に把握した上で、前哨地点を制圧するための先発部隊を派遣した。 これらの防衛拠点を打破すれば、祖国ドイツに勝利をもたらすことが出来るであろう。 ロンメルの計画として、最初の攻撃を敵に加えると共に、連合軍の降伏を受け入れる腹積もりである。 **アバディーン作戦 &ref(Aberdeen.jpg,) *太平洋 **ウェーク島 &ref(wake.jpg,) 連合軍ブリーフィング:  日本帝国はアメリカに対し、真珠湾攻撃という形で宣戦布告をした。帝国海軍機動艦隊が放った奇襲攻撃は、真珠湾に配備された戦艦と航空機へ壊滅的な損害を与えた。そして日本帝国軍の艦隊は、さらなる戦果を求め、ウェーク島に驀進している。東京とハワイのほぼ中間地点に位置するウェーク島は、とても小さいが戦略的に重要な意味合いを持つ島である。  ウェーク島に駐留する小規模なアメリカ軍部隊は、年初から空軍と海軍の基地の建設を行っている。彼らは、やがて到来する不退転の決意を持った日本帝国軍から、建設中の基地を守らねばならない。圧倒的な兵力と火力を持つ日本帝国軍を寄せ付けぬようにするには、綿密な戦略を考えて実行する必要がある。 枢軸軍ブリーフィング:  日本帝国軍の艦隊は、真珠湾のアメリカ軍基地への攻撃を開始した。宣戦布告が遅れた事以外ほぼ計画通りに実行されたこの奇襲攻撃は、敵の不意を完全に突いて、多くの戦艦に壊滅的な打撃を与えた。無力となったアメリカ艦隊が回復するには暫くの歳月が必要となるだろう。そしてアメリカは、これが太平洋全域の支配を目論む日本帝国軍の軍事作戦の始まりであることを思い知るであろう。  少しの隙も与えず、日本帝国軍はフィリピン・マレー半島・ウェーク島・その他重要な太平洋のいくつかの前哨地点を攻撃して行くだろう。ウェーク島に駐留する小規模なアメリカ軍部隊は、日本帝国軍の艦隊にとって恐れるに足りない敵であろう。島を手に入れたならば、連合軍の重要拠点を打ち砕くための貴重な飛行場を得られるのだ。 **ミッドウェイ &ref(midway.jpg,) 連合軍ブリーフィング:  アメリカ軍と日本帝国軍の艦隊は、次の戦いに向けて準備を進めている。恐らくそれは、ミッドウェイ島の近くで行われるだろう。ハワイや日本帝国への攻撃範囲内にあるミッドウェイは、明らかに戦略的に重要な拠点である。アメリカ海軍司令部は日本帝国の機密情報を事前に掴んでいたので、彼らが大規模な軍隊をミッドウェイへ向けている事を見抜いていた。  現在、アメリカ艦隊は気取られぬよう日本帝国軍を巡察し、緊張の面持ちで出方を見守っている。ミッドウェイの勝者は、太平洋地域において明らかに優位に立つことになる。 枢軸軍ブリーフィング:  日本帝国の艦隊が戦いに勝ち続けているため、アメリカ軍の各艦は目下逃走中である。日本帝国は、まもなく東京からハワイまでの太平洋全域を支配することになるだろう。今朝、艦上爆撃機がミッドウェイ島にある敵の飛行場を破壊するために出発した際、敵の空母エンタープライズを発見した。  これを受けて、ミッドウェイに向うはずだった後発爆撃機は、急遽、目標をエンタープライズに変更した。日本帝国軍は、これらの航空機が魚雷ではなく爆弾を装備しているものの、エンタープライズを撃沈出来ると確信している。 **ガダルカナル &ref(Guadalcanal.jpg,) 連合軍ブリーフィング:  ソロモン諸島のガダルカナルで、日本帝国軍は飛行場を造り始めた。これが完成した暁には、太平洋全域における日本帝国軍の出撃範囲が大幅に広がり、戦局が一変してしまうだろう。そして、洋上の日本帝国海軍はより強固な上空掩護を望めるようになる。  ガダルカナルへ上陸したアメリカ軍部隊は、重武装した敵の激しい抵抗に遭っている。アメリカの任務は明らかであるが、達成するのは容易ではない。地上部隊が島を制圧するために戦っている間、沖合いのアメリカ艦隊は掩護することになっている。 枢軸軍ブリーフィング:  日本帝国軍は、ガダルカナルの飛行場を死守するために奮闘していた。この飛行場があれば出撃範囲が大幅に広がり、ニュージーランドやオーストラリアにまで空襲部隊を送ることができるのだ。彼らは島の一部を明け渡すぐらいなら玉砕する覚悟を持っていた。  日本帝国軍の艦隊は、この島の近くで強襲の準備を進めるアメリカ軍艦艇へと向かっていた。このガダルカナルの基地は戦略的に重要であるため、日本帝国軍はそう簡単には手放さないであろう。 **硫黄島 &ref(iwojima.jpg,) 連合軍ブリーフィング:  アメリカ軍の爆撃機は、硫黄島上空での爆撃頻度を上げている。連合軍は、この島を壊滅的に攻撃することによって、日本帝国軍部隊の不退転の決意をくじくつもりだ。しかし、現時点でこの作戦がうまくいっているかどうかは不明である。連合軍司令部は水陸両用車の上陸を開始させた。