五代目 九日目

752 : ◆otXcqJ9cB. [saga]:2012/02/06(月) 21:19:09.18 ID:g2BQ/A/vo

 

 

≪第九日目≫

 

 

朝、判定

753 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/02/06(月) 21:19:11.86 ID:rW/5XxQWo

士郎&アストルフォなら問題ないだろう

761 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(静岡県) [sage]:2012/02/06(月) 21:24:07.48 ID:eZx4Mnj3o

貴女「おはよーあーちゃー……アーチャー?」

 

                          

                            END

762 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海・関東) [sage]:2012/02/06(月) 21:24:44.26 ID:fGrww3DAO

脅かすなよバカ!

763 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/02/06(月) 21:24:53.37 ID:aOheGzOno

>>761

精神的苦痛に対して反省と謝罪と賠償

768 : ◆otXcqJ9cB. [saga]:2012/02/06(月) 21:26:20.91 ID:g2BQ/A/vo

>>753の判定:6

 

 

 

夢を見た。

 

そこに居るのは、孤独な王。

 

剣の墓場に立つ、アーチャーの姿。

 

それは、何かの救いを得ようとした光景なのだろうか。

 

燃え盛る村を背に、彼が一人の子供を抱えていた。

 

 

○ミヤ「―――ああ、よかった……」

 

 

嬉しそうに、泣いて微笑むアーチャー。

 

これは、彼の記憶なのだろう。

 

 

 

 

場面が変わる。

 

彼は、両腕を取って引きずられていた。

 

それを囲むのは怒りに震える民衆。

 

石を彼に投げつけ、罵倒する。

 

だけど、そんな彼はただ笑っている。

 

救えた。

 

それだけが、彼の誇りのように。

 

彼が、絞首刑台に立たされる。

 

首には縄。

 

後は、落とされるだけ。

 

そこで彼は、見てしまった。

 

彼を殺さんと、死刑執行をする青年。

 

 

 

 

 

それは、彼があのときに救った少年だということを。

 

 

 

 

 

―――――……!?

 

 

 

そこで、貴女は目覚めた。

791 : ◆otXcqJ9cB. [saga]:2012/02/06(月) 21:54:22.46 ID:prkzPGh4o

 

 

 

貴女は飛び出るように部屋を出る。

 

体が恐怖で震える。

 

あの夢は、アーチャーの昔。

 

だとすれば、何で……。

 

どうして、笑っていられるのか。

 

貴女であれば、全てに絶望するだろう。

 

アーチャーが傍に居ないことがこんなにも怖い。

 

貴女はそれから逃げるように、台所へと駆けた。

 

 

 

 

直後、アーチャー判定

792 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/02/06(月) 21:54:25.75 ID:hgklOMQd0

793 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage]:2012/02/06(月) 21:54:58.40 ID:oLLZq6yMo

普通だ

798 : ◆otXcqJ9cB. [saga]:2012/02/06(月) 21:56:46.20 ID:prkzPGh4o

>>792の判定:5

 

 

台所には、アーチャーの姿。

 

慌てた、息を乱した貴女にアーチャーは目を丸くしていた。

 

 

アーチャー「どうしたんだ、顔色が悪いが……」

 

 

アーチャーの声。

 

それに貴女は、少し言葉を飲み込む。

 

 

 

 

自由安価

↓5

803 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/02/06(月) 21:57:34.38 ID:hgklOMQd0

貴方は今幸せ?

810 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/02/06(月) 21:59:23.44 ID:sUGkT3O/o

ヒロインだな

811 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [sage]:2012/02/06(月) 22:00:39.75 ID:t4zuyQOJ0

ヒロインだなあ

812 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) [sage]:2012/02/06(月) 22:01:08.69 ID:ZS6b66XF0

ヒロインすなぁ

813 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/02/06(月) 22:01:29.30 ID:5N1nDFOvo

ヒロインだねぇ

814 : ◆otXcqJ9cB. [saga]:2012/02/06(月) 22:02:02.93 ID:prkzPGh4o

>>803

 

 

 

―――アーチャー。

 

 

貴女は少し、息を呑む。

 

そして、泣きそうになりながら、アーチャーへ聞いた。

 

 

―――今、貴方は幸せ…?

 

アーチャー「………」

 

 

貴方は夢のことを話す。

 

それは、アーチャーの人生。

 

それを見た貴女を、彼がどう思っているか分からない。

 

ただ、聞きたいのだ。

 

今は、幸せか。

 

私と居て、嬉しいか。

 

アーチャーは、貴女へと振り返った。

 

 

 

アーチャー判定

・ただいま+2

815 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/02/06(月) 22:02:06.15 ID:Q5nDcsIGo

日常(夢)

825 : ◆otXcqJ9cB. [saga]:2012/02/06(月) 22:07:13.47 ID:prkzPGh4o

>>815の判定:7

 

 

 

アーチャー「……そう、だな…」

 

 

暫く黙り込んだアーチャーは、ゆっくりと口を開いた。

 

そこにあるのは、戸惑い。

 

困ったような、そんな顔をしている。

 

 

アーチャー「昨日、私は帰ったときにただいま、と言ったな」

 

 

うん、と貴女は頷く。

 

あれは、嬉しかった。

 

帰ってきてくれた。

 

