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新ジャンル「強気お嬢様」01_vol3」(2006/10/11 (水) 01:04:56) の最新版変更点

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<p>ギャラリー&絵倉庫はこちら<br> <a href="http://www4.atwiki.jp/a_jack/pages/256.html" target= "_blank"><font color= "#800080">新ジャンル「強気お嬢様」ギャラリー&絵倉庫</font></a></p> <font size="-1" color= "blue">vol01,vol2の作者と同じ背景色はつけられていませんm(_ _)m(編集人)</font><br> <br> <br> <font size="+1" color="red">新ジャンル「強気お嬢様」</font> <dl> <dt><a name="R457" id="R457">457</a> <font color= "green"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></font> 2006/10/08(日) 00:03:53.72 ID:C3eAmC3W0</dt> <dd class="backchg1">強嬢「男!放課後私に付き合いなさい。<br>    上流階級の付き合いを教えてあげましてよ。光栄に思いなさい」<br> 男「いや、今日は用事があって・・・」<br> 強嬢「(ギロッ)何か言いまして?この私が放課後付き合ってもいいと言ってるのに、<br>    まさか断るとは言いませんよね?」<br> 男「いや、先約があって・・・」<br> 強嬢「そんな約束、私の誘いの前では無意味ですわ!私に付き合いなさい!」<br> 弱嬢「・・・あ、あの強嬢様、お、男様の本日の放課後は私と・・・」<br> 強嬢「なに、あなただったの?義理堅い男を縛り付ける原因は・・・」<br> 弱嬢「す、すいません!、ただ、その、い、一週間前からの約束でして・・・」<br> 強嬢「お黙り。没落企業の娘のあなたが、日本だけでなく世界を動かす資産家の娘に口答えする気?<br>    ・・・だれがあなたのお父様の会社を支えてあげているか、分かっていらっしゃらないのかしら?」<br> 弱嬢「すいません、すいません!で、でもこれはお父様とは関係なく・・・<br>    私と、男様の間での約束事でして・・・」<br> 強嬢「(ギロッ)」<br> 弱嬢「(ウルウル)」<br> 男「ま、まあ、一緒に放課後遊べばいいんじゃないかな?うん、そうしようそうしよう!<br>   三人仲良くな、あは、あははははは・・・」<br> <br> 新ジャンル「強気お嬢様VS弱気お嬢様」<br> <br> <br> このままじゃスレタイと合わず弱気お嬢様の方が萌えになってしまうので<br> 別バージョン書きます。<br></dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R461" id="R461">461</a> <font color= "green"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></font> 2006/10/08(日) 00:17:19.23 ID:qYqjE7LC0</dt> <dd>まだ結構見てるな保守<br> http://vipdeekaku.run.buttobi.net/cgi-bin/src/up3872.jpg<br></dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R462" id="R462">462</a> <font color= "green"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></font> 2006/10/08(日) 00:17:34.27 ID:C3eAmC3W0</dt> <dd class="backchg1"><a href="#R457">&gt;&gt;457</a>に心の声追加<br> <br> 強嬢「男!放課後私に付き合いなさい。 上流階級の付き合いを教えてあげましてよ。<br>    光栄に思いなさい(きょ、今日こそは一緒に帰りたいな)」<br> 男「いや、今日は用事があって・・・」<br> 強嬢「(ギロッ)何か言いまして?この私が放課後付き合ってもいいと言ってるのに、<br>    まさか断るとは言いませんよね?(そ、そんな、勇気を出して誘ったのに~)」<br> 男「いや、先約があって・・・」<br> 強嬢「そんな約束、私の誘いの前では無意味ですわ!私に付き合いなさい!<br>    (わ、私だって、勇気があったらデ、デデデートの約束してたのに!)」<br> 弱嬢「・・・あ、あの強嬢様、お、男様の本日の放課後は私と・・・」<br> 強嬢「なに、あなただったの?義理堅い男を縛り付ける原因は・・・(ずるい!普段弱気なのになんでデートの約束なんて出来るの!)」<br> 弱嬢「す、すいません!、ただ、その、い、一週間前からの約束でして・・・」<br> 強嬢「お黙り。没落企業の娘のあなたが、日本だけでなく世界を動かす資産家の娘に口答えする気?<br>    ・・・だれがあなたのお父様の会社を支えてあげているか、分かっていらっしゃらないのかしら?<br>    (本当はこんな嫌味なこと言いたくないけど、男君は渡せないもん!)」<br> 弱嬢「すいません、すいません!で、でもこれはお父様とは関係なく・・・<br>    私と、男様の間での約束事でして・・・」<br> 強嬢「(ギロッ)(わ、私だって家柄とか関係なく、男君のこと大好きだもん!)」<br> 弱嬢「(ウルウル)」<br> 男「ま、まあ、一緒に放課後遊べばいいんじゃないかな?うん、そうしようそうしよう!<br>   三人仲良くな、あは、あははははは・・・」<br> <br> <br> 弱嬢「(ッチ!優柔不断・・・)」<br></dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R463" id="R463">463</a> <font color= "green"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></font> 2006/10/08(日) 00:23:19.20 ID:C3eAmC3W0</dt> <dd><a href="#R461">&gt;&gt;461</a><br> 絵師さん・・・様GJ!<br></dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R465" id="R465">465</a> <a href= "mailto:sage"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></a> 2006/10/08(日) 00:27:38.49 ID:HKf2/Q5p0</dt> <dd class="backchg2">書くか<br></dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R466" id="R466">466</a> <font color= "green"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></font> 2006/10/08(日) 00:30:13.22 ID:2BxyrGGKO</dt> <dd><a href="#R461">&gt;&gt;461</a><br> ぐっじょぉぉぶ!<br></dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R468" id="R468">468</a> <font color= "green"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></font> 2006/10/08(日) 00:33:51.90 ID:C3eAmC3W0</dt> <dd class="backchg1"><a href="#R465">&gt;&gt;465</a><br> 嬢「さっさとお書きなさい!まあ庶民であるあなたの作品など期待しませんが」<br> 男「ちょ、おま、神様になんてことを」<br> 嬢「男は黙っていなさい!(男君とラブラブなの書いてくれないかな~)」<br> </dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R469" id="R469">469</a> <font color= "green"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></font> 2006/10/08(日) 00:34:05.00 ID:ByO/fK6C0</dt> <dd><a href="#R341">&gt;&gt;341</a>がツボったんでモシャス<br> http://up2.viploader.net/pic/src/viploader322321.jpg<br></dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R470" id="R470">470</a> <font color= "green"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></font> 2006/10/08(日) 00:36:57.25 ID:fmI1NxUc0</dt> <dd>強嬢「男君!私と一緒に昼食を食べますわよ!」<br> <br> 男「いや。これから学食・・・」<br> <br> 強嬢「今日のお弁当は・・・私が作りましたのよ!」<br> <br> 男「あ。弁当食べるの決定なんだ・・・」<br> <br> 強嬢「さあ・・・アーン・・・」<br> <br> 男「え、いい、いや。は、恥ずかしいよ・・・」<br> <br> 強嬢「何言ってますの・・・じゃあ別の方法で・・・<br>    くひうふひえうあー(訳:口移しですわー)」<br> <br> 男「わわわ!?ちょ、ちょっと・・・むぐぐぐぐ!?」(////<br> <br> 強嬢「むぐぐ・・・ぷは・・・じゃあ次は・・・」<br> <br> 男「ま、まだやるんだ・・・」<br></dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R473" id="R473">473</a> <font color= "green"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></font> 2006/10/08(日) 00:39:05.16 ID:JX2JLJZk0</dt> <dd><a href="#R470">&gt;&gt;470</a><br> エロイな<br></dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R475" id="R475">475</a> <font color= "green"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></font> 2006/10/08(日) 00:52:40.66 ID:QNzznM9YO</dt> <dd>別にツンデレじゃなくてもいい罠<br></dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R476" id="R476">476</a> <a href= "mailto:sage"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></a> 2006/10/08(日) 00:52:51.59 ID:HKf2/Q5p0</dt> <dd class="backchg2">降りしきる雨。<br> 晩秋を向かえ、もはや霜の降りようかというほどに寒い中を。<br> それは、まるで何か読み物のようにありきたりな展開ではあった。<br> <br> 肩を揺らす喘ぎ声は疲れによるものだけではない。<br> 突然の豪雨に、歯は震え、心急く膝は笑う。<br> 水も滴る良い男とは言うがここまで来ると水死体と大差ないなどと不謹慎に笑った。<br> <br> 「ああ、手がふやけてる。」<br> <br> そう苦笑いをするが、どうにも落ち着かない。<br> 小走りはゆったりとした力無い足取りになり、頭痛の酷さは度を越しすぎていた。<br> 雪崩のように落ちてくる水滴に、もうどうにでもなれと走り出したのは30分ほど前。<br> 一向に止む気配は無かった。<br></dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R477" id="R477">477</a> <a href= "mailto:sage"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></a> 2006/10/08(日) 00:59:49.97 ID:HKf2/Q5p0</dt> <dd class="backchg2"><br> 息は既に白く、初冬を思わせるほどに外気は冷たかった。<br> そして、見かねた誰かが傘を渡す。などということも無く、人々もやはり冷たい。<br> 手足の感覚は無くなり、寒さは痛みへと変わっている。<br> 偏頭痛とも言い難いほどの痛みは病気だろうか。などと一人、路地裏で笑った。<br> 意識絶え絶えに、持ち上げる一歩は重たかった。<br> <br> 水溜りに映った塀を見たのはそれから1分と過ぎない。<br> <br> 「何だこの豪邸は。」<br> <br> 見上げたその家は館と呼ぶに相応しかった。<br> ひとつ笑って男はベルを鳴らした。<br> <br> 「どなた様でしょうか。」<br> <br> 声の主は何かが崩れ落ちる音を聞いた。<br> <br></dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R479" id="R479">479</a> <font color= "green"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></font> 2006/10/08(日) 01:03:03.17 ID:QNzznM9YO</dt> <dd> 嬢「ぁ、あら?男さんこんなところで奇遇ですわね」<br> 男「こ、こんな風俗街で何してんだ…」<br> 嬢「あなたこそ何してましたの?」<br> 男「お、男にはなぁ!体内から毒を出さないといけないんだよ!!」<br> 嬢「!!!!そ、そうでしたの…初めて知りましたわ…毒の主成分はなんですの?」<br> 男「タンパク質だ」<br> 嬢「そう…わかりましたわ、私の家にて毒を出してさしあげます」<br> 嬢「セバス!!」<br> セ「御意」(やけに顔色がいい<br> 嬢「我が家に男性の毒抜き専用の機械を作りなさい!」<br> セ「お嬢様、毒抜きに道具は必要ありません」<br> 嬢「なんですって?何が必要ですの?」<br> こっから先は想像で。<br> 汚してスマン<br></dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R480" id="R480">480</a> <font color= "green"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></font> 2006/10/08(日) 01:03:50.36 ID:C3eAmC3W0</dt> <dd class="backchg1"><a href="#R477">&gt;&gt;477</a>長編wktk<br> <br> 割り込みすまんが保守代わりの投下だと思ってくれい<br> <br> 嬢「セバスチャン、私の習い事に料理を入れなさい」<br> セ「と、申されてもお嬢様、毎週水曜日にはテーブルマナーの習い事を<br>   いたしていますが?」<br> 嬢「そうではなく、料理を私が作るのです!<br>   できれば庶民的な家庭料理がいいですわね」<br> セ「!なんと!お嬢様、料理など俗物のすることでございます。<br>   料理長のメニューが気に入らないのならすぐに代えを呼びますが?」<br> 嬢「別に、料理長の作る料理に不満はありませんわ。ただ、私はその、<br>   理想を追い求める女!ゆえに、何事も完璧でなくてはならなくてよ!」<br> セ「左様でございますか。ただしテーブルマナーも、他の習い事も<br>   完璧な淑女となるためには必要不可欠なこと。習い事を増やすのは<br>   お嬢様のご自由ですが、交換や減らすことはできません。それでもよろしいですかな?」<br> 嬢「ええ、勿論。望む所よ(男君と一緒に居られる時間は減るけど、男君のために・・・)」<br> <br> きっと弁当を作る前にこんなやりとりがあったと思われる妄想罠<br> </dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R481" id="R481">481</a> <a href= "mailto:sage"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></a> 2006/10/08(日) 01:11:02.43 ID:HKf2/Q5p0</dt> <dd class="backchg2"><br> 「どう致しましょうか。」<br> <br> タキシードを着込む、"いかにも"な初老の男性が傘と携帯電話を片手にして話している。<br> そんな姿を虚ろな目で見ていた。<br> <br> <br> 「少年、立てるかい。」<br> <br> 力なく首を横に振り、しかし、何とか体を持ち上げた。<br> <br> 「もう少しの辛抱だ。」<br> <br> 彼はそう笑ってずぶ濡れの私の肩を背負った。<br> いかにも上等なその黒服が水を弾くのを見て、それを避けようとはしたのだが、既にそんな力は残っていなかった。<br> 人間、安心すると危険とはよく言ったものだ。<br> <br> 玄関先、彫刻の施された大きな扉に驚愕しながら、安堵のため息をついた。<br> ぎしりと大きな音を立てて開いたその奥には、予想だにしなかったダンスホールのような空間があった。<br> そしてその中心には一人分の影があったが、そこで目は上を向き、血の気が引き、地面が近くなったことまでは覚えている。<br> </dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R482" id="R482">482</a> <font color= "green"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></font> 2006/10/08(日) 01:12:01.72 ID:yEUD85zO0</dt> <dd>わっふるわっふる<br></dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R484" id="R484">484</a> <a href= "mailto:sage"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></a> 2006/10/08(日) 01:20:58.07 ID:HKf2/Q5p0</dt> <dd class="backchg2"><br> 一人暮らしを始めて、半年経たずに実家を懐かしく思い、少し憂鬱になっていた。<br> その日も流れるような雨が降っていたことを思い出した。<br> <br> 目を開けるとそこは、その部屋だけで自宅の二倍はあろうかという寝室だった。<br> 確かに一見して普通といえば普通なのだが、しかし、生活観は感じられず、言葉に出来ないように空気は整っていた。<br> 一通り見回そうと半身を起こしたが、急な眩暈にそのまま後ろに倒れこんだ。<br> <br> 頭が揺れる。息が乱れる。<br> <br> ぼうっとした目で右へと横目を流すと、装飾を施した銅を備えたスタンドライトがゆらゆらと灯りを放っていた。<br> <br> 「風邪引いたかな。」<br> <br> 声に出して初めて気づいたが、どうも声もかすれているらしい。<br> <br> 視界の中でゆらゆらと揺れる灯りを見ながら、ふと耳を澄ますと太く澄んだ声が聞こえてきた。<br> あの男性の声だ。<br> <br></dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R485" id="R485">485</a> <font color= "green"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></font> 2006/10/08(日) 01:22:35.43 ID:lXEtqh2F0</dt> <dd><a href="#R283">&gt;&gt;283</a>続き<br> <br> 【定住】<br> <br> ドスン<br> <br> 男「この荷物……」<br> メイド「家庭教師の方のよ、とお嬢様は仰っております」<br> 嬢「……」<br> 男「いや、だからなんでこれがここに」<br> 嬢「……(ジロ」<br> メイド「もうかれこれ二週間ここに居座っているのだから、いっそのことここに住みなさい、とお嬢様は(ry」<br> 男「居座るって、そっちが」<br> 嬢「……(ギロロ」<br> メイド「そういえば可愛い妹さんがいるのですね。荷物を預かりに来たら随分抵抗されましたよ、とお嬢様は(ry」<br> 男「そりゃ家族がいきなりいなくなったら誰だって……」<br> 嬢「……」<br> <br> そういえば、お嬢様にはご両親がいなかった<br> <br> 男「……分かりました。ただ少しは帰らせてくださいね」<br> 嬢「……(ニコ」<br> メイド「善処しましょう、とお嬢様は仰っております」<br> <br> <br> 男「ど、どうしてお嬢様と僕が一緒の部屋なんですかー!?」<br> メイド「当然です、とお嬢様は(ry」<br> 嬢「……(ニヤリ」<br></dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R487" id="R487">487</a> <a href= "mailto:sage"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></a> 2006/10/08(日) 01:31:31.78 ID:HKf2/Q5p0</dt> <dd class="backchg2"> 「どうも風邪を引きなさってるようです。お嬢様は中へは入らぬよう。」<br> <br> "お嬢様"という言葉を聞いて、ダンスホールに浮かんだ人影がふと目の前を横切った。<br> ああ、さすがにこの邸宅が一般人のものなわけがない。と一人納得していた。<br> そうすると、コンコンと良い音でドアを叩く音が響いた。<br> <br> 「失礼致します。」<br> <br> 品の良い、自分を向かい入れた初老の男性が一礼して何かを盆に乗せて入ってくる。<br> <br> 「あの、ありがとうございます。」<br> <br> この程度の言葉しか浮かばない自分に多少なりとも苛立ちを感じながら、半身を起こし重たい頭を下げた。<br> <br> 「どうかお気になさらずに。」<br> <br> 男性は愛想の良い暖かな笑いを返すと続けた。<br> <br> 「どうやら熱があるようですので、こちらにお薬を置いておきます。お飲みになってください。」<br> <br> そう言って男性はスタンドライトの乗った机に盆を乗せた。<br> どうしてこうも優しいのだろうか。と呑気に考えていると男性は少しだけ強い口調で言った。<br> <br> 「お嬢様が貴方様に会いたいと申しておりますが、風邪を移しては大変です。決してお入れになさらぬよう、との主人よりの命で御座います。」<br> <br> 頭を垂れてそう言ったのだが、その瞳が閉じずしてこちらを覗いていた気がした。<br> </dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R489" id="R489">489</a> <a href= "mailto:sage"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></a> 2006/10/08(日) 01:36:31.52 ID:HKf2/Q5p0</dt> <dd class="backchg2">「はい。」<br> <br> とこちらも決意したかのような口調で返したので、男性は少し笑った。<br> <br> 「とは申しておりましたが、お嬢様も閉じ篭りきりではさぞお暇なことでしょう。」<br> <br> そう言ってやはり笑顔で盆を指差した。<br> <br> 「マスクをご着用なさいますよう。」<br> <br> 男性は一礼して扉を閉めた。<br> <br> <br> 何故これほどまでに手厚い歓迎を受けているのだろう。<br> そんな考えを後において一先ずは薬を飲んだ。<br> その粉薬は顔をしかめるほどに苦かったが、コップ一杯の水でどうにか流し込むことが出来た。<br> 防菌効果もあったな。と、マスクをつけて体を横にしたところで弱々しいノックが鳴った。<br> </dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R490" id="R490">490</a> <font color= "green"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></font> 2006/10/08(日) 01:39:22.85 ID:v7OrBq/40</dt> <dd>wktkが止まらない<br></dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R491" id="R491">491</a> <font color= "green"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></font> 2006/10/08(日) 01:40:03.32 ID:yEUD85zO0</dt> <dd>ID:HKf2/Q5p0の文才がすげぇ<br></dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R494" id="R494">494</a> <a href= "mailto:sage"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></a> 2006/10/08(日) 01:47:25.18 ID:HKf2/Q5p0</dt> <dd class="backchg2"><br> いくら待てども、声が聞こえないのでこちらから返すことにした。<br> <br> 「どうぞ。」<br> <br> 「お邪魔致します。」<br> <br> ぎしりと音が鳴り、静かに戸が閉まった。<br> 背中を壁に預ける形で暗闇にぼうっと浮かんだシルエットを凝視した。<br> <br> 「あの……。」<br> <br> 声が重なり、解けて、静けさが残った。<br> <br> 「あ、えっと。この度はお助け頂き……。えっと。」<br> <br> 情けない。あまりにも情けない。<br> 数少ない語彙でどうにか感謝の言葉を紡ごうとしていると、影がくすりと笑った。<br> 頼りない程、繊細な灯りは一歩ずつ静かに近づいた彼女を照らし出した。<br> 棚の手前に置かれた上品な椅子に、人形のように腰を預けた彼女に形容する言葉は見つからなかった。<br> </dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R495" id="R495">495</a> <font color= "green"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></font> 2006/10/08(日) 01:57:46.92 ID:C3eAmC3W0</dt> <dd class="backchg1"> 嬢「神SSが連投中とは言え、SSを投下しない理由にはなりませんことよ」<br> 男「いや、こんな誰も読まない駄文書いて恥かかんでも・・・」<br> 嬢「思い立ったが吉日、反応無ければないで次のネタを考えるだけですわ。<br>   ・・・コホン、と、ところで、また私に庶民の文化を教えてくださらないかしら?<br>   勿論、費用は私が全て払いますから、お金の心配はなさらなくて結構ですわよ」<br> 男「もう~○○○編~はネタ切れだし、そもそも引きこもりが遊びに行くネタなんか<br>   書こうとするのが間違っている・・・何のことかさっぱりわからんが」<br> 嬢「では多少屈辱的ですがこのスレを見ている俗物達に聞いてみましょうか?<br>   安価は500で・・・何のことかさっぱりですが」<br> <br> <a href="#R500">&gt;&gt;500</a>にお嬢様が行く!<br></dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R499" id="R499">499</a> <font color= "green"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></font> 2006/10/08(日) 01:59:48.39 ID:KdEeGsBI0</dt> <dd>ボンビラス星<br></dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R500" id="R500">500</a> <font color= "green"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></font> 2006/10/08(日) 02:00:08.60 ID:v7OrBq/40</dt> <dd class="backchg3">江戸東京博物館<br></dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R504" id="R504">504</a> <font color= "green"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></font> 2006/10/08(日) 02:00:54.98 ID:ab4K5lUfO</dt> <dd><a href="#R499">&gt;&gt;499</a>がよかったwww<br></dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R505" id="R505">505</a> <font color= "green"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></font> 2006/10/08(日) 02:01:32.39 ID:KdEeGsBI0</dt> <dd><a href="#R504">&gt;&gt;504</a><br> 冗談じゃねえww加速用のネタだバーローwwwwww<br> </dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R507" id="R507">507</a> <font color= "green"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></font> 2006/10/08(日) 02:02:36.87 ID:qYqjE7LC0</dt> <dd>wktkな展開だな<br> http://vipdeekaku.run.buttobi.net/cgi-bin/src/up3883.jpg<br></dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R508" id="R508">508</a> <a href= "mailto:sage"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></a> 2006/10/08(日) 02:02:46.53 ID:HKf2/Q5p0</dt> <dd class="backchg2">「お体の方は宜しくて?」<br> <br> 無様に、必死に言葉を捜す男に彼女は優しく投げかけた。<br> その姿は古き良き明治を彷彿とさせるような色艶やかな着物を纏い、さながら日本人形のよう。<br> <br> 「ええ。もう、おかげさまで。至れり尽くせりで。」<br> <br> もはや会話として成立せず、赤面を隠す苦笑いで場を凌ごうとは失礼にも程があった。<br> 彼女はやはりくすりと笑みを漏らした。<br> <br> 「今日はもう夜も遅いでしょう。また明日にでも話を聞かせてください。」<br> <br> ふとライトスタンド越しに見える窓を覗くと、まだ雨は降っている。<br> <br> 「おやすみなさい。」<br> <br> 彼女が会釈をして場を去る間、その高貴さと優美さに酔いしれていた。