アメリカ軍部隊は日本帝国軍の基地を制圧するために内陸へ進攻する。  島中に張り巡らされた掩蔽壕や、強化された防御陣地、そして日本帝国海軍の砲撃などもあり、連合軍が勝利を収めるのは難しいだろう。もし連合軍が硫黄島を制圧出来たら、東京を攻撃範囲内に収めることになる。この作戦は今後の戦局を左右する重要なものになるだろう。 枢軸軍ブリーフィング:  数ヶ月にも及ぶ硫黄島への爆撃、艦砲射撃を行ったアメリカ軍は、現在、島への上陸準備を整えている。日本帝国軍がアメリカ軍の上陸を阻止しつづけるようであれば、日本帝国本土への強襲を真剣に検討しなければならなくなるだろう。  島はあらゆる攻撃にも耐える態勢が整っている。島中に広く張り巡らされた掩蔽壕や、強化された防御陣地があるため、アメリカ軍が島を制圧するのは容易ではない。日本帝国軍はアメリカ軍の上陸に備えて戦闘配置についている。 **珊瑚海 &ref(coralsea.jpg,) **フィリピン侵攻作戦 &ref(Philippines.jpg,) *西ヨーロッパ **オマハ・ビーチ &ref(OMAHA.jpg,) 連合軍ブリーフィング:  戦闘の舞台は、連合軍がノルマンディへ侵入しドイツに対して最終的な勝利を収める『オーバーロード作戦』に移る。陽動作戦によってドイツ軍司令部の目をカレーに向けさせている間、連合軍はシェルブールとル・アーブルの間にあるノルマンディ海岸へと部隊を移動させていた。  アイゼンハワーの攻撃命令により史上最大規模の軍隊が動員された。約4,000隻の艦艇を用いてノルマンディ海岸に175,000名の兵士と補給物資を海峡を渡り上陸させるのだ。オマハ・ビーチに近づくにつれ、揚陸艇に乗っている兵士達は、それが容易な任務でないと気付くだろう。たとえドイツの沿岸守備隊に対して激しい空襲を行ったとしても、敵は崖の頂上で迎え撃つのだから。 枢軸軍ブリーフィング:  ドイツ軍司令部がかねてから待ち望んでいた日がやってきた。ついに、連合軍はフランスの海岸で大規模な攻撃を開始したのだ。ドイツ軍司令部は、この攻撃がカレーの近くで起こると予想していたが、さらに南のシェルブールとル・アーブルの間あたりに、敵は向かったようである。しかし、アメリカ軍の軍隊がどこに上陸するかは重要ではない。何故ならドイツ軍の防御陣地を前にして、彼らはなす術がないからだ。  ドイツ軍は、浜辺を見渡せる断崖の上で掩蔽壕を作り、戦闘準備を整えていた。もしアメリカ軍がこの前線を突破するようなことがあれば、ドイツ軍は再編成するために近くの村へ退却しなければならない。 **ボカージュ &ref(Bocage.jpg,) 連合軍ブリーフィング:  連合軍の軍隊が浜辺で足場を確保した今、戦いの舞台は内陸に移っていた。ノルマンディ地方は森林により覆われており、それが敵の防衛網となる垣根の役割をしていた。また、木々により視界が阻まれ、空襲からも保護の役割を果たしており、自然のバリケードになっていた。  一歩ずつ確実に連合軍はドイツが占有した領域を勝ちとっているものの、損失は増え続け、進捗状況は予定よりも遅くなっている。輸送船が浜辺に多くの兵士と物資を補給し続ける一方で、機甲師団は更なる内陸の拠点を奪取するために進攻していた。大型上空掩護機の支援によって、出来る限り敵を排除しているが、機甲師団は慎重に森林地帯を進まなければならないだろう。 枢軸軍ブリーフィング:  連合軍の軍隊は、ノルマンディの海岸に橋頭堡を築いた。だがそれも、第二機甲師団が到着するまでの間だけだ。ヨーロッパ中の戦いで名を馳せているこの部隊は、連合軍のノルマンディへの進攻を確実に食い止めるであろう。  ドイツ軍は、ノルマンディの地形を利用した防衛手段を編み出し、密集した森林の中に戦略的基地を構えていた。これらを軸に機甲師団は、連合軍のフランスへの侵攻を阻止することが出来るであろう。 **マーケット・ガーデン作戦 &ref(MarketGarden.jpg,) 連合軍ブリーフィング:  連合軍はベルギーを解放し、戦線をさらにドイツ側へ押し戻すために、ライン川の重要拠点となるいくつかの橋を確保しなければならない。この目標を達成するために、連合軍の司令官は、史上最大規模の作戦を考案した。この『マーケット・ガーデン作戦』が成功した暁には、戦争の終結が視野に入ってくる。  アルンヘムに架かっている橋は、ライン川の重要拠点のうちの1つである。連合軍の部隊は、都市と橋を確保するにあたり敵に遅れをとってしまった。彼らの任務はドイツ軍を退けた上、増援の到着まで橋を持ちこたえさせることである。いかなる犠牲を払っても橋は確保しなければならない。 枢軸軍ブリーフィング:  複数の戦線で敵の圧力が日増しに強くなる中、ドイツ軍司令部は第二機甲師団にオランダへ引き返すよう命じた。