それが、何より幸せだった。

 

アーチャーは困ったように、苦笑した。

 

 

アーチャー「ただいま、なんて普通のことがしたくなるくらいには、幸せなのかも知れないな」

 

 

さ、朝食にしよう。

 

そういってアーチャーは料理に戻る。

 

貴女はそれに、笑って頷いた。

 

 

 

 

朝、どうしようか。

1:セイバーたちを探す

2:自由安価

 

↓5

830 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) [sage]:2012/02/06(月) 22:08:13.63 ID:x3/jGLz6o

アーチャーに消えて欲しくない

840 : ◆otXcqJ9cB. [saga]:2012/02/06(月) 22:15:26.24 ID:prkzPGh4o

>>830の判定

 

 

貴女は、アーチャーに願いを聞く。

 

もう、聖杯戦争も終わりが近い。

 

だからこそ気になって聞いてみたのだが、アーチャーの顔は苦いままだ。

 

理由を聞くと、彼は言った。

 

 

アーチャー「私の想像通りなら、聖杯は汚染されている……もしそうなら、破壊せねばならない」

 

 

アーチャーはそう言う。

 

だけど、本当に願いが叶うなら。

 

そう聞くと、アーチャーは答えない。

 

何かあるのかも知れない。

 

そう思ったが、貴女は聞かない。

 

ただ、彼に貴女は呟いた。

 

 

――――私は、アーチャーに消えてほしくない。

 

 

聖杯で、それはどうにか出来ないのか。

 

出来ても、アーチャーはどうしたいのか。

 

貴女は、それをアーチャーに聞く。

 

どんな答えでも、貴女は受け入れる。

 

それが、個人の選択なのだ。

 

 

 

 

直後、アーチャー判定

・ライダーの言葉:+1

841 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/02/06(月) 22:15:28.74 ID:hgklOMQd0

クリティカルが必要だ

849 : ◆otXcqJ9cB. [saga]:2012/02/06(月) 22:22:07.55 ID:prkzPGh4o

>>841の判定:5

 

 

アーチャー「……つり橋効果、というのを知っているか?」

 

 

危機的状況で男女間に起こる錯覚。

 

つまり、この気持ちは勘違いなのではないかと、アーチャーは言いたいのだろうか。

 

貴女は、アーチャーを抓る。

 

今回ばかりは、本気で。

 

それで彼が理解したのか、困った顔をする。

 

ただそれが、彼にも何か感じるものがあるのだろう。

 

困ったように、彼は呟いた。

 

 

アーチャー「平凡な、毎日か……」

 

 

 

 

自由安価↓5

854 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/02/06(月) 22:23:29.17 ID:fAFz/g8ko

気分転換に一緒に散歩でもしよう

866 : ◆otXcqJ9cB. [saga]:2012/02/06(月) 22:28:42.24 ID:prkzPGh4o

>>854の判定

 

 

貴女はアーチャーを連れて外に出る。

 

目的地のない、散歩。

 

少し、アーチャーと一緒に今まで歩いたところを見回りに行こう。

 

唐突にそう思ったのだ。

 

アーチャーと歩く。

 

目的地は無いから、言葉もあまり無い。

 

ぶらぶらと、そんな散歩だった。

 

 

 

 

直後、接触判定

867 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]:2012/02/06(月) 22:28:42.55 ID:dhhaRyfw0

下半身安価とったら補正-5付いてもおかしくないwwww

873 : ◆otXcqJ9cB. [saga]:2012/02/06(月) 22:29:17.94 ID:prkzPGh4o

>>867の判定

 

 

接触相手↓5

878 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/02/06(月) 22:29:48.74 ID:fAFz/g8ko

ウェイバー

889 : ◆otXcqJ9cB. [saga]:2012/02/06(月) 22:31:51.63 ID:prkzPGh4o

>>878の判定

 

 

貴女は、「あ」と声を上げる。

 

視線の先にはセイバーのマスターである少年の姿。

 

貴女は小さく笑んで彼に手を振る。

 

ウェイバーはそれに驚いたように、警戒した。

 

 

アーチャー「少年、今は昼間だぞ」

 

ウェイバー「わ、分かってる!!」

 

 

 

 

ウェイバーの手には、

1:本

2:大判焼き

 

↓5

890 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/02/06(月) 22:31:58.94 ID:5N1nDFOvo

2

891 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2012/02/06(月) 22:32:07.59 ID:nDLFSxXlo

892 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/02/06(月) 22:32:11.75 ID:hgklOMQd0

893 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/02/06(月) 22:32:17.74 ID:aOheGzOno

2

894 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海・関東) [sage]:2012/02/06(月) 22:32:18.46 ID:fGrww3DAO

2

895 :VIPにかわりましてNIPPERがお送り

901 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/02/06(月) 22:33:08.07 ID:gLJW/90Zo

なんという団結力

902 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(宮城県) [sage]:2012/02/06(月) 22:33:14.90 ID:xBS8ENmGo

謎の一体感

903 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/02/06(月) 22:34:28.43 ID:aOheGzOno

青セイバーとウェイバーくんなら2しかないだろ・・・

910 : ◆otXcqJ9cB. [saga]:2012/02/06(月) 22:38:42.74 ID:prkzPGh4o

>>894の判定:2

 