<br> </dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R509" id="R509">509</a> <font color= "green"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></font> 2006/10/08(日) 02:04:31.59 ID:C3eAmC3W0</dt> <dd class="backchg1">ボンビラスwww<br> <br> <a href="#R500">&gt;&gt;500</a><br> 行った事ないないからちと調べてから書く<br></dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R511" id="R511">511</a> <font color= "green"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></font> 2006/10/08(日) 02:06:47.12 ID:v7OrBq/40</dt> <dd><a href="#R509">&gt;&gt;509</a><br> すまん、何故か脳裏に浮かんだんだw<br> wktkして待ってる<br> <br></dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R516" id="R516">516</a> <font color= "green"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></font> 2006/10/08(日) 02:18:38.19 ID:jFylU75A0</dt> <dd>http://vipmomizi.jog.buttobi.net/cgi-bin/uploader/src/16202.jpg<br> <br> だかしかしやはり金髪ツインと眠気に負けた俺が<br> <br> 途中で筆を投げ出して保守。<br> <br></dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R519" id="R519">519</a> <font color= "green"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></font> 2006/10/08(日) 02:22:48.20 ID:C3eAmC3W0</dt> <dd class="backchg1">長くなるので複数投下します。<br> <br> ~江戸東京博物館編1~<br> <br> 男「・・・と言うわけで、ここが江戸東京博物館だ」<br> 嬢「江戸、ですか。平安時代から続く旧家の生まれである<br>   私でも楽しめるのかしら?」<br> 男「(・・・こいつ、本当に何者だ?)まあ、実際に見てみようぜ」<br> <br> ~館内~<br> 男「これが日本橋か」<br> 嬢「私、これと同じ橋を見たことありますわ」<br> 男「ん?浮世絵でか?まあ金持ちの家ならありそうだな」<br> 嬢「ええ、私の家に。離れへ行くにはこの橋を渡ると近道ですのよ」<br> 男「(本物復元したんかい!)」<br> <br> 期待しないでくれ、文才無いから<br> うまくオチをつけれないだけなんだorz<br></dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R523" id="R523">523</a> <font color= "green"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></font> 2006/10/08(日) 02:35:48.48 ID:6sKLkQ2c0</dt> <dd>wktk<br> <br></dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R525" id="R525">525</a> <font color= "green"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></font> 2006/10/08(日) 02:43:30.31 ID:C3eAmC3W0</dt> <dd class="backchg1">~江戸東京博物館編2~<br> <br> 男「お、こっちは特集展示か。なになに・・・<br>   『かわいそうなゾウ-戦時中処分された動物たち』、か<br>   こんなの見たら嬢も涙ぐむんじゃないか?」<br> 嬢「ムッ、私の涙はそんなに安くなくてよ」<br> <br> ~一通り見終わった後~<br> 男「・・・妄想だけでも泣ける内容だったな~嬢?」<br> 嬢「うぐっ、ひっく、・・・私としたことが、<br>   まだまだ歴史の勉学が足りませんでしたわ・・・えぐっ」<br> 男「涙ぐむどころか本当に泣いちゃったのか、よしよし<br>   (可愛いところあるじゃないか)」<br> 嬢「私、これからは飼ってる象にもっと優しくしてあげますわ」<br> 男「・・・家に動物園でもあんのか?」<br> 嬢「ええ・・・ダンボ」<br> 男「飛ぶのか!いや、名前だけだよな?」<br> 嬢「ダンボ、サトちゃん(佐藤製薬)、ぞう大魔王、ダルシムステージの象、<br>   クレヨンしんちゃんの股間・・・みんなにもっと優しくしなきゃ(決意の瞳)」<br> 男「いや、一つどうしてもツコッミたいんだが・・・」<br></dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R526" id="R526">526</a> <font color= "green"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></font> 2006/10/08(日) 02:45:54.22 ID:BBLBgj2NO</dt> <dd> お嬢様といえば縦ロールな俺は負け組なのだろうか<br></dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R528" id="R528">528</a> <font color= "green"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></font> 2006/10/08(日) 02:50:19.90 ID:DvI36cKjO</dt> <dd><a href="#R526">&gt;&gt;526</a><br> 俺もだ<br></dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R529" id="R529">529</a> <font color= "green"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></font> 2006/10/08(日) 03:00:54.06 ID:C3eAmC3W0</dt> <dd class="backchg1"><a href="#R525">&gt;&gt;525</a><br> 蛇足1<br> <br> 嬢「(携帯で)お父様、今月のお小遣いは全て佐藤製薬に投資して」<br> 男「優しくって、そういうことかよ。で、小遣いっていくらだ?」<br> 嬢「1000億くらい?」<br> 男「( ゜д゜)」<br> <br> 蛇足2<br> 嬢「(携帯で)中国でクレヨンしんちゃんグッズが販売できない?<br>   ならその商標登録している会社を潰しなさい。ええ、どんな手を使っても」<br> 男「優しい・・・のか?」<br></dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R530" id="R530">530</a> <font color= "green"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></font> 2006/10/08(日) 03:02:27.05 ID:BBLBgj2NO</dt> <dd> いぬかみに出てたせんだんとか無敵看板娘のめぐみとか思い出した<br> <br> やはりオホホ笑いは縦ロールが似合う<br></dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R532" id="R532">532</a> <font color= "green"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></font> 2006/10/08(日) 03:12:54.88 ID:6sKLkQ2c0</dt> <dd class="backchg3"> 長文になってしまった……今連投して問題ない?<br></dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R533" id="R533">533</a> <font color= "green"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></font> 2006/10/08(日) 03:14:32.86 ID:DvI36cKjO</dt> <dd>嬢「男さん、今週末は空いていますか?」<br> 男「空いてるけど?」<br> 嬢「そうですか。なら私の家に来なさい。」<br> 男「な、なんで?」<br> 嬢「今週末、私の家に各界の要人を招いてパーティーをしますの。男さんにはそれのお手伝いをして欲しいんですの。」<br> 男「そんな所に俺行って大丈夫なの?」<br> 嬢「あら?誰が表に出て欲しいと言いましかたか?あなたは客じゃなく仕事で行くんですのよ。」<br> 男「わ、分かってるよぉ……」<br> 嬢「さて、そうと決まれば話は早いですわ。男さんを今から私監修の元徹底的に仕付けてあげますわ!」<br> 男「えっ!?ちょっ、今から?」<br> 嬢「あなたは何を聞いてらしたの?今からに決まってます。」<br> 男「いやでも学校は?」<br> 嬢「セバスチャンが私たちの早退を許可しました。障害は何もありませんわ。」<br> 男「そういやセバスチャンここの教師だったな。でも昼飯もまだだし……」<br> 嬢「えぇい!日本男児がそんなナヨナヨしてどうしますの!?……これは一から教育しなければならないみたいですわね。」<br> 男「な、ナヨナヨしてるって言うな!」<br> 嬢「お黙りなさい!セバスチャン、男さんを連れて行きなさい。」<br> セ「御意。」<br> 男「いいもんいいもぉん……意見無視されるのなんてなれたもぉん……」<br> </dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R536" id="R536">536</a> <font color= "green"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></font> 2006/10/08(日) 03:15:32.20 ID:v7OrBq/40</dt> <dd><a href="#R532">&gt;&gt;532</a><br> どんと来い<br></dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R537" id="R537">537</a> <font color= "green"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></font> 2006/10/08(日) 03:16:06.42 ID:DvI36cKjO</dt> <dd><a href="#R532">&gt;&gt;532</a><br> イインダヨ!!<br></dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R539" id="R539">539</a> <font color= "green"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></font> 2006/10/08(日) 03:16:11.06 ID:6sKLkQ2c0</dt> <dd class="backchg3">了解<br></dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R540" id="R540">540</a> <font color= "green"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></font> 2006/10/08(日) 03:17:38.00 ID:C3eAmC3W0</dt> <dd class="backchg1">~江戸東京博物館編3~<br> <br> 男「日本橋も見た、棟割長屋も見た、助六の舞台も見た、<br>   特集展示も見た、企画展示も見た・・・<br>   で、今日見た中で嬢の家で見られない物ってあったのか?」<br> 嬢「・・・」<br> 男「・・・なんか、行くだけ無駄だったのかな(ハァ)」<br> 嬢「そ、そんなことはございませんことよ!<br>   今日はとても楽しめましたわ!(あなたと過ごせるだけで)」<br> 男「じゃあ何が一番見てて面白かった?」<br> 嬢「・・・そ、それはその、・・・あなたの横が・・」<br> <br>     /\___/ヽ<br>    /''''''   '''''':::::::\<br>   . |(●),   、(●)、.:| +  「君の瞳さ」<br>   |   ,,ノ(、_, )ヽ、,, .::::|    <br> .   |   `-=ニ=- ' .:::::::| +<br>    \  `ニニ´  .:::::/     +<br> ,,.....イ.ヽヽ、ニ__ ーーノ゙-、.<br> :   |  '; \_____ ノ.| ヽ i<br>     |  \/゙(__)\,|  i |<br>     >   ヽ. ハ  |   ||<br> <br> 男「・・・」<br> 嬢「・・・」<br> 男「・・もうやめていいか?」<br> <br> <a href="#R532">&gt;&gt;532</a>様、お願いします<br></dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R541" id="R541">541</a> <font color= "green"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></font> 2006/10/08(日) 03:17:50.51 ID:6sKLkQ2c0</dt> <dd class="backchg3"> 嬢「本日はお招きいただきありがとうございます」<br> 女2「こちらこそ。大したおもてなしはできませんが、どうぞお寛ぎください」<br> 男「えっと……」<br> 嬢「フフ……まあ堅苦しい挨拶はこのくらいにしておきましょうか」<br> 女2「そうそう、緊張することないよ。ここは学校の部室なんだし」<br> 男「いきなり連れて来られたから何かと思ったよ。嬢も服着替えてるし」<br> 嬢「似合うかしら?」<br> 男「え…そりゃまあ、な」<br> <br> 女2「ポッドで淹れるけどいいよね。麦茶もあるよ」<br> 男「ありがと。それでこの集まりの趣旨は?」<br> 嬢「特にないわ。緩やかに過ごし、会話を楽しむ。今日はお暇でしょう?」<br> 女2「いい機会だから洗い浚い告白してみたら? 私は給仕に徹するから」<br> 男「帰りたくなってきた」<br> <br> 先生「ここにいたのか。父兄の方がいらっしゃっているぞ」<br> 嬢「あら……分かりました。失礼、少し席を外しますわ。すぐに戻りますから」<br> <br> 男「……遅いな」<br> 女2「そうだね。心配なら様子を見に行けば?」<br> 男「いや、俺が行くとややこしくなる可能性がある」<br> 女2「君と嬢さんは天災コンビだからね」<br> 男「え、俺も? むしろ被害者なんだけど」<br> 女2「仕方ないから密談でもして時間潰そうか」<br> 男「密談?」<br> 女2「そう。茶室の閉鎖性は内緒話に最適。嬢さんに聞かれたくない話があるからね」<br> 男「あいつの噂話か。だったら止めとく」<br> 女2「違うよ。関係あるけど。でも気分を悪くするかもしれないから……そうだね~独り言」<br> </dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R545" id="R545">545</a> <font color= "green"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></font> 2006/10/08(日) 03:22:04.34 ID:6sKLkQ2c0</dt> <dd class="backchg3"> 女2「不思議が一つ。嬢さんはあんなに素直な気持ちを示し続けているのに、<br>    君の態度は何故変わらないのかな」<br> 女2「嬢さんは優しくて明るい性格で綺麗だし、前向きで強い。<br>    努力家だけどそのことを自慢したり卑下したりしない。良い意味で影響は絶大。<br>    破天荒だけど周りに気を遣ってるよね。私達と話すときはもちろんだし、<br>    君と引き起こす騒ぎも怪我人は少ない。今では欠かせないイベントだね。<br>    それに物凄いお金持ちだし」<br> 女2「はじめは嬢さんのレベルが高過ぎて、引いてるのかと思ってた。今のは質問。<br>    君の意見は?」<br> 男「そうだな。確かに嬢の傍にいると劣等感の塊になる」<br> 女2「でもそれに負けてはいないね。うん、向上心あるよ。<br>    そうでなければここにはいないし」<br> 女2「他の子が好きなのかな~と考えてもみたけど……」<br> 男「えぇっ?」<br> 女2「……それも違う。嬢さん、勘も鋭いからね。それでも挑むだろうけど、<br>    君の気持ちが変わらなければ、むしろ君の背中を押すかもしれない」<br> 女2「嬢さんを嫌い、というのはありえない。これは確か。万が一を仮定しても、<br>    その場合はあのお節介が手を回すだろうし。でも嬢さんはどうするのかな?<br>    諦めたり媚びたりする嬢さんって想像できないね」<br> 男「帰っていいか? おまえの勘違いだし、恥ずかしくて胃が痛くなってきた」<br> 女2「嬢さんの荷物は?」<br> 男「あ、そっか……ハメたな?」<br></dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R546" id="R546">546</a> <font color= "green"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></font> 2006/10/08(日) 03:25:43.82 ID:6sKLkQ2c0</dt> <dd class="backchg3"> 女2「もう少しだけ。色々と考えてみたんだけどね、結論は一つ。君が優しいから」<br> 男「待て……その憶測はおかしい」<br> 女2「嬢さんが本気だから、それに応えるために本気で考えてるんだね?<br>    君の進路とか嬢さんの立場とか、他にもたくさん。その先まで」<br> 男「酷い妄想だ。そんなことまで考えてる奴がいたら、そいつバカだ。<br>   ウジウジ悩んで何もできないってことだろ。一番迷惑な奴じゃないか」<br> 女2「……悩んでいる自分の姿が嫌いなんだね。でもそうかな? <br>    気持ちに素直なだけじゃ、結局傷つけることになる。<br>    どんな生まれにも必ず付き纏う問題だけど、嬢さんの家は特別だから。<br>    そんな酷い結果より全然マシだと思うけど? それにぬるま湯も悪くないしね~」<br> 男「何というか、凄いな。そんなことまで考えてるのか。<br>   女2ってさ、ホントに嬢が大好きなんだな」<br> 女2「運命だからね。でも嬢さんを狙ってる有象無象は掃いて捨てるほどいるから。<br>    その連中が嬢さんを傷つけるかもしれない。だから身近な友達を応援したくなる。<br>    はい、独り言はここでお終い。全部聞き流せたかな?」<br> 男「//……無理に決まってるだろ」<br></dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R548" id="R548">548</a> <font color= "green"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></font> 2006/10/08(日) 03:29:47.00 ID:6sKLkQ2c0</dt> <dd class="backchg3"> 女2「それでね、茶道部への入部の件、もう一度考えてみない?」<br>  男「この前も話したけど俺、転部する気はないから。悪いけど」<br> 女2「兼部でもいいの。さっきの恥ずかしい台詞はその前振りだし」<br> 女2「ウチは少数精鋭だけど、意外と人気はあるの。いつでも自由に飲み食いできて寛げるし、<br>    最近は嬢さんも出入りしてるからね。だから見学の建前で遊びに来る人は結構多い」<br>  男「なるほど。俺も嬢と一緒にいると今でもよく絡まれるしな……特におまえらに」<br> 女2「でもここは騒ぐ場所じゃない。こんな小さな部とみすぼらしい和室にも守るべき秩序と静謐がある。<br>    それがウチの顧問の持論なの。私達もこの雰囲気を壊されたくないし。<br>    だから見学者を追い返すこともあるの。五、六人で押し掛ける連中は特にね」<br>  男「それなら俺なんて場違いだ。ごめん、すぐに片付ける」<br> 女2「君はいいの。私が認めたし、嬢さんに鍛えられているから。<br>    それにさっきは大袈裟に言ったけど、ウチは基本的に和気藹々で飛び入りも歓迎だから。<br>    もし問題を起こしても、顧問がすぐに飛んできて摘み出すから安心して」<br>  男「茶道部の顧問ってあの『白熊』じゃないか。摘むどころか握り潰されそうなんだけど」<br> 女2「はじめは君を餌に嬢さんを釣ろうというのが部長の計画でね。<br>    嬢さんに話したら凄く怒られた。愛されてるね~」<br>  男「//…………」<br></dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R551" id="R551">551</a> <font color= "green"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></font> 2006/10/08(日) 03:32:37.92 ID:qYqjE7LC0</dt> <dd><a href="#R530">&gt;&gt;530</a>こんな感じ?<br> http://vipdeekaku.run.buttobi.net/cgi-bin/src/up3885.jpg<br> <br></dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R554" id="R554">554</a> <font color= "green"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></font> 2006/10/08(日) 03:35:24.31 ID:6sKLkQ2c0</dt> <dd class="backchg3"> 女2「けど部長も君ならこの部に相応しいと思ったから、選んだと思う。どう? 気が変わった?」<br>  男「過大評価だと思うけど、かなり動揺してる。でも悪い、時間が厳しい」<br> 女2「そっか。実は嬢さんの為にもなるかもしれないんだけど」<br>  男「嬢の? でもあいつは普通にここへ来てるんだよな」<br> 女2「嬢さん、どこの部活にも所属してないね。助っ人に呼ばれることは多いけど」<br>  男「そうだな。俺もたまに付き合わされる」<br> 女2「それはそれで楽しいだろうけど、遠慮はあるよね。君と同じ部に入ればいいのに」<br>  男「それはあいつに聞いたことがある。誰にも言わない約束だから教えられないけど、<br>    まあその、嬢なりの気遣いだと思う」<br> 女2「まあいつものノリを発揮されたら部活どころじゃなくなるかな」<br> 男「そうじゃなくてさ、遠慮してるんだよ。後は察してくれ」<br> 女2「君を追いかけて転入してきたことを気にしてるんだ。君がどんな目で見られることになるか。<br>    普段は大胆なのにね。でもあの先生も頑固だしね~」<br> 男「全くだ。けどウチの担任や校長並みの強靭な胃腸を求めるのは酷だろ」<br> 女2「それで帰宅部。家の都合もあるだろうね。でも逆に考えてみて。<br>    嬢さん、家の用事とか習い事とかで物凄く忙しいはずなのに、放課後もよく見かけるよね。<br>    何でかな」<br>  男「それは学校で遊ぶためだろ」<br> 女2「君と一緒にいたいからだね。好意を隠さないから、誰でも知ってる」<br> 女2「嬢さんは言いつけられたから習い事を始めたり、嫌いだから止める人じゃないと思う。<br>    自分で考えて、そして決めたことは何にでも一生懸命になれる羨ましい人だよね」<br> <br> 女2「選ばれたんだよ、君は」<br>  男「ああ、知ってる」<br></dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R555" id="R555">555</a> <font color= "green"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></font> 2006/10/08(日) 03:35:44.77 ID:BBLBgj2NO</dt> <dd><a href="#R551">&gt;&gt;551</a><br> ktkr!!!!!!!!!!<br> あなたは神ですね<br> 一万回保存しました<br></dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R556" id="R556">556</a> <font color= "green"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></font> 2006/10/08(日) 03:37:24.29 ID:JX2JLJZk0</dt> <dd><a href="#R554">&gt;&gt;554</a><br> なんて健気なんだ…<br></dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R558" id="R558">558</a> <font color= "green"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></font> 2006/10/08(日) 03:37:34.95 ID:6sKLkQ2c0</dt> <dd class="backchg3"> 女2「そうだね。気持ちが大切とか他にも大事なことがあるとか、そんな当たり前の事、<br>    君達が知らないはずないよね。だから私は何もしない。私が関わることでもないし。<br>    悪魔みたいにお膳立てしたり、邪魔したりしないよ。余計なお世話だよね~」<br>  男「そうしてくれると助かるよ。正直、これ以上騒がしくなると身が保たない」<br>  男「なるほど、凄い場所だよな、ここ。余計な事まで喋った……」<br> 女2「君の勧誘は諦めるよ。嬢さんとはこれからも交渉するけど。<br>    でも君も嬢さんもふざけてるくせに真面目すぎるから、一つだけ提案」<br> 女2「煮詰まったら、茶道部へ来て。冷たいお茶をご馳走するから」<br> <br>  嬢「ごめんなさい、遅くなってしまって」<br>  男「もうこんな時間か。それじゃあ帰るか。俺は部屋の外で待ってるから」<br> 女2「勿体ないね~。せっかく着替えたのに」<br>  嬢「仕方ありませんわ。今日のお礼とお詫びは必ず」<br></dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R559" id="R559">559</a> <font color= "green"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></font> 2006/10/08(日) 03:40:50.70 ID:BBLBgj2NO</dt> <dd>嬢、健気でカワユス<br></dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R560" id="R560">560</a> <font color= "green"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></font> 2006/10/08(日) 03:41:54.74 ID:6sKLkQ2c0</dt> <dd class="backchg3">嬢「男さん」<br> 男「ん?」<br> 嬢「私がいない間、女2さんと何を話してらしたの?<br> 男「えっと、気になる?」<br> 嬢「当然ですわ。好意を抱く殿方と他の女性が二人きりですもの」<br> 男「//……悪い、話の内容は言わない約束なんだ」<br> 嬢「では聞かないでおきますわ。信頼しているから」<br> 男「ありがと」<br> 男「そういえばあいつ、今日は随分お喋りだったな。普段から騒がしいやつだけど」<br> 嬢「ふぅ……貴方は存在そのものが罪悪ね。これは一日でも早く鎖をつけてさしあげないと」<br> 男「不穏なこと言うな! おまえさ、今なんか性格変わってないか?」<br> <br> 女3「おーい、まだいるー? お邪魔しま~す」<br> 女3「いるなら返事してよ。うわ、何この原稿は? 小説書いてたの?」<br> 女2「あの悪魔~! あんな恥ずかしい役を私に押し付けて~!!」<br> 女3「あいつが用意したのか……暇ねえ。断ればいいじゃない」<br> 女2「弱みを握られてるの!」<br> 女3「弱みって……ああひょっとして、昔アンタが男のことw」<br> 女2「言わないで~好きなもの奢るから~!」<br> 女3「タカらないわよ。はぁ、今日も予想通りか。嬢が転入した時のような大事件が欲しいわ。<br>    ぬるま湯って気持ち悪いよね。ほら、元気出して! 今日は私が奢ってあげるから、何か食べに行こ」<br> </dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R561" id="R561">561</a> <font color= "green"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></font> 2006/10/08(日) 03:43:39.59 ID:6sKLkQ2c0</dt> <dd class="backchg3">糸冬<br> 逃亡します<br></dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R562" id="R562">562</a> <font color= "green"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></font> 2006/10/08(日) 03:44:53.46 ID:yEUD85zO0</dt> <dd><a href="#R561">&gt;&gt;561</a><br> 乙!!良かったぜ!<br></dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R565" id="R565">565</a> <font color= "green"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></font> 2006/10/08(日) 03:46:12.90 ID:JX2JLJZk0</dt> <dd><a href="#R561">&gt;&gt;561</a><br> GJ<br> <br> お嬢wwwwww<br> 全くやってくれるぜ…<br></dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R566" id="R566">566</a> <font color= "green"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></font> 2006/10/08(日) 03:46:46.21 ID:v7OrBq/40</dt> <dd><a href="#R561">&gt;&gt;561</a><br> GJ!また書いてくれ!<br></dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R567" id="R567">567</a> <font color= "green"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></font> 2006/10/08(日) 03:48:55.83 ID:C3eAmC3W0</dt> <dd><a href="#R561">&gt;&gt;561</a><br> GJ!<br> そんなこと言われても<br> 次の作品を期待する俺がいる<br></dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R569" id="R569">569</a> <font color= "green"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></font> 2006/10/08(日) 03:55:23.86 ID:O1NF7srhO</dt> <dd><a href="#R568">&gt;&gt;568</a><br> よろしくてよ<br></dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R570" id="R570">570</a> <a href= "mailto:sage"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></a> 2006/10/08(日) 03:58:07.04 ID:HKf2/Q5p0</dt> <dd class="backchg2"> 朝日があまりにも強く照らすので、目が覚めた。<br> 心地よい目覚めは見た目にも高級なこのベッドのせいだろう。<br> 喉の異変に気づいたのは一息ついてからだった。<br> <br> 「あー、あー。