ライン川沿いのナイメーヘンやアルンヘムなどの重要な拠点を守り、ドイツ国境の侵入を企てる連合軍に備えるためだ。  諜報部は近い将来、敵が大規模な攻撃を行うという情報を入手した。連合軍がオランダに進攻するのは時間の問題だと思われる。ドイツ軍部隊は、いかなる犠牲を払っても祖国への道を守らなければならない。 **バトル・オブ・ブリテン &ref(Battle of Britain.jpg,) 空対空だけのマップ **カーン開放 &ref(caen.jpg,) **バルジの戦い &ref(Bulge.jpg,) 連合軍ブリーフィング: ドイツ軍は、アルデンヌにおける連合軍の手薄な拠点に対して大規模な反撃を始めた。 連合軍の首脳陣はドイツ軍にそのような作戦を実行する余力がないと判断していたが、 結果として不意を討たれた形となった。ドイツ軍は全力を投じ全面的な攻撃を行ってきた。 そして、その攻撃が大きな損害を与えたという事実に、皆は一様に驚いた。 この攻撃に投入された兵士の数と装甲車の数は連合軍司令部の想像を遥かに上回った。 ドイツ軍は、戦争に疲れた熟練の兵士と徴兵した十代の兵士達を総動員し、 連合軍の侵攻を食い止めるため必死に戦ってきたのだ。 枢軸軍ブリーフィング: 敵はアルデンヌにおいてジークフリート戦線を突破する準備を行っている。 それは祖国ドイツ侵攻のための最終的な攻撃となるだろう。 だが、ドイツ軍司令部は敵の出鼻をくじいて先制攻撃するという大胆な計画を立案した。 連合軍司令部がそのような攻撃を予想することはまずないだろう。 ドイツ軍部隊は、大規模な反撃作戦の一環としてサン・ヴィトの村を攻撃し、 これを手中に収めるであろう。そして次々に町を陥落し、連合軍を圧倒するに違いない。 *東ヨーロッパ **ハリコフ &ref(Kharkov.jpg,) 連合軍ブリーフィング:  長い冬が終るころに、スターリンはハリコフにて電撃作戦を命じた。過酷な天候の下、ソ連とドイツの両軍は数え切れない程の損失に苦しんでいたが、赤軍は若干有利な状況にあった。何故ならドイツ軍は、司令部の無謀な試みよって、複数の戦線に戦力を分散させられているからだ。  ハリコフの外側で、ソ連は戦線を押し進めていた。ドネツ川流域の樹木が茂った地域で、ソ連の機甲師団は、新型ロケット砲(通称:スターリン・オルガン)を使用した。アメリカ軍が供給したトラックに搭載されたこの破壊的な兵器は、敵軍部隊を壊滅状態に追いやった。 枢軸軍ブリーフィング:  複数の戦線で敵の圧力が日増しに強くなる中、ドイツ軍部隊が東部戦線に沿って前進する必然性が高まってきている。長い冬が終わりに近づいているが、ドイツ軍は赤軍に対し、大きな勝利を得られずにいた。ドイツ軍は、厳冬とソ連の攻撃によって奪われた全ての土地を奪還しなければならない。  ハリコフ近郊で、赤軍が破壊力のある新型ロケット砲を使用しているとの報告があった。しかし、天候が回復している今こそ、ドイツ軍が挽回する時なのだ。ハリコフにおける赤軍の進撃を封じ込めることは、ドイツ軍にとって重要である。 **スターリングラード &ref(Stalingrad.jpg,) 連合軍ブリーフィング:  ドイツ軍部隊がスターリングラードを攻め続けている間、スターリンの『一歩たりとも後退するな』という言葉が、赤軍部隊全員の耳にこだまする。長い冬の戦いは赤軍兵士達の決意をより強固なものにした。彼らは、たとえドイツ軍部隊が都市の大部分を廃墟にしようとも、戦意を喪失することなく奮闘するだろう。  諜報部によれば、ドイツ軍は最終的な全面攻撃を行うべく集結しているようである。このドイツ軍の攻撃が成功すれば、赤軍にとって後がなくなってしまう。赤軍はドイツ軍の侵入を全力で阻止し、何としてもこのスターリングラードを守らなければならない。 枢軸軍ブリーフィング:  スターリングラードを制圧するというドイツ軍司令部の夢は、すぐに現実のものとなるだろう。赤軍兵士はドイツ軍の優れた技術に太刀打ち出来るはずがない。敵が想像以上に意志が強いのは事実だが、ドイツ軍には全く関係なかった。戦闘の終結は目前である。  ドイツ軍部隊は、スターリングラードで最終的な包囲攻撃の準備をしている。ドイツ軍がこの都市を制圧出来たなら、ソ連を完全に打ち負かすのに十分な決定打となるだろう。赤軍もそのことを十分認識しており、決死の覚悟で戦っている。 **クルスク &ref(Kursk.jpg,) 連合軍ブリーフィング:  赤軍が一連の激戦を制し、ドイツ軍は壊滅寸前である。両軍は東部戦線でかなりの損失を計上したが、連合軍から支給される軍事物資のおかげで、赤軍は早急に部隊を立て直すことが出来た。  ドイツ軍がクルスク周辺で大規模な攻撃を開始したという諜報部からの報告は、大変な驚きを伴った。