 

 

アーチャー「それで、仮にもマスターがサーヴァントも連れず昼間から一人で何をしている?」

 

ウェイバー「う、うるさい!そんなの、関係ないだろ!」

 

 

貴女は、そうアーチャーに噛み付くウェイバーの手にあるものを見て理解する。

 

彼の持つ袋には、江戸前屋の文字。

 

つまり彼は、お茶菓子の買い物に来たのだろう。

 

それをアーチャーは気づいたのか、呆れたような声を出した。

 

 

アーチャー「……セイバーの腹ペコ具合は、相変わらずか」

 

ウェイバー「……なんでお前、それ知ってるんだよ」

 

アーチャー「知り合いなだけだよ、かの騎士王とはね。最も、彼女は知らないだろうが」

 

 

騎士王。

 

それはアーサー王を指す言葉。

 

ということは、あの少女はアーサー王なのだろうか。

 

それと知り合いだというアーチャーは、誰なのだろう。

 

夢の彼だけでは、時代までは分からない。

 

 

ウェイバー「まさかお前、トリスタンとか言わないよな」

 

アーチャー「そんな高名な英霊な訳があるか、たわけ」

 

 

 

 

状況はどうにも変だ。

自由安価↓5

915 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/02/06(月) 22:39:57.09 ID:hgklOMQd0

セイバーばいい人?

935 : ◆otXcqJ9cB. [saga]:2012/02/06(月) 22:50:07.31 ID:prkzPGh4o

>>915の判定

 

 

―――セイバーは、良い人?

 

 

貴女は笑って、そう聞く。

 

見る限り、仲はどう見ても良さそうだ。

 

ウェイバーはそれに少したじろぐ。

 

いきなり何を聞くんだと言いたげだが、ウェイバーはゆっくりと答えた。

 

 

ウェイバー「僕には勿体無いくらい、良い奴だよ……大食いだけどな」

 

 

ぶすっ、としたウェイバー。

 

貴女はそれに、また笑う。

 

仲が良いのだろう。

 

でも、負けたくない。

 

貴女は彼に、負けないよ、と言う。

 

ウェイバーはそれに、頷くことで答えた。

 

 

 

 

1:決戦場所指定

2:自由安価

 

↓5

940 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/02/06(月) 22:51:06.16 ID:Q5nDcsIGo

戦う前に、一緒に御飯でもどう?もちろん、セイバーも含めて。

945 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/02/06(月) 22:52:47.60 ID:sUGkT3O/o

メシ担当:弓兵

947 : ◆otXcqJ9cB. [saga]:2012/02/06(月) 22:53:12.80 ID:prkzPGh4o

>>940の判定

 

 

そこで貴女は唐突に思った。

 

アーチャーはあのセイバーを知っている。

 

ならせめて、戦う前に何か話を出来る場所でも設けられないだろうか。

 

そう思ってアーチャーに聞く。

 

彼は答えないが、ウェイバーへと顔を向けた。

 

 

 

直後、判定

948 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/02/06(月) 22:53:15.79 ID:fAFz/g8ko

ダヴァイッ

957 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(静岡県) [sage]:2012/02/06(月) 22:54:22.35 ID:eZx4Mnj3o

ウェイバ「マジで!? 行く行く!」

958 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(石川県) :2012/02/06(月) 22:54:38.80 ID:6SQ27WUq0

騎士王にご飯を食べさせる為にガウェインが気を利かせたようです

968 : ◆otXcqJ9cB. [saga]:2012/02/06(月) 23:00:21.47 ID:prkzPGh4o

>>948の判定:9

 

 

ウェイバー「もう、残ってるのは僕たちだけなんだよな……」

 

 

ウェイバーはそう呟くと、アーチャーを見る。

 

そして口を開いた。

 

 

ウェイバー「どっちが勝っても負けても、片方は消えちゃうんだよな」

 

 

なら、行くよ。

 

そうウェイバーは言った。

 

アーチャーに向けた視線は、何かを含んでいる。

 

それはウェイバーなりに、セイバーを気遣っているのかも知れない。

 

アーチャーが過去の知り合いだとしたら、何かあるかも知れない。

 

そんな興味もある。

 

それに、決着は今夜だ。

 

それまで、お互いが不審な動きをしないか監視するのだって、悪くはないだろう。

 

この状況に、セイバーが合流する。

 

揃って買い物になりそうだった。

 

 

 

夕方、貴女とアーチャーは台所に立つ。

 

さて、何かアーチャーに話かけてみようか。

 

 

↓5

973 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/02/06(月) 23:01:23.77 ID:hgklOMQd0

平凡っていいよね

979 : ◆otXcqJ9cB. [saga]:2012/02/06(月) 23:03:53.25 ID:prkzPGh4o

>>973の判定

 

 

 

――――ああ、なんか、いいな。

 

 

貴女はそう呟く。

 

アーチャーとこうして並んで料理する。

 

そんなことが、嬉しい。

 

貴女はアーチャーに、笑いかける。

 

 

――――平凡で、幸せな毎日。

 

 

これが続けば、いいのに。

 

 

 

 

直後、アーチャー判定

980 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/02/06(月) 23:04:02.54 ID:rW/5XxQWo

c

21 : ◆otXcqJ9cB. [saga]:2012/02/06(月) 23:10:21.18 ID:prkzPGh4o

前>>980の判定:4

 

