あまのじゃっく
貧嬢様_02
最終更新:
a_jack
-
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新ジャンル「貧嬢様」
- 1 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2006/08/15(火) 20:39:51.23 ID:CDB9ymZI0
- 貧嬢様の一日
男「あ、嬢おはよう・・・ってお嬢なのに徒歩なんだ・・・」
嬢「これは健康の為ですのよ、車で送迎されるより健康的でしょう?」
男「お嬢・・・意外にも普通の大学ノートと筆記用具なんだね・・・」
嬢「ブランド物を使ってもいいのですけれど、庶民の立場に立って社会勉強しているのですわ」
男「お嬢はどんな弁当食べてるの?・・・何か家庭的だね・・・」
嬢「ちゃんと栄養を考えてのお弁当ですわ、これでも素材は良い物を使ってるんですのよ?」
女生徒「お嬢様~、お口に合わないかもしれないですけどクッキー貰ってください!」
嬢「あら、ありがたく頂きますわ、いつもありがとう」
女生徒「そ、そんな///」
男「さすがお嬢、人気あるなー」
絵描いてたら置いたがな|ω`o)
- 3 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2006/08/15(火) 20:44:13.17 ID:qFjKiwJq0
- 前スレに書き込もうとしたら落ちてた('A`)
前スレ>>196をベースに家庭の貧嬢様を描いてみた
http://up2.viploader.net/pic2/src/viploaderf78988.jpg
- 13 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [sage] 2006/08/15(火) 21:02:13.97 ID:CDB9ymZI0
- やっつけ出悪いが投下
あとお嬢様テールはムズい('A`
ttp://nagi-k.sakura.ne.jp/2ch/ojyo.jpg
- 18 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2006/08/15(火) 21:18:47.00 ID:qFjKiwJq0
- >>13,15
GJ!!なんだぜ!
- 35 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2006/08/15(火) 21:49:04.82 ID:qFjKiwJq0
-
出かける前に間に合った・・・スーパー帰りに男と遭遇
- 37 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [sage] 2006/08/15(火) 21:49:56.70 ID:qp40Guwq0
- 参考資料
__,.-、__,._,r- 、-ー ' ´ ヽ
/`ニ´ `>'´ /´ / , / ィ' ト、_ _ _
_,.-ー' 二ニフ´/ { /、 l { {l レヽ ヽ、j
/ r'7´{ /__{ | ,| { { ! !リ彡ハ !|
{ {/{ i/ >ミ! | { ハト!、! { |`"ヾ!| {'
} y{ | lY { { 从_ハ、{ト 、ト、} ノ! } ! ハ、 , 、
| l! !ィ { j .ハ |{リtjy';}`ゞリヽト! ノソ } i { __,. ' ,ノ
} } ハヽt} !、!ハ. ` ゙` ィニfリト,/ィ´ ハ ,r‐'`´__/´
/! ト'´ ハ ソ | { {rソ'>ツ/ },ハ ,ハj / `7ヘヽヽ,
/ィ { ヽ,./ ヽ{ l{ ト 、 r' `/f'´ ノ' / ` i´ i r' 〉 〉 >'
'{/!`7' ̄∧ __/!| ハ ヽ_ `>' / ハ/ { ``ー-'<、
リ {/´ /-'< |} } |、ト、 `''´,. r'´ , ,{ l` `"テr‐ ‐‐'
/ /´ `ト! ! vx<`` ´ | } ノ ハ } l |
ム' ´ { い { ヽ} j } l /}/ ソ、 | !
j __`ヽ 、 ヽ|ヽ} ! /レ'! / ノ `ー、_ } |
|´ ``ヽ ヽ 、-、 ヽト、| / }リ|/ / / /`ソ !
! `` 、``ヾ, ー-- 、__>'r-'´ { / / / { !
