356 : ◆otXcqJ9cB. [saga]:2012/02/07(火) 01:03:00.84 ID:TsDgwSYgo
≪8年後≫
貴女は日記をつけ終え、ゆっくりと笑みを浮かべる。
あの日から、付け出した日記。
それは貴女にとっての思い出の日々。
それを眺めれば、そのときの情景が思い浮かぶ。
貴女はそんな大切な日記を仕舞い込む。
そして背伸びして、ゆっくりと息を吐いた。
もうすぐ、昼休みは終わりだ。
大河「さー午後も授業頑張るわよー!!」
出席簿を片手にダッシュで出て行くタイガー。
それに貴女は苦笑しながら、同じく席を立った。
貴女は今、教師をしていた。
一応、弓道部の副顧問もしている。
それは、変わらない毎日だった。
357 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) [sage]:2012/02/07(火) 01:06:01.97 ID:QzsSxH570
三年B組、普通先生ー!
363 : ◆otXcqJ9cB. [saga]:2012/02/07(火) 01:09:39.25 ID:TsDgwSYgo
大河「うっしゃー放課後よ!部員勧誘の時間だわ!」
季節は春。
新入生の多くが様々な部活を巡る中で貴女は苦笑する。
そんなに大声を出してたら、驚いて生徒が逃げてしまう。
そう貴女は言うと、彼女は口を押さえた。
分かりやすい行動だ。
そんなことを思いながら、貴女は見学者を待つ。
見学者は名簿に名前を記入している。
意外と人が多いからこそ、把握と整理のためだった。
そしてちょうどそこに名前を書き込む少年が一人。
名前は、士郎。
貴女はその少年を見る。
どこか、シロウと似ていた。
364 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/02/07(火) 01:11:07.92 ID:o2B9cOe8o
真名聞いたのか
368 : ◆otXcqJ9cB. [saga]:2012/02/07(火) 01:14:36.53 ID:TsDgwSYgo
貴女は家に戻る。
あの日から、少し古くなったようにも思える家。
そのドアを開いて中へ。
誰もいない。
貴女はそれに一息つき、着替える。
そして夕食の準備をする。
のんびりと、丁寧に。
それは昔から変わらない。
だからこそ、鼻歌が零れる。
それは、家のチャイムで封じられた。
貴女はエプロンで手を拭うと急いで玄関へ。
ドアを開けば、何時もどおりのあの人。
貴女はおかえり、と微笑んだ。
これが、彼女の日常。
≪END≫
370 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(宮城県) [sage]:2012/02/07(火) 01:15:19.21 ID:OPE4AT/Go
末永く爆発しろ紅茶
371 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/02/07(火) 01:15:48.64 ID:qHiN75Ui0
おお…普通の幸せだ…
372 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/02/07(火) 01:15:54.56 ID:1FjJ6wy/o
砂糖吐いた。乙です
396 : ◆otXcqJ9cB. [saga]:2012/02/07(火) 01:24:45.93 ID:TsDgwSYgo
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【五代目貴女(AA代役:緋村巴)】『ただ過ぎていく日常が非日常になり、そしてまた日常へ戻った』
普通に生まれ、普通に生きていた一般人。
ただ家族の不幸という点においては暗い点があるが、それでも良くいる少女だった。
そんな彼女は雨の日に一人の男と出会い、そして様々な経験を通して成長していく。
彼女にとって、願いとは日常だけだった。
彼と共に歩む、平穏な……。
400 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) [sage]:2012/02/07(火) 01:26:06.79 ID:QzsSxH570
巴さんとはこれまた意外、しかし良妻っぽいから似合うな
縁ポジションはガウェインですか