ドイツ軍司令部は、ソ連戦線において全面的な強襲を行うため、部隊・戦車・航空機を集結させたのだ。これは、ソ連の防衛線を突破しようとするドイツ軍司令部の最後の挑戦だと思われる。赤軍はここでドイツ軍を食い止め、彼らをベルリンまで後退させなければならない。 枢軸軍ブリーフィング:  ドイツ軍司令部は、クルスク周辺の敵防衛線を戦車で突破するという『ツィタデル作戦』を実行し、赤軍に反撃することを目論んでいる。ドイツ軍は赤軍を挟み撃ちし、部隊を分散させて孤立させるつもりだ。その結果、東部戦線に大きな穴が空き、重要な拠点を再び取り戻すことができるだろう。  ドイツ軍は大量の部隊と戦車、そして航空機を集結させた。たとえ赤軍が連合軍の支援を受けていたとしても、この強襲を逃れることは出来ないであろう。この戦いは、赤軍が東部戦線で勝利するという思惑を完膚無きまで打ちのめすものだ。赤軍がクルスクの戦いに敗れた後、ドイツ軍部隊はソ連の全てを手中に収めるまで快進撃を続けるだろう。 **ベルリン &ref(Berlin.jpg,) 連合軍ブリーフィング:  西側の連合軍がエルベで待機している間、ソ連の軍隊はベルリンに最終攻勢をかける準備を整えていた。都市の至る所で激戦が繰り広げられているが、赤軍兵士は街路を次々と制圧していくつもりだ。  両軍とも、犠牲者の数は膨大なものに達している。ドイツ軍は明らかに不利な状態であるため、絶望感と共に戦っている。これが最後の戦いとなるかもしれないと思いながらも、降伏することを拒み続けているのだ。 枢軸軍ブリーフィング:  連合軍の軍隊は、複数の戦線でベルリンに向かって進攻している。都市の中では、ドイツ軍の部隊と市民が陥落を避けるために、必死の思いで赤軍を撃退し続けている。  最近、ドイツ軍司令部は非常に静かだ。彼らがベルリンの防衛を続けるためにどのような計画を練っているかは、今のところ不明である。
*北アフリカ **バトルアクス &ref(battleaxe.jpg,) 連合軍ブリーフィング:  ロンメル率いるドイツアフリカ軍団は北アフリカで快進撃を続けている。 イギリス軍司令部は、ロンメルの侵攻を止めてトブルクにおける枢軸軍の攻囲網を破るために、『バトルアクス作戦』を立案した。 今や連合軍の援軍が到着し、ロンメルの機甲師団と戦うための準備が整った。 この作戦の手始めとして、イギリス軍の軽戦車団にサルーム近くの敵と交戦するよう指示してある。 ロンメルは二、三の策略を考えているだろうから、連合軍司令部はそこで彼の出方を見届ける必要があるのだ。 枢軸軍ブリーフィング:  ドイツ軍は北アフリカのイギリス軍を破り、イタリア軍を支援することが出来た。 ドイツ軍を勝利に導いたロンメルがいればトブルクを取り戻し、 中東の天然資源があるその地域への補給線を確保するのは時間の問題であろう。 ドイツアフリカ軍団がトブルクで攻囲網を敷く間、サルームがイギリス軍の手に落ちないよう、主要な部隊はここを死守しなければならない。 近くのハルファヤ峠には、多数の88mm対空砲が配備されている。これを用いて敵の機甲師団を足止めするのだ。 諜報部の報告が正確であるならば、敵はこのロンメルが仕掛けた罠に向って移動している。 これが成功すれば、第三帝国に必ずや素晴らしい勝利がもたらされるであろう。 **ガザラ &ref(GAZALA.jpg,) 連合軍ブリーフィング:  『バトルアクス作戦』は連合軍の軍事物資を減らし、部隊を疲弊させた。 しかしチャーチルは、『クルセーダ作戦』と名付けた電撃作戦で更なる攻撃を敢行することにした。 チャーチルはドイツ軍も疲弊状態にあることを知っていたので、ロンメルとドイツアフリカ軍団を討ち取ることを確信していた。 連合軍は、敵軍部隊が再編成を行っている間にハルファヤ峠を確保し、カプーゾとガブル・サレハへ進攻する。  また、連合軍司令部はガザラ戦線の要塞化を命じていた。戦略的に難所となるこの峡谷を、敵軍の攻撃から守り抜かねばならない。 ナイツブリッジとして知られているこの地点に地雷を敷設する間、部隊が見張りを行うことになっている。 この地点を死守出来なければ、砂漠での戦争において敵が優勢になることは避けられないであろう。 枢軸軍ブリーフィング:  ロンメルの部隊は砂漠地帯の多くの重要拠点を次々と手中に収めつつある。 連合軍の守るトブルクが、ドイツアフリカ軍団によって陥落するのも時間の問題だ。 だから連合軍はトブルクに通じるガザラ戦線で攻勢に備えるために、ハルファヤ峠とサルームを確保するつもりのようである。  ドイツ軍によるガザラ戦線の集中攻撃が決定した。 主な目的は、ナイツブリッジとして知られる拠点を確保することだ。 この戦いに勝利すれば、機甲師団はトブルクに通じる道を確保し、貴重な補給線を獲得する事になるだろう。 **トブルク &ref(tobruk.jpg,) 連合軍ブリーフィング:  予想を上回る数の戦車と部隊を失ったにもかかわらず、連合軍はトブルクを守り続けた。 そして現在、ドイツ軍とイタリア軍の戦車師団がこの都市を猛攻撃している。 第八軍の多くはエジプトに撤退しており、この攻撃に耐えて都市を守れるかどうかは小規模の部隊にかかっている。 うまくいけば、敵がトブルクを制圧する前に第八軍が再編成し戻ってくるだろう。  第一防衛線には小規模な部隊が配置されている。彼らの任務は、敵の都市部への侵入を断固阻止することだ。 もし敵がこれを突破した場合、部隊は第二防衛線まで退かなければならなくなる。 しかし彼らは、トブルクでの何ヵ月にも及ぶ死闘を生き抜いてきた兵士達だ。 まもなく始まる決戦も制することが出来るだろう。 枢軸軍ブリーフィング:  ロンメルは北アフリカにおいてドイツアフリカ軍団を次々勝利に導いてきた。 現在彼はイタリア軍と合流し、連合軍が長い間死守してきたトブルクへ侵攻するための準備をおこなっている。 二日間の爆撃を終えた今こそ、トブルクを強襲して戦火を拡大する時である。  諜報部から、敵がトブルク周辺部に沿って広範囲に防衛を強化したという情報を得た。 だが、敵はこれから展開される大規模な攻勢に耐えることが出来ないだろう。 そして、この作戦の結果が連合軍と枢軸軍の明暗を分け、ドイツ・イタリア両国に栄光をもたらすだろう。 **エルアラメイン &ref(elalamein.jpg,) 連合軍ブリーフィング:  トブルクの戦いは、多くの犠牲者を出す結果となった。 両軍の将軍とも、休息と増援が必要であると考える一方で、 勝利の為にはさらに攻撃を強行し、高まっている士気を活用することにあるとも考えていた。  連合軍はエルアラメインにおいて、枢軸軍の侵攻に備え第八軍を召集した。 その部隊はキドニー峰の拠点で、可能な限り多くの地雷を敷設する予定だ。 もし敵の機甲師団がこの地域を通過すれば、思いがけない爆発による歓待に慌てふためくだろう。 連合軍は敵がこの地域を通過することは何としてでも食い止めなければならない。 枢軸軍ブリーフィング:  枢軸軍がエルアラメインを強襲して、連合軍の残党を一掃する時が訪れた。 この砂漠での戦争の被害は多大であったが、まもなくドイツアフリカ軍団は北アフリカでの勝利を手にするだろう。 ロンメルは一連の戦闘のあらゆる局面で敵の一歩先を読み行動した。 彼はエルアラメインで連合軍との戦いに終止符をうつべく、戦闘の準備を着実に整えている。  連合軍も、この地域における防衛拠点を強化していた。 ロンメルはそのことを察知し、偵察兵を使って敵の動きを正確に把握した上で、前哨地点を制圧するための先発部隊を派遣した。 これらの防衛拠点を打破すれば、祖国ドイツに勝利をもたらすことが出来るであろう。 ロンメルの計画として、最初の攻撃を敵に加えると共に、連合軍の降伏を受け入れる腹積もりである。 **アバディーン作戦 &ref(Aberdeen.jpg,) *太平洋 **ウェーク島 &ref(wake.jpg,) 連合軍ブリーフィング:  日本帝国はアメリカに対し、真珠湾攻撃という形で宣戦布告をした。 帝国海軍機動艦隊が放った奇襲攻撃は、真珠湾に配備された戦艦と航空機へ壊滅的な損害を与えた。 そして日本帝国軍の艦隊は、さらなる戦果を求め、ウェーク島に驀進している。 東京とハワイのほぼ中間地点に位置するウェーク島は、とても小さいが戦略的に重要な意味合いを持つ島である。  ウェーク島に駐留する小規模なアメリカ軍部隊は、年初から空軍と海軍の基地の建設を行っている。 彼らは、やがて到来する不退転の決意を持った日本帝国軍から、建設中の基地を守らねばならない。 圧倒的な兵力と火力を持つ日本帝国軍を寄せ付けぬようにするには、綿密な戦略を考えて実行する必要がある。 枢軸軍ブリーフィング:  日本帝国軍の艦隊は、真珠湾のアメリカ軍基地への攻撃を開始した。 宣戦布告が遅れた事以外ほぼ計画通りに実行されたこの奇襲攻撃は、敵の不意を完全に突いて、多くの戦艦に壊滅的な打撃を与えた。 無力となったアメリカ艦隊が回復するには暫くの歳月が必要となるだろう。 そしてアメリカは、これが太平洋全域の支配を目論む日本帝国軍の軍事作戦の始まりであることを思い知るであろう。  少しの隙も与えず、日本帝国軍はフィリピン・マレー半島・ウェーク島・その他重要な太平洋のいくつかの前哨地点を攻撃して行くだろう。 ウェーク島に駐留する小規模なアメリカ軍部隊は、日本帝国軍の艦隊にとって恐れるに足りない敵であろう。 島を手に入れたならば、連合軍の重要拠点を打ち砕くための貴重な飛行場を得られるのだ。 **ミッドウェイ &ref(midway.jpg,) 連合軍ブリーフィング:  アメリカ軍と日本帝国軍の艦隊は、次の戦いに向けて準備を進めている。 