} `}、/`"´  ̄´くRヽ ヽ / { / ! }
| i' ヽ'´ハ ヽ/ ! {``> - 、_ /
l { } }、 } { ! / `ヽ、/
! ! ! { ト'、_レ
| { } | ノ
- 40 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2006/08/15(火) 21:56:43.06 ID:qFjKiwJq0
- >>37
何のキャラだかわからない・・・kwsk
- 42 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2006/08/15(火) 21:59:53.73 ID:qFjKiwJq0
- 文章は全然無いのに絵は凄いうpされてるなwww
- 44 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2006/08/15(火) 22:02:42.25 ID:U33FZKAiO
- >>42
だなwww絵師いっぱいいるなまぁ俺の絵は誰も見てないだろうし見る側に戻るわ
- 46 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2006/08/15(火) 22:04:46.15 ID:qFjKiwJq0
- >>44
めっちゃ見てるwww1枚目は好みだが2枚目はねーよwwwww
- 47 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [文章ネタ投下] 2006/08/15(火) 22:13:09.88 ID:qFjKiwJq0
- 男「そういえば貧嬢に苦手なものってあるのか?」
貧嬢「当然ありますわ、私は昔から機械とかがダメですの・・・」
男「へぇ、機械音痴ってこと?」
貧嬢「私の周りには機械とか全くありませんの、だから機械に触った事が無くて・・・」
男「なんかいかにも『箱入り娘』って感じだな」
-自宅-
貧嬢(この子達も本当はテレビとか見たいのかな・・・)
貧嬢「ねぇ、妹や弟はやっぱりテレビとか見てみたい?」
妹「ううん!おねえちゃんがいるからだいじょうぶ!」
弟「ぼく、おねえちゃんたちとおはなしするほうがいいもん!」
貧嬢「うぅ・・・ありがとうね」(いつか必ずテレビ見せてあげるからね・・・)
- 48 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2006/08/15(火) 22:15:47.69 ID:T9R6tJXHO
- >>47
そこまでなのか……('A`)
まさか借金とかは流石に無いよな?
- 64 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2006/08/15(火) 23:37:14.10 ID:dFjSKGe90
- 前スレの男がお嬢におごる話の、勝手な続き。
男「お嬢の行く店とは、ずいぶん違うだろ? 俺、裕福じゃないからさ」
嬢「そんなことないですわ・・・こういう雰囲気も新鮮ですよ」
男「ええと、食券買ってと。お嬢、なんでも好きなもの頼んでくれ!」
嬢「あの、この店のおすすめってありますか?」
男「おすすめって言われてもなあ・・・アメリカ産牛丼はすすめにくいな」
嬢「そうですわ! 男さんと一緒のでいいですか?」
男「・・・俺と一緒でいいの?」
嬢「はいっ! 同じ物食べたいな・・・だめですか?」
男「いいよ。じゃあこれだな」
嬢「わあ、おいしそう。男さん、ごちそうになりますわ。いただきます」
男「おう、たいしたもんじゃねえが・・・いただきまーす」
嬢「・・・」
男「・・・ゴメン、口に合わなかった? そうだよな、お嬢はこんな店じゃダメだよな」
嬢「・・・おい、しいです・・・グスッ・・・」
男「泣くほど不味かったのか!! すぐ吐き出して、ほら!」
嬢「・・・あれ、なんで涙が?・・・私、どうしたのかな」
男「泣くなよ・・・お嬢が泣いたら、俺、悲しいよ」
嬢「!!・・・やだぁ、また目にゴミが・・・」
- 140 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2006/08/16(水) 08:42:06.72 ID:uKbToWaFO
- 誰かネタをくれ…
- 143 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2006/08/16(水) 09:35:36.23 ID:uKbToWaFO
-
男「貧嬢お願いだ、悪いんだけど宿題写させてくれ!頼む!」
貧嬢「あら、宿題はきちんとやらないとダメですわよ、仕方ないですわね」
男「マジ助かる!今度お礼するから!!」
貧嬢「お気持ちだけで十分ですわ、それよりちゃんと宿題をおやりになって下さいね」
男「さっさと写しちゃうか」
ピラッ
男「うお!字細かくてビッシリ!!上下の余白にまで書いてる…
お嬢様と思えない位大事に使ってるなぁ…」
- 144 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2006/08/16(水) 10:08:20.38 ID:DRPwCvng0
- >>143
GJ
- 151 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2006/08/16(水) 12:15:47.31 ID:15GHuma/O
- >>140つ男の部屋に行きエッチな本を見つけてしまう
お願いします
- 154 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [ごめん、携帯だから文字制限が…] 2006/08/16(水) 13:17:32.96 ID:uKbToWaFO
- >>151
男「狭くて何も無いけどあがってよ」
貧嬢「お邪魔致しますわ」
男「紅茶は無いからコーヒーでいい?」
貧嬢「あ、どうぞお気遣いなく(ウチと違って機械とかたくさんあるのね…)」
貧嬢(これが男さんのお部屋…はっ!キョロキョロしてみっともない!?)