ん、治ってる?」<br> <br> 良薬口に苦しとは言うが、確かに苦いとはいえここまで早く治るものなのか。<br> 驚き、爽快な気分とは裏腹にひとつの疑問が浮かんだ。<br> <br> 「服はびしょ濡れ、シャツもパンツも……。」<br> <br> しかし今、確かに下着だけは履いている。<br> <br> 「あの人に見られた……。」<br> <br> がっくりと擬音そのままに肩を落とし、その姿を客観視して笑った。<br> 昨日とは間逆に、あまりに清々しい日和なので立ち上がり窓を開けてみたりもする。<br> そうこうして、うろうろして、結局は窓際の高級な皮のソファーに落ち着いた。<br> まだ肌寒いが、ベッドの毛布をひざ掛けにして外を仰ぐのはあまりにも似合わない風景だった。<br> </dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R574" id="R574">574</a> <a href= "mailto:1/3"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></a> 2006/10/08(日) 04:03:08.44 ID:v7OrBq/40</dt> <dd class="backchg3"> 女「わたくしは理想を追い求める女!ゆえに、何事も完璧でなくてはならなくてよ!」<br> 男「理想を追い求めるのは勝手だが、とりあえず今は黙って化学の補習に励んでくれ。ほら、先生睨んでるだろ」<br> 女「うぅ……く、屈辱ですわ……!このわたくしが補習を受けるはめになるとは……!」<br> 男「全く……普通補習なんて受けるか?」<br> 女「あなたがそれを言えまして!?一緒に補習を受けているではありませんの!」<br> 男「俺は解答欄を一つずつ間違えて書いちまったんだよ。解答欄が合ってりゃ八割は正解だ」<br> 女「ふん、そんなの言い訳に過ぎませんわ!あなたもわたくしも同じ補習を受けている、これが現実ですわよ!」<br> 先生「そこ、静かに!!」<br> 女&男「すいません……」<br> 女「もう!あなたのせいで怒られてしまいましたわよ!!」<br> 男「いや、九分九厘お前のせいだろ。……まあ確かに同じ補習を受けてはいるが、<br>   俺は授業内容を理解できてる、お前はあんまりできてない。これも現実だな」<br> 女「う……!」<br> 男「ま、がんばれよ。俺はもう補習のプリントを終わらせたから帰るぞ」<br> </dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R576" id="R576">576</a> <font color= "green"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></font> 2006/10/08(日) 04:04:01.35 ID:v7OrBq/40</dt> <dd class="backchg3"> 女「お、お待ちなさい!使用人が主人を置いて帰るつもりでして!?」<br> 先生「そこ!静かにと言っているでしょう!三度目は無いですよ!」<br> 女「も、申し訳ありません……全く、あなたという人は……!」 ギロッ<br> 男「また俺のせいかよ。そもそも、学校ではクラスメイトだろ。第一、今日は車で帰るんじゃなかったのか?」<br> 女「家とか学校とかは些細な事でしてよ。それから、今日は歩いて帰る事にしたんですわ。……今決めましたけ<br> <br> ど」<br> 男「今かよ!……まあいい、待っててやるから早く終わらせろよ。それとも、手伝ってやろうか?」<br> 女「愚問ですわね、努力なくして成功はありえなくてよ。どれだけ時間がかかろうとも、自分の力で解いてみせま<br> <br> すわ」<br> 男「ん、そうか。じゃあ俺は校門で待ってるから、二時間でも三時間でもかけてじっくり解いていいぞ」<br> 女「わたくしを挑発なさるおつもりかしら?」<br> 男「どの様に取って頂いてもかまいませんよ、お嬢様?」<br> 女「ふっ、よろしくてよ!その挑発に乗って差し上げますわ!!今から三十分で終わらせt―――」<br> 先生「三度目は無いと言ったはずなんだけど、先生の勘違いかしらね、お二人さん?」<br> 女「ち、違いましてよ!?これは…」<br> 男「じゃあそういう事で。俺は外で待ってるからな、がんばれよ!」 ガラガラ ピシャ<br> 女「あ!こら、お待ちなs―――」<br> 先生「あなた一体授業を受けに来たの!?邪魔しに来…………」<br> <br> <br> 男「……すまんな女、許せ」<br></dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R577" id="R577">577</a> <a href= "mailto:3/3"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></a> 2006/10/08(日) 04:04:55.31 ID:v7OrBq/40</dt> <dd class="backchg3">男「お疲れさん、待ちくたびれたぞ」<br> 女「あなたという人は!?わたくしは待ちなさいと言いましたわよ!!<br>   なのに主人を置いて一人で行くなんて……おかげでわたくしがどんな酷い目にあったと思っていますの!?」<br> 男「悪かったよ、ごめん。そのお詫びに、アイスでもクレープでも奢ってやるから許してくれ」<br> 女「全く……あなたはわたくしがその様なものに釣られると思っておいでなのかしら?」<br> 男「そうか、いらなかったか。じゃあ真っ直ぐ家に帰るぞ」<br> 女「お待ちなさいッ!!誰もいらないとは言ってませんわッ!!推測で物事を判断するのは危険ですわよッ!!<br> <br> 」<br> 男「冗談だから落ち着け。……で、どっちが食べたい?」<br> 女「その質問は無意味でしてよ…………あなたならわかっているでしょう、私の使用人さん?」<br> 男「はいはい、両方ですね…………かしこまりましたよ、私のご主人様」<br> 女「ええ、よろしくてよ。ところで、セバスチャンに連絡は入れましたの?」<br> 男「…………あ」<br> <br> <br> 婦警「執事さん、もう駐車違反なんてしちゃダメですよー?」<br> セ「いやはや申し訳ありません、次からは気を付けますので。……それにしても、お嬢様遅いですね……」<br> <br> <br> 終われ。<br></dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R580" id="R580">580</a> <font color= "green"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></font> 2006/10/08(日) 04:16:29.19 ID:O1NF7srhO</dt> <dd><a href="#R577">&gt;&gt;577</a><br> 超GJ!<br></dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R581" id="R581">581</a> <a href= "mailto:sage"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></a> 2006/10/08(日) 04:23:10.49 ID:HKf2/Q5p0</dt> <dd class="backchg2"> よくよく見れば、上着はベッド真正面のクローゼットに吊るしてあった。<br> 綺麗にアイロンまでかけられたそれらは新品同様になっていたことに驚きながら、袖を通した。<br> <br> ゆっくりとドアを開ける。<br> 長い廊下には誰も居ないようだ。<br> 外観は洋風な建物なのだがこうして見てみると、どうも木造らしい。<br> 古き良き、レトロというのだろうか。味のある黒に染まったフローリングが長々と続いていた。<br> 一歩を踏み出すごとに、ぎしりぎしりと音が鳴る。その音が心地よく暫く部屋の前をぐるぐると回っていた。<br> 白壁と綺麗にワックスの塗られた床が陽光を反射していて、目を細めた。<br> 少し肌寒い、多分暖房はついているのだろう。<br> しかし、早朝だからだろうか。暖かいとは言えなかった。<br> <br> その時、十数メートルほど向こうの曲がり角にひょっこりと小さな影が見えて、そそくさと消えた。<br> </dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R584" id="R584">584</a> <font color= "green"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></font> 2006/10/08(日) 04:39:15.80 ID:6sKLkQ2c0</dt> <dd class="backchg3">  男「午前終了っと。腹減ったな。今日は食堂?」<br> 男2「うん。急がないとね、Sランチ残ってるかな?」<br> 男3「待てよ~。百円貸して」<br> 男4「その前に金を返せ」<br> <br> 嬢「あら、食堂へ行くのかしら? 料理長に学んで、男さんのお弁当を用意しましたの。宜しければこれから――」<br> 男「えっと……って、あれ?」<br> <br> 男3「あ~そのなんだ。氏ね」<br> 男2「早く行こう。あんなヤツと口を利いちゃだめだw」<br> 男4「おっと、同好会に顔を出さねば。ではさらばだ」<br> <br> 嬢「……宜しければこれから食堂で皆さんとご一緒に昼食をいただきたいわ、<br>   と提案するつもりだったのですけれど」<br> 男「俺を晒し者にする気か」<br></dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R587" id="R587">587</a> <a href= "mailto:sage"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></a> 2006/10/08(日) 04:56:56.38 ID:HKf2/Q5p0</dt> <dd class="backchg2"> 数秒首をかしげてから、ゆっくりと近づくと、タタタッと階段を駆け上る音が聞こえた後小さな影が姿を現した。<br> <br> 「朝方は寒いでしょうから、これに身をお包みくださいませ。」<br> <br> そっと差し出した両手に添えられていたのは、白い毛布だった。<br> 確かに肌寒く、しかし相手方の服装を見て、ひとつ考えて手に取った。<br> <br> 「そうですね。確かに、少し寒いかもしれません。」<br> <br> そう言って手にした毛布を、頭ひとつ小さい彼女の肩に羽織らせた。<br> 彼女は驚き慌てて、顔を少し赤くしながら小声で叫ぶように答えた。<br> <br> 「いけません。そんな。」<br> <br> 急いで毛布を掴み、少し背伸びして私の肩へと羽織らせた。<br> 少し間をおいて考えた。<br> <br> 「少し、待っていてもらえますか。」<br> <br> 数秒流れ、「ええ。」と聞こえる前に歩は自室へと向かっていた。<br> <br></dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R588" id="R588">588</a> <a href= "mailto:%C3%A3%C2%81%C2%8A%C3%A3%C2%82%C2%84%C3%A3%C2%81%C2%99%C3%A3%C2%81%C2%BF"> <b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></a> 2006/10/08(日) 04:58:13.74 ID:HKf2/Q5p0</dt> <dd class="backchg2">「これでいいでしょう。」<br> <br> そう言って取り出したのは、朝にソファーにかけたままにしておいた毛布だった。<br> <br> 「君は、これを。」<br> <br> 先程の白い、美しい毛布を彼女の肩にかけた。<br> 彼女は毛布に負けず劣らずのその白い頬を赤く染めて、頷いた。<br> <br> 数秒ばかり、また、良い時が流れる。<br> <br> 「私で宜しければ。」<br> <br> 先に口を開いたのは彼女の方。<br> <br> 「館をご案内したいのですが。」<br> <br> 高貴、そして見とれるほど妖美な彼女の長い黒髪がどこからか流れた風に凪いだ。<br> 返事をするのも忘れ、その綺麗な瞳に覗き込まれ、黒と白のコントラストに魅入る。<br> 我に返るのはもう一度、今度は自分のぼさぼさの髪が風に揺れた後だった。<br> <br> 「それじゃあ、お願いしましょうか。」<br> <br> その前に、とつけたして、部屋の窓を閉めるため、苦笑いした。<br> </dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R590" id="R590">590</a> <a href= "mailto:sage"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></a> 2006/10/08(日) 05:02:07.91 ID:HKf2/Q5p0</dt> <dd class="backchg2">まとめ<br> ttp://up2.viploader.net/mini/src/viploader77509.txt<br></dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R595" id="R595">595</a> <font color= "green"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></font> 2006/10/08(日) 06:05:44.70 ID:qsdpgdfh0</dt> <dd>ト'    亦   ,イ⌒ヽ/   !l l ! l し   J ::::::::::::::::::::``‐-&lt;/ /  ,'、`Y´Τ`Y<br> l      夂   (ハ ヽ l i   ! l ', !   , -―-、_   ′::::::::::::: //! Λ ヽ、ヽl<br> ヽ          〉,\ ! i   ',.l `、'、/_,. ―- 、_``ヽ、  ι  〃,'/! ヽ、\ ヽ、<br>  !     能   // ,' lヽ! ii  ',l  ∨\'⌒ヽー-、 `ヽ、!   / ハ ノヽ._人_从_,. \<br>  |    心   { / ,' ' ,! ll  l`、 { ヽ' \     ヽ  '  '´   Λ ',}      ( \<br> .丿         ∨ // ,',! l l  l ヽ`、 \  \   ∨   し /! ∨  変   ,ゝ、<br> ∧     / /   ヾノ //l l l  l、_ヽ\ \   ヽ , '   ,.イ |ノ    態   (ヽ<br> /ノ__  ゚ ゚  (⌒`〃'j | l  l   l `ヽ `ヽ、.ヽ _,.}'′ ,.イl {  | ヽ   ! !   ,ゝ\<br> / /`Y⌒ヽ/⌒ 〃 ノ | l   l   l   } ヽ、._ } ノ,.イ l | ! !  |  )_<br></dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R596" id="R596">596</a> <font color= "green"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></font> 2006/10/08(日) 06:07:53.77 ID:zMEtx3c50</dt> <dd> もっと罵ってくれぇえええええええええ!!!!!11<br></dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R611" id="R611">611</a> <font color= "green"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></font> 2006/10/08(日) 10:14:34.46 ID:ja2c+rWw0</dt> <dd class="backchg3">よし、挑戦してみる<br> <br> <br> <br> 午前中の休み時間、中庭<br> <br> 男「あー・・・いい天気の日に教室に篭ってると何かもったいないな」<br> 嬢「あら、こんなところで会うとは、奇遇ですわね」<br> 男「真っ直ぐこっちに歩いて来て奇遇も何もないだろ・・・」<br> 嬢「まあ、こんな天気の日は外に出たくなるのも解らなくはありませんけど」<br> 男「聞く気無いな?」<br> 嬢「・・・そこの木陰が良さそうですわね、ちょっとその木の下に腰掛けてくださらないかしら?」<br> 男「木の下?ここで良いのか?」<br> 嬢「そのまま足を前に伸ばして・・・ええ、それで宜しくてよ・・・それでは」<br> <br> 男「・・・何やってるの」<br> 嬢「膝枕ですわ、恋人同士がよく致す事と聞いたもので」<br> 男「それは女が、男にしてやる事だ、今の状態は逆だ」<br> 嬢「構いませんわ、それとも、私にそれをしろとおっしゃるの?」<br> 男「まあいいけどさ・・・授業までには止めろよ?」<br> <br> 続く<br></dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R613" id="R613">613</a> <font color= "green"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></font> 2006/10/08(日) 10:29:39.10 ID:ja2c+rWw0</dt> <dd class="backchg3">続き<br> <br> 休み時間後、授業中<br> <br> 男「あーあ・・・どうするかね?」<br> 嬢「・・・Zzz・・・Zzz・・・」<br> 男「授業ボイコットの理由は日向ぼっこってか・・・洒落にもならん」<br> 嬢「・・・・・・・・・・・・Zzz」<br> 男「・・・(なでなで)」<br> 嬢「ぅ・・・ぅぁ・・・ん・・・Zzz」<br> 男「こりゃ無理にも起こせんね・・・」<br> <br> <br> セバスチャン「失礼致します」<br> <br> <br> 男「うぉ、セバさん、びっくりした」<br> セバスチャン「申し訳ございません、男様にお飲み物をお持ちしましたが如何致しましょう?」<br> 男「ありがとう、買いに行こうかと思ってたんだけど」<br> セバスチャン「一応今日の後の授業は早退という事にしておきましたので」<br> 男「・・・まあ、いいか、土曜で半ドンだし」<br> 嬢「Zzz・・・Zzz・・・」<br> <br> <br> だらだらスマン<br> もう少し続く<br></dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R615" id="R615">615</a> <font color= "green"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></font> 2006/10/08(日) 10:58:54.29 ID:ja2c+rWw0</dt> <dd class="backchg3">続き2<br> <br> 男「しかし・・・ここで居眠りとは少々神経が太すぎるんじゃないんですか?」<br> セバスチャン「申し訳ありません、最近は夜もなかなか眠れないとの事でして」<br> 男「何で?」<br> セバスチャン「これくらいはお察しいただけると嬉しいのですが・・・」<br> 男「・・・俺?」<br> セバスチャン「御明察、恐れ入ります」<br> 嬢「・・・・・Zzz・・・」<br> <br> <br> 男「何で俺、なんですか?」<br> セバスチャン「ご迷惑でしょうか?」<br> 男「こう言うと何だけど・・・俺は、そこまで執心する人間かなと」<br> セバスチャン「・・・」<br> 男「ちょっと身分違いかなって・・・思わなくも無い」<br> セバスチャン「お嬢様は・・・あまり自分の家がお好きではないようなのです」<br> 男「え?」<br> 嬢「・・・・・・・・・・・・」<br> <br> <br> 続く<br></dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R617" id="R617">617</a> <font color= "green"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></font> 2006/10/08(日) 11:28:50.30 ID:ja2c+rWw0</dt> <dd class="backchg3">続き3<br> <br> <br> セバスチャン「幼少の頃より、お嬢様のご両親は共に忙しい身で、家の中には私以外数人の手伝いの者しかおりません<br>          偶に帰って来ても、数日・・・時には数時間ですぐまた出かけてしまわれます・・・<br>          そんな生活を続けた所為か・・・父母の情というものに疎くなってしまわれたようで・・・」<br> 男「ん・・・」<br> セバスチャン「もとより国立の名門校に入学が決定したにも拘らず、この学校に編入を決められたのは・・・<br>          両親への反抗もあったのでしょうか・・・我侭を言えば自分を見てくれるだろう・・・と」<br> 男「・・・」<br> セバスチャン「しかし、お嬢様は変わられました<br>          学校にいるときは言わずもがな・・・家にいても私や手伝いの者達に貴方の事を聞かせるのです<br>          男様が心のよりどころ、とでも言うかの様に」<br> <br> 嬢「・・・・・・・・・・・・///」<br> <br> セバスチャン「これは推測なのですが・・・男様を理想の父親、と見ているのではないでしょうか?」<br> <br> 嬢「・・・・・・・・・!・・・」<br> <br> 男「ようはあれか・・・ファザコン」<br> セバスチャン「言うのは容易いのです、実際の当人の苦しさは理解し難いものですよ」<br> 男「まあ、別に・・・ファザコンだからって付き合い方変える訳じゃないし」<br> セバスチャン「ははは・・・その器の大きさも、お嬢様が惚れる要素、と言えなくもないですな」<br> <br> <br></dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R619" id="R619">619</a> <font color= "green"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></font> 2006/10/08(日) 11:42:32.49 ID:ja2c+rWw0</dt> <dd class="backchg3">続き4<br> <br> <br> セバスチャン[と、まあ年寄りの戯言は如何でしたでしょうか?」<br> 男「本人聞いたら本気で怒りそうだ」<br> セバスチャン「全くです、今のうちに辞世の句でも詠んでおくとしましょう、では」<br> <br> 嬢「ん・・・んん・・・」<br> 男「起きたか?」<br> 嬢「え、ええ・・・今は・・・」<br> 男「もう放課後だ、下校時間が近い」<br> 嬢「も、申し訳ありません、私少々うたた寝を・・・」<br> 男「セバさんが二人とも早退扱いにしてくれたから、別に構わん」<br> 嬢「そ、そうで・・・すか・・・///」<br> <br> 下校時間のチャイムの音<br> <br> 男「あ、荷物忘れた」<br> 嬢「あ・・・いえ!後でセバスチャンに家まで持って行かせますわ!」<br> 男「そうか、んじゃ帰ろう」<br> <br> 嬢「・・・男さん・・・」<br> 男「何?」<br> 嬢「私を・・軽蔑しますか?」<br> 男「言ったろ、別に付き合い方変わるわけじゃない」<br> 嬢「そう・・・ですね、・・・りが・・・う・・・います」<br> 男「ん?何か言った」<br> 嬢「いいえ、なにも?さあ、帰りますわよ!日が暮れてしまいますわ!」<br> <br></dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R620" id="R620">620</a> <font color= "green"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></font> 2006/10/08(日) 11:45:15.42 ID:ja2c+rWw0</dt> <dd class="backchg3">おまけ<br> <br> 男「さて・・・問題は痺れて立てないこの足と涎まみれのズボンをどうするかだな・・・」<br> </dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R621" id="R621">621</a> <font color= "green"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></font> 2006/10/08(日) 11:47:21.62 ID:ja2c+rWw0</dt> <dd class="backchg3"> ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい<br> <br> 途中からやべえ、脱線だってわかってたのに止められなくって<br> 脳みそのリビドー大放出という痴態を演じてしまいました<br> <br> すいませんすいませんすいませんすいません<br> <br> なんとなくですが男は許容範囲の広い奴だと思ってます<br> 強気なお嬢様に対抗、というより受け入れるといったイメージがあったので・・・<br> </dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R625" id="R625">625</a> <font color= "green"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></font> 2006/10/08(日) 12:19:41.02 ID:cvPpjcB90</dt> <dd><a href="#R621">&gt;&gt;621</a><br> イインダヨー GJ!<br></dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R627" id="R627">627</a> <font color= "green"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></font> 2006/10/08(日) 12:41:01.94 ID:0S7xp1UU0</dt> <dd>なんかこのスレ愛されてるな<br></dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R628" id="R628">628</a> <font color= "green"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></font> 2006/10/08(日) 12:46:53.59 ID:MMUd4t0L0</dt> <dd><a href="#R627">&gt;&gt;627</a><br> お黙りなさい!<br> ……し、仕方、ないじゃない。好きなものは好きなのですから……大好き、なのですからっ……!<br> </dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R629" id="R629">629</a> <font color= "green"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></font> 2006/10/08(日) 13:00:35.18 ID:2BxyrGGKO</dt> <dd> どうみても既出ジャンルだろって叩かれてたころが、嘘みたいだな<br> </dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R630" id="R630">630</a> <font color= "green"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></font> 2006/10/08(日) 13:05:59.41 ID:qYqjE7LC0</dt> <dd>こういう王道はやはり愛されるな<br></dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R639" id="R639">639</a> <font color= "green"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></font> 2006/10/08(日) 14:13:29.06 ID:RcKwGP+j0</dt> <dd> 嬢「男! あなたにとって最高の企画をもってきたわ!」<br> 男「とりあえず言ってみろ」<br> 嬢「親の都合で、お見合いしなくてはならないの。でも私はまだ結婚したくないので、<br> あなたに私の彼氏役をやってほしいの。」<br> 男「…なんで俺が」<br> 嬢「たっ、たまたま目の前にいたからよ!!」<br> 執事「(お嬢様、お見合いなんて話、私めは聞いておりませんが…)」<br> 嬢「(お黙りなさい!! 空気が読めてませんわよ!!)」<br> 執事「(すっ、すみません)」<br> 嬢「で、どうするの? 断ってくれても私は全ッ然大丈夫ですけどね!<br> ほかに相手なんて掃いて捨てるほどいるのですもの!!」<br> 男「じゃあ、やらせてもらうよ」<br> 嬢「ほほ、本当ですnお!?」<br> 男「うん、具体的に俺は何をすればいい?」<br> 嬢「じゃ、じゃあ、今から私が許可するまで彼氏役をしてもらいますわ!」<br> 男「…無期限?」<br></dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R640" id="R640">640</a> <font color= "green"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></font> 2006/10/08(日) 14:13:33.56 ID:/hZ5Heun0</dt> <dd class="backchg4">すこし、長いのを投下しますよっと<br> <br> <a href="#R271">&gt;&gt;271</a>の続きみたいな感じ<br> <br> セ「お嬢様、先日は私の采配ミスでございました」<br> 嬢「もうあなたの言うことは聞きませんわっ!!!あ、あんなに恥ずかしい思いをしたのは初めてですっ!!」(////)<br> セ「前回のミスは男様の嗜好を把握していなかったためです。<br> そこで、今回は黒服を使いまして、男様の嗜好を調べ上げてきました」<br> 嬢「どうやって?」<br> セ「 盗 撮 でございます」<br> 嬢「い、今すぐ見せなさいっ!!」<br> セ「はっ……」<br> 嬢(お、男の私生活が見れるだなんて……)<br></dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R641" id="R641">641</a> <font color= "green"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></font> 2006/10/08(日) 14:14:39.50 ID:/hZ5Heun0</dt> <dd class="backchg4">登校時<br> <br> 男「んじゃ、いってきますよぉっと……」<br> 嬢『セ、セバスチャンっ!!!』<br> セ『はっ、ここに…』<br> 嬢『これが男の家なのですね!!!』<br> セ『左様でございます』<br> 嬢『住所はっ!?』<br> セ『すでに把握済みでございます』<br> 女「あ、おっはよー、男っ!!」<br> 男「よ、おはよーさん」<br> 女「ねえねえ、昨日のドラマ見た?」<br> 男「おぉ、見た見た。すっげえ感動してさ、泣いてたって」<br> 女「うわ、それはないって……」<br> 嬢『あの女は誰ですのっ!!!!』<br> セ『男殿の向かい側に住む幼馴染でございます』<br> 嬢『殺しt<br> セ『おやめください』<br></dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R642" id="R642">642</a> <font color= "green"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></font> 2006/10/08(日) 14:15:35.82 ID:/hZ5Heun0</dt> <dd class="backchg4">授業時<br> <br> 男「ふわぁ……、ねみぃ…」<br> 嬢『ちょ、ちょっと待ちなさいっ!! わたくしが映っていますわよっ!?』<br> セ『それはお嬢様が教師を買収し、男殿の隣の席に強制的に移動したからでしょう』<br> 嬢『あ……ぅ…、男と一緒に映ってる……』(////)<br> 男「……寝るか……。教科書立てといてっと……」<br> 嬢『セ、セバスチャンッ!!!』<br> セ『なんでございましょう』<br> 嬢『お、男の寝顔ですわっ!!!!』(////)<br> セ『左様でございますね』<br> 嬢『あとでダビングしておきなさいっ!!!』<br> セ『かしこまりました』<br> 嬢「……み、見えませんわ……」<br> 嬢『っ!?わ、わたくしったら何をしていらっしゃるのっ!?』<br> セ『どうやら寝顔を見ようとしているようですね』<br> 嬢『セ、セバスチャンっ!! け、消しなさいっ!!!!』