二代目 バレンタイン編

203 :◆otXcqJ9cB. [saga]:2012/02/11(土) 19:15:55.65 ID:2OPeyWl6o
残ってしまったな、物理……。



207 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/02/11(土) 19:17:59.44 ID:FtYRIMFP0
〆は物理か、楽しみだ



213 : ◆otXcqJ9cB. [saga]:2012/02/11(土) 19:25:59.20 ID:2OPeyWl6o




「どうしてこうなったんだ……」



気づけばそんな言葉を誰かが漏らす。

それにこの場に揃った全員がため息を吐き出した。

その中心で貴方は腕を組み、某司令の如く沈黙している。

そんな貴方に集中する視線。

貴方は口を開いた。


―――参ったな。





《二代目アフター~射程は遠く、男たちの嘆きも遠く~》





214 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/02/11(土) 19:26:53.96 ID:B07vfolmo
いきなり何があった




217 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/02/11(土) 19:29:43.20 ID:NaPzZXqDo
とりあえずバトルしようぜ!!




219 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2012/02/11(土) 19:35:02.61 ID:SJPg2f/F0
ハーレム(物理)





220 : ◆otXcqJ9cB. [saga]:2012/02/11(土) 19:39:29.28 ID:2OPeyWl6o



それは唐突な出来事だった。

各家より男たちが締め出された。

それに目を白黒とさせながらも全員は決まったようにそこへと集まっていたのだ。

そことは勿論だが、貴方の家だ。

そんなずらずらと集まる知り合いたちに貴方は思わず呆然としていた。

今ここにはガウェイン、士郎、切嗣、ディルムッド、イスカンダル、貴方。

それぞれが遠坂家、衛宮邸から叩き出された面々だ。

そんな、恐らく戦力としては時計塔すら攻略できちゃいそうな面々の顔は難しく歪んでいる。

つまり、何でこうなっている、だ。


士郎「あ、とりあえず俺は飲み物でも淹れるよ」

ディルムッド「お手伝いいたします、我が主」

士郎「サンキューな、ディル」


士郎とディルムッドが離脱する。

それに便乗するように、切嗣も「タバコを吸って来るよ」と部屋を出る。

逃げたな、と貴方が考える前にガウェインは口を開いた。


ガウェイン「あの、バレンタインデーとは?」


それに貴方は答える。

綺礼から教わった通りにそのまま。

ガウェインはそれに少しだけ困ったような顔をした。



ガウェイン「チョコレートを作るのに、あんな大規模な術式は要りませんよね」



まぁつまりは、なんか錬金術でもしてるんじゃないかって感じるほどに魔力が溢れてるのだ。

森の方角、アインツベルンより。

何かやっちまってる感がありありである。





226 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(群馬県) [sage]:2012/02/11(土) 19:49:15.61 ID:uofNK7G8o
多分、惚れ薬とか錬金してるじゃないかなw




227 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/02/11(土) 19:51:48.99 ID:gB5ZKUmi0
これはもう生きてるチョコが出てきてもおかしくない




228 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/02/11(土) 19:52:21.91 ID:cE0tXcKZ0
チョコレート(筋肉)




230 : ◆otXcqJ9cB. [saga]:2012/02/11(土) 19:53:25.07 ID:2OPeyWl6o




切嗣「少なくとも、変なものは出ないだろう……アイリさえ、手をあまり出さなければ」


戻ってくると、くっ、と顔を伏せる切嗣。

それはあまりにも悲惨すぎる一枚図だ。

どこか背中が煤けてる。

磨耗したらああなるんだな、とだけ実感できた。

そんなことを思っていると、イスカンダルが口を開いた。


イスカンダル「うむ、ならば我らで現状を把握すれば良いのではないか?」

士郎「それが出来たらいいんだけどな……はい、とりあえず緑茶でいいよな」


出されるお茶を揃って飲む。

ああ、落ち着く。

貴方達の空気がそう暖かいものに変わるが、現状は何も解決していない。

そもそも、何でこんなことになったんだろう。

全員が揃って家を追い出された時は、普通だったらしい。

だとすれば、あんな魔力の渦を閃かす状況に至るには何かの理由があるはずだ。

貴方はそれが気になって、口に出して聞いてみる。

するとそれぞれが回答を出す。


士郎「別段、イリヤもアイリさんも変わりなかったよな爺さん」

切嗣「ああ、確かに普段どおりだった。家の台所でチョコレートの生成を始めてたはずだ……家を追い出された後に、何かがあった……?」

ガウェイン「私の方も特に………ああ、昨日は珍しく大きな宝箱の片付けをしていましたね」


謎だ。

そんなことを全員が共通して思う。

だが、違う。

貴方は遠坂の家で言う「宝箱」には思い当たるのが一つしかない。

そしてこの魔力。

キャスターもいるから、と思ってた自分の馬鹿さを殴り飛ばしたくなった。

こんなの、“あの馬鹿ステッキ”しか思い当たらないじゃないか

貴方は叫ぶ。

可及的速やかに、だ。




――――行くぞ!