貧嬢(…あのベッドの下にある雑誌は…どんなの読んでるか気になるわ)
貧嬢(ちょっとだけなら…っっ!?ひうっ、私何て事を!!)
男「出来たけど、どうした?やっぱり俺みたいな奴の部屋は合わない?」
貧嬢「あぃ、いえっ!そんなことありませんわ!とても立派で…////」
- 164 シチエーションかぶったスマンコ [] 2006/08/16(水) 14:56:59.45 ID:eXYUW20WO
- 俺「はい、どうぞ」ガチャ
貧「お邪魔しますわ」
俺「部屋は2階の突き当たりを右だから」
貧「あら。部屋まで案内してくださいませんの?」
俺「あぁ、ごめんごめん。じゃ着いてきて」
貧「大きな家ですわねぇ」
俺「ほぇ? あはははは貧の家に比べたら猫の額だろ?」
貧「す、すみませんっ////(そんなことないのに。。)」
俺「ここね。座布団とか無いから適当にくつろいでて。 ちょっとお茶と菓子とってくるわ。」
貧「はい。ありがとうございます」
貧(ここが俺君の部屋かぁ。色々モノがあるわね。コレは何かしら?)ポチッ
コンポ「トゥエンティーオーシーックス 恋をーしたー Ohー君に夢中」
貧 ビクッ「はわわわっ ど、どうしよー」
貧「お願い。鳴きやんでー」ペシペシ
俺「あはははははwww貧はコンポなんかは知らないのか?」
貧「コンポ?」
俺「うん。こうやって音楽を再生するの」
貧「そのような高価なものは。。。」
俺「えっ?」
貧「な、何でもごさいません」
貧「それにしても、本が沢山ありますわね」
俺「あんまり読まないけどねwww」
貧「この動物図鑑など拝見してよろしいかしら?」
- 165 2/2 [] 2006/08/16(水) 14:58:22.45 ID:eXYUW20WO
- 俺「あっ!!それは、まずっ
バサバサバサ
貧「あら何か落ちましてよ」ヒョイ
貧「・・・・・いんらんおじょうさま・・・////」
俺「ブッ―――。。。ごめん。。。女の子呼ぶならそーゆーのは捨てとくべきだったね。。幻滅、した?」
貧「そそそそ、そんなことございません!////」
貧「健全な男性の部屋にこのようなモノがあってもおかしくありませんわ」
俺「うぅ。。慰めありがとう。。」
貧「そ、そんなことより、勉強を始めましょう?ね?」
俺「う、うんそうだね。」
貧(勉強に集中できないよぅ////)
- 169 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [sage] 2006/08/16(水) 15:04:13.37 ID:YQrB+X4L0
- >>165
GJ!!
「いんらんおじょうさま」って直球杉www
- 172 1/4 [勝手にこんなん想像したsage] 2006/08/16(水) 15:33:20.64 ID:XJlfZ5gRO
- 今日はアルバイトの時間まで少し間があるので
ワタクシ、男さんと御一緒させて頂いておりますわ。
男「~ってって感じなんだw笑えるだろwww」
貧嬢「うふふ…それは大変結構な御学友ですわねw」
男「だろwwwネタが尽きない奴だよアイツはwww」
・・・・・・
貧嬢「…それでは、私はアルバイトがありますので、この辺で失礼させて頂きますわ。」
男「あ、そう。アルバイト毎日大変だなw頑張れよw」
貧嬢「御気遣い感謝致しますわwでは、ご機嫌よう。」
男「んノシ」
貧嬢「…男さん…とても良い方ですわね…。さて、私もそろそろ参りませんと…。」
貧嬢「…Σあ、あれは!?」
- 173 2/4 [後悔なんてしていませんわsage] 2006/08/16(水) 15:34:08.68 ID:XJlfZ5gRO
【タイムセール玉子1パック10円~お一人様2パックまで~】
貧嬢(今ならまだアルバイトまで時間がありますわ。
幸い、男さんの後ろ姿もまだ見えてますし
4パックは買える計算になりますわね…。)
貧嬢「あの!!男さ…。」
貧嬢(いや、待って私…声をかけるまでは良いとしましょう。
でも、その後どうきりだすつもりなのかしら?