 

アーチャー「料理中に考え事か?」

 

 

手を切るぞと言うアーチャー。

 

貴女はそれに頷く。

 

気づいてくれない。

 

それはどういう意味なのかは分からない。

 

だけど、貴女は今を大事にかみ締める。

 

さぁ、料理が出来た。

 

最後の晩餐、という感じなのだろうか。

 

どちらかには、本当にそうなってしまうのだろう。

 

 

 

 

自由安価↓5

26 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) [sage]:2012/02/06(月) 23:12:21.78 ID:x3/jGLz6o

みんなの願いを聞きたい

40 : ◆otXcqJ9cB. [saga]:2012/02/06(月) 23:27:15.76 ID:prkzPGh4o

>>26の判定

 

 

 

貴女はふと、願いの話題を出す。

 

食事の席はそれで少し固まった。

 

貴女は、ウェイバーを見る。

 

彼は少し躊躇って、口に出した。

 

 

ウェイバー「僕は、僕を正当に評価してくれない奴らを見返したいだけだ……それに聖杯は、必要ない」

 

アーチャー「願いは私も無いな……だが、君は違うのだろう?騎士王」

 

セイバー「………アーチャー、貴方は私の願いまで知っているのですね」

 

アーチャー「ああ。ブリテンの崩壊を防ぐことなぞ諦めるのだな」

 

 

ウェイバーに続いて、それぞれが口に出す。

 

だが、アーチャーとセイバーの間の空気は悪い。

 

アーチャーは皮肉のような笑みを浮かべて、続けた。

 

 

アーチャー「時代は変わる。だからこそ人も変わる……滅びは運命なのだよ、人が死ぬようにな」

 

セイバー「滅びを受け入れるのは王としての姿ではない!」

 

アーチャー「王としては、そうだろう。だが、君のいう滅びを避けたとして何が変わる?」

 

セイバー「それは!」

 

アーチャー「そこのウェイバーという少年は、イギリスの出身だったな?」

 

ウェイバー「あ、ああ」

 

アーチャー「見ろ、あれが貴様の国が残したものだ……それは今に繋がっている」

 

セイバー「分かっている。だが、強く精強な国を願って何が悪い!民の涙が減るのを願って何が悪い!!」

 

アーチャー「だから、王は人の心が分からないのだ」

 

セイバー「貴方、それはランスロットの……!」

 

 

お互いの口論が増す。

 

食事の手は止まっている。

 

だがその光景は、まるで何かの巻き戻しのようにも見える。

 

貴女は不安気にアーチャーを見る。

 

その顔は、普段どおり。

54 : ◆otXcqJ9cB. [saga]:2012/02/06(月) 23:40:25.11 ID:prkzPGh4o

 

 

アーチャー「騎士王アルトリア・ペンドラゴン……お前は理想に溺れて溺死するだけだ」

 

セイバー「何を……!」

 

アーチャー「貴様が過去を否定するというのは、今をも否定すること……最も、これは俺も言えないがな」

 

セイバー「ならば、言われる筋合いはない!」

 

アーチャー「では、後年のアーサー王の死後の伝説は知っているか?かのランスロットは後悔のままに死に、ブリテンは割れた」

 

セイバー「だから、それを変えようと!」

 

アーチャー「だが、それで新たに立つ時代もあったかも知れない……貴様の願いは、多くの人間の否定だ」

 

セイバー「ですが!」

 

アーチャー「ここまで言って、理解できないのか?」

 

 

アーチャーは、息を吐く。

 

そして視線を、ウェイバーへ向けた。

 

 

アーチャー「過去を変えるということは、比例して未来も変わるということだ……イギリスという国が消滅する場合とてある」

 

セイバー「……!」

 

アーチャー「それに、彼の願いは自身を認めて貰うだったか?認めるも何も、下手をして全てが消失してしまえばそんなものは関係ないな」

 

セイバー「私は……ですがっ」

 

アーチャー「……セイバー。貴様は貴様の民の幸せを願うのだろう」

 

アーチャー「しかし、それは他の幸せを奪うということでもあるのだよ……世界を弄ぶ権利は、君にも誰にも無い

 

 

言いたいことはもう無いと言いたげにアーチャーは黙る。

 

場に残る空気は、沈黙のみ。

 

もう、話すことはない。

 

 

 

 

決戦場所指定↓5

54 : ◆otXcqJ9cB. [saga]:2012/02/06(月) 23:40:25.11 ID:prkzPGh4o

 

 

アーチャー「騎士王アルトリア・ペンドラゴン……お前は理想に溺れて溺死するだけだ」

 

セイバー「何を……!」

 

アーチャー「貴様が過去を否定するというのは、今をも否定すること……最も、これは俺も言えないがな」

 

セイバー「ならば、言われる筋合いはない!」

 

アーチャー「では、後年のアーサー王の死後の伝説は知っているか?かのランスロットは後悔のままに死に、ブリテンは割れた」

 

セイバー「だから、それを変えようと!」

 

アーチャー「だが、それで新たに立つ時代もあったかも知れない……貴様の願いは、多くの人間の否定だ」

 

セイバー「ですが!」

 