(////)<br> </dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R643" id="R643">643</a> <font color= "green"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></font> 2006/10/08(日) 14:16:29.23 ID:/hZ5Heun0</dt> <dd class="backchg4">昼休み時<br> <br> キーンコーンカーンコーン<br> <br> 嬢「男っ!!!! 今日こそわたくしと共に……」<br> 男「もぐもぐ……、なんだ?」<br> 嬢「すでに食べていらっしゃるっ!?」ΣΣ(゚д゚lll)<br> 男「んむ、授業が終わる5分前からな。弁当を机の中に入れておくのがミソだ」<br> 嬢「なっ……あ、ぅ……」(////)<br> 嬢『なっ!! は、早く消しなさいっ!!!』<br> セ(お、お嬢様が赤面していらっしゃる……。破壊力抜群でございます……)<br> 嬢「お、男のお弁当はなんて質素なんでしょう。そんなもの私のお弁当と比べれば……」<br> 男「おふくろの悪口は許さんぞ?」<br> 嬢「ごめんなさい……」<br> 嬢『いやああああああっっっ!!早く消しなさいっ!!!』(////)<br> セ『破壊力抜群でございます……、ぐふっ……』(鼻血<br></dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R644" id="R644">644</a> <font color= "green"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></font> 2006/10/08(日) 14:17:21.08 ID:/hZ5Heun0</dt> <dd class="backchg4">下校時<br> <br> キーンコーン……<br> <br> 先生「えー、それでは、今日はこれで終わ……<br> 男「先生、おつかれしたぁーっ!! 再放送ドラマが俺を待っているーっ!!!!!」<br> <br> 【即行で帰っていく男】<br> <br> 嬢「男っ!? お、お待ちなさいっ!!!!」<br> 先生「(´・ω・`)……」<br> 嬢『セバスチャン……、一つ聞いてもよろしいかしら?』<br> セ『なんでございましょう……。こ、これは……』<br> 嬢『どうしてカメラアングルが下からなのかしら……?』<br> セ『し、仕様でございます……』(鼻血だらだら)<br> 嬢『この馬鹿セバスチャンっ!! って、み、見えそうじゃないですかっ!? け、消しなさいっ!!!!!』<br> </dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R645" id="R645">645</a> <font color= "green"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></font> 2006/10/08(日) 14:17:52.78 ID:/hZ5Heun0</dt> <dd class="backchg4">帰り道時<br> <br> 男「なんだ、今日はお嬢も歩きか」<br> 嬢「え、えぇ、たまには歩くことも必要ですわっ!!!」<br> 嬢『な、何を言っていらっしゃるんですの、わたくしっ!!!』(////)<br> 男「お? 猫だ……。よしよし……」<br> 嬢『セバスチャンっ!!! ど、どうして男がアップで映っていらっしゃるんですかっ!?』<br> セ『お嬢様も見たと思いますが、あの猫はネコ型アンドロイドでございます』<br> 嬢『セ、セバスチャンっ!!』<br> セ『はっ』<br> 嬢『グッジョブッ!!!!』<br> 男「お、人懐っこい猫だな。なでなで……、やっぱ、猫はかわいいなぁ……」<br> <br> 【逃げるネコ型アンドロイド。そして、お嬢のスカートの下へ】<br> <br> 嬢「な、なんですのっ!? この猫はっ!!」(////)<br> 男「あっはっは、嬢は猫に好かれてるんだなぁ」<br> 嬢『今すぐ消しなさいっ!!!!』(////)<br> セ『…………』(だらだら…)<br> 嬢『セバスチャンっ!!!!!!!』<br> セ『は、はっ!!』(あとでダビングを……)<br></dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R646" id="R646">646</a> <font color= "green"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></font> 2006/10/08(日) 14:19:17.92 ID:/hZ5Heun0</dt> <dd class="backchg4"> 嬢「なぜかやけに恥ずかしい思いをしたのは気のせいかし…<br> セ「気のせいでございます」<br> 嬢「……」<br> セ「……」<br> 嬢「はぁ……、それで男の嗜好は分かったのかしら?」<br> セ「最後におっしゃていらっしゃったじゃないですか」<br> 嬢「言ってました?」<br> セ「えぇ。 猫 は か わ い い と……」<br> 嬢「…まさか……」<br> セ「さぁ、再びネコミミをおつけになって男殿に……」<br> 嬢「コキュートスへ突き落としてあげるわ、セバスチャンっ!!!!」<br> <br> 翌日、学校にて<br> 男「それでなんでネコミミをつけてるんだ……」(゚Д゚)<br> 嬢「………、少しでも期待したわたくしが馬鹿でしたわっ!!!!!」(///////)<br> <br> <br> <br> 言い忘れていたが、『』←現実 「」←カメラ内 なんで脳内補正かけておいてくれ<br> <br> 長い上にぐだぐだですまん<br></dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R648" id="R648">648</a> <font color= "green"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></font> 2006/10/08(日) 14:21:53.70 ID:qYqjE7LC0</dt> <dd><a href="#R613">&gt;&gt;613</a>のイメージ<br> http://up2.viploader.net/pic2/src/viploaderf89609.jpg<br> <br></dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R651" id="R651">651</a> <font color= "green"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></font> 2006/10/08(日) 14:44:59.65 ID:Af905XdO0</dt> <dd>見逃してたorz<br> <br> <a href="#R648">&gt;&gt;648</a><br> GJ!<br> 寝顔がかわええ<br></dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R652" id="R652">652</a> <font color= "green"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></font> 2006/10/08(日) 14:58:16.93 ID:ByO/fK6C0</dt> <dd><a href="#R648">&gt;&gt;648</a><br> その才能に嫉妬<br></dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R653" id="R653">653</a> <a href= "mailto:sage"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></a> 2006/10/08(日) 15:09:06.01 ID:HKf2/Q5p0</dt> <dd class="backchg2"><a href="#R476-477">&gt;&gt;476-477</a><a href= "#R481">&gt;&gt;481</a><a href="#R484">&gt;&gt;484</a><a href= "#R494">&gt;&gt;494</a><a href="#R508">&gt;&gt;508</a><a href= "#R570">&gt;&gt;570</a><a href="#R581">&gt;&gt;581</a><a href= "#R587-588">&gt;&gt;587-588</a><br> <br> 聞くところによれば、彼女はとある財閥のお嬢様らしい。<br> それにしては他人を卑下にすることもない。<br> 物腰穏やかで、丁寧。言葉遣いだけではなくその内面から滲み出ている。<br> 裸足で歩く自分を見かねて、履いていたスリッパなども貸そうとするのだがそこまでさせるわけにもいかない。<br> 得意の苦笑いで場を凌いだ。<br> こつりこつりと彼女の上等なスリッパが木製の床に良い音で響く。<br> 先程の曲がり角から随分と長く歩いては居るのだが、左手の窓から入る日差しは随分と続いていた。<br> ふと反対を見ると、<br> <br> 「右手の部屋は、執事や、家政婦の部屋となっておりますので。」<br> <br> そう先に返された。<br> ドアノブに向けた手をしまうと少し頬が熱くなった。<br> 一際大きな二枚扉の前に立つと彼女は体を乗せるように押し開く。<br> </dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R654" id="R654">654</a> <a href= "mailto:sage"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></a> 2006/10/08(日) 15:10:48.02 ID:HKf2/Q5p0</dt> <dd class="backchg2">「こちらが、中央ホールになります。」<br> <br> 「随分と広いですね。」<br> <br> 視界いっぱいに広がるダンスホールは見たことも無い優雅さである。<br> 黒い味わい深い木の床は綺麗に朝日を反射していたので、目を細めてしまう。<br> <br> 「年に数回、お客様が来たときにしか、使わないのですけれど。」<br> <br> ゆっくりと言った彼女の目は少し寂しげだった。<br> 彼女はいつの間にかずっと手前を歩き出して、中央の広い階段の手すりを撫でた。<br> その階段は途中から二股に分かれ、吹き抜けのまま二階へと続いてるらしい。<br> 上を覗けば渡り廊下から、少しだけ大きなシャンデリアが見える。<br> 見れば蝋は外され、古く哀愁漂うインテリアと化している。<br> <br> 「普段は誰も居ないんですね。」<br> <br> 周りを見回し、そこに家政婦さえ居ないことに気づいた。<br> <br> 「ええ、皆さん、まだお休みになっています。こんな時間でしょう。」<br> <br> そう言われてまだ朝日が赤いことを思い出した。<br></dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R655" id="R655">655</a> <a href= "mailto:sage"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></a> 2006/10/08(日) 15:12:20.40 ID:HKf2/Q5p0</dt> <dd class="backchg2">「君は何でこんな時間に?」<br> <br> ふとした疑問が浮かぶ。<br> <br> 「私は、その……。」<br> <br> 顔を朝日に負けんばかりに赤くして俯く彼女は、とても愛らしかった。<br> <br> 「私、この館から外へはあまり出たことが無いのです。<br>  確かに今ではテレビやラジオなどはありますが、直接に世の中を見回ったことが無くて。<br>  人伝に話を聞くのが、唯一楽しみなのです。」<br> <br> そう一息で言うと、続けた。<br> <br> 「それで、早く話を聞きたくて。」<br> <br> 私は思わずしてくすりと笑った。<br> 俗世間に触れてはいけないお嬢様が何と行動的なものだろう。<br> もし自分が起きてこないのであれば、ノックでもしたのだろうか、それとも廊下にうずくまっていたのだろうか。<br> 恥を忍んだ行動と想像し、とても愉快だった。<br> <br> 「私で良ければ、お話致しますよ。」<br> <br> 全く似合わない言葉で彼女の瞳を見ると、ぱあっと笑いスリッパの音が隙無く響き、彼女の顔が近くなった。<br> </dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R666" id="R666">666</a> <font color= "green"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></font> 2006/10/08(日) 16:22:20.84 ID:MMUd4t0L0</dt> <dd> 嬢「セバスチャン。我が家の全力をもってこのスレを保守なさい。どんな手を使おうと構いませんわ。<br>   文才があるものが作品を練り上げるまでサポートするのです」<br> セ「心得ております、お嬢様。既に沢山の者が保守をしようと待機しております。<br>   ライターが安心して良作を書けるように、と」<br> 嬢「フフ……さすがね、セバスチャン」<br> セ「この程度のこと。つまらないことにございます。<br>   さて、私も行ってまいります。お嬢様はここで見守っていたくださいませ。失礼いたします」<br> 嬢「ありがとう。期待しているわ。」<br> <br> 嬢「……なんですの、その顔は。私は、私が見たいからそうしたまでです。別に貴方の為ではありませんことよ」<br> <br> 嬢「もうっ!だからそんな顔で私を見るのをやめなさいと言っているのですっ……!<br>   貴方が今見るべきはあちらよ。私と一緒にここで見守りなさい。<br>   いつまでそんなところに立ってるのですか。特別に私の……と・隣に座ることを許可して差し上げます。はやくこちらにいらっしゃい!」<br> <br> <br> <br> 中途半端だが、反省をするつもりは、ない。<br></dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R682" id="R682">682</a> <font color= "green"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></font> 2006/10/08(日) 18:43:50.94 ID:ZazKkZSpO</dt> <dd>スレに見入って駅を乗り越ちゃった…ほしゅ<br></dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R689" id="R689">689</a> <font color= "green"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></font> 2006/10/08(日) 19:36:30.61 ID:CnI/+wBr0</dt> <dd> 嬢   「ふあ…よく寝ましたわ。…セバスチャン!朝食の用…きゃああああああああああああ!」<br> 男   「ん…朝か。随分ぐっすりと眠れた。」<br> 嬢   「ななな、何で男さんが私のベッドで寝てるんですの!?」<br> 男   「おいおい…自分で連れ込んだくせに覚えてないのかよ。」<br> 嬢   「わ、わたくしが連れ込…!」<br> 男   「あー…昨日の夜は流石に疲れたぞ…まさかお嬢があんな…」<br> 嬢   「いやあああああああ!もうお黙りなさい!口を閉じなさいな!」<br> <br> <br> 保険医「…で、どうしたの?男君。」<br> 男   「…友、何て言ってるんだ?」<br> 友M  (筆談:何があったか教えろだってさ。)<br> 男   「いえ…授業中居眠りしてた隣の生徒が肩にもたれかかった上耳元で寝言を叫んだせいで鼓膜が(ry」<br> 保険医「長いわよ!友Mくん、三行でお願い。」<br> 友M  「寝ても<br>      覚めても<br>      男男」<br></dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R692" id="R692">692</a> <font color= "green"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></font> 2006/10/08(日) 19:55:47.24 ID:qYqjE7LC0</dt> <dd>hosu<br> http://vipdeekaku.run.buttobi.net/cgi-bin/src/up0033.jpg<br></dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R693" id="R693">693</a> <font color= "green"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></font> 2006/10/08(日) 19:57:18.35 ID:2BxyrGGKO</dt> <dd><a href="#R692">&gt;&gt;692</a><br> ほとばしるほどGJ!!!<br></dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R699" id="R699">699</a> <font color= "green"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></font> 2006/10/08(日) 20:24:30.07 ID:RcKwGP+j0</dt> <dd>嬢「男、ちょっと答えなさい」<br> 男「命令形か」<br> 嬢「男の、その…タイプを教えてくれる?」<br> 男「はい?」<br> 嬢「だから男の女性の好み!!!」<br> 男「えっ?(冗談かな?)…とりあえず、髪長い人で…」<br> 嬢「うん!うん!」<br> 男「(マジでとらえてる? からかってみるか!)あと、空を飛べる人がいいな!」<br> 嬢「本当!? よし待ってなさい! 男、明日は学校を休まないでね!!」<br> <br> 次の日<br> 嬢「ぉとこーっ!!」<br> 男「うぉああっ!?」<br> 嬢「我れがグループの総力をかけて作った、一人で空を飛ぶ機械だ!<br> どうだ! 惚れたかぁぁ!?」<br> 男「いや、お前マジでとらえてるとは思わなくて…あれ冗談…」<br> 嬢「え…」<br> 男「じ、嬢、泣くほど辛かったか? 悪かった、ごめんな?」<br> 嬢「…てない」<br> 男「え?」<br> 嬢「泣いてないもん!!」 ブーン<br> 男「じ、嬢ーっ!!!」<br></dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R717" id="R717">717</a> <a href= "mailto:sage"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></a> 2006/10/08(日) 21:13:50.67 ID:cMGDfLtx0</dt> <dd>お嬢様好きなんだね皆<br></dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R737" id="R737">737</a> <font color= "green"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></font> 2006/10/08(日) 22:27:05.23 ID:4Ej44zmo0</dt> <dd class="backchg4">漏れが初投下しますよ~<br> <br> 嬢  (最近男の元気がないわね…)<br> 嬢 「男!今から私に付き合って下さる?」<br> 男 「なんで俺が付き合わなきゃ…」<br> 嬢 「あ、あなたがそうやって…」<br> 男 「ん?」<br> 嬢 「な、なんでもないわよっ。<br>    貧乏なあなたが餓死でもしたら大変だから奢ってあげます」<br> 男  (いつも強引だなぁ…)<br> 嬢  「ほ、ほら行きますわよ…!」<br> <br> クレープ屋に到着<br> 男 「お嬢さんがクレープなんか食べるんだ」<br> 嬢 「たまには庶民の食べ物も食べないといけませんわ」<br> 男 「お、きたきた…ってお前イチゴクリームなんか食べるのかよ!」<br> 嬢 「何か悪くて?話し変わるけど最近元気ないわね?」<br> 男 「…恋の病ってやつだよ…」 <br> 嬢 「…………!!!!!!」<br> 男 「ははははっっ!ジョークジョーク!<br>    何びっくりしてんだよ!<br>    お前まさか俺に惚れてるのか??」<br> 嬢 「…わ、わたしがあなたに惚れるわけがないでしょ!」<br> 男 「っけ、どうだか」<br> <br> 家に帰ってから<br> 嬢 「驚いた…でも誰か好きなのかしら…どうしよう…」<br> <br></dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R740" id="R740">740</a> <font color= "green"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></font> 2006/10/08(日) 22:39:55.20 ID:ByO/fK6C0</dt> <dd><a href="#R737">&gt;&gt;737</a><br> 続きwktk<br></dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R744" id="R744">744</a> <font color= "green"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></font> 2006/10/08(日) 22:48:44.98 ID:4Ej44zmo0</dt> <dd class="backchg4"><a href="#R740">&gt;&gt;740</a> 続き書いてみましたよ<br> <br> 翌日学校にて<br> 嬢 「男!昨日言ってた恋の病ってどういうことか説明してくださる??」<br> 男 「はぁ?お前本気にしてたの?」<br> 嬢 「…え?やっぱり冗談だったの?そ、そう…」<br>   ボソッ「私としたことが取り乱してしまって」<br> 男 「ん?取り乱した?ちょ、おま、、、、」<br> 嬢 「勘違いしないで下さる!?わたしは単にあなたの健康を…」<br> 男 「お前も口がうまいなぁ」<br> 嬢 「ちょ、ちょっとどういう意味よ!!」<br> 男 「お、先生が来たぞ」<br> <br> 授業中<br> 男 (嬢が俺に惚れてるわけないか…本当はお前のことで悩んでるのに…)<br> 嬢 (な…なんで中途半端にごまかすのよ…気になるじゃない…)<br> <br> クラスメイト (おまいら早くくっつけよ…バロスwww)<br></dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R746" id="R746">746</a> <font color= "green"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></font> 2006/10/08(日) 22:53:06.41 ID:4Ej44zmo0</dt> <dd class="backchg4">ほす。そしてお題求む。<br></dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R748" id="R748">748</a> <font color= "green"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></font> 2006/10/08(日) 22:56:18.07 ID:hxNNkAQvO</dt> <dd>執事「最近ため息が目立<br> ちますね」<br> 嬢「ええ……」<br> 執事「私でよろしければ<br> 、お菓子のお相手をいた<br> しますが」<br> 嬢「……貴方は本当に優<br> しいね」<br> 執事「勿体無いです」<br> 嬢「……最近気がついた<br> の」<br> 執事「………」<br> 嬢「私が本気で欲しいモ<br> ノはお金じゃ手に入らな<br> いんだ……」<br> <br> 翌朝<br> <br> 男「あんたの欲しいモノ<br> って何よ?」<br> 嬢「手に入るモノが多す<br> ぎて思いつかないわ」<br> 男「……スゲーな」<br> 嬢「……貴方はあるの?」<br> 男「あんた」<br> 嬢「……!?」<br> 男「冗談、先ず釣り合わ<br> ないし」<br> 嬢『トックに心奪われて<br> るのに……』<br></dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R749" id="R749">749</a> <font color= "green"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></font> 2006/10/08(日) 22:56:57.50 ID:iqrfKydB0</dt> <dd><a href="#R744">&gt;&gt;744</a><br> GJ!<br> <br> <br> <a href="#R746">&gt;&gt;746</a> お題案<br> <br> 「図書室にて」<br> 「公園を歩く」<br> 「散歩道」<br> <br></dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R750" id="R750">750</a> <font color= "green"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></font> 2006/10/08(日) 22:59:50.78 ID:MMUd4t0L0</dt> <dd><a href="#R746">&gt;&gt;746</a><br> 「風邪の看病(男→嬢or嬢→男)」<br> 「休日にばったり<br> そして俺も「図書室にて」<br> <br> なんかこのスレだけで終わるの勿体無いな(´・ω・`)<br></dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R755" id="R755">755</a> <font color= "green"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></font> 2006/10/08(日) 23:09:05.55 ID:4Ej44zmo0</dt> <dd class="backchg4"><a href="#R749">&gt;&gt;749</a> 公園を歩くで<br> <br> 男 「最近運動してねえなぁ。な~嬢、ちょっと公園でも行こっか?」<br> 嬢 「全く、庶民の考えることは興味深いですわ。いいわよ。」<br> 男 「おーしじゃあ早速行こう。」<br> <br> 公園にて<br> 男 「こうやって、ゆっくり二人で夕方の公園を歩くってのもいいな」<br> 嬢 「いいわね…/////」<br> 男 「珍しく素直だな…緑も綺麗だし…これで隣に恋人がいればなぁ」<br> 嬢 「え??恋人…が…ほし…いの…?」<br> 男 「ちょ、声おかしいぞw」<br> 嬢 「ごめんなさい。ちょっとこの雰囲気に浸ってただけよ」<br> 男 「ってか、こうやって見るとお前ってすごい綺麗だな」<br> 嬢 「ちょっと~、なに口説いてんのよ~」<br> 男 「お、すまんすまん…なんか俺も雰囲気に飲まれそうだ…」<br> 嬢 (…///)<br> 男 (…なんでこんなに緊張するんだ?)<br> 男 「か、かえろっか」<br> 嬢 「え?ええ。」<br> <br> 帰り道、二人はいつしか手を繋いでいた。<br></dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R757" id="R757">757</a> <font color= "green"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></font> 2006/10/08(日) 23:16:16.90 ID:dMmK5khfO</dt> <dd>破壊力ヤバス<br></dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R759" id="R759">759</a> <font color= "green"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></font> 2006/10/08(日) 23:19:20.53 ID:4Ej44zmo0</dt> <dd class="backchg4"><a href="#R750">&gt;&gt;750</a> 風邪の看病(男→嬢)で<br> <br> セバスチャン 「男さん大変です、お嬢様が風邪を引いてしまって…」<br> 男 「うわ、かわいそうに。それで?」<br> セ 「実は、お嬢様が男さんにしか看病してもらいたくないなどと<br>    わがままを言いまして…」<br> 男 「なんだそりゃ。分かりました。行きましょう。」<br> セ 「病気の時は寂しがり屋で…すみません。」<br> <br> お嬢宅<br> 男 「おーい、入るぞー」<br> 嬢 「え、、いや、、ほんとうに来てくれたの??」<br> 男 「いやお前がワガママ言うから…」<br> 嬢 「わ、わたしは口うるさいセバスチャンを困らせるために言っただけです」<br> 男 「はぁ?んじゃ俺帰るわー」<br> 嬢 「ちょ…ちょっと待ってよ…ごめんなさい…って…」<br> <br> 看病中 悪化しうなされる嬢<br> 嬢 「お…と…こ… 行かないで…」<br> 男 「はぃ?どこにも行かないよ…」<br> 嬢 「……」<br> 男 (寝言か…こいつ俺のこと…?いやそんなわけ……あるといいな)<br> </dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R760" id="R760">760</a> <font color= "green"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></font> 2006/10/08(日) 23:20:06.23 ID:iqrfKydB0</dt> <dd><a href="#R755">&gt;&gt;755</a><br> (・∀・)イイ GJ!<br></dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R766" id="R766">766</a> <font color= "green"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></font> 2006/10/08(日) 23:35:50.43 ID:4Ej44zmo0</dt> <dd class="backchg4"><a href="#R749">&gt;&gt;749</a> <a href= "#R750">&gt;&gt;750</a><br> <br> 放課後の図書室にて<br> 嬢 「へぇ~、男なんかでも本を読むのですか」<br> 男 「失礼だな、俺だって小説とか読むさ」<br> 嬢 「どういうものがお好き?」<br> 男 「俺は推理小説とか好きだなー」<br> 嬢 (うちには帝王学の本、財閥や銀行がどうたらみたいな本しかないわ…)<br> 嬢 「わたしも読んでみたい!何かおすすめがあって?」<br> 男 「あーこの本なんか最近流行ってるから読んでみたら?」<br> 嬢 「ありがとう、読んでみるわ」<br> <br> 嬢 (最近、私の中で男の存在が少しずつ大きくなっていってる。<br>   それに合わせて不安や悩みも増えてきたわ…これならいっそのこと!!)<br> <br> 嬢 「…ねぇ、わたし男がどんなことが好きで、どんな本を読んで、何を食べて、<br>    何を考えて、何に悩むのか知りたい。」<br> 男 「と…唐突に…どうしたのさ…」<br> 嬢 「あ、あなたのことを考えるだけで心が痛いのよ!<br>    辛いのよ。わかってよ!!好きになっちゃったのよ!」ダッ<br> 男 「ちょ、、ちょい待てよ、、おーい」ダッ<br> <br> 男 「ハァハァ、やっと両思いになれたのに逃げるなよ」<br> 嬢 「だ…だってだってだって」<br> 男 「何も言わなくていいから…」 ギュ…<br></dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R770" id="R770">770</a> <font color= "green"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></font> 2006/10/08(日) 23:57:11.26 ID:ge9zoSgAO</dt> <dd><a href="#R766">&gt;&gt;766</a><br> これだ、これだよ。<br> GJ!!!!!!!<br></dd> <dd><br></dd> </dl> <br> <br> <p>NEXT<br> <a href="http://www4.atwiki.jp/a_jack/pages/269.html"><font color= "#008080">強気お嬢様01_vol04</font></a></p> <br> <br>