まさか正直に『玉子が安いですので貴方も手伝って下さいませんか?』などと言うのかしら…。
よく考えて私…それはあまりにも無様ではなくって?)
~玉子残り10パック~
貧嬢(仮にも男さんにそんな無様な私を見てほしくない…どうすれば…。)
~玉子残り5パック~
貧嬢(あっ!あっ!玉子が残り少なくなってしまいますわ!
男さんもどんどん遠くへ…アルバイトの時間も迫っていますわ!
私、どうすれば!!)
~売り切れ~
貧嬢「…あ…ぁ…orz」
- 175 3/4 [でも長編はやりすぎかなって少し後悔sage] 2006/08/16(水) 15:35:19.83 ID:XJlfZ5gRO
トボトボ…
貧嬢「ハァ…玉子は買えませんでしたし…アルバイトには遅刻しますし…散々でしたわ…。」
男「あれ?お嬢?バイト今終ったんだwお疲れー」
貧嬢「あ、男さん…こんばんはw…。」
男「ん?どうしたんだ?何か暗くない?」
貧嬢「あ…えぇ…何だか今日は疲れてしまいまして。
ご心配おかけしますわ…。」
男「ふーん。まぁ何があったのかは分からないケド元気だせよ、な?」
貧嬢「男さん…。
あら?そちらの方は?」
男「あぁ。コイツ?今日の帰りに話したじゃん?」
男友「どもッスwww」
貧嬢「まぁ。貴方が、お噂はかねがね…初めましてですわw」
男友「あー、こちらこそ。初めましてwww」
男「コイツん家そこのスーパーだからさ、途中まで一緒に帰ってたんだ。」
貧嬢「そこのスーパー?…Σ!?あ…あのスーパーは!?」
男友「ん?ウチの店がどうかした?」
貧嬢「あ…失礼しましたわ。実は、あちらのスーパーで今日のタイムセールを逃してしまいまして…。」
男「ん?もしかして、だから沈んでたのか?」
貧嬢「…えぇ…お恥ずかしいながら…。」
男友「…あー、ちょっと待っててな?」
男&貧嬢「???」
- 176 4/4 [好評なら続けるつもりsage…疲れた。] 2006/08/16(水) 15:36:28.89 ID:XJlfZ5gRO
男友「はい。」
【玉子×2】
貧嬢「?コレは?」
男友「まぁ、今日はお近づきの印って感じでwwwはい。20円なwww」
貧嬢「…御学友の方…。」
男「あー悪りぃ、俺も頼めるか?」
男友「多分そうくるって思ったから持って来てるよwww」
男「悪りぃなw」
【玉子×4】
貧嬢「…お二人とも…。…グスッ」
男「おいおいw」
男友「何で泣くかなwww」
貧嬢(天国のお母様お父様…私は貧乏ですれけど…
御学友にはとても恵まれました…。
…私…今、とっても幸せです…。)
- 177 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2006/08/16(水) 15:40:07.47 ID:AD1Aw6xm0
- ( ;∀;) ホントイイハナシダナー
このスレのおかげで新ジャンルスレが好きになった
- 185 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [sage] 2006/08/16(水) 15:47:52.04 ID:XJlfZ5gRO
- >>177-179
おk続ける。㌧
- 197 1/4 [さて、投下今回も長編sage] 2006/08/16(水) 16:56:25.27 ID:XJlfZ5gRO
-
今日はワタクシ、ショッピングモールへ来てますわ。
八百屋さんの特売で大根が一本50円でしたの♪
ホクホク…。
貧嬢「~♪~♪~♪…今日はラッキーでしたわ~♪
今夜の夕食はフロフキ大根にしましょうかしら。」
・・・・・・
貧嬢「?あら?…これは?」
【財布】
貧嬢「まぁ、財布…ですわね。」
貧