恐らくそれは、ミッドウェイ島の近くで行われるだろう。 ハワイや日本帝国への攻撃範囲内にあるミッドウェイは、明らかに戦略的に重要な拠点である。 アメリカ海軍司令部は日本帝国の機密情報を事前に掴んでいたので、彼らが大規模な軍隊をミッドウェイへ向けている事を見抜いていた。  現在、アメリカ艦隊は気取られぬよう日本帝国軍を巡察し、緊張の面持ちで出方を見守っている。 ミッドウェイの勝者は、太平洋地域において明らかに優位に立つことになる。 枢軸軍ブリーフィング:  日本帝国の艦隊が戦いに勝ち続けているため、アメリカ軍の各艦は目下逃走中である。 日本帝国は、まもなく東京からハワイまでの太平洋全域を支配することになるだろう。 今朝、艦上爆撃機がミッドウェイ島にある敵の飛行場を破壊するために出発した際、敵の空母エンタープライズを発見した。  これを受けて、ミッドウェイに向うはずだった後発爆撃機は、急遽、目標をエンタープライズに変更した。 日本帝国軍は、これらの航空機が魚雷ではなく爆弾を装備しているものの、エンタープライズを撃沈出来ると確信している。 **ガダルカナル &ref(Guadalcanal.jpg,) 連合軍ブリーフィング:  ソロモン諸島のガダルカナルで、日本帝国軍は飛行場を造り始めた。 これが完成した暁には、太平洋全域における日本帝国軍の出撃範囲が大幅に広がり、戦局が一変してしまうだろう。 そして、洋上の日本帝国海軍はより強固な上空掩護を望めるようになる。  ガダルカナルへ上陸したアメリカ軍部隊は、重武装した敵の激しい抵抗に遭っている。 アメリカの任務は明らかであるが、達成するのは容易ではない。 地上部隊が島を制圧するために戦っている間、沖合いのアメリカ艦隊は掩護することになっている。 枢軸軍ブリーフィング:  日本帝国軍は、ガダルカナルの飛行場を死守するために奮闘していた。 この飛行場があれば出撃範囲が大幅に広がり、ニュージーランドやオーストラリアにまで空襲部隊を送ることができるのだ。 彼らは島の一部を明け渡すぐらいなら玉砕する覚悟を持っていた。  日本帝国軍の艦隊は、この島の近くで強襲の準備を進めるアメリカ軍艦艇へと向かっていた。 このガダルカナルの基地は戦略的に重要であるため、日本帝国軍はそう簡単には手放さないであろう。 **硫黄島 &ref(iwojima.jpg,) 連合軍ブリーフィング:  アメリカ軍の爆撃機は、硫黄島上空での爆撃頻度を上げている。 連合軍は、この島を壊滅的に攻撃することによって、日本帝国軍部隊の不退転の決意をくじくつもりだ。 しかし、現時点でこの作戦がうまくいっているかどうかは不明である。連合軍司令部は水陸両用車の上陸を開始させた。 アメリカ軍部隊は日本帝国軍の基地を制圧するために内陸へ進攻する。  島中に張り巡らされた掩蔽壕や、強化された防御陣地、そして日本帝国海軍の砲撃などもあり、連合軍が勝利を収めるのは難しいだろう。 もし連合軍が硫黄島を制圧出来たら、東京を攻撃範囲内に収めることになる。 この作戦は今後の戦局を左右する重要なものになるだろう。 枢軸軍ブリーフィング:  数ヶ月にも及ぶ硫黄島への爆撃、艦砲射撃を行ったアメリカ軍は、現在、島への上陸準備を整えている。 日本帝国軍がアメリカ軍の上陸を阻止しつづけるようであれば、日本帝国本土への強襲を真剣に検討しなければならなくなるだろう。  島はあらゆる攻撃にも耐える態勢が整っている。 島中に広く張り巡らされた掩蔽壕や、強化された防御陣地があるため、アメリカ軍が島を制圧するのは容易ではない。 日本帝国軍はアメリカ軍の上陸に備えて戦闘配置についている。 **珊瑚海 &ref(coralsea.jpg,) **フィリピン侵攻作戦 &ref(Philippines.jpg,) *西ヨーロッパ **オマハ・ビーチ &ref(OMAHA.jpg,) 連合軍ブリーフィング:  戦闘の舞台は、連合軍がノルマンディへ侵入しドイツに対して最終的な勝利を収める『オーバーロード作戦』に移る。 陽動作戦によってドイツ軍司令部の目をカレーに向けさせている間、 連合軍はシェルブールとル・アーブルの間にあるノルマンディ海岸へと部隊を移動させていた。  アイゼンハワーの攻撃命令により史上最大規模の軍隊が動員された。 約4,000隻の艦艇を用いてノルマンディ海岸に175,000名の兵士と補給物資を海峡を渡り上陸させるのだ。 オマハ・ビーチに近づくにつれ、揚陸艇に乗っている兵士達は、それが容易な任務でないと気付くだろう。 たとえドイツの沿岸守備隊に対して激しい空襲を行ったとしても、敵は崖の頂上で迎え撃つのだから。 枢軸軍ブリーフィング:  ドイツ軍司令部がかねてから待ち望んでいた日がやってきた。 ついに、連合軍はフランスの海岸で大規模な攻撃を開始したのだ。 