<p>ギャラリー&絵倉庫はこちら<br> <a href="http://www4.atwiki.jp/a_jack/pages/256.html" target= "_blank"><font color= "#FF8C00">新ジャンル「強気お嬢様」ギャラリー&絵倉庫</font></a></p> <font size="-1" color= "blue">vol01,vol2の作者と同じ背景色はつけられていませんm(_ _)m(編集人)</font><br> <br> <br> <font size="+1" color="red">新ジャンル「強気お嬢様」</font> <dl> <dt><a name="R457" id="R457">457</a> <font color= "green"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></font> 2006/10/08(日) 00:03:53.72 ID:C3eAmC3W0</dt> <dd class="backchg1">強嬢「男!放課後私に付き合いなさい。<br>    上流階級の付き合いを教えてあげましてよ。光栄に思いなさい」<br> 男「いや、今日は用事があって・・・」<br> 強嬢「(ギロッ)何か言いまして?この私が放課後付き合ってもいいと言ってるのに、<br>    まさか断るとは言いませんよね?」<br> 男「いや、先約があって・・・」<br> 強嬢「そんな約束、私の誘いの前では無意味ですわ!私に付き合いなさい!」<br> 弱嬢「・・・あ、あの強嬢様、お、男様の本日の放課後は私と・・・」<br> 強嬢「なに、あなただったの?義理堅い男を縛り付ける原因は・・・」<br> 弱嬢「す、すいません!、ただ、その、い、一週間前からの約束でして・・・」<br> 強嬢「お黙り。没落企業の娘のあなたが、日本だけでなく世界を動かす資産家の娘に口答えする気?<br>    ・・・だれがあなたのお父様の会社を支えてあげているか、分かっていらっしゃらないのかしら?」<br> 弱嬢「すいません、すいません!で、でもこれはお父様とは関係なく・・・<br>    私と、男様の間での約束事でして・・・」<br> 強嬢「(ギロッ)」<br> 弱嬢「(ウルウル)」<br> 男「ま、まあ、一緒に放課後遊べばいいんじゃないかな?うん、そうしようそうしよう!<br>   三人仲良くな、あは、あははははは・・・」<br> <br> 新ジャンル「強気お嬢様VS弱気お嬢様」<br> <br> <br> このままじゃスレタイと合わず弱気お嬢様の方が萌えになってしまうので<br> 別バージョン書きます。<br></dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R461" id="R461">461</a> <font color= "green"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></font> 2006/10/08(日) 00:17:19.23 ID:qYqjE7LC0</dt> <dd>まだ結構見てるな保守<br> http://vipdeekaku.run.buttobi.net/cgi-bin/src/up3872.jpg<br></dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R462" id="R462">462</a> <font color= "green"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></font> 2006/10/08(日) 00:17:34.27 ID:C3eAmC3W0</dt> <dd class="backchg1"><a href="#R457">&gt;&gt;457</a>に心の声追加<br> <br> 強嬢「男!放課後私に付き合いなさい。 上流階級の付き合いを教えてあげましてよ。<br>    光栄に思いなさい(きょ、今日こそは一緒に帰りたいな)」<br> 男「いや、今日は用事があって・・・」<br> 強嬢「(ギロッ)何か言いまして?この私が放課後付き合ってもいいと言ってるのに、<br>    まさか断るとは言いませんよね?(そ、そんな、勇気を出して誘ったのに~)」<br> 男「いや、先約があって・・・」<br> 強嬢「そんな約束、私の誘いの前では無意味ですわ!私に付き合いなさい!<br>    (わ、私だって、勇気があったらデ、デデデートの約束してたのに!)」<br> 弱嬢「・・・あ、あの強嬢様、お、男様の本日の放課後は私と・・・」<br> 強嬢「なに、あなただったの?義理堅い男を縛り付ける原因は・・・(ずるい!普段弱気なのになんでデートの約束なんて出来るの!)」<br> 弱嬢「す、すいません!、ただ、その、い、一週間前からの約束でして・・・」<br> 強嬢「お黙り。没落企業の娘のあなたが、日本だけでなく世界を動かす資産家の娘に口答えする気?<br>    ・・・だれがあなたのお父様の会社を支えてあげているか、分かっていらっしゃらないのかしら?<br>    (本当はこんな嫌味なこと言いたくないけど、男君は渡せないもん!)」<br> 弱嬢「すいません、すいません!で、でもこれはお父様とは関係なく・・・<br>    私と、男様の間での約束事でして・・・」<br> 強嬢「(ギロッ)(わ、私だって家柄とか関係なく、男君のこと大好きだもん!)」<br> 弱嬢「(ウルウル)」<br> 男「ま、まあ、一緒に放課後遊べばいいんじゃないかな?うん、そうしようそうしよう!<br>   三人仲良くな、あは、あははははは・・・」<br> <br> <br> 弱嬢「(ッチ!優柔不断・・・)」<br></dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R463" id="R463">463</a> <font color= "green"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></font> 2006/10/08(日) 00:23:19.20 ID:C3eAmC3W0</dt> <dd><a href="#R461">&gt;&gt;461</a><br> 絵師さん・・・様GJ!<br></dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R465" id="R465">465</a> <a href= "mailto:sage"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></a> 2006/10/08(日) 00:27:38.49 ID:HKf2/Q5p0</dt> <dd class="backchg2">書くか<br></dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R466" id="R466">466</a> <font color= "green"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></font> 2006/10/08(日) 00:30:13.22 ID:2BxyrGGKO</dt> <dd><a href="#R461">&gt;&gt;461</a><br> ぐっじょぉぉぶ!<br></dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R468" id="R468">468</a> <font color= "green"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></font> 2006/10/08(日) 00:33:51.90 ID:C3eAmC3W0</dt> <dd class="backchg1"><a href="#R465">&gt;&gt;465</a><br> 嬢「さっさとお書きなさい!まあ庶民であるあなたの作品など期待しませんが」<br> 男「ちょ、おま、神様になんてことを」<br> 嬢「男は黙っていなさい!(男君とラブラブなの書いてくれないかな~)」<br> </dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R469" id="R469">469</a> <font color= "green"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></font> 2006/10/08(日) 00:34:05.00 ID:ByO/fK6C0</dt> <dd><a href="#R341">&gt;&gt;341</a>がツボったんでモシャス<br> http://up2.viploader.net/pic/src/viploader322321.jpg<br></dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R470" id="R470">470</a> <font color= "green"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></font> 2006/10/08(日) 00:36:57.25 ID:fmI1NxUc0</dt> <dd>強嬢「男君!私と一緒に昼食を食べますわよ!」<br> <br> 男「いや。これから学食・・・」<br> <br> 強嬢「今日のお弁当は・・・私が作りましたのよ!」<br> <br> 男「あ。弁当食べるの決定なんだ・・・」<br> <br> 強嬢「さあ・・・アーン・・・」<br> <br> 男「え、いい、いや。は、恥ずかしいよ・・・」<br> <br> 強嬢「何言ってますの・・・じゃあ別の方法で・・・<br>    くひうふひえうあー(訳:口移しですわー)」<br> <br> 男「わわわ!?ちょ、ちょっと・・・むぐぐぐぐ!?」(////<br> <br> 強嬢「むぐぐ・・・ぷは・・・じゃあ次は・・・」<br> <br> 男「ま、まだやるんだ・・・」<br></dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R473" id="R473">473</a> <font color= "green"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></font> 2006/10/08(日) 00:39:05.16 ID:JX2JLJZk0</dt> <dd><a href="#R470">&gt;&gt;470</a><br> エロイな<br></dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R475" id="R475">475</a> <font color= "green"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></font> 2006/10/08(日) 00:52:40.66 ID:QNzznM9YO</dt> <dd>別にツンデレじゃなくてもいい罠<br></dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R476" id="R476">476</a> <a href= "mailto:sage"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></a> 2006/10/08(日) 00:52:51.59 ID:HKf2/Q5p0</dt> <dd class="backchg2">降りしきる雨。<br> 晩秋を向かえ、もはや霜の降りようかというほどに寒い中を。<br> それは、まるで何か読み物のようにありきたりな展開ではあった。<br> <br> 肩を揺らす喘ぎ声は疲れによるものだけではない。<br> 突然の豪雨に、歯は震え、心急く膝は笑う。<br> 水も滴る良い男とは言うがここまで来ると水死体と大差ないなどと不謹慎に笑った。<br> <br> 「ああ、手がふやけてる。」<br> <br> そう苦笑いをするが、どうにも落ち着かない。<br> 小走りはゆったりとした力無い足取りになり、頭痛の酷さは度を越しすぎていた。<br> 雪崩のように落ちてくる水滴に、もうどうにでもなれと走り出したのは30分ほど前。<br> 一向に止む気配は無かった。<br></dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R477" id="R477">477</a> <a href= "mailto:sage"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></a> 2006/10/08(日) 00:59:49.97 ID:HKf2/Q5p0</dt> <dd class="backchg2"><br> 息は既に白く、初冬を思わせるほどに外気は冷たかった。<br> そして、見かねた誰かが傘を渡す。などということも無く、人々もやはり冷たい。<br> 手足の感覚は無くなり、寒さは痛みへと変わっている。<br> 偏頭痛とも言い難いほどの痛みは病気だろうか。などと一人、路地裏で笑った。<br> 意識絶え絶えに、持ち上げる一歩は重たかった。<br> <br> 水溜りに映った塀を見たのはそれから1分と過ぎない。<br> <br> 「何だこの豪邸は。」<br> <br> 見上げたその家は館と呼ぶに相応しかった。<br> ひとつ笑って男はベルを鳴らした。<br> <br> 「どなた様でしょうか。」<br> <br> 声の主は何かが崩れ落ちる音を聞いた。<br> <br></dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R479" id="R479">479</a> <font color= "green"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></font> 2006/10/08(日) 01:03:03.17 ID:QNzznM9YO</dt> <dd> 嬢「ぁ、あら?男さんこんなところで奇遇ですわね」<br> 男「こ、こんな風俗街で何してんだ…」<br> 嬢「あなたこそ何してましたの?」<br> 男「お、男にはなぁ!体内から毒を出さないといけないんだよ!!」<br> 嬢「!!!!そ、そうでしたの…初めて知りましたわ…毒の主成分はなんですの?」<br> 男「タンパク質だ」<br> 嬢「そう…わかりましたわ、私の家にて毒を出してさしあげます」<br> 嬢「セバス!!」<br> セ「御意」(やけに顔色がいい<br> 嬢「我が家に男性の毒抜き専用の機械を作りなさい!」<br> セ「お嬢様、毒抜きに道具は必要ありません」<br> 嬢「なんですって?何が必要ですの?」<br> こっから先は想像で。<br> 汚してスマン<br></dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R480" id="R480">480</a> <font color= "green"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></font> 2006/10/08(日) 01:03:50.36 ID:C3eAmC3W0</dt> <dd class="backchg1"><a href="#R477">&gt;&gt;477</a>長編wktk<br> <br> 割り込みすまんが保守代わりの投下だと思ってくれい<br> <br> 嬢「セバスチャン、私の習い事に料理を入れなさい」<br> セ「と、申されてもお嬢様、毎週水曜日にはテーブルマナーの習い事を<br>   いたしていますが?」<br> 嬢「そうではなく、料理を私が作るのです!<br>   できれば庶民的な家庭料理がいいですわね」<br> セ「!なんと!お嬢様、料理など俗物のすることでございます。<br>   料理長のメニューが気に入らないのならすぐに代えを呼びますが?」<br> 嬢「別に、料理長の作る料理に不満はありませんわ。ただ、私はその、<br>   理想を追い求める女!ゆえに、何事も完璧でなくてはならなくてよ!」<br> セ「左様でございますか。ただしテーブルマナーも、他の習い事も<br>   完璧な淑女となるためには必要不可欠なこと。習い事を増やすのは<br>   お嬢様のご自由ですが、交換や減らすことはできません。それでもよろしいですかな?」<br> 嬢「ええ、勿論。望む所よ(男君と一緒に居られる時間は減るけど、男君のために・・・)」<br> <br> きっと弁当を作る前にこんなやりとりがあったと思われる妄想罠<br> </dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R481" id="R481">481</a> <a href= "mailto:sage"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></a> 2006/10/08(日) 01:11:02.43 ID:HKf2/Q5p0</dt> <dd class="backchg2"><br> 「どう致しましょうか。」<br> <br> タキシードを着込む、"いかにも"な初老の男性が傘と携帯電話を片手にして話している。<br> そんな姿を虚ろな目で見ていた。<br> <br> <br> 「少年、立てるかい。」<br> <br> 力なく首を横に振り、しかし、何とか体を持ち上げた。<br> <br> 「もう少しの辛抱だ。」<br> <br> 彼はそう笑ってずぶ濡れの私の肩を背負った。<br> いかにも上等なその黒服が水を弾くのを見て、それを避けようとはしたのだが、既にそんな力は残っていなかった。<br> 人間、安心すると危険とはよく言ったものだ。<br> <br> 玄関先、彫刻の施された大きな扉に驚愕しながら、安堵のため息をついた。<br> ぎしりと大きな音を立てて開いたその奥には、予想だにしなかったダンスホールのような空間があった。<br> そしてその中心には一人分の影があったが、そこで目は上を向き、血の気が引き、地面が近くなったことまでは覚えている。<br> </dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R482" id="R482">482</a> <font color= "green"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></font> 2006/10/08(日) 01:12:01.72 ID:yEUD85zO0</dt> <dd>わっふるわっふる<br></dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R484" id="R484">484</a> <a href= "mailto:sage"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></a> 2006/10/08(日) 01:20:58.07 ID:HKf2/Q5p0</dt> <dd class="backchg2"><br> 一人暮らしを始めて、半年経たずに実家を懐かしく思い、少し憂鬱になっていた。<br> その日も流れるような雨が降っていたことを思い出した。<br> <br> 目を開けるとそこは、その部屋だけで自宅の二倍はあろうかという寝室だった。<br> 確かに一見して普通といえば普通なのだが、しかし、生活観は感じられず、言葉に出来ないように空気は整っていた。<br> 一通り見回そうと半身を起こしたが、急な眩暈にそのまま後ろに倒れこんだ。<br> <br> 頭が揺れる。息が乱れる。<br> <br> ぼうっとした目で右へと横目を流すと、装飾を施した銅を備えたスタンドライトがゆらゆらと灯りを放っていた。<br> <br> 「風邪引いたかな。」<br> <br> 声に出して初めて気づいたが、どうも声もかすれているらしい。<br> <br> 視界の中でゆらゆらと揺れる灯りを見ながら、ふと耳を澄ますと太く澄んだ声が聞こえてきた。<br> あの男性の声だ。<br> <br></dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R485" id="R485">485</a> <font color= "green"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></font> 2006/10/08(日) 01:22:35.43 ID:lXEtqh2F0</dt> <dd><a href="#R283">&gt;&gt;283</a>続き<br> <br> 【定住】<br> <br> ドスン<br> <br> 男「この荷物……」<br> メイド「家庭教師の方のよ、とお嬢様は仰っております」<br> 嬢「……」<br> 男「いや、だからなんでこれがここに」<br> 嬢「……(ジロ」<br> メイド「もうかれこれ二週間ここに居座っているのだから、いっそのことここに住みなさい、とお嬢様は(ry」<br> 男「居座るって、そっちが」<br> 嬢「……(ギロロ」<br> メイド「そういえば可愛い妹さんがいるのですね。荷物を預かりに来たら随分抵抗されましたよ、とお嬢様は(ry」<br> 男「そりゃ家族がいきなりいなくなったら誰だって……」<br> 嬢「……」<br> <br> そういえば、お嬢様にはご両親がいなかった<br> <br> 男「……分かりました。ただ少しは帰らせてくださいね」<br> 嬢「……(ニコ」<br> メイド「善処しましょう、とお嬢様は仰っております」<br> <br> <br> 男「ど、どうしてお嬢様と僕が一緒の部屋なんですかー!?」<br> メイド「当然です、とお嬢様は(ry」<br> 嬢「……(ニヤリ」<br></dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R487" id="R487">487</a> <a href= "mailto:sage"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></a> 2006/10/08(日) 01:31:31.78 ID:HKf2/Q5p0</dt> <dd class="backchg2"> 「どうも風邪を引きなさってるようです。お嬢様は中へは入らぬよう。」<br> <br> "お嬢様"という言葉を聞いて、ダンスホールに浮かんだ人影がふと目の前を横切った。<br> ああ、さすがにこの邸宅が一般人のものなわけがない。と一人納得していた。<br> そうすると、コンコンと良い音でドアを叩く音が響いた。<br> <br> 「失礼致します。」<br> <br> 品の良い、自分を向かい入れた初老の男性が一礼して何かを盆に乗せて入ってくる。<br> <br> 「あの、ありがとうございます。」<br> <br> この程度の言葉しか浮かばない自分に多少なりとも苛立ちを感じながら、半身を起こし重たい頭を下げた。<br> <br> 「どうかお気になさらずに。」<br> <br> 男性は愛想の良い暖かな笑いを返すと続けた。<br> <br> 「どうやら熱があるようですので、こちらにお薬を置いておきます。お飲みになってください。」<br> <br> そう言って男性はスタンドライトの乗った机に盆を乗せた。<br> どうしてこうも優しいのだろうか。と呑気に考えていると男性は少しだけ強い口調で言った。<br> <br> 「お嬢様が貴方様に会いたいと申しておりますが、風邪を移しては大変です。決してお入れになさらぬよう、との主人よりの命で御座います。」<br> <br> 頭を垂れてそう言ったのだが、その瞳が閉じずしてこちらを覗いていた気がした。<br> </dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R489" id="R489">489</a> <a href= "mailto:sage"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></a> 2006/10/08(日) 01:36:31.52 ID:HKf2/Q5p0</dt> <dd class="backchg2">「はい。」<br> <br> とこちらも決意したかのような口調で返したので、男性は少し笑った。<br> <br> 「とは申しておりましたが、お嬢様も閉じ篭りきりではさぞお暇なことでしょう。」<br> <br> そう言ってやはり笑顔で盆を指差した。<br> <br> 「マスクをご着用なさいますよう。」<br> <br> 男性は一礼して扉を閉めた。<br> <br> <br> 何故これほどまでに手厚い歓迎を受けているのだろう。<br> そんな考えを後において一先ずは薬を飲んだ。<br> その粉薬は顔をしかめるほどに苦かったが、コップ一杯の水でどうにか流し込むことが出来た。<br> 防菌効果もあったな。と、マスクをつけて体を横にしたところで弱々しいノックが鳴った。<br> </dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R490" id="R490">490</a> <font color= "green"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></font> 2006/10/08(日) 01:39:22.85 ID:v7OrBq/40</dt> <dd>wktkが止まらない<br></dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R491" id="R491">491</a> <font color= "green"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></font> 2006/10/08(日) 01:40:03.32 ID:yEUD85zO0</dt> <dd>ID:HKf2/Q5p0の文才がすげぇ<br></dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R494" id="R494">494</a> <a href= "mailto:sage"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></a> 2006/10/08(日) 01:47:25.18 ID:HKf2/Q5p0</dt> <dd class="backchg2"><br> いくら待てども、声が聞こえないのでこちらから返すことにした。<br> <br> 「どうぞ。」<br> <br> 「お邪魔致します。」<br> <br> ぎしりと音が鳴り、静かに戸が閉まった。<br> 背中を壁に預ける形で暗闇にぼうっと浮かんだシルエットを凝視した。<br> <br> 「あの……。」<br> <br> 声が重なり、解けて、静けさが残った。<br> <br> 「あ、えっと。この度はお助け頂き……。えっと。」<br> <br> 情けない。あまりにも情けない。<br> 数少ない語彙でどうにか感謝の言葉を紡ごうとしていると、影がくすりと笑った。<br> 頼りない程、繊細な灯りは一歩ずつ静かに近づいた彼女を照らし出した。<br> 棚の手前に置かれた上品な椅子に、人形のように腰を預けた彼女に形容する言葉は見つからなかった。<br> </dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R495" id="R495">495</a> <font color= "green"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></font> 2006/10/08(日) 01:57:46.92 ID:C3eAmC3W0</dt> <dd class="backchg1"> 嬢「神SSが連投中とは言え、SSを投下しない理由にはなりませんことよ」<br> 男「いや、こんな誰も読まない駄文書いて恥かかんでも・・・」<br> 嬢「思い立ったが吉日、反応無ければないで次のネタを考えるだけですわ。<br>   ・・・コホン、と、ところで、また私に庶民の文化を教えてくださらないかしら?<br>   勿論、費用は私が全て払いますから、お金の心配はなさらなくて結構ですわよ」<br> 男「もう~○○○編~はネタ切れだし、そもそも引きこもりが遊びに行くネタなんか<br>   書こうとするのが間違っている・・・何のことかさっぱりわからんが」<br> 嬢「では多少屈辱的ですがこのスレを見ている俗物達に聞いてみましょうか?<br>   安価は500で・・・何のことかさっぱりですが」<br> <br> <a href="#R500">&gt;&gt;500</a>にお嬢様が行く!<br></dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R499" id="R499">499</a> <font color= "green"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></font> 2006/10/08(日) 01:59:48.39 ID:KdEeGsBI0</dt> <dd>ボンビラス星<br></dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R500" id="R500">500</a> <font color= "green"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></font> 2006/10/08(日) 02:00:08.60 ID:v7OrBq/40</dt> <dd class="backchg3">江戸東京博物館<br></dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R504" id="R504">504</a> <font color= "green"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></font> 2006/10/08(日) 02:00:54.98 ID:ab4K5lUfO</dt> <dd><a href="#R499">&gt;&gt;499</a>がよかったwww<br></dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R505" id="R505">505</a> <font color= "green"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></font> 2006/10/08(日) 02:01:32.39 ID:KdEeGsBI0</dt> <dd><a href="#R504">&gt;&gt;504</a><br> 冗談じゃねえww加速用のネタだバーローwwwwww<br> </dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R507" id="R507">507</a> <font color= "green"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></font> 2006/10/08(日) 02:02:36.87 ID:qYqjE7LC0</dt> <dd>wktkな展開だな<br> http://vipdeekaku.run.buttobi.net/cgi-bin/src/up3883.jpg<br></dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R508" id="R508">508</a> <a href= "mailto:sage"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></a> 2006/10/08(日) 02:02:46.53 ID:HKf2/Q5p0</dt> <dd class="backchg2">「お体の方は宜しくて?」<br> <br> 無様に、必死に言葉を捜す男に彼女は優しく投げかけた。<br> その姿は古き良き明治を彷彿とさせるような色艶やかな着物を纏い、さながら日本人形のよう。<br> <br> 「ええ。もう、おかげさまで。至れり尽くせりで。」<br> <br> もはや会話として成立せず、赤面を隠す苦笑いで場を凌ごうとは失礼にも程があった。<br> 彼女はやはりくすりと笑みを漏らした。<br> <br> 「今日はもう夜も遅いでしょう。また明日にでも話を聞かせてください。」<br> <br> ふとライトスタンド越しに見える窓を覗くと、まだ雨は降っている。<br> <br> 「おやすみなさい。」<br> <br> 彼女が会釈をして場を去る間、その高貴さと優美さに酔いしれていた。