943 :1 ◆otXcqJ9cB. [saga]:2012/02/27(月) 22:00:53.83 ID:3cb7QOjUo
アストルフォ「け、結婚……?」
――――ごめんなさい、アストルフォ……。
それは唐突な出来事だった。
いや、ボクはそれを予測はしていたけど先のことだと思っていたのだろう。
彼女が結婚する。
思わず、聞いた。
アストルフォ「は、はははははっ!やだな、エイプリルフールはもう過ぎたよ!?」
――――あのね、アストルフォ。
アストルフォ「やだ、聞きたくない!」
――――今度ね、婿入りしてくる人がいるの。
いやいやいや、いやいやいやいや!
そう思わずボクは否定する。
結婚?Why?そんな相手と交流なんてなかったよね?
そうボクが問いかける。
彼女は、小さく、だけど消え入りそうな微笑みを浮かべた。
―――おじい様が組んだのです。
アストルフォ「ちょっと爺さんぶっ飛ばしてくるよ」
―――だ、駄目ですよアストルフォ!?
いやさ、ボクってば理性なんて無いからさ!こんなことしても問題ないと思うんだ!
そう微笑むボク。
彼女が半泣きでボクに縋る。
駄目、剣は仕舞って。
そう懇願される。
ボクは納得いかず、彼女の前で腕を組んだ。
アストルフォ「………結婚、納得してるの?」
直後、彼女の判定
944 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2012/02/27(月)
22:01:16.25
ID:hddSsXhi0
s
952 :1 ◆otXcqJ9cB.
[saga]:2012/02/27(月) 22:03:52.86 ID:3cb7QOjUo
>>944:5
さらに判定
953 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/02/27(月)
22:04:00.26
ID:4uICfsOro
ほい
959 :1 ◆otXcqJ9cB.
[saga]:2012/02/27(月) 22:07:09.93 ID:3cb7QOjUo
>>953:6
―――そういう、運命ですから。
彼女がそう微笑む。
だけど、これでいいのか?
ボクは彼女の騎士だ(下手しなくても彼女のほうが強いけど)
その顔を曇らせたくはない。
やるのか、ボク。
やっちゃうのか、ボク。
直後、アストルフォ判定
960 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/02/27(月)
22:07:22.52
ID:FzBmPwX9o
動揺して逆のこと言ってしまった・・・
失敗で納得してる感じだろ、コレ
972 :1 ◆otXcqJ9cB.
[saga]:2012/02/27(月) 22:12:38.96 ID:3cb7QOjUo
>>960:2
アストルフォ「無理だ!」
――――?
ああ、そんな小動物みたいに首を傾げないでマスター。
君、男の趣味最悪とか豆腐とか言われてるんだから。
それにボク、闇討ちとか苦手だしね!騎士だし!
よし、少し落ち着こう。
彼女は決まりに恭順している。
だとすると、だ。
ボクが出来るのはただ一つ。
彼女を、浚う。
もしくは、結婚相手にも勝る何かを得る。
それだけだ。
ボクは尋ねた。
いつ、結婚なのかを。
直後、判定
失敗で…
973 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/02/27(月)
22:12:42.35
ID:A5BKeFfro
コンマは任せておけ
22 :1 ◆otXcqJ9cB. [saga]:2012/02/27(月) 22:32:28.57 ID:3cb7QOjUo
アストルフォ「――――と、言うわけで……助けて凛!桜!白野!士郎ぅ!」
凛「頭痛い……つまり、あの子を取られたくないのね?」
士郎「お、落ち着けってアストルフォ……」
英国は倫敦。
そこにボクは居た。
ちょっと出かけてくる。
そう言い残しての渡英。
目的は倫敦に居る四人の友達。
魔術の総本山、時計塔に入学した皆だ。
桜「えっと、アストルフォさんはどうしたいんですか?」
白野「具体的に、計画を聞きたい」
アストルフォ「うぐぅ!?」
桜と白野の問いにボクが黙る。
凛は、「無計画なのね」と言った。
小さくなるボク。
桜がそんなボクに微笑んだ。
桜「じゃあ、アストルフォさんが婚約者になればいいんじゃないですか?」
………へ?