アーチャー「ここまで言って、理解できないのか?」

 

 

アーチャーは、息を吐く。

 

そして視線を、ウェイバーへ向けた。

 

 

アーチャー「過去を変えるということは、比例して未来も変わるということだ……イギリスという国が消滅する場合とてある」

 

セイバー「……!」

 

アーチャー「それに、彼の願いは自身を認めて貰うだったか?認めるも何も、下手をして全てが消失してしまえばそんなものは関係ないな」

 

セイバー「私は……ですがっ」

 

アーチャー「……セイバー。貴様は貴様の民の幸せを願うのだろう」

 

アーチャー「しかし、それは他の幸せを奪うということでもあるのだよ……世界を弄ぶ権利は、君にも誰にも無い

 

 

言いたいことはもう無いと言いたげにアーチャーは黙る。

 

場に残る空気は、沈黙のみ。

 

もう、話すことはない。

 

 

 

 

決戦場所指定↓5

73 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2012/02/06(月) 23:43:46.37 ID:Z+12U0uko

>>59

おい

泥あふれるぞ?!

80 : ◆otXcqJ9cB. [saga]:2012/02/06(月) 23:45:26.73 ID:prkzPGh4o

再度安価しますか?それとも時間を起きますか?

私はどちらでも楽しいですよ(ウロブチックスマイル)

91 : ◆otXcqJ9cB. [saga]:2012/02/06(月) 23:46:36.34 ID:prkzPGh4o

では再度安価↓6

 

1時間を置く

2決戦へ(場所指定)

97 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(岐阜県) [sage]:2012/02/06(月) 23:47:09.46 ID:4IfFFcfYo

2森

109 : ◆otXcqJ9cB. [saga]:2012/02/06(月) 23:50:35.70 ID:prkzPGh4o

>>97の判定:森

 

 

貴女たちは移動する。

 

目的の場所は、森。

 

ここならば、迷惑はかからない。

 

貴女はアーチャーの背中を見る。

 

大きい背中。

 

だけど、どこか消えてしまいそうな背中。

 

勝ってね、と貴女は呟く。

 

アーチャーは無言で、剣を取り出した。

 

 

 

 

直後、アーチャー攻撃判定

・魔力不足-2

・魔力不足+1

110 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/02/06(月) 23:50:47.86 ID:mtv9+e2e0

いい加減コンマ荒ぶれ!

117 : ◆otXcqJ9cB. [saga]:2012/02/06(月) 23:53:12.12 ID:prkzPGh4o

>>110の判定:5

 

 

 

セイバーとアーチャー。

 

お互いが一気に駆ける。

 

それぞれが思いを、剣を手に。

 

それは、主張のぶつけ合いに似ている。

 

絶対に引けない思い。

 

それは誰にもある。

 

アーチャーの剣が振るわれ、セイバーの剣が薙がれる。

 

それはつむじ風と暴風の戦いに見えた。

 

 

 

直後、アーチャー攻撃判定

・魔力不足-2

・魔力不足+1

118 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/02/06(月) 23:53:15.67 ID:hgklOMQd0

太陽の加護

125 : ◆otXcqJ9cB. [saga]:2012/02/06(月) 23:57:16.27 ID:prkzPGh4o

>>118の判定:6

 

 

 

アーチャー「食べ過ぎて動きが鈍ったか、セイバー!」

 

セイバー「戯言を!!」

 

 

甲高い剣と剣を打ち鳴らす音。

 

状況はアーチャーの有利。

 

まとわり着くように、セイバーの周囲をアーチャーは動く。

 

それはセイバーという台風を暴れさせないようにするようなもの。

 

だが、効果はある。

 

セイバーは思ったように攻めれないのか、舌を打つ。

 

逆に、アーチャーの顔には笑みが浮かんだ。

 

 

 

 

直後、アーチャー攻撃判定

・魔力不足-2

・魔力不足+1

・優位+1

126 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/02/06(月) 23:57:20.55 ID:hgklOMQd0

普通(勝利)

135 : ◆otXcqJ9cB. [saga]:2012/02/07(火) 00:00:26.91 ID:TsDgwSYgo

>>126の判定:5

 

 

 

状況に大きな変化はない。

 

だが、セイバーの顔は徐々に険しくなる。

 

それはじっくりと追い詰められていくようなもの。

 

アーチャーの慎重さが現れるような、静かな戦い。

 

だが、強烈だ。

 

油断は出来ないとそれは同義なのだ。

 

アーチャーの顔はまだ険しいまま。

 

 

 

直後、アーチャー攻撃判定

・魔力不足-2

・魔力不足+1

・優位+2

136 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/02/07(火) 00:00:28.63 ID:p/CiSMkco

日常(普通)

145 : ◆otXcqJ9cB. [saga]:2012/02/07(火) 00:03:20.80 ID:TsDgwSYgo

>>136の判定:4

 

 

 

セイバー「はぁっ!!」

 

アーチャー「ちぃ!!」

 

 

だが、セイバーはその網を食いちぎろうと剣を振るう。

 

まるで猛獣の爪。

 

そう表現できるような一撃が奔る。

 

それをアーチャーは逸らし、避ける。

 

決定打はない。

 

それこそ、持久戦。

 

それはアーチャーには避けたいことのように、彼は剣を振るう。

 