ドイツ軍司令部は、この攻撃がカレーの近くで起こると予想していたが、 さらに南のシェルブールとル・アーブルの間あたりに、敵は向かったようである。 しかし、アメリカ軍の軍隊がどこに上陸するかは重要ではない。 何故ならドイツ軍の防御陣地を前にして、彼らはなす術がないからだ。  ドイツ軍は、浜辺を見渡せる断崖の上で掩蔽壕を作り、戦闘準備を整えていた。 もしアメリカ軍がこの前線を突破するようなことがあれば、ドイツ軍は再編成するために近くの村へ退却しなければならない。 **ボカージュ &ref(Bocage.jpg,) 連合軍ブリーフィング:  連合軍の軍隊が浜辺で足場を確保した今、戦いの舞台は内陸に移っていた。 ノルマンディ地方は森林により覆われており、それが敵の防衛網となる垣根の役割をしていた。 また、木々により視界が阻まれ、空襲からも保護の役割を果たしており、自然のバリケードになっていた。  一歩ずつ確実に連合軍はドイツが占有した領域を勝ちとっているものの、損失は増え続け、進捗状況は予定よりも遅くなっている。 輸送船が浜辺に多くの兵士と物資を補給し続ける一方で、機甲師団は更なる内陸の拠点を奪取するために進攻していた。 大型上空掩護機の支援によって、出来る限り敵を排除しているが、機甲師団は慎重に森林地帯を進まなければならないだろう。 枢軸軍ブリーフィング:  連合軍の軍隊は、ノルマンディの海岸に橋頭堡を築いた。だがそれも、第二機甲師団が到着するまでの間だけだ。 ヨーロッパ中の戦いで名を馳せているこの部隊は、連合軍のノルマンディへの進攻を確実に食い止めるであろう。  ドイツ軍は、ノルマンディの地形を利用した防衛手段を編み出し、密集した森林の中に戦略的基地を構えていた。 これらを軸に機甲師団は、連合軍のフランスへの侵攻を阻止することが出来るであろう。 **マーケット・ガーデン作戦 &ref(MarketGarden.jpg,) 連合軍ブリーフィング:  連合軍はベルギーを解放し、戦線をさらにドイツ側へ押し戻すために、 ライン川の重要拠点となるいくつかの橋を確保しなければならない。 この目標を達成するために、連合軍の司令官は、史上最大規模の作戦を考案した。 この『マーケット・ガーデン作戦』が成功した暁には、戦争の終結が視野に入ってくる。  アルンヘムに架かっている橋は、ライン川の重要拠点のうちの1つである。 連合軍の部隊は、都市と橋を確保するにあたり敵に遅れをとってしまった。 彼らの任務はドイツ軍を退けた上、増援の到着まで橋を持ちこたえさせることである。 いかなる犠牲を払っても橋は確保しなければならない。 枢軸軍ブリーフィング:  複数の戦線で敵の圧力が日増しに強くなる中、ドイツ軍司令部は第二機甲師団にオランダへ引き返すよう命じた。 ライン川沿いのナイメーヘンやアルンヘムなどの重要な拠点を守り、ドイツ国境の侵入を企てる連合軍に備えるためだ。  諜報部は近い将来、敵が大規模な攻撃を行うという情報を入手した。 連合軍がオランダに進攻するのは時間の問題だと思われる。 ドイツ軍部隊は、いかなる犠牲を払っても祖国への道を守らなければならない。 **バトル・オブ・ブリテン &ref(Battle of Britain.jpg,) 空対空だけのマップ **カーン開放 &ref(caen.jpg,) **バルジの戦い &ref(Bulge.jpg,) 連合軍ブリーフィング:  ドイツ軍は、アルデンヌにおける連合軍の手薄な拠点に対して大規模な反撃を始めた。 連合軍の首脳陣はドイツ軍にそのような作戦を実行する余力がないと判断していたが、 結果として不意を討たれた形となった。ドイツ軍は全力を投じ全面的な攻撃を行ってきた。  そして、その攻撃が大きな損害を与えたという事実に、皆は一様に驚いた。 この攻撃に投入された兵士の数と装甲車の数は連合軍司令部の想像を遥かに上回った。 ドイツ軍は、戦争に疲れた熟練の兵士と徴兵した十代の兵士達を総動員し、 連合軍の侵攻を食い止めるため必死に戦ってきたのだ。 枢軸軍ブリーフィング:  敵はアルデンヌにおいてジークフリート戦線を突破する準備を行っている。 それは祖国ドイツ侵攻のための最終的な攻撃となるだろう。  だが、ドイツ軍司令部は敵の出鼻をくじいて先制攻撃するという大胆な計画を立案した。 連合軍司令部がそのような攻撃を予想することはまずないだろう。 ドイツ軍部隊は、大規模な反撃作戦の一環としてサン・ヴィトの村を攻撃し、 これを手中に収めるであろう。そして次々に町を陥落し、連合軍を圧倒するに違いない。 *東ヨーロッパ **ハリコフ &ref(Kharkov.jpg,) 連合軍ブリーフィング:  長い冬が終るころに、スターリンはハリコフにて電撃作戦を命じた。 過酷な天候の下、ソ連とドイツの両軍は数え切れない程の損失に苦しんでいたが、赤軍は若干有利な状況にあった。 