直後、アストルフォ判定
???+2
23 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/02/27(月)
22:32:34.27
ID:A5BKeFfro
全力アストルフォ
34 :1 ◆otXcqJ9cB.
[saga]:2012/02/27(月) 22:40:13.46 ID:3cb7QOjUo
>>29
アストルフォ「――――――!?」
婚約者にボクがなる。
そう聞いた瞬間、脳が沸騰する。
いやいやいや、いやいやいやいやいや!!
何を言ってるんだこの人、そんな微笑んで言うことじゃないよねこれ!?
そんな桜に凛は頭を抱え、士郎は苦笑し、白野は「その手があったか」と手をポンッと打つ。
いやいや、何で納得してるのかな?
そこまで考え、ボクは冷静になる。
それは、いい。
正直になろう。
ボクは彼女を好ましいと感じている。
女性として見て、だ。
だけど同時に問題はあるのだ。
彼女は家のために結婚する。
そして子供を生む。
ボクは、サーヴァントだ。
結婚するにしても、子供を成せない。
参ったなぁ、と頭をボクは抱える。
それは凛も思ってたのか、苦笑して口を開いた。
凛「まぁ、英霊の魂を人形とかに収めれるような魔術師でも居れば話は別だけどね……そういうのは封印指定クラスだし、ここには居ないでしょ」
アストルフォ「だよねぇ……」
ああ、何処かにそういうのに詳しい人って………ん?
士郎「あっ」
アストルフォ「あっ」
ボクと士郎の呟きが重なった。
38 :1 ◆otXcqJ9cB.
[saga]:2012/02/27(月) 22:41:44.10 ID:3cb7QOjUo
直後、判定
魔術師殺しの情報網+2
39 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/02/27(月)
22:41:58.30
ID:FzBmPwX9o
hoi
50 :1 ◆otXcqJ9cB.
[saga]:2012/02/27(月) 22:48:26.15 ID:3cb7QOjUo
>>39:クリティカル
それから、一ヶ月の時が過ぎた。
ボクは士郎や凛にハイタッチを交わし、バイクに乗る。
手を握ってみる。
違和感はない。
これが、新しい命という感覚なんだろうか。
そう思っていると、切嗣さんが尋ねる。
準備はいいかい、と。
ボクは頷いて、バイクのエンジンを起こす。
さぁ、派手に行こう。
そう言うように、切嗣さんが何かのスイッチを押した。
カチン。
カチン?
直後、爆発が響くあの子の本家。
それをどこか顔付きが鋭い物に変わった切嗣さんがにやりと笑んだ。
……やっぱり、この人変わってないや。
まぁ、いい。
ボクはバイクを駆る。
そのまま礼拝堂へ、ドアを蹴破る。
そこに居るのは、ウエディングドレスを着た彼女の姿。
ボクはそれを掻っ攫い、にやりと笑む。
そうそう、こういう時はこう言うんだよね?
アストルフォ「―――その結婚、待った!」
51 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(宮城県) [sage]:2012/02/27(月) 22:49:52.48
ID:yPSTcjqRo
アストルフォちゃんかっこいいよ
かっこいいけどケリィwwwwwwwwww
54 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/02/27(月) 22:50:20.12 ID:V9GV/3omo
ボンバーマンwwwwww
55 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/02/27(月) 22:50:54.13
ID:qyBVwBnm0
やりやがったwwwwww
だがナイスだケリィ
56 :1 ◆otXcqJ9cB. [saga]:2012/02/27(月) 22:51:21.30 ID:3cb7QOjUo
ちなみに、ボクたちはその後に彼女の固有結界に捕まって長いこと説教されたのでした。
GOOD END?
57 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/02/27(月) 22:51:49.30
ID:4SqKGzaAo
そらそうだwwwwww
63 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西・北陸) [sage]:2012/02/27(月) 22:52:48.70
ID:aYyBu7NAO
ですよねーwwwwww
69 :1 ◆otXcqJ9cB.
[saga]:2012/02/27(月) 22:54:21.98 ID:3cb7QOjUo
腕を組むウエディングドレスの聖女の前に正座する一同
風景は大聖堂。
シュールだね!
70 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県) [sage]:2012/02/27(月) 22:54:30.83
ID:GWrQTb8Zo
聖女ちゃんもう完全に説教キャラに…
お父さん嬉しいです