 

 

直後、アーチャー攻撃判定

・魔力不足-2

・魔力不足+1

・優位+1

146 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/02/07(火) 00:03:22.36 ID:M0Mf/IxV0

ガウェイン「残念だったなあ。トリックだよ」

153 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/02/07(火) 00:05:19.15 ID:3uLcZCtSO

ガウェインの二倍か

154 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/02/07(火) 00:05:28.26 ID:TyL/qrHro

一進一退ってやつだな

155 : ◆otXcqJ9cB. [saga]:2012/02/07(火) 00:05:59.94 ID:TsDgwSYgo

>>146の判定:6

 

 

場が動く。

 

剣は速度を増し、音はさらに甲高く。

 

お互いの凌ぎを削り合う一撃が放たれ続ける。

 

だが、そこにお互いの矜持がある。

 

セイバーは王として。

 

アーチャーはそれを知るものとして。

 

まるで、それは何時までも続いていくような踊り。

 

だけど、それは終わるものだ。

 

アーチャーが、動く。

 

 

直後、アーチャー攻撃判定

・魔力不足-2

・魔力不足+1

・優位+2

156 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/02/07(火) 00:06:01.12 ID:M0Mf/IxV0

167 : ◆otXcqJ9cB. [saga]:2012/02/07(火) 00:08:51.68 ID:TsDgwSYgo

>>156の判定:3

 

 

 

セイバー「ふっ!」

 

アーチャー「しぶといな、セイバー!」

 

 

また。状況は変わらない。

 

だが、セイバーが押し返している、

 

それはやはり地力の差。

 

クラスという絶対の差が、それを生む。

 

だが、まだお互いが状況によってはどうとでも転ぶ。

 

それはどうなるか、貴女は固唾を呑んで見守るしか出来ない。

 

 

 

直後、アーチャー攻撃判定

・魔力不足-2

・魔力不足+1

168 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/02/07(火) 00:08:53.14 ID:p/CiSMkco

日常の加護を弓兵に

181 : ◆otXcqJ9cB. [saga]:2012/02/07(火) 00:12:00.09 ID:TsDgwSYgo

>>168の判定:3

 

 

 

セイバーの動きが加速する。

 

勝負に出た。

 

それが理解できるほどに苛烈な剣。

 

それをアーチャーは防ぐ。

 

だが、そのガードすらセイバーは砕く。

 

それは彼女の叫びのように、剣は振るわれる。

 

 

 

 

直後、アーチャー攻撃判定

・魔力不足-2

・魔力不足+1

 

182 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/02/07(火) 00:12:01.74 ID:p/CiSMkco

ガウェイン、いい加減始めようぜ!

188 : ◆otXcqJ9cB. [saga]:2012/02/07(火) 00:14:39.62 ID:TsDgwSYgo

>>182の判定:3

 

 

その直後だった。

 

セイバーの足払いがアーチャーへと決まる。

 

そして振り落とされる剣の一撃。

 

それをアーチャーは、剣を交差させて防ぐ。

 

 

セイバー「私は、私の信じる道を行く!!」

 

アーチャー「たわけ……!」

 

 

ギチギチと、剣が震えて鳴く。

 

徐々に、アーチャーの剣が押し込まれていく。

 

貴女は、叫ぶ。

 

 

 

 

直後、アーチャー攻撃判定

・魔力不足-2

・魔力不足+1

189 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/02/07(火) 00:14:39.75 ID:TyL/qrHro

駄目なのかー

199 : ◆otXcqJ9cB. [saga]:2012/02/07(火) 00:16:58.20 ID:TsDgwSYgo

>>189の判定:4

 

 

そして、その拮抗は崩れた。

 

砕けるアーチャーの剣と共に。

 

そして、剣がアーチャーを斬る。

 

それが、決め手。

 

楔となったように、アーチャーは消滅した。

 

早すぎて、声すらかけれない。

 

貴女は力が抜けたように、足を砕いた。

 

 

 

DEAD END

208 : ◆otXcqJ9cB. [saga]:2012/02/07(火) 00:18:22.95 ID:TsDgwSYgo

 

 

再開場所をご選択ください。

 

1:>>109

2:>>91

↓5

213 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/02/07(火) 00:18:49.17 ID:M0Mf/IxV0

218 : ◆otXcqJ9cB. [saga]:2012/02/07(火) 00:19:42.33 ID:TsDgwSYgo

>>213の判定:1

 

 

貴女たちは移動する。

 

目的の場所は、森。

 

ここならば、迷惑はかからない。

 

貴女はアーチャーの背中を見る。

 

大きい背中。

 

だけど、どこか消えてしまいそうな背中。

 

勝ってね、と貴女は呟く。

 

アーチャーは無言で、剣を取り出した。

 

 

 

 

直後、アーチャー攻撃判定

・魔力不足-2

・魔力不足+1

219 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/02/07(火) 00:19:43.57 ID:p/CiSMkco

まずは一撃!