<br> </dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R509" id="R509">509</a> <font color= "green"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></font> 2006/10/08(日) 02:04:31.59 ID:C3eAmC3W0</dt> <dd class="backchg1">ボンビラスwww<br> <br> <a href="#R500">&gt;&gt;500</a><br> 行った事ないないからちと調べてから書く<br></dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R511" id="R511">511</a> <font color= "green"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></font> 2006/10/08(日) 02:06:47.12 ID:v7OrBq/40</dt> <dd><a href="#R509">&gt;&gt;509</a><br> すまん、何故か脳裏に浮かんだんだw<br> wktkして待ってる<br> <br></dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R516" id="R516">516</a> <font color= "green"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></font> 2006/10/08(日) 02:18:38.19 ID:jFylU75A0</dt> <dd>http://vipmomizi.jog.buttobi.net/cgi-bin/uploader/src/16202.jpg<br> <br> だかしかしやはり金髪ツインと眠気に負けた俺が<br> <br> 途中で筆を投げ出して保守。<br> <br></dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R519" id="R519">519</a> <font color= "green"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></font> 2006/10/08(日) 02:22:48.20 ID:C3eAmC3W0</dt> <dd class="backchg1">長くなるので複数投下します。<br> <br> ~江戸東京博物館編1~<br> <br> 男「・・・と言うわけで、ここが江戸東京博物館だ」<br> 嬢「江戸、ですか。平安時代から続く旧家の生まれである<br>   私でも楽しめるのかしら?」<br> 男「(・・・こいつ、本当に何者だ?)まあ、実際に見てみようぜ」<br> <br> ~館内~<br> 男「これが日本橋か」<br> 嬢「私、これと同じ橋を見たことありますわ」<br> 男「ん?浮世絵でか?まあ金持ちの家ならありそうだな」<br> 嬢「ええ、私の家に。離れへ行くにはこの橋を渡ると近道ですのよ」<br> 男「(本物復元したんかい!)」<br> <br> 期待しないでくれ、文才無いから<br> うまくオチをつけれないだけなんだorz<br></dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R523" id="R523">523</a> <font color= "green"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></font> 2006/10/08(日) 02:35:48.48 ID:6sKLkQ2c0</dt> <dd>wktk<br> <br></dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R525" id="R525">525</a> <font color= "green"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></font> 2006/10/08(日) 02:43:30.31 ID:C3eAmC3W0</dt> <dd class="backchg1">~江戸東京博物館編2~<br> <br> 男「お、こっちは特集展示か。なになに・・・<br>   『かわいそうなゾウ-戦時中処分された動物たち』、か<br>   こんなの見たら嬢も涙ぐむんじゃないか?」<br> 嬢「ムッ、私の涙はそんなに安くなくてよ」<br> <br> ~一通り見終わった後~<br> 男「・・・妄想だけでも泣ける内容だったな~嬢?」<br> 嬢「うぐっ、ひっく、・・・私としたことが、<br>   まだまだ歴史の勉学が足りませんでしたわ・・・えぐっ」<br> 男「涙ぐむどころか本当に泣いちゃったのか、よしよし<br>   (可愛いところあるじゃないか)」<br> 嬢「私、これからは飼ってる象にもっと優しくしてあげますわ」<br> 男「・・・家に動物園でもあんのか?」<br> 嬢「ええ・・・ダンボ」<br> 男「飛ぶのか!いや、名前だけだよな?」<br> 嬢「ダンボ、サトちゃん(佐藤製薬)、ぞう大魔王、ダルシムステージの象、<br>   クレヨンしんちゃんの股間・・・みんなにもっと優しくしなきゃ(決意の瞳)」<br> 男「いや、一つどうしてもツコッミたいんだが・・・」<br></dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R526" id="R526">526</a> <font color= "green"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></font> 2006/10/08(日) 02:45:54.22 ID:BBLBgj2NO</dt> <dd> お嬢様といえば縦ロールな俺は負け組なのだろうか<br></dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R528" id="R528">528</a> <font color= "green"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></font> 2006/10/08(日) 02:50:19.90 ID:DvI36cKjO</dt> <dd><a href="#R526">&gt;&gt;526</a><br> 俺もだ<br></dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R529" id="R529">529</a> <font color= "green"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></font> 2006/10/08(日) 03:00:54.06 ID:C3eAmC3W0</dt> <dd class="backchg1"><a href="#R525">&gt;&gt;525</a><br> 蛇足1<br> <br> 嬢「(携帯で)お父様、今月のお小遣いは全て佐藤製薬に投資して」<br> 男「優しくって、そういうことかよ。で、小遣いっていくらだ?」<br> 嬢「1000億くらい?」<br> 男「( ゜д゜)」<br> <br> 蛇足2<br> 嬢「(携帯で)中国でクレヨンしんちゃんグッズが販売できない?<br>   ならその商標登録している会社を潰しなさい。ええ、どんな手を使っても」<br> 男「優しい・・・のか?」<br></dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R530" id="R530">530</a> <font color= "green"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></font> 2006/10/08(日) 03:02:27.05 ID:BBLBgj2NO</dt> <dd> いぬかみに出てたせんだんとか無敵看板娘のめぐみとか思い出した<br> <br> やはりオホホ笑いは縦ロールが似合う<br></dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R532" id="R532">532</a> <font color= "green"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></font> 2006/10/08(日) 03:12:54.88 ID:6sKLkQ2c0</dt> <dd class="backchg3"> 長文になってしまった……今連投して問題ない?<br></dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R533" id="R533">533</a> <font color= "green"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></font> 2006/10/08(日) 03:14:32.86 ID:DvI36cKjO</dt> <dd>嬢「男さん、今週末は空いていますか?」<br> 男「空いてるけど?」<br> 嬢「そうですか。なら私の家に来なさい。」<br> 男「な、なんで?」<br> 嬢「今週末、私の家に各界の要人を招いてパーティーをしますの。男さんにはそれのお手伝いをして欲しいんですの。」<br> 男「そんな所に俺行って大丈夫なの?」<br> 嬢「あら?誰が表に出て欲しいと言いましかたか?あなたは客じゃなく仕事で行くんですのよ。」<br> 男「わ、分かってるよぉ……」<br> 嬢「さて、そうと決まれば話は早いですわ。男さんを今から私監修の元徹底的に仕付けてあげますわ!」<br> 男「えっ!?ちょっ、今から?」<br> 嬢「あなたは何を聞いてらしたの?今からに決まってます。」<br> 男「いやでも学校は?」<br> 嬢「セバスチャンが私たちの早退を許可しました。障害は何もありませんわ。」<br> 男「そういやセバスチャンここの教師だったな。でも昼飯もまだだし……」<br> 嬢「えぇい!日本男児がそんなナヨナヨしてどうしますの!?……これは一から教育しなければならないみたいですわね。」<br> 男「な、ナヨナヨしてるって言うな!」<br> 嬢「お黙りなさい!セバスチャン、男さんを連れて行きなさい。」<br> セ「御意。」<br> 男「いいもんいいもぉん……意見無視されるのなんてなれたもぉん……」<br> </dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R536" id="R536">536</a> <font color= "green"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></font> 2006/10/08(日) 03:15:32.20 ID:v7OrBq/40</dt> <dd><a href="#R532">&gt;&gt;532</a><br> どんと来い<br></dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R537" id="R537">537</a> <font color= "green"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></font> 2006/10/08(日) 03:16:06.42 ID:DvI36cKjO</dt> <dd><a href="#R532">&gt;&gt;532</a><br> イインダヨ!!<br></dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R539" id="R539">539</a> <font color= "green"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></font> 2006/10/08(日) 03:16:11.06 ID:6sKLkQ2c0</dt> <dd class="backchg3">了解<br></dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R540" id="R540">540</a> <font color= "green"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></font> 2006/10/08(日) 03:17:38.00 ID:C3eAmC3W0</dt> <dd class="backchg1">~江戸東京博物館編3~<br> <br> 男「日本橋も見た、棟割長屋も見た、助六の舞台も見た、<br>   特集展示も見た、企画展示も見た・・・<br>   で、今日見た中で嬢の家で見られない物ってあったのか?」<br> 嬢「・・・」<br> 男「・・・なんか、行くだけ無駄だったのかな(ハァ)」<br> 嬢「そ、そんなことはございませんことよ!<br>   今日はとても楽しめましたわ!(あなたと過ごせるだけで)」<br> 男「じゃあ何が一番見てて面白かった?」<br> 嬢「・・・そ、それはその、・・・あなたの横が・・」<br> <br>     /\___/ヽ<br>    /''''''   '''''':::::::\<br>   . |(●),   、(●)、.:| +  「君の瞳さ」<br>   |   ,,ノ(、_, )ヽ、,, .::::|    <br> .   |   `-=ニ=- ' .:::::::| +<br>    \  `ニニ´  .:::::/     +<br> ,,.....イ.ヽヽ、ニ__ ーーノ゙-、.<br> :   |  '; \_____ ノ.| ヽ i<br>     |  \/゙(__)\,|  i |<br>     >   ヽ. ハ  |   ||<br> <br> 男「・・・」<br> 嬢「・・・」<br> 男「・・もうやめていいか?」<br> <br> <a href="#R532">&gt;&gt;532</a>様、お願いします<br></dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R541" id="R541">541</a> <font color= "green"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></font> 2006/10/08(日) 03:17:50.51 ID:6sKLkQ2c0</dt> <dd class="backchg3"> 嬢「本日はお招きいただきありがとうございます」<br> 女2「こちらこそ。大したおもてなしはできませんが、どうぞお寛ぎください」<br> 男「えっと……」<br> 嬢「フフ……まあ堅苦しい挨拶はこのくらいにしておきましょうか」<br> 女2「そうそう、緊張することないよ。ここは学校の部室なんだし」<br> 男「いきなり連れて来られたから何かと思ったよ。嬢も服着替えてるし」<br> 嬢「似合うかしら?」<br> 男「え…そりゃまあ、な」<br> <br> 女2「ポッドで淹れるけどいいよね。麦茶もあるよ」<br> 男「ありがと。それでこの集まりの趣旨は?」<br> 嬢「特にないわ。緩やかに過ごし、会話を楽しむ。今日はお暇でしょう?」<br> 女2「いい機会だから洗い浚い告白してみたら? 私は給仕に徹するから」<br> 男「帰りたくなってきた」<br> <br> 先生「ここにいたのか。父兄の方がいらっしゃっているぞ」<br> 嬢「あら……分かりました。失礼、少し席を外しますわ。すぐに戻りますから」<br> <br> 男「……遅いな」<br> 女2「そうだね。心配なら様子を見に行けば?」<br> 男「いや、俺が行くとややこしくなる可能性がある」<br> 女2「君と嬢さんは天災コンビだからね」<br> 男「え、俺も? むしろ被害者なんだけど」<br> 女2「仕方ないから密談でもして時間潰そうか」<br> 男「密談?」<br> 女2「そう。茶室の閉鎖性は内緒話に最適。嬢さんに聞かれたくない話があるからね」<br> 男「あいつの噂話か。だったら止めとく」<br> 女2「違うよ。関係あるけど。でも気分を悪くするかもしれないから……そうだね~独り言」<br> </dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R545" id="R545">545</a> <font color= "green"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></font> 2006/10/08(日) 03:22:04.34 ID:6sKLkQ2c0</dt> <dd class="backchg3"> 女2「不思議が一つ。嬢さんはあんなに素直な気持ちを示し続けているのに、<br>    君の態度は何故変わらないのかな」<br> 女2「嬢さんは優しくて明るい性格で綺麗だし、前向きで強い。<br>    努力家だけどそのことを自慢したり卑下したりしない。良い意味で影響は絶大。<br>    破天荒だけど周りに気を遣ってるよね。私達と話すときはもちろんだし、<br>    君と引き起こす騒ぎも怪我人は少ない。今では欠かせないイベントだね。<br>    それに物凄いお金持ちだし」<br> 女2「はじめは嬢さんのレベルが高過ぎて、引いてるのかと思ってた。今のは質問。<br>    君の意見は?」<br> 男「そうだな。確かに嬢の傍にいると劣等感の塊になる」<br> 女2「でもそれに負けてはいないね。うん、向上心あるよ。<br>    そうでなければここにはいないし」<br> 女2「他の子が好きなのかな~と考えてもみたけど……」<br> 男「えぇっ?」<br> 女2「……それも違う。嬢さん、勘も鋭いからね。それでも挑むだろうけど、<br>    君の気持ちが変わらなければ、むしろ君の背中を押すかもしれない」<br> 女2「嬢さんを嫌い、というのはありえない。これは確か。万が一を仮定しても、<br>    その場合はあのお節介が手を回すだろうし。でも嬢さんはどうするのかな?<br>    諦めたり媚びたりする嬢さんって想像できないね」<br> 男「帰っていいか? おまえの勘違いだし、恥ずかしくて胃が痛くなってきた」<br> 女2「嬢さんの荷物は?」<br> 男「あ、そっか……ハメたな?」<br></dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R546" id="R546">546</a> <font color= "green"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></font> 2006/10/08(日) 03:25:43.82 ID:6sKLkQ2c0</dt> <dd class="backchg3"> 女2「もう少しだけ。色々と考えてみたんだけどね、結論は一つ。君が優しいから」<br> 男「待て……その憶測はおかしい」<br> 女2「嬢さんが本気だから、それに応えるために本気で考えてるんだね?<br>    君の進路とか嬢さんの立場とか、他にもたくさん。その先まで」<br> 男「酷い妄想だ。そんなことまで考えてる奴がいたら、そいつバカだ。<br>   ウジウジ悩んで何もできないってことだろ。一番迷惑な奴じゃないか」<br> 女2「……悩んでいる自分の姿が嫌いなんだね。でもそうかな? <br>    気持ちに素直なだけじゃ、結局傷つけることになる。<br>    どんな生まれにも必ず付き纏う問題だけど、嬢さんの家は特別だから。<br>    そんな酷い結果より全然マシだと思うけど? それにぬるま湯も悪くないしね~」<br> 男「何というか、凄いな。そんなことまで考えてるのか。<br>   女2ってさ、ホントに嬢が大好きなんだな」<br> 女2「運命だからね。でも嬢さんを狙ってる有象無象は掃いて捨てるほどいるから。<br>    その連中が嬢さんを傷つけるかもしれない。だから身近な友達を応援したくなる。<br>    はい、独り言はここでお終い。全部聞き流せたかな?」<br> 男「//……無理に決まってるだろ」<br></dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R548" id="R548">548</a> <font color= "green"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></font> 2006/10/08(日) 03:29:47.00 ID:6sKLkQ2c0</dt> <dd class="backchg3"> 女2「それでね、茶道部への入部の件、もう一度考えてみない?」<br>  男「この前も話したけど俺、転部する気はないから。悪いけど」<br> 女2「兼部でもいいの。さっきの恥ずかしい台詞はその前振りだし」<br> 女2「ウチは少数精鋭だけど、意外と人気はあるの。いつでも自由に飲み食いできて寛げるし、<br>    最近は嬢さんも出入りしてるからね。だから見学の建前で遊びに来る人は結構多い」<br>  男「なるほど。俺も嬢と一緒にいると今でもよく絡まれるしな……特におまえらに」<br> 女2「でもここは騒ぐ場所じゃない。こんな小さな部とみすぼらしい和室にも守るべき秩序と静謐がある。<br>    それがウチの顧問の持論なの。私達もこの雰囲気を壊されたくないし。<br>    だから見学者を追い返すこともあるの。五、六人で押し掛ける連中は特にね」<br>  男「それなら俺なんて場違いだ。ごめん、すぐに片付ける」<br> 女2「君はいいの。私が認めたし、嬢さんに鍛えられているから。<br>    それにさっきは大袈裟に言ったけど、ウチは基本的に和気藹々で飛び入りも歓迎だから。<br>    もし問題を起こしても、顧問がすぐに飛んできて摘み出すから安心して」<br>  男「茶道部の顧問ってあの『白熊』じゃないか。摘むどころか握り潰されそうなんだけど」<br> 女2「はじめは君を餌に嬢さんを釣ろうというのが部長の計画でね。<br>    嬢さんに話したら凄く怒られた。愛されてるね~」<br>  男「//…………」<br></dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R551" id="R551">551</a> <font color= "green"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></font> 2006/10/08(日) 03:32:37.92 ID:qYqjE7LC0</dt> <dd><a href="#R530">&gt;&gt;530</a>こんな感じ?<br> http://vipdeekaku.run.buttobi.net/cgi-bin/src/up3885.jpg<br> <br></dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R554" id="R554">554</a> <font color= "green"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></font> 2006/10/08(日) 03:35:24.31 ID:6sKLkQ2c0</dt> <dd class="backchg3"> 女2「けど部長も君ならこの部に相応しいと思ったから、選んだと思う。どう? 気が変わった?」<br>  男「過大評価だと思うけど、かなり動揺してる。でも悪い、時間が厳しい」<br> 女2「そっか。実は嬢さんの為にもなるかもしれないんだけど」<br>  男「嬢の? でもあいつは普通にここへ来てるんだよな」<br> 女2「嬢さん、どこの部活にも所属してないね。助っ人に呼ばれることは多いけど」<br>  男「そうだな。俺もたまに付き合わされる」<br> 女2「それはそれで楽しいだろうけど、遠慮はあるよね。君と同じ部に入ればいいのに」<br>  男「それはあいつに聞いたことがある。誰にも言わない約束だから教えられないけど、<br>    まあその、嬢なりの気遣いだと思う」<br> 女2「まあいつものノリを発揮されたら部活どころじゃなくなるかな」<br> 男「そうじゃなくてさ、遠慮してるんだよ。後は察してくれ」<br> 女2「君を追いかけて転入してきたことを気にしてるんだ。君がどんな目で見られることになるか。<br>    普段は大胆なのにね。でもあの先生も頑固だしね~」<br> 男「全くだ。けどウチの担任や校長並みの強靭な胃腸を求めるのは酷だろ」<br> 女2「それで帰宅部。家の都合もあるだろうね。でも逆に考えてみて。<br>    嬢さん、家の用事とか習い事とかで物凄く忙しいはずなのに、放課後もよく見かけるよね。<br>    何でかな」<br>  男「それは学校で遊ぶためだろ」<br> 女2「君と一緒にいたいからだね。好意を隠さないから、誰でも知ってる」<br> 女2「嬢さんは言いつけられたから習い事を始めたり、嫌いだから止める人じゃないと思う。<br>    自分で考えて、そして決めたことは何にでも一生懸命になれる羨ましい人だよね」<br> <br> 女2「選ばれたんだよ、君は」<br>  男「ああ、知ってる」<br></dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R555" id="R555">555</a> <font color= "green"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></font> 2006/10/08(日) 03:35:44.77 ID:BBLBgj2NO</dt> <dd><a href="#R551">&gt;&gt;551</a><br> ktkr!!!!!!!!!!<br> あなたは神ですね<br> 一万回保存しました<br></dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R556" id="R556">556</a> <font color= "green"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></font> 2006/10/08(日) 03:37:24.29 ID:JX2JLJZk0</dt> <dd><a href="#R554">&gt;&gt;554</a><br> なんて健気なんだ…<br></dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R558" id="R558">558</a> <font color= "green"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></font> 2006/10/08(日) 03:37:34.95 ID:6sKLkQ2c0</dt> <dd class="backchg3"> 女2「そうだね。気持ちが大切とか他にも大事なことがあるとか、そんな当たり前の事、<br>    君達が知らないはずないよね。だから私は何もしない。私が関わることでもないし。<br>    悪魔みたいにお膳立てしたり、邪魔したりしないよ。余計なお世話だよね~」<br>  男「そうしてくれると助かるよ。正直、これ以上騒がしくなると身が保たない」<br>  男「なるほど、凄い場所だよな、ここ。余計な事まで喋った……」<br> 女2「君の勧誘は諦めるよ。嬢さんとはこれからも交渉するけど。<br>    でも君も嬢さんもふざけてるくせに真面目すぎるから、一つだけ提案」<br> 女2「煮詰まったら、茶道部へ来て。冷たいお茶をご馳走するから」<br> <br>  嬢「ごめんなさい、遅くなってしまって」<br>  男「もうこんな時間か。それじゃあ帰るか。俺は部屋の外で待ってるから」<br> 女2「勿体ないね~。せっかく着替えたのに」<br>  嬢「仕方ありませんわ。今日のお礼とお詫びは必ず」<br></dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R559" id="R559">559</a> <font color= "green"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></font> 2006/10/08(日) 03:40:50.70 ID:BBLBgj2NO</dt> <dd>嬢、健気でカワユス<br></dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R560" id="R560">560</a> <font color= "green"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></font> 2006/10/08(日) 03:41:54.74 ID:6sKLkQ2c0</dt> <dd class="backchg3">嬢「男さん」<br> 男「ん?」<br> 嬢「私がいない間、女2さんと何を話してらしたの?<br> 男「えっと、気になる?」<br> 嬢「当然ですわ。好意を抱く殿方と他の女性が二人きりですもの」<br> 男「//……悪い、話の内容は言わない約束なんだ」<br> 嬢「では聞かないでおきますわ。信頼しているから」<br> 男「ありがと」<br> 男「そういえばあいつ、今日は随分お喋りだったな。普段から騒がしいやつだけど」<br> 嬢「ふぅ……貴方は存在そのものが罪悪ね。これは一日でも早く鎖をつけてさしあげないと」<br> 男「不穏なこと言うな! おまえさ、今なんか性格変わってないか?」<br> <br> 女3「おーい、まだいるー? お邪魔しま~す」<br> 女3「いるなら返事してよ。うわ、何この原稿は? 小説書いてたの?」<br> 女2「あの悪魔~! あんな恥ずかしい役を私に押し付けて~!!」<br> 女3「あいつが用意したのか……暇ねえ。断ればいいじゃない」<br> 女2「弱みを握られてるの!」<br> 女3「弱みって……ああひょっとして、昔アンタが男のことw」<br> 女2「言わないで~好きなもの奢るから~!」<br> 女3「タカらないわよ。はぁ、今日も予想通りか。嬢が転入した時のような大事件が欲しいわ。<br>    ぬるま湯って気持ち悪いよね。ほら、元気出して! 今日は私が奢ってあげるから、何か食べに行こ」<br> </dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R561" id="R561">561</a> <font color= "green"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></font> 2006/10/08(日) 03:43:39.59 ID:6sKLkQ2c0</dt> <dd class="backchg3">糸冬<br> 逃亡します<br></dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R562" id="R562">562</a> <font color= "green"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></font> 2006/10/08(日) 03:44:53.46 ID:yEUD85zO0</dt> <dd><a href="#R561">&gt;&gt;561</a><br> 乙!!良かったぜ!<br></dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R565" id="R565">565</a> <font color= "green"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></font> 2006/10/08(日) 03:46:12.90 ID:JX2JLJZk0</dt> <dd><a href="#R561">&gt;&gt;561</a><br> GJ<br> <br> お嬢wwwwww<br> 全くやってくれるぜ…<br></dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R566" id="R566">566</a> <font color= "green"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></font> 2006/10/08(日) 03:46:46.21 ID:v7OrBq/40</dt> <dd><a href="#R561">&gt;&gt;561</a><br> GJ!また書いてくれ!<br></dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R567" id="R567">567</a> <font color= "green"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></font> 2006/10/08(日) 03:48:55.83 ID:C3eAmC3W0</dt> <dd><a href="#R561">&gt;&gt;561</a><br> GJ!<br> そんなこと言われても<br> 次の作品を期待する俺がいる<br></dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R569" id="R569">569</a> <font color= "green"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></font> 2006/10/08(日) 03:55:23.86 ID:O1NF7srhO</dt> <dd><a href="#R568">&gt;&gt;568</a><br> よろしくてよ<br></dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R570" id="R570">570</a> <a href= "mailto:sage"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></a> 2006/10/08(日) 03:58:07.04 ID:HKf2/Q5p0</dt> <dd class="backchg2"> 朝日があまりにも強く照らすので、目が覚めた。<br> 心地よい目覚めは見た目にも高級なこのベッドのせいだろう。<br> 喉の異変に気づいたのは一息ついてからだった。<br> <br> 「あー、あー。ん、治ってる?」<br> <br> 良薬口に苦しとは言うが、確かに苦いとはいえここまで早く治るものなのか。<br> 驚き、爽快な気分とは裏腹にひとつの疑問が浮かんだ。<br> <br> 「服はびしょ濡れ、シャツもパンツも……。」