何故ならドイツ軍は、司令部の無謀な試みよって、複数の戦線に戦力を分散させられているからだ。  ハリコフの外側で、ソ連は戦線を押し進めていた。 ドネツ川流域の樹木が茂った地域で、ソ連の機甲師団は、新型ロケット砲(通称:スターリン・オルガン)を使用した。 アメリカ軍が供給したトラックに搭載されたこの破壊的な兵器は、敵軍部隊を壊滅状態に追いやった。 枢軸軍ブリーフィング:  複数の戦線で敵の圧力が日増しに強くなる中、ドイツ軍部隊が東部戦線に沿って前進する必然性が高まってきている。 長い冬が終わりに近づいているが、ドイツ軍は赤軍に対し、大きな勝利を得られずにいた。 ドイツ軍は、厳冬とソ連の攻撃によって奪われた全ての土地を奪還しなければならない。  ハリコフ近郊で、赤軍が破壊力のある新型ロケット砲を使用しているとの報告があった。 しかし、天候が回復している今こそ、ドイツ軍が挽回する時なのだ。 ハリコフにおける赤軍の進撃を封じ込めることは、ドイツ軍にとって重要である。 **スターリングラード &ref(Stalingrad.jpg,) 連合軍ブリーフィング:  ドイツ軍部隊がスターリングラードを攻め続けている間、 スターリンの『一歩たりとも後退するな』という言葉が、赤軍部隊全員の耳にこだまする。 長い冬の戦いは赤軍兵士達の決意をより強固なものにした。 彼らは、たとえドイツ軍部隊が都市の大部分を廃墟にしようとも、戦意を喪失することなく奮闘するだろう。  諜報部によれば、ドイツ軍は最終的な全面攻撃を行うべく集結しているようである。 このドイツ軍の攻撃が成功すれば、赤軍にとって後がなくなってしまう。 赤軍はドイツ軍の侵入を全力で阻止し、何としてもこのスターリングラードを守らなければならない。 枢軸軍ブリーフィング:  スターリングラードを制圧するというドイツ軍司令部の夢は、すぐに現実のものとなるだろう。 赤軍兵士はドイツ軍の優れた技術に太刀打ち出来るはずがない。 敵が想像以上に意志が強いのは事実だが、ドイツ軍には全く関係なかった。戦闘の終結は目前である。  ドイツ軍部隊は、スターリングラードで最終的な包囲攻撃の準備をしている。 ドイツ軍がこの都市を制圧出来たなら、ソ連を完全に打ち負かすのに十分な決定打となるだろう。 赤軍もそのことを十分認識しており、決死の覚悟で戦っている。 **クルスク &ref(Kursk.jpg,) 連合軍ブリーフィング:  赤軍が一連の激戦を制し、ドイツ軍は壊滅寸前である。 両軍は東部戦線でかなりの損失を計上したが、連合軍から支給される軍事物資のおかげで、赤軍は早急に部隊を立て直すことが出来た。  ドイツ軍がクルスク周辺で大規模な攻撃を開始したという諜報部からの報告は、大変な驚きを伴った。 ドイツ軍司令部は、ソ連戦線において全面的な強襲を行うため、部隊・戦車・航空機を集結させたのだ。 これは、ソ連の防衛線を突破しようとするドイツ軍司令部の最後の挑戦だと思われる。 赤軍はここでドイツ軍を食い止め、彼らをベルリンまで後退させなければならない。 枢軸軍ブリーフィング:  ドイツ軍司令部は、クルスク周辺の敵防衛線を戦車で突破するという『ツィタデル作戦』を実行し、赤軍に反撃することを目論んでいる。 ドイツ軍は赤軍を挟み撃ちし、部隊を分散させて孤立させるつもりだ。 その結果、東部戦線に大きな穴が空き、重要な拠点を再び取り戻すことができるだろう。  ドイツ軍は大量の部隊と戦車、そして航空機を集結させた。たとえ赤軍が連合軍の支援を受けていたとしても、 この強襲を逃れることは出来ないであろう。 この戦いは、赤軍が東部戦線で勝利するという思惑を完膚無きまで打ちのめすものだ。 赤軍がクルスクの戦いに敗れた後、ドイツ軍部隊はソ連の全てを手中に収めるまで快進撃を続けるだろう。 **ベルリン &ref(Berlin.jpg,) 連合軍ブリーフィング:  西側の連合軍がエルベで待機している間、ソ連の軍隊はベルリンに最終攻勢をかける準備を整えていた。 都市の至る所で激戦が繰り広げられているが、赤軍兵士は街路を次々と制圧していくつもりだ。  両軍とも、犠牲者の数は膨大なものに達している。 ドイツ軍は明らかに不利な状態であるため、絶望感と共に戦っている。 これが最後の戦いとなるかもしれないと思いながらも、降伏することを拒み続けているのだ。 枢軸軍ブリーフィング:  連合軍の軍隊は、複数の戦線でベルリンに向かって進攻している。 都市の中では、ドイツ軍の部隊と市民が陥落を避けるために、必死の思いで赤軍を撃退し続けている。  最近、ドイツ軍司令部は非常に静かだ。 彼らがベルリンの防衛を続けるためにどのような計画を練っているかは、今のところ不明である。

表示オプション

横に並べて表示:
変化行の前後のみ表示:
記事メニュー
目安箱バナー