224 : ◆otXcqJ9cB. [saga]:2012/02/07(火) 00:20:28.27 ID:TsDgwSYgo

>>219の判定:6

 

セイバーとアーチャー。

 

お互いが一気に駆ける。

 

それぞれが思いを、剣を手に。

 

それは、主張のぶつけ合いに似ている。

 

絶対に引けない思い。

 

それは誰にもある。

 

アーチャーの剣が振るわれ、セイバーの剣が薙がれる。

 

それはつむじ風と暴風の戦いに見えた。

 

 

 

直後、アーチャー攻撃判定

・魔力不足-2

・魔力不足+1

225 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/02/07(火) 00:20:29.60 ID:XRjANETuo

あれ、デジャヴが……

232 : ◆otXcqJ9cB. [saga]:2012/02/07(火) 00:21:41.03 ID:TsDgwSYgo

>>225の判定:9

 

 

アーチャー「食べ過ぎて動きが鈍ったか、セイバー!」

 

セイバー「戯言を!!」

 

 

甲高い剣と剣を打ち鳴らす音。

 

状況はアーチャーの有利。

 

まとわり着くように、セイバーの周囲をアーチャーは動く。

 

それはセイバーという台風を暴れさせないようにするようなもの。

 

だが、効果はある。

 

セイバーは思ったように攻めれないのか、舌を打つ。

 

逆に、アーチャーの顔には笑みが浮かんだ。

 

着実に、戦況はアーチャーに動いている。

 

 

 

直後、アーチャー攻撃判定

・魔力不足-2

・魔力不足+1

・優位+2

233 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/02/07(火) 00:21:43.63 ID:XRjANETuo

確かこの前は上げて落とす前兆云々言って低コンマ

238 : ◆otXcqJ9cB. [saga]:2012/02/07(火) 00:22:46.56 ID:TsDgwSYgo

>>233の判定:4

 

 

 

セイバー「はぁっ!!」

 

アーチャー「ちぃ!!」

 

 

だが、セイバーはその網を食いちぎろうと剣を振るう。

 

まるで猛獣の爪。

 

そう表現できるような一撃が奔る。

 

それをアーチャーは逸らし、避ける。

 

決定打はない。

 

それこそ、持久戦。

 

それはアーチャーには避けたいことのように、彼は剣を振るう。

 

 

 

直後、アーチャー攻撃判定

・魔力不足-2

・魔力不足+1

・優位+1

239 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/02/07(火) 00:22:47.98 ID:M0Mf/IxV0

血潮は普通で、心も普通

245 : ◆otXcqJ9cB. [saga]:2012/02/07(火) 00:24:53.06 ID:TsDgwSYgo

>>239の判定:8

 

 

 

動いた。

 

アーチャーは一気に加速する。

 

蹴り、剣、拳。

 

全てを織り交ぜた攻撃がセイバーを襲う。

 

そこにはもはや余裕もない。

 

ただ、目の前の敵を打倒するという意思のみ。

 

お互いが加速していく。

 

アーチャーは狙うように、目を鋭くさせている。

 

 

 

セイバー「はぁっ!!」

 

アーチャー「ちぃ!!」

 

 

だが、セイバーはその網を食いちぎろうと剣を振るう。

 

まるで猛獣の爪。

 

そう表現できるような一撃が奔る。

 

それをアーチャーは逸らし、避ける。

 

決定打はない。

 

それこそ、持久戦。

 

それはアーチャーには避けたいことのように、彼は剣を振るう。

 

 

 

直後、アーチャー攻撃判定

・魔力不足-2

・魔力不足+1

・優位+2

246 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/02/07(火) 00:24:54.62 ID:p/CiSMkco

ガウェインなぞ、なぎ倒して進め!!

256 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/02/07(火) 00:26:23.88 ID:1FjJ6wy/o

負けたッ! 第三部完!

257 : ◆otXcqJ9cB. [saga]:2012/02/07(火) 00:26:30.58 ID:TsDgwSYgo

>>246の判定:3

 

 

場が動く。

 

剣は速度を増し、音はさらに甲高く。

 

お互いの凌ぎを削り合う一撃が放たれ続ける。

 

だが、そこにお互いの矜持がある。

 

セイバーは王として。

 

アーチャーはそれを知るものとして。

 

まるで、それは何時までも続いていくような踊り。

 

だけど、それは終わるものだ。

 

アーチャーが、動く。

 

だが同時に、セイバーも動いた。

 

 

直後、アーチャー攻撃判定

・魔力不足-2

・魔力不足+1

・優位+1

258 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/02/07(火) 00:26:32.05 ID:XRjANETuo

すごいデジャヴを感じる……

263 : ◆otXcqJ9cB. [saga]:2012/02/07(火) 00:27:43.22 ID:TsDgwSYgo

>>258の判定:5

 

 

セイバー「ふっ!」

 

アーチャー「しぶといな、セイバー!」

 

 

また。状況は変わらない。

 

だが、セイバーが押し返している、

 

それはやはり地力の差。

 

クラスという絶対の差が、それを生む。

 

だが、まだお互いが状況によってはどうとでも転ぶ。

 

それはどうなるか、貴女は固唾を呑んで見守るしか出来ない。

 

アーチャーは、やる気だ。

 

直後、アーチャー攻撃判定

・魔力不足-2

・魔力不足+1

・優勢+1

264 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/02/07(火) 00:27:49.17 ID:3nli+ZgDO

すごくハラハラする

271 : ◆otXcqJ9cB. [saga]:2012/02/07(火) 00:30:05.64 ID:TsDgwSYgo

>>264の判定:7

 