<br> <br> しかし今、確かに下着だけは履いている。<br> <br> 「あの人に見られた……。」<br> <br> がっくりと擬音そのままに肩を落とし、その姿を客観視して笑った。<br> 昨日とは間逆に、あまりに清々しい日和なので立ち上がり窓を開けてみたりもする。<br> そうこうして、うろうろして、結局は窓際の高級な皮のソファーに落ち着いた。<br> まだ肌寒いが、ベッドの毛布をひざ掛けにして外を仰ぐのはあまりにも似合わない風景だった。<br> </dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R574" id="R574">574</a> <a href= "mailto:1/3"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></a> 2006/10/08(日) 04:03:08.44 ID:v7OrBq/40</dt> <dd class="backchg3"> 女「わたくしは理想を追い求める女!ゆえに、何事も完璧でなくてはならなくてよ!」<br> 男「理想を追い求めるのは勝手だが、とりあえず今は黙って化学の補習に励んでくれ。ほら、先生睨んでるだろ」<br> 女「うぅ……く、屈辱ですわ……!このわたくしが補習を受けるはめになるとは……!」<br> 男「全く……普通補習なんて受けるか?」<br> 女「あなたがそれを言えまして!?一緒に補習を受けているではありませんの!」<br> 男「俺は解答欄を一つずつ間違えて書いちまったんだよ。解答欄が合ってりゃ八割は正解だ」<br> 女「ふん、そんなの言い訳に過ぎませんわ!あなたもわたくしも同じ補習を受けている、これが現実ですわよ!」<br> 先生「そこ、静かに!!」<br> 女&男「すいません……」<br> 女「もう!あなたのせいで怒られてしまいましたわよ!!」<br> 男「いや、九分九厘お前のせいだろ。……まあ確かに同じ補習を受けてはいるが、<br>   俺は授業内容を理解できてる、お前はあんまりできてない。これも現実だな」<br> 女「う……!」<br> 男「ま、がんばれよ。俺はもう補習のプリントを終わらせたから帰るぞ」<br> </dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R576" id="R576">576</a> <font color= "green"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></font> 2006/10/08(日) 04:04:01.35 ID:v7OrBq/40</dt> <dd class="backchg3"> 女「お、お待ちなさい!使用人が主人を置いて帰るつもりでして!?」<br> 先生「そこ!静かにと言っているでしょう!三度目は無いですよ!」<br> 女「も、申し訳ありません……全く、あなたという人は……!」 ギロッ<br> 男「また俺のせいかよ。そもそも、学校ではクラスメイトだろ。第一、今日は車で帰るんじゃなかったのか?」<br> 女「家とか学校とかは些細な事でしてよ。それから、今日は歩いて帰る事にしたんですわ。……今決めましたけ<br> <br> ど」<br> 男「今かよ!……まあいい、待っててやるから早く終わらせろよ。それとも、手伝ってやろうか?」<br> 女「愚問ですわね、努力なくして成功はありえなくてよ。どれだけ時間がかかろうとも、自分の力で解いてみせま<br> <br> すわ」<br> 男「ん、そうか。じゃあ俺は校門で待ってるから、二時間でも三時間でもかけてじっくり解いていいぞ」<br> 女「わたくしを挑発なさるおつもりかしら?」<br> 男「どの様に取って頂いてもかまいませんよ、お嬢様?」<br> 女「ふっ、よろしくてよ!その挑発に乗って差し上げますわ!!今から三十分で終わらせt―――」<br> 先生「三度目は無いと言ったはずなんだけど、先生の勘違いかしらね、お二人さん?」<br> 女「ち、違いましてよ!?これは…」<br> 男「じゃあそういう事で。俺は外で待ってるからな、がんばれよ!」 ガラガラ ピシャ<br> 女「あ!こら、お待ちなs―――」<br> 先生「あなた一体授業を受けに来たの!?邪魔しに来…………」<br> <br> <br> 男「……すまんな女、許せ」<br></dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R577" id="R577">577</a> <a href= "mailto:3/3"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></a> 2006/10/08(日) 04:04:55.31 ID:v7OrBq/40</dt> <dd class="backchg3">男「お疲れさん、待ちくたびれたぞ」<br> 女「あなたという人は!?わたくしは待ちなさいと言いましたわよ!!<br>   なのに主人を置いて一人で行くなんて……おかげでわたくしがどんな酷い目にあったと思っていますの!?」<br> 男「悪かったよ、ごめん。そのお詫びに、アイスでもクレープでも奢ってやるから許してくれ」<br> 女「全く……あなたはわたくしがその様なものに釣られると思っておいでなのかしら?」<br> 男「そうか、いらなかったか。じゃあ真っ直ぐ家に帰るぞ」<br> 女「お待ちなさいッ!!誰もいらないとは言ってませんわッ!!推測で物事を判断するのは危険ですわよッ!!<br> <br> 」<br> 男「冗談だから落ち着け。……で、どっちが食べたい?」<br> 女「その質問は無意味でしてよ…………あなたならわかっているでしょう、私の使用人さん?」<br> 男「はいはい、両方ですね…………かしこまりましたよ、私のご主人様」<br> 女「ええ、よろしくてよ。ところで、セバスチャンに連絡は入れましたの?」<br> 男「…………あ」<br> <br> <br> 婦警「執事さん、もう駐車違反なんてしちゃダメですよー?」<br> セ「いやはや申し訳ありません、次からは気を付けますので。……それにしても、お嬢様遅いですね……」<br> <br> <br> 終われ。<br></dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R580" id="R580">580</a> <font color= "green"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></font> 2006/10/08(日) 04:16:29.19 ID:O1NF7srhO</dt> <dd><a href="#R577">&gt;&gt;577</a><br> 超GJ!<br></dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R581" id="R581">581</a> <a href= "mailto:sage"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></a> 2006/10/08(日) 04:23:10.49 ID:HKf2/Q5p0</dt> <dd class="backchg2"> よくよく見れば、上着はベッド真正面のクローゼットに吊るしてあった。<br> 綺麗にアイロンまでかけられたそれらは新品同様になっていたことに驚きながら、袖を通した。<br> <br> ゆっくりとドアを開ける。<br> 長い廊下には誰も居ないようだ。<br> 外観は洋風な建物なのだがこうして見てみると、どうも木造らしい。<br> 古き良き、レトロというのだろうか。味のある黒に染まったフローリングが長々と続いていた。<br> 一歩を踏み出すごとに、ぎしりぎしりと音が鳴る。その音が心地よく暫く部屋の前をぐるぐると回っていた。<br> 白壁と綺麗にワックスの塗られた床が陽光を反射していて、目を細めた。<br> 少し肌寒い、多分暖房はついているのだろう。<br> しかし、早朝だからだろうか。暖かいとは言えなかった。<br> <br> その時、十数メートルほど向こうの曲がり角にひょっこりと小さな影が見えて、そそくさと消えた。<br> </dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R584" id="R584">584</a> <font color= "green"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></font> 2006/10/08(日) 04:39:15.80 ID:6sKLkQ2c0</dt> <dd class="backchg3">  男「午前終了っと。腹減ったな。今日は食堂?」<br> 男2「うん。急がないとね、Sランチ残ってるかな?」<br> 男3「待てよ~。百円貸して」<br> 男4「その前に金を返せ」<br> <br> 嬢「あら、食堂へ行くのかしら? 料理長に学んで、男さんのお弁当を用意しましたの。宜しければこれから――」<br> 男「えっと……って、あれ?」<br> <br> 男3「あ~そのなんだ。氏ね」<br> 男2「早く行こう。あんなヤツと口を利いちゃだめだw」<br> 男4「おっと、同好会に顔を出さねば。ではさらばだ」<br> <br> 嬢「……宜しければこれから食堂で皆さんとご一緒に昼食をいただきたいわ、<br>   と提案するつもりだったのですけれど」<br> 男「俺を晒し者にする気か」<br></dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R587" id="R587">587</a> <a href= "mailto:sage"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></a> 2006/10/08(日) 04:56:56.38 ID:HKf2/Q5p0</dt> <dd class="backchg2"> 数秒首をかしげてから、ゆっくりと近づくと、タタタッと階段を駆け上る音が聞こえた後小さな影が姿を現した。<br> <br> 「朝方は寒いでしょうから、これに身をお包みくださいませ。」<br> <br> そっと差し出した両手に添えられていたのは、白い毛布だった。<br> 確かに肌寒く、しかし相手方の服装を見て、ひとつ考えて手に取った。<br> <br> 「そうですね。確かに、少し寒いかもしれません。」<br> <br> そう言って手にした毛布を、頭ひとつ小さい彼女の肩に羽織らせた。<br> 彼女は驚き慌てて、顔を少し赤くしながら小声で叫ぶように答えた。<br> <br> 「いけません。そんな。」<br> <br> 急いで毛布を掴み、少し背伸びして私の肩へと羽織らせた。<br> 少し間をおいて考えた。<br> <br> 「少し、待っていてもらえますか。」<br> <br> 数秒流れ、「ええ。」と聞こえる前に歩は自室へと向かっていた。<br> <br></dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R588" id="R588">588</a> <a href= "mailto:%C3%A3%C2%81%C2%8A%C3%A3%C2%82%C2%84%C3%A3%C2%81%C2%99%C3%A3%C2%81%C2%BF"> <b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></a> 2006/10/08(日) 04:58:13.74 ID:HKf2/Q5p0</dt> <dd class="backchg2">「これでいいでしょう。」<br> <br> そう言って取り出したのは、朝にソファーにかけたままにしておいた毛布だった。<br> <br> 「君は、これを。」<br> <br> 先程の白い、美しい毛布を彼女の肩にかけた。<br> 彼女は毛布に負けず劣らずのその白い頬を赤く染めて、頷いた。<br> <br> 数秒ばかり、また、良い時が流れる。<br> <br> 「私で宜しければ。」<br> <br> 先に口を開いたのは彼女の方。<br> <br> 「館をご案内したいのですが。」<br> <br> 高貴、そして見とれるほど妖美な彼女の長い黒髪がどこからか流れた風に凪いだ。<br> 返事をするのも忘れ、その綺麗な瞳に覗き込まれ、黒と白のコントラストに魅入る。<br> 我に返るのはもう一度、今度は自分のぼさぼさの髪が風に揺れた後だった。<br> <br> 「それじゃあ、お願いしましょうか。」<br> <br> その前に、とつけたして、部屋の窓を閉めるため、苦笑いした。<br> </dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R590" id="R590">590</a> <a href= "mailto:sage"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></a> 2006/10/08(日) 05:02:07.91 ID:HKf2/Q5p0</dt> <dd class="backchg2">まとめ<br> ttp://up2.viploader.net/mini/src/viploader77509.txt<br></dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R595" id="R595">595</a> <font color= "green"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></font> 2006/10/08(日) 06:05:44.70 ID:qsdpgdfh0</dt> <dd>ト'    亦   ,イ⌒ヽ/   !l l ! l し   J ::::::::::::::::::::``‐-&lt;/ /  ,'、`Y´Τ`Y<br> l      夂   (ハ ヽ l i   ! l ', !   , -―-、_   ′::::::::::::: //! Λ ヽ、ヽl<br> ヽ          〉,\ ! i   ',.l `、'、/_,. ―- 、_``ヽ、  ι  〃,'/! ヽ、\ ヽ、<br>  !     能   // ,' lヽ! ii  ',l  ∨\'⌒ヽー-、 `ヽ、!   / ハ ノヽ._人_从_,. \<br>  |    心   { / ,' ' ,! ll  l`、 { ヽ' \     ヽ  '  '´   Λ ',}      ( \<br> .丿         ∨ // ,',! l l  l ヽ`、 \  \   ∨   し /! ∨  変   ,ゝ、<br> ∧     / /   ヾノ //l l l  l、_ヽ\ \   ヽ , '   ,.イ |ノ    態   (ヽ<br> /ノ__  ゚ ゚  (⌒`〃'j | l  l   l `ヽ `ヽ、.ヽ _,.}'′ ,.イl {  | ヽ   ! !   ,ゝ\<br> / /`Y⌒ヽ/⌒ 〃 ノ | l   l   l   } ヽ、._ } ノ,.イ l | ! !  |  )_<br></dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R596" id="R596">596</a> <font color= "green"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></font> 2006/10/08(日) 06:07:53.77 ID:zMEtx3c50</dt> <dd> もっと罵ってくれぇえええええええええ!!!!!11<br></dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R611" id="R611">611</a> <font color= "green"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></font> 2006/10/08(日) 10:14:34.46 ID:ja2c+rWw0</dt> <dd class="backchg3">よし、挑戦してみる<br> <br> <br> <br> 午前中の休み時間、中庭<br> <br> 男「あー・・・いい天気の日に教室に篭ってると何かもったいないな」<br> 嬢「あら、こんなところで会うとは、奇遇ですわね」<br> 男「真っ直ぐこっちに歩いて来て奇遇も何もないだろ・・・」<br> 嬢「まあ、こんな天気の日は外に出たくなるのも解らなくはありませんけど」<br> 男「聞く気無いな?」<br> 嬢「・・・そこの木陰が良さそうですわね、ちょっとその木の下に腰掛けてくださらないかしら?」<br> 男「木の下?ここで良いのか?」<br> 嬢「そのまま足を前に伸ばして・・・ええ、それで宜しくてよ・・・それでは」<br> <br> 男「・・・何やってるの」<br> 嬢「膝枕ですわ、恋人同士がよく致す事と聞いたもので」<br> 男「それは女が、男にしてやる事だ、今の状態は逆だ」<br> 嬢「構いませんわ、それとも、私にそれをしろとおっしゃるの?」<br> 男「まあいいけどさ・・・授業までには止めろよ?」<br> <br> 続く<br></dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R613" id="R613">613</a> <font color= "green"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></font> 2006/10/08(日) 10:29:39.10 ID:ja2c+rWw0</dt> <dd class="backchg3">続き<br> <br> 休み時間後、授業中<br> <br> 男「あーあ・・・どうするかね?」<br> 嬢「・・・Zzz・・・Zzz・・・」<br> 男「授業ボイコットの理由は日向ぼっこってか・・・洒落にもならん」<br> 嬢「・・・・・・・・・・・・Zzz」<br> 男「・・・(なでなで)」<br> 嬢「ぅ・・・ぅぁ・・・ん・・・Zzz」<br> 男「こりゃ無理にも起こせんね・・・」<br> <br> <br> セバスチャン「失礼致します」<br> <br> <br> 男「うぉ、セバさん、びっくりした」<br> セバスチャン「申し訳ございません、男様にお飲み物をお持ちしましたが如何致しましょう?」<br> 男「ありがとう、買いに行こうかと思ってたんだけど」<br> セバスチャン「一応今日の後の授業は早退という事にしておきましたので」<br> 男「・・・まあ、いいか、土曜で半ドンだし」<br> 嬢「Zzz・・・Zzz・・・」<br> <br> <br> だらだらスマン<br> もう少し続く<br></dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R615" id="R615">615</a> <font color= "green"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></font> 2006/10/08(日) 10:58:54.29 ID:ja2c+rWw0</dt> <dd class="backchg3">続き2<br> <br> 男「しかし・・・ここで居眠りとは少々神経が太すぎるんじゃないんですか?」<br> セバスチャン「申し訳ありません、最近は夜もなかなか眠れないとの事でして」<br> 男「何で?」<br> セバスチャン「これくらいはお察しいただけると嬉しいのですが・・・」<br> 男「・・・俺?」<br> セバスチャン「御明察、恐れ入ります」<br> 嬢「・・・・・Zzz・・・」<br> <br> <br> 男「何で俺、なんですか?」<br> セバスチャン「ご迷惑でしょうか?」<br> 男「こう言うと何だけど・・・俺は、そこまで執心する人間かなと」<br> セバスチャン「・・・」<br> 男「ちょっと身分違いかなって・・・思わなくも無い」<br> セバスチャン「お嬢様は・・・あまり自分の家がお好きではないようなのです」<br> 男「え?」<br> 嬢「・・・・・・・・・・・・」<br> <br> <br> 続く<br></dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R617" id="R617">617</a> <font color= "green"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></font> 2006/10/08(日) 11:28:50.30 ID:ja2c+rWw0</dt> <dd class="backchg3">続き3<br> <br> <br> セバスチャン「幼少の頃より、お嬢様のご両親は共に忙しい身で、家の中には私以外数人の手伝いの者しかおりません<br>          偶に帰って来ても、数日・・・時には数時間ですぐまた出かけてしまわれます・・・<br>          そんな生活を続けた所為か・・・父母の情というものに疎くなってしまわれたようで・・・」<br> 男「ん・・・」<br> セバスチャン「もとより国立の名門校に入学が決定したにも拘らず、この学校に編入を決められたのは・・・<br>          両親への反抗もあったのでしょうか・・・我侭を言えば自分を見てくれるだろう・・・と」<br> 男「・・・」<br> セバスチャン「しかし、お嬢様は変わられました<br>          学校にいるときは言わずもがな・・・家にいても私や手伝いの者達に貴方の事を聞かせるのです<br>          男様が心のよりどころ、とでも言うかの様に」<br> <br> 嬢「・・・・・・・・・・・・///」<br> <br> セバスチャン「これは推測なのですが・・・男様を理想の父親、と見ているのではないでしょうか?」<br> <br> 嬢「・・・・・・・・・!・・・」<br> <br> 男「ようはあれか・・・ファザコン」<br> セバスチャン「言うのは容易いのです、実際の当人の苦しさは理解し難いものですよ」<br> 男「まあ、別に・・・ファザコンだからって付き合い方変える訳じゃないし」<br> セバスチャン「ははは・・・その器の大きさも、お嬢様が惚れる要素、と言えなくもないですな」<br> <br> <br></dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R619" id="R619">619</a> <font color= "green"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></font> 2006/10/08(日) 11:42:32.49 ID:ja2c+rWw0</dt> <dd class="backchg3">続き4<br> <br> <br> セバスチャン[と、まあ年寄りの戯言は如何でしたでしょうか?」<br> 男「本人聞いたら本気で怒りそうだ」<br> セバスチャン「全くです、今のうちに辞世の句でも詠んでおくとしましょう、では」<br> <br> 嬢「ん・・・んん・・・」<br> 男「起きたか?」<br> 嬢「え、ええ・・・今は・・・」<br> 男「もう放課後だ、下校時間が近い」<br> 嬢「も、申し訳ありません、私少々うたた寝を・・・」<br> 男「セバさんが二人とも早退扱いにしてくれたから、別に構わん」<br> 嬢「そ、そうで・・・すか・・・///」<br> <br> 下校時間のチャイムの音<br> <br> 男「あ、荷物忘れた」<br> 嬢「あ・・・いえ!後でセバスチャンに家まで持って行かせますわ!」<br> 男「そうか、んじゃ帰ろう」<br> <br> 嬢「・・・男さん・・・」<br> 男「何?」<br> 嬢「私を・・軽蔑しますか?」<br> 男「言ったろ、別に付き合い方変わるわけじゃない」<br> 嬢「そう・・・ですね、・・・りが・・・う・・・います」<br> 男「ん?何か言った」<br> 嬢「いいえ、なにも?さあ、帰りますわよ!日が暮れてしまいますわ!」<br> <br></dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R620" id="R620">620</a> <font color= "green"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></font> 2006/10/08(日) 11:45:15.42 ID:ja2c+rWw0</dt> <dd class="backchg3">おまけ<br> <br> 男「さて・・・問題は痺れて立てないこの足と涎まみれのズボンをどうするかだな・・・」<br> </dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R621" id="R621">621</a> <font color= "green"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></font> 2006/10/08(日) 11:47:21.62 ID:ja2c+rWw0</dt> <dd class="backchg3"> ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい<br> <br> 途中からやべえ、脱線だってわかってたのに止められなくって<br> 脳みそのリビドー大放出という痴態を演じてしまいました<br> <br> すいませんすいませんすいませんすいません<br> <br> なんとなくですが男は許容範囲の広い奴だと思ってます<br> 強気なお嬢様に対抗、というより受け入れるといったイメージがあったので・・・<br> </dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R625" id="R625">625</a> <font color= "green"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></font> 2006/10/08(日) 12:19:41.02 ID:cvPpjcB90</dt> <dd><a href="#R621">&gt;&gt;621</a><br> イインダヨー GJ!<br></dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R627" id="R627">627</a> <font color= "green"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></font> 2006/10/08(日) 12:41:01.94 ID:0S7xp1UU0</dt> <dd>なんかこのスレ愛されてるな<br></dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R628" id="R628">628</a> <font color= "green"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></font> 2006/10/08(日) 12:46:53.59 ID:MMUd4t0L0</dt> <dd><a href="#R627">&gt;&gt;627</a><br> お黙りなさい!<br> ……し、仕方、ないじゃない。好きなものは好きなのですから……大好き、なのですからっ……!<br> </dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R629" id="R629">629</a> <font color= "green"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></font> 2006/10/08(日) 13:00:35.18 ID:2BxyrGGKO</dt> <dd> どうみても既出ジャンルだろって叩かれてたころが、嘘みたいだな<br> </dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R630" id="R630">630</a> <font color= "green"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></font> 2006/10/08(日) 13:05:59.41 ID:qYqjE7LC0</dt> <dd>こういう王道はやはり愛されるな<br></dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R639" id="R639">639</a> <font color= "green"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></font> 2006/10/08(日) 14:13:29.06 ID:RcKwGP+j0</dt> <dd> 嬢「男! あなたにとって最高の企画をもってきたわ!」<br> 男「とりあえず言ってみろ」<br> 嬢「親の都合で、お見合いしなくてはならないの。でも私はまだ結婚したくないので、<br> あなたに私の彼氏役をやってほしいの。」<br> 男「…なんで俺が」<br> 嬢「たっ、たまたま目の前にいたからよ!!」<br> 執事「(お嬢様、お見合いなんて話、私めは聞いておりませんが…)」<br> 嬢「(お黙りなさい!! 空気が読めてませんわよ!!)」<br> 執事「(すっ、すみません)」<br> 嬢「で、どうするの? 断ってくれても私は全ッ然大丈夫ですけどね!<br> ほかに相手なんて掃いて捨てるほどいるのですもの!!」<br> 男「じゃあ、やらせてもらうよ」<br> 嬢「ほほ、本当ですnお!?」<br> 男「うん、具体的に俺は何をすればいい?」<br> 嬢「じゃ、じゃあ、今から私が許可するまで彼氏役をしてもらいますわ!」<br> 男「…無期限?」<br></dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R640" id="R640">640</a> <font color= "green"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></font> 2006/10/08(日) 14:13:33.56 ID:/hZ5Heun0</dt> <dd class="backchg4">すこし、長いのを投下しますよっと<br> <br> <a href="#R271">&gt;&gt;271</a>の続きみたいな感じ<br> <br> セ「お嬢様、先日は私の采配ミスでございました」<br> 嬢「もうあなたの言うことは聞きませんわっ!!!あ、あんなに恥ずかしい思いをしたのは初めてですっ!!」(////)<br> セ「前回のミスは男様の嗜好を把握していなかったためです。<br> そこで、今回は黒服を使いまして、男様の嗜好を調べ上げてきました」<br> 嬢「どうやって?」<br> セ「 盗 撮 でございます」<br> 嬢「い、今すぐ見せなさいっ!!」<br> セ「はっ……」<br> 嬢(お、男の私生活が見れるだなんて……)<br></dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R641" id="R641">641</a> <font color= "green"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></font> 2006/10/08(日) 14:14:39.50 ID:/hZ5Heun0</dt> <dd class="backchg4">登校時<br> <br> 男「んじゃ、いってきますよぉっと……」<br> 嬢『セ、セバスチャンっ!!!』<br> セ『はっ、ここに…』<br> 嬢『これが男の家なのですね!!!』<br> セ『左様でございます』<br> 嬢『住所はっ!?』<br> セ『すでに把握済みでございます』<br> 女「あ、おっはよー、男っ!!」<br> 男「よ、おはよーさん」<br> 女「ねえねえ、昨日のドラマ見た?」<br> 男「おぉ、見た見た。すっげえ感動してさ、泣いてたって」<br> 女「うわ、それはないって……」<br> 嬢『あの女は誰ですのっ!!!!』<br> セ『男殿の向かい側に住む幼馴染でございます』<br> 嬢『殺しt<br> セ『おやめください』<br></dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R642" id="R642">642</a> <font color= "green"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></font> 2006/10/08(日) 14:15:35.82 ID:/hZ5Heun0</dt> <dd class="backchg4">授業時<br> <br> 男「ふわぁ……、ねみぃ…」<br> 嬢『ちょ、ちょっと待ちなさいっ!! わたくしが映っていますわよっ!?』<br> セ『それはお嬢様が教師を買収し、男殿の隣の席に強制的に移動したからでしょう』<br> 嬢『あ……ぅ…、男と一緒に映ってる……』(////)<br> 男「……寝るか……。教科書立てといてっと……」<br> 嬢『セ、セバスチャンッ!!!』<br> セ『なんでございましょう』<br> 嬢『お、男の寝顔ですわっ!!!!』(////)<br> セ『左様でございますね』<br> 嬢『あとでダビングしておきなさいっ!!!』<br> セ『かしこまりました』<br> 嬢「……み、見えませんわ……」<br> 嬢『っ!?わ、わたくしったら何をしていらっしゃるのっ!?』<br> セ『どうやら寝顔を見ようとしているようですね』<br> 嬢『セ、セバスチャンっ!! け、消しなさいっ!!!!』