242 :◆otXcqJ9cB. [saga]:2012/02/11(土) 20:08:47.09 ID:2OPeyWl6o


凛「赤とはまさに正義のカラー!カレイドルビー、ここに爆☆誕!」

ルヴィア「青とは高貴を連想させるカラー!カレイドサファイア、ここにリングイン!」

るヴぃあ「同じくブルーですわ!」

イリヤ「ちょっぴり腹黒!?カレイドライナー・プリズマ☆イリヤ!」

アイリ「同じくプリズマ☆アイリ!」

全員「「「「「揃って参上!」」」」」


切嗣「」

士郎「」

ディル「」

ガウェイン「」

イスカンダル「」アチャー

―――……。


そんな勢ぞろいの声に続き、カラースモークが焚かれる。

まるでヒーローショーだ。

それにこの周囲、キャスターの固有結界に囲まれている。

その効果であれらはあんな格好になっているのだろうか。

全員が絶句してる中、貴方は冷静にそう思った。

流石に経験二回目だ、場数が違うぜ!


士郎「どういうことなんだ!?」


そう、士郎が叫ぶ。

いやまぁ、確かにその気持ちは分かった。

カオスだ、うん。

だがそれに答える声。

どこかマジカル☆な前置きが置きそうな声だ。


ルビー「ふっふっふー!素晴らしいッ!エクセレントですよ凛さま~♪このままチョコ魔人を生成して冬木を恐怖のどん底に叩き落しましょう!」

凛「ええそうね、ルビー!私たちなら出来るわ!!」

―――またお前なのか……。

ルビー「げっ……ですが!今回はこの布陣を突破できまい!あははー!」


貴方はルビー、ステッキの精に呆れる。

このアホは、また何かをやらかすつもりだ。

見れば、周りの男組みもすでに臨戦態勢だった。



243 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/02/11(土) 20:09:46.64 ID:L7RtY3h30
プリズマアイリさんの参考画像はよ




244 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/02/11(土) 20:11:23.51 ID:DbutGzeq0
アイリさんキツイな……




245 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/02/11(土) 20:11:56.21 ID:NaPzZXqDo
>>244
お前はなにもわかっちゃいない




247 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/02/11(土) 20:12:31.68 ID:IEebIreTo
>>244
お前はなにもわかっちゃいない




248 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/02/11(土) 20:12:49.56 ID:+T0Jej/lo
>>244
お前はなにもわかっちゃいない




249 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チリ) [sage saga]:2012/02/11(土) 20:13:05.25 ID:nVCaE6VX0
>>244
お前はなにもわかっちゃいない




251 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山陽) [sage]:2012/02/11(土) 20:14:57.95 ID:HNmTzS6AO
>>244
お前はなにもわかっちゃいない



253 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/02/11(土) 20:15:10.14 ID:gB5ZKUmi0
何もわかっちゃいない>>244がいると聞いて




258 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/02/11(土) 20:17:59.84 ID:DbutGzeq0
すまなかった……
俺が間違っていたようだ




259 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/02/11(土) 20:18:55.47 ID:IEebIreTo
俺達は・・・分かり合える!