 

 

アーチャー「そこだ!」

 

セイバー「うぐっ!?」

 

 

鋭いボディへの蹴り。

 

それがセイバーへと吸い込まれ、彼女を吹っ飛ばす。

 

そしてアーチャーが動く。

 

それは、勝負に出た動き。

 

これで決まらなければ、後は反撃の機会を失うに等しい。

 

だからこそ、全力の一撃。

 

 

 

直後、アーチャー攻撃判定

・魔力不足-2

・魔力不足+1

・優勢+2

272 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/02/07(火) 00:30:06.47 ID:o2B9cOe8o

じんわりと攻めることを強いられているんだ

278 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]:2012/02/07(火) 00:30:15.81 ID:WYBJW2pT0

この体はきっと日常で出来ていた

285 : ◆otXcqJ9cB. [saga]:2012/02/07(火) 00:32:33.98 ID:TsDgwSYgo

>>272の判定:8

 

 

 

アーチャーの剣が奔る。

 

彼の勝利のために。

 

セイバーの剣が輝く。

 

彼女の願いのために。

 

だが、それに差はない。

 

ただ、お互いの譲れない願いがあるという事実。

 

それが、そこにはある。

 

セイバーの剣が大きく弾かれる。

 

そして、そこにはがら空きの胸部。

 

 

アーチャー「おぉぉぉぉぉおおおおお!!」

 

 

 

 

直後、アーチャー攻撃判定

・魔力不足-2

・魔力不足+1

・優勢+3

286 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/02/07(火) 00:32:38.93 ID:p/CiSMkco

渾身の一撃を叩きこめ!

311 : ◆otXcqJ9cB. [saga]:2012/02/07(火) 00:47:15.26 ID:TsDgwSYgo

>>286の判定:5

 

 

そして、セイバーに剣が打ち込まれる。

 

それは、勝者と敗者を意味するもの。

 

勝者であるアーチャーは、言った。

 

 

アーチャー「もう少し、自分のために生きろ……アルトリア」

 

セイバー「私、は……」

 

ウェイバー「セイバー!!」

 

 

アーチャーが離れ、倒れたセイバーにウェイバーが駆け寄る。

 

それはまるで、カムランの終日。

 

命を失わんアーサー王に沿う、配下のように見えた。

 

 

セイバー「ウェイバー……負けてしまいましたね」

 

ウェイバー「……うん」

 

セイバー「私は、間違っているのでしょうか」

 

ウェイバー「間違ってない!アーサー王は僕の国を築き上げた王だ!それは貴女だろう!?」

 

 

彼らにも、出会いと生活はあった。

 

貴女は彼らと同じようになっていたのかも知れない。

 

そう思うと、貴女はそれから目が離せない。

 

ウェイバーの目には、涙。

 

それをセイバーは困ったように、拭う。

 

 

セイバー「泣くな、ブリテンの子よ……貴方はこの戦いで最後まで生き残ったのだ。それは、誇れることだ」

 

ウェイバー「僕は……!」

 

 

そこで、セイバーはゆっくりと息を吸い込む。

 

森の中の、草原。

 

それがまるで、ブリテンの大地に見える。

 

セイバーは微笑む。

 

 

セイバー「そうか、私たちの駆けた意志はまだあの大地に………」

 

ウェイバー「セイ、バー……」

 

セイバー「ウェイバー・ベルベット……私は暫らく眠るとします――――後は、任せましたよ」

 

 

 

かの王、アーサー・ペンドラゴン。

 

それはブリテンの危機に眠りから覚め、理想郷より生還する。

 

セイバーの言葉の意味は、それを指しているのだろうか。

 

ウェイバーは、頷く。

 

泣きながら何度も、頷いた。

 

 

 

直後、聖杯出現

歴史の修正力-4 幸運の加護+2

317 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/02/07(火) 00:47:50.32 ID:4IhMVgzq0

えっ成功したあああああああ

323 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/02/07(火) 00:49:27.56 ID:p/CiSMkco

姉御の加護が無ければ失敗だった・・・何というメイクドラマ

331 : ◆otXcqJ9cB. [saga]:2012/02/07(火) 00:54:21.49 ID:TsDgwSYgo

>>312の判定:6

 

 

 

そこに浮かび上がるのは、無色の杯。

 

それを見上げるアーチャーに浮かぶのは、驚愕の色。

 

彼の知るそれは、呪われているはずだ。

 

だが、違う。

 

これは本当に、聖杯そのもの。

 

無色の輝き。

 

英霊たちを取り込んだ、命の杯。

 

アーチャーは思わず、額に触れる。

 

なぜか、あの豪快な女性の笑い顔が思い浮かんだ。

 

 

アーチャー「……参ったな」

 

 

そう言ってアーチャーは苦笑する。

 

まさしくこれは、彼女の加護のようではないか。

 

そこで貴女は、アーチャーを見た。

 

アーチャーも同じく、貴女を見る。

 

 

そして、貴女は頷いた。

 

 

 

 

 

――――アーチャーの答え、聞かせてほしいな。

 

 

 

 

 

――――………やれやれ。

 

 

 

 

 

 

 

 

≪エピローグへ続く≫

 

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最終更新:2014年02月15日 12:18
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