(////)<br> </dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R643" id="R643">643</a> <font color= "green"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></font> 2006/10/08(日) 14:16:29.23 ID:/hZ5Heun0</dt> <dd class="backchg4">昼休み時<br> <br> キーンコーンカーンコーン<br> <br> 嬢「男っ!!!! 今日こそわたくしと共に……」<br> 男「もぐもぐ……、なんだ?」<br> 嬢「すでに食べていらっしゃるっ!?」ΣΣ(゚д゚lll)<br> 男「んむ、授業が終わる5分前からな。弁当を机の中に入れておくのがミソだ」<br> 嬢「なっ……あ、ぅ……」(////)<br> 嬢『なっ!! は、早く消しなさいっ!!!』<br> セ(お、お嬢様が赤面していらっしゃる……。破壊力抜群でございます……)<br> 嬢「お、男のお弁当はなんて質素なんでしょう。そんなもの私のお弁当と比べれば……」<br> 男「おふくろの悪口は許さんぞ?」<br> 嬢「ごめんなさい……」<br> 嬢『いやああああああっっっ!!早く消しなさいっ!!!』(////)<br> セ『破壊力抜群でございます……、ぐふっ……』(鼻血<br></dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R644" id="R644">644</a> <font color= "green"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></font> 2006/10/08(日) 14:17:21.08 ID:/hZ5Heun0</dt> <dd class="backchg4">下校時<br> <br> キーンコーン……<br> <br> 先生「えー、それでは、今日はこれで終わ……<br> 男「先生、おつかれしたぁーっ!! 再放送ドラマが俺を待っているーっ!!!!!」<br> <br> 【即行で帰っていく男】<br> <br> 嬢「男っ!? お、お待ちなさいっ!!!!」<br> 先生「(´・ω・`)……」<br> 嬢『セバスチャン……、一つ聞いてもよろしいかしら?』<br> セ『なんでございましょう……。こ、これは……』<br> 嬢『どうしてカメラアングルが下からなのかしら……?』<br> セ『し、仕様でございます……』(鼻血だらだら)<br> 嬢『この馬鹿セバスチャンっ!! って、み、見えそうじゃないですかっ!? け、消しなさいっ!!!!!』<br> </dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R645" id="R645">645</a> <font color= "green"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></font> 2006/10/08(日) 14:17:52.78 ID:/hZ5Heun0</dt> <dd class="backchg4">帰り道時<br> <br> 男「なんだ、今日はお嬢も歩きか」<br> 嬢「え、えぇ、たまには歩くことも必要ですわっ!!!」<br> 嬢『な、何を言っていらっしゃるんですの、わたくしっ!!!』(////)<br> 男「お? 猫だ……。よしよし……」<br> 嬢『セバスチャンっ!!! ど、どうして男がアップで映っていらっしゃるんですかっ!?』<br> セ『お嬢様も見たと思いますが、あの猫はネコ型アンドロイドでございます』<br> 嬢『セ、セバスチャンっ!!』<br> セ『はっ』<br> 嬢『グッジョブッ!!!!』<br> 男「お、人懐っこい猫だな。なでなで……、やっぱ、猫はかわいいなぁ……」<br> <br> 【逃げるネコ型アンドロイド。そして、お嬢のスカートの下へ】<br> <br> 嬢「な、なんですのっ!? この猫はっ!!」(////)<br> 男「あっはっは、嬢は猫に好かれてるんだなぁ」<br> 嬢『今すぐ消しなさいっ!!!!』(////)<br> セ『…………』(だらだら…)<br> 嬢『セバスチャンっ!!!!!!!』<br> セ『は、はっ!!』(あとでダビングを……)<br></dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R646" id="R646">646</a> <font color= "green"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></font> 2006/10/08(日) 14:19:17.92 ID:/hZ5Heun0</dt> <dd class="backchg4"> 嬢「なぜかやけに恥ずかしい思いをしたのは気のせいかし…<br> セ「気のせいでございます」<br> 嬢「……」<br> セ「……」<br> 嬢「はぁ……、それで男の嗜好は分かったのかしら?」<br> セ「最後におっしゃていらっしゃったじゃないですか」<br> 嬢「言ってました?」<br> セ「えぇ。 猫 は か わ い い と……」<br> 嬢「…まさか……」<br> セ「さぁ、再びネコミミをおつけになって男殿に……」<br> 嬢「コキュートスへ突き落としてあげるわ、セバスチャンっ!!!!」<br> <br> 翌日、学校にて<br> 男「それでなんでネコミミをつけてるんだ……」(゚Д゚)<br> 嬢「………、少しでも期待したわたくしが馬鹿でしたわっ!!!!!」(///////)<br> <br> <br> <br> 言い忘れていたが、『』←現実 「」←カメラ内 なんで脳内補正かけておいてくれ<br> <br> 長い上にぐだぐだですまん<br></dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R648" id="R648">648</a> <font color= "green"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></font> 2006/10/08(日) 14:21:53.70 ID:qYqjE7LC0</dt> <dd><a href="#R613">&gt;&gt;613</a>のイメージ<br> http://up2.viploader.net/pic2/src/viploaderf89609.jpg<br> <br></dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R651" id="R651">651</a> <font color= "green"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></font> 2006/10/08(日) 14:44:59.65 ID:Af905XdO0</dt> <dd>見逃してたorz<br> <br> <a href="#R648">&gt;&gt;648</a><br> GJ!<br> 寝顔がかわええ<br></dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R652" id="R652">652</a> <font color= "green"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></font> 2006/10/08(日) 14:58:16.93 ID:ByO/fK6C0</dt> <dd><a href="#R648">&gt;&gt;648</a><br> その才能に嫉妬<br></dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R653" id="R653">653</a> <a href= "mailto:sage"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></a> 2006/10/08(日) 15:09:06.01 ID:HKf2/Q5p0</dt> <dd class="backchg2"><a href="#R476-477">&gt;&gt;476-477</a><a href= "#R481">&gt;&gt;481</a><a href="#R484">&gt;&gt;484</a><a href= "#R494">&gt;&gt;494</a><a href="#R508">&gt;&gt;508</a><a href= "#R570">&gt;&gt;570</a><a href="#R581">&gt;&gt;581</a><a href= "#R587-588">&gt;&gt;587-588</a><br> <br> 聞くところによれば、彼女はとある財閥のお嬢様らしい。<br> それにしては他人を卑下にすることもない。<br> 物腰穏やかで、丁寧。言葉遣いだけではなくその内面から滲み出ている。<br> 裸足で歩く自分を見かねて、履いていたスリッパなども貸そうとするのだがそこまでさせるわけにもいかない。<br> 得意の苦笑いで場を凌いだ。<br> こつりこつりと彼女の上等なスリッパが木製の床に良い音で響く。<br> 先程の曲がり角から随分と長く歩いては居るのだが、左手の窓から入る日差しは随分と続いていた。<br> ふと反対を見ると、<br> <br> 「右手の部屋は、執事や、家政婦の部屋となっておりますので。」<br> <br> そう先に返された。<br> ドアノブに向けた手をしまうと少し頬が熱くなった。<br> 一際大きな二枚扉の前に立つと彼女は体を乗せるように押し開く。<br> </dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R654" id="R654">654</a> <a href= "mailto:sage"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></a> 2006/10/08(日) 15:10:48.02 ID:HKf2/Q5p0</dt> <dd class="backchg2">「こちらが、中央ホールになります。」<br> <br> 「随分と広いですね。」<br> <br> 視界いっぱいに広がるダンスホールは見たことも無い優雅さである。<br> 黒い味わい深い木の床は綺麗に朝日を反射していたので、目を細めてしまう。<br> <br> 「年に数回、お客様が来たときにしか、使わないのですけれど。」<br> <br> ゆっくりと言った彼女の目は少し寂しげだった。<br> 彼女はいつの間にかずっと手前を歩き出して、中央の広い階段の手すりを撫でた。<br> その階段は途中から二股に分かれ、吹き抜けのまま二階へと続いてるらしい。<br> 上を覗けば渡り廊下から、少しだけ大きなシャンデリアが見える。<br> 見れば蝋は外され、古く哀愁漂うインテリアと化している。<br> <br> 「普段は誰も居ないんですね。」<br> <br> 周りを見回し、そこに家政婦さえ居ないことに気づいた。<br> <br> 「ええ、皆さん、まだお休みになっています。こんな時間でしょう。」<br> <br> そう言われてまだ朝日が赤いことを思い出した。<br></dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R655" id="R655">655</a> <a href= "mailto:sage"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></a> 2006/10/08(日) 15:12:20.40 ID:HKf2/Q5p0</dt> <dd class="backchg2">「君は何でこんな時間に?」<br> <br> ふとした疑問が浮かぶ。<br> <br> 「私は、その……。」<br> <br> 顔を朝日に負けんばかりに赤くして俯く彼女は、とても愛らしかった。<br> <br> 「私、この館から外へはあまり出たことが無いのです。<br>  確かに今ではテレビやラジオなどはありますが、直接に世の中を見回ったことが無くて。<br>  人伝に話を聞くのが、唯一楽しみなのです。」<br> <br> そう一息で言うと、続けた。<br> <br> 「それで、早く話を聞きたくて。」<br> <br> 私は思わずしてくすりと笑った。<br> 俗世間に触れてはいけないお嬢様が何と行動的なものだろう。<br> もし自分が起きてこないのであれば、ノックでもしたのだろうか、それとも廊下にうずくまっていたのだろうか。<br> 恥を忍んだ行動と想像し、とても愉快だった。<br> <br> 「私で良ければ、お話致しますよ。」<br> <br> 全く似合わない言葉で彼女の瞳を見ると、ぱあっと笑いスリッパの音が隙無く響き、彼女の顔が近くなった。<br> </dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R666" id="R666">666</a> <font color= "green"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></font> 2006/10/08(日) 16:22:20.84 ID:MMUd4t0L0</dt> <dd> 嬢「セバスチャン。我が家の全力をもってこのスレを保守なさい。どんな手を使おうと構いませんわ。<br>   文才があるものが作品を練り上げるまでサポートするのです」<br> セ「心得ております、お嬢様。既に沢山の者が保守をしようと待機しております。<br>   ライターが安心して良作を書けるように、と」<br> 嬢「フフ……さすがね、セバスチャン」<br> セ「この程度のこと。つまらないことにございます。<br>   さて、私も行ってまいります。お嬢様はここで見守っていたくださいませ。失礼いたします」<br> 嬢「ありがとう。期待しているわ。」<br> <br> 嬢「……なんですの、その顔は。私は、私が見たいからそうしたまでです。別に貴方の為ではありませんことよ」<br> <br> 嬢「もうっ!だからそんな顔で私を見るのをやめなさいと言っているのですっ……!<br>   貴方が今見るべきはあちらよ。私と一緒にここで見守りなさい。<br>   いつまでそんなところに立ってるのですか。特別に私の……と・隣に座ることを許可して差し上げます。はやくこちらにいらっしゃい!」<br> <br> <br> <br> 中途半端だが、反省をするつもりは、ない。<br></dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R682" id="R682">682</a> <font color= "green"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></font> 2006/10/08(日) 18:43:50.94 ID:ZazKkZSpO</dt> <dd>スレに見入って駅を乗り越ちゃった…ほしゅ<br></dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R689" id="R689">689</a> <font color= "green"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></font> 2006/10/08(日) 19:36:30.61 ID:CnI/+wBr0</dt> <dd> 嬢   「ふあ…よく寝ましたわ。…セバスチャン!朝食の用…きゃああああああああああああ!」<br> 男   「ん…朝か。随分ぐっすりと眠れた。」<br> 嬢   「ななな、何で男さんが私のベッドで寝てるんですの!?」<br> 男   「おいおい…自分で連れ込んだくせに覚えてないのかよ。」<br> 嬢   「わ、わたくしが連れ込…!」<br> 男   「あー…昨日の夜は流石に疲れたぞ…まさかお嬢があんな…」<br> 嬢   「いやあああああああ!もうお黙りなさい!口を閉じなさいな!」<br> <br> <br> 保険医「…で、どうしたの?男君。」<br> 男   「…友、何て言ってるんだ?」<br> 友M  (筆談:何があったか教えろだってさ。)<br> 男   「いえ…授業中居眠りしてた隣の生徒が肩にもたれかかった上耳元で寝言を叫んだせいで鼓膜が(ry」<br> 保険医「長いわよ!友Mくん、三行でお願い。」<br> 友M  「寝ても<br>      覚めても<br>      男男」<br></dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R692" id="R692">692</a> <font color= "green"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></font> 2006/10/08(日) 19:55:47.24 ID:qYqjE7LC0</dt> <dd>hosu<br> http://vipdeekaku.run.buttobi.net/cgi-bin/src/up0033.jpg<br></dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R693" id="R693">693</a> <font color= "green"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></font> 2006/10/08(日) 19:57:18.35 ID:2BxyrGGKO</dt> <dd><a href="#R692">&gt;&gt;692</a><br> ほとばしるほどGJ!!!<br></dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R699" id="R699">699</a> <font color= "green"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></font> 2006/10/08(日) 20:24:30.07 ID:RcKwGP+j0</dt> <dd>嬢「男、ちょっと答えなさい」<br> 男「命令形か」<br> 嬢「男の、その…タイプを教えてくれる?」<br> 男「はい?」<br> 嬢「だから男の女性の好み!!!」<br> 男「えっ?(冗談かな?)…とりあえず、髪長い人で…」<br> 嬢「うん!うん!」<br> 男「(マジでとらえてる? からかってみるか!)あと、空を飛べる人がいいな!」<br> 嬢「本当!? よし待ってなさい! 男、明日は学校を休まないでね!!」<br> <br> 次の日<br> 嬢「ぉとこーっ!!」<br> 男「うぉああっ!?」<br> 嬢「我れがグループの総力をかけて作った、一人で空を飛ぶ機械だ!<br> どうだ! 惚れたかぁぁ!?」<br> 男「いや、お前マジでとらえてるとは思わなくて…あれ冗談…」<br> 嬢「え…」<br> 男「じ、嬢、泣くほど辛かったか? 悪かった、ごめんな?」<br> 嬢「…てない」<br> 男「え?」<br> 嬢「泣いてないもん!!」 ブーン<br> 男「じ、嬢ーっ!!!」<br></dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R717" id="R717">717</a> <a href= "mailto:sage"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></a> 2006/10/08(日) 21:13:50.67 ID:cMGDfLtx0</dt> <dd>お嬢様好きなんだね皆<br></dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R737" id="R737">737</a> <font color= "green"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></font> 2006/10/08(日) 22:27:05.23 ID:4Ej44zmo0</dt> <dd class="backchg4">漏れが初投下しますよ~<br> <br> 嬢  (最近男の元気がないわね…)<br> 嬢 「男!今から私に付き合って下さる?」<br> 男 「なんで俺が付き合わなきゃ…」<br> 嬢 「あ、あなたがそうやって…」<br> 男 「ん?」<br> 嬢 「な、なんでもないわよっ。<br>    貧乏なあなたが餓死でもしたら大変だから奢ってあげます」<br> 男  (いつも強引だなぁ…)<br> 嬢  「ほ、ほら行きますわよ…!」<br> <br> クレープ屋に到着<br> 男 「お嬢さんがクレープなんか食べるんだ」<br> 嬢 「たまには庶民の食べ物も食べないといけませんわ」<br> 男 「お、きたきた…ってお前イチゴクリームなんか食べるのかよ!」<br> 嬢 「何か悪くて?話し変わるけど最近元気ないわね?」<br> 男 「…恋の病ってやつだよ…」 <br> 嬢 「…………!!!!!!」<br> 男 「ははははっっ!ジョークジョーク!<br>    何びっくりしてんだよ!<br>    お前まさか俺に惚れてるのか??」<br> 嬢 「…わ、わたしがあなたに惚れるわけがないでしょ!」<br> 男 「っけ、どうだか」<br> <br> 家に帰ってから<br> 嬢 「驚いた…でも誰か好きなのかしら…どうしよう…」<br> <br></dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R740" id="R740">740</a> <font color= "green"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></font> 2006/10/08(日) 22:39:55.20 ID:ByO/fK6C0</dt> <dd><a href="#R737">&gt;&gt;737</a><br> 続きwktk<br></dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R744" id="R744">744</a> <font color= "green"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></font> 2006/10/08(日) 22:48:44.98 ID:4Ej44zmo0</dt> <dd class="backchg4"><a href="#R740">&gt;&gt;740</a> 続き書いてみましたよ<br> <br> 翌日学校にて<br> 嬢 「男!昨日言ってた恋の病ってどういうことか説明してくださる??」<br> 男 「はぁ?お前本気にしてたの?」<br> 嬢 「…え?やっぱり冗談だったの?そ、そう…」<br>   ボソッ「私としたことが取り乱してしまって」<br> 男 「ん?取り乱した?ちょ、おま、、、、」<br> 嬢 「勘違いしないで下さる!?わたしは単にあなたの健康を…」<br> 男 「お前も口がうまいなぁ」<br> 嬢 「ちょ、ちょっとどういう意味よ!!」<br> 男 「お、先生が来たぞ」<br> <br> 授業中<br> 男 (嬢が俺に惚れてるわけないか…本当はお前のことで悩んでるのに…)<br> 嬢 (な…なんで中途半端にごまかすのよ…気になるじゃない…)<br> <br> クラスメイト (おまいら早くくっつけよ…バロスwww)<br></dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R746" id="R746">746</a> <font color= "green"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></font> 2006/10/08(日) 22:53:06.41 ID:4Ej44zmo0</dt> <dd class="backchg4">ほす。そしてお題求む。<br></dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R748" id="R748">748</a> <font color= "green"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></font> 2006/10/08(日) 22:56:18.07 ID:hxNNkAQvO</dt> <dd>執事「最近ため息が目立<br> ちますね」<br> 嬢「ええ……」<br> 執事「私でよろしければ<br> 、お菓子のお相手をいた<br> しますが」<br> 嬢「……貴方は本当に優<br> しいね」<br> 執事「勿体無いです」<br> 嬢「……最近気がついた<br> の」<br> 執事「………」<br> 嬢「私が本気で欲しいモ<br> ノはお金じゃ手に入らな<br> いんだ……」<br> <br> 翌朝<br> <br> 男「あんたの欲しいモノ<br> って何よ?」<br> 嬢「手に入るモノが多す<br> ぎて思いつかないわ」<br> 男「……スゲーな」<br> 嬢「……貴方はあるの?」<br> 男「あんた」<br> 嬢「……!?」<br> 男「冗談、先ず釣り合わ<br> ないし」<br> 嬢『トックに心奪われて<br> るのに……』<br></dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R749" id="R749">749</a> <font color= "green"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></font> 2006/10/08(日) 22:56:57.50 ID:iqrfKydB0</dt> <dd><a href="#R744">&gt;&gt;744</a><br> GJ!<br> <br> <br> <a href="#R746">&gt;&gt;746</a> お題案<br> <br> 「図書室にて」<br> 「公園を歩く」<br> 「散歩道」<br> <br></dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R750" id="R750">750</a> <font color= "green"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></font> 2006/10/08(日) 22:59:50.78 ID:MMUd4t0L0</dt> <dd><a href="#R746">&gt;&gt;746</a><br> 「風邪の看病(男→嬢or嬢→男)」<br> 「休日にばったり<br> そして俺も「図書室にて」<br> <br> なんかこのスレだけで終わるの勿体無いな(´・ω・`)<br></dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R755" id="R755">755</a> <font color= "green"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></font> 2006/10/08(日) 23:09:05.55 ID:4Ej44zmo0</dt> <dd class="backchg4"><a href="#R749">&gt;&gt;749</a> 公園を歩くで<br> <br> 男 「最近運動してねえなぁ。な~嬢、ちょっと公園でも行こっか?」<br> 嬢 「全く、庶民の考えることは興味深いですわ。いいわよ。」<br> 男 「おーしじゃあ早速行こう。」<br> <br> 公園にて<br> 男 「こうやって、ゆっくり二人で夕方の公園を歩くってのもいいな」<br> 嬢 「いいわね…/////」<br> 男 「珍しく素直だな…緑も綺麗だし…これで隣に恋人がいればなぁ」<br> 嬢 「え??恋人…が…ほし…いの…?」<br> 男 「ちょ、声おかしいぞw」<br> 嬢 「ごめんなさい。ちょっとこの雰囲気に浸ってただけよ」<br> 男 「ってか、こうやって見るとお前ってすごい綺麗だな」<br> 嬢 「ちょっと~、なに口説いてんのよ~」<br> 男 「お、すまんすまん…なんか俺も雰囲気に飲まれそうだ…」<br> 嬢 (…///)<br> 男 (…なんでこんなに緊張するんだ?)<br> 男 「か、かえろっか」<br> 嬢 「え?ええ。」<br> <br> 帰り道、二人はいつしか手を繋いでいた。<br></dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R757" id="R757">757</a> <font color= "green"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></font> 2006/10/08(日) 23:16:16.90 ID:dMmK5khfO</dt> <dd>破壊力ヤバス<br></dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R759" id="R759">759</a> <font color= "green"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></font> 2006/10/08(日) 23:19:20.53 ID:4Ej44zmo0</dt> <dd class="backchg4"><a href="#R750">&gt;&gt;750</a> 風邪の看病(男→嬢)で<br> <br> セバスチャン 「男さん大変です、お嬢様が風邪を引いてしまって…」<br> 男 「うわ、かわいそうに。それで?」<br> セ 「実は、お嬢様が男さんにしか看病してもらいたくないなどと<br>    わがままを言いまして…」<br> 男 「なんだそりゃ。分かりました。行きましょう。」<br> セ 「病気の時は寂しがり屋で…すみません。」<br> <br> お嬢宅<br> 男 「おーい、入るぞー」<br> 嬢 「え、、いや、、ほんとうに来てくれたの??」<br> 男 「いやお前がワガママ言うから…」<br> 嬢 「わ、わたしは口うるさいセバスチャンを困らせるために言っただけです」<br> 男 「はぁ?んじゃ俺帰るわー」<br> 嬢 「ちょ…ちょっと待ってよ…ごめんなさい…って…」<br> <br> 看病中 悪化しうなされる嬢<br> 嬢 「お…と…こ… 行かないで…」<br> 男 「はぃ?どこにも行かないよ…」<br> 嬢 「……」<br> 男 (寝言か…こいつ俺のこと…?いやそんなわけ……あるといいな)<br> </dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R760" id="R760">760</a> <font color= "green"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></font> 2006/10/08(日) 23:20:06.23 ID:iqrfKydB0</dt> <dd><a href="#R755">&gt;&gt;755</a><br> (・∀・)イイ GJ!<br></dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R766" id="R766">766</a> <font color= "green"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></font> 2006/10/08(日) 23:35:50.43 ID:4Ej44zmo0</dt> <dd class="backchg4"><a href="#R749">&gt;&gt;749</a> <a href= "#R750">&gt;&gt;750</a><br> <br> 放課後の図書室にて<br> 嬢 「へぇ~、男なんかでも本を読むのですか」<br> 男 「失礼だな、俺だって小説とか読むさ」<br> 嬢 「どういうものがお好き?」<br> 男 「俺は推理小説とか好きだなー」<br> 嬢 (うちには帝王学の本、財閥や銀行がどうたらみたいな本しかないわ…)<br> 嬢 「わたしも読んでみたい!何かおすすめがあって?」<br> 男 「あーこの本なんか最近流行ってるから読んでみたら?」<br> 嬢 「ありがとう、読んでみるわ」<br> <br> 嬢 (最近、私の中で男の存在が少しずつ大きくなっていってる。<br>   それに合わせて不安や悩みも増えてきたわ…これならいっそのこと!!)<br> <br> 嬢 「…ねぇ、わたし男がどんなことが好きで、どんな本を読んで、何を食べて、<br>    何を考えて、何に悩むのか知りたい。」<br> 男 「と…唐突に…どうしたのさ…」<br> 嬢 「あ、あなたのことを考えるだけで心が痛いのよ!<br>    辛いのよ。わかってよ!!好きになっちゃったのよ!」ダッ<br> 男 「ちょ、、ちょい待てよ、、おーい」ダッ<br> <br> 男 「ハァハァ、やっと両思いになれたのに逃げるなよ」<br> 嬢 「だ…だってだってだって」<br> 男 「何も言わなくていいから…」 ギュ…<br></dd> <dd><br></dd> <dt><a name="R770" id="R770">770</a> <font color= "green"><b>以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします</b></font> 2006/10/08(日) 23:57:11.26 ID:ge9zoSgAO</dt> <dd><a href="#R766">&gt;&gt;766</a><br> これだ、これだよ。<br> GJ!!!!!!!<br></dd> <dd><br></dd> </dl> <br> <br> <p>NEXT<br> <a href="http://www4.atwiki.jp/a_jack/pages/269.html"><font color= "#008080">強気お嬢様01_vol04</font></a></p> <br> <br>

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