266 : ◆otXcqJ9cB. [saga]:2012/02/11(土) 20:23:35.40 ID:2OPeyWl6o


直後、チョコ魔人とかいう物体が立ち上がる。

まぁ正確に言えば某キャスターの巨大海魔のチョコレート版だ。

それをケイネスが扱う月霊髄液(ヴォールメン・ハイドラグラム)の要領で操作しているだけだろう。

ただ、そのサイズとチョコレートの匂いが精神力を磨耗させるだけだ。

見れば、全員がそれぞれの獲物を構えている。

核になるのは自然とディルムッド。

彼の破魔の紅薔薇はこういった時に有利だ。

それも彼は分かっているのか、士郎の問いに頷く。


ディルムッド「任せて下さい、我が主よ!」


まさにその姿は騎士。

ガウェインと並んで立つ姿は安心を感じさせる。





ちなみに、それがフラグであった。





イリヤ・アイリ「ディルムッドー♪」


にこやかにランサーに話しかける2名の魔法少女。

それにディルムッドが「はい?」と固まる。

そしてその直後、彼女たちは言った。


イリヤ・アイリ「私たちに味方して♪」

ディルムッド「なっ……!?」


ディルムッド・オディナ。

彼は高貴な女性の願いを断れない誓約がある。

つまり、アイリとイリヤは貴族ということもあってダブルパンチだった。

そこに凛やルヴィアも加わってのお願いコール。

見れば、ディルムッドは泣いていた。

哀れすぎる。


ディルムッド「あ、主ぃ……!こ、このディルムッドめの不忠、我が命においてどうか御免を……!」

士郎「大丈夫だ、分かってる!分かってるよ、ディル……!!」



熱い友情。

そして涙の別れ。

いやぁ味方が敵になるって熱い展開ですね!とはルビーの言であった。




267 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/02/11(土) 20:24:46.59 ID:cE0tXcKZ0
芸人はほっといてガウェインさんが味方にいるんだ
怖いもんなしだぜ!



271 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/02/11(土) 20:26:51.87 ID:+T0Jej/lo
>>267
フラグ立てんなwwwwww



274 : ◆otXcqJ9cB. [saga]:2012/02/11(土) 20:27:47.78 ID:2OPeyWl6o


直後、ガウェイン判定
-2



275 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/02/11(土) 20:27:56.03 ID:cE0tXcKZ0
t



278 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/02/11(土) 20:28:22.28 ID:+T0Jej/lo
聖者のwwwwww数字wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww3wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww




280 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(静岡県) [sage]:2012/02/11(土) 20:28:31.51 ID:BrSu/LdWo
ガウェインが敵になりたそうな目でこちらを見ている!




285 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(静岡県) [sage]:2012/02/11(土) 20:29:08.78 ID:OSTwaD2s0
>>275
さすがガウェインさんまじパネェ!




298 : ◆otXcqJ9cB. [saga]:2012/02/11(土) 20:38:19.51 ID:2OPeyWl6o
>>275の判定:1



凛「さて、ガウェイン!貴方も来なさい!!」

ガウェイン「凛様!どうかお考えを!」

凛「くどい!!王に逆らうか!!」

ガウェイン「……!」


王じゃなくて魔法少女じゃん。

貴方がそう呟くがガウェインの触れてはいけない部分だったらしい。

彼は頭を下げると凛の傍に行き、跪く。

ああ、忠臣だな畜生。

誰かが呟いた。

その直後、背後に現れる気配。

見ればそこには李書文とスパルタクス、そしてスパルタクスのマスターであるバゼット。

さすがにこの魔力の渦に反応し、集結したらしい。

それぞれの顔には笑み。

バゼットだけは顔が引きつっている。

だが、最低限の戦力は得れた。

これで殲滅されることはない。

だがルビーは叫んだ。

まるで魔王のように。



ルビー「ふはははは!掛かってくるがいい勇者よ!私たちを倒したくばその三倍を持ってくるがよい!!」



直後、決戦。

冬木の命運を決める戦いの幕が開いた。





直後判定
・五大元素-1
・聖者の数字-3
・固有結界-3
・ルビー-3
・対魔力-2
合計-11
・二人の衛宮+2
・王の軍勢+3
・圏境+3
合計8




299 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/02/11(土) 20:38:27.51 ID:IEebIreTo
さい




300 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/02/11(土) 20:39:00.68 ID:IEebIreTo
あ、やべ




302 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/02/11(土) 20:39:10.91 ID:3hjVOinpo
ズコー



303 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/02/11(土) 20:39:41.09 ID:cQiCUiNSO
アッー!



307 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/02/11(土) 20:40:01.09 ID:g53R2jXno
20XX年! 冬木はチョコに包まれた!





308 :◆otXcqJ9cB. [saga]:2012/02/11(土) 20:40:05.01 ID:2OPeyWl6o
>>299



なお、結果は全員が1/1チョコレートになるという悲惨なものであったのを追記しておく。




《冬木を覆う泥(チョコ)の呪いEND》





310 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/02/11(土) 20:40:46.68 ID:IEebIreTo
なんだこりゃ



なんだこりゃ




314 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/02/11(土) 20:41:17.59 ID:DIGoKJjno
終わったwwwwwwwwww

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最終更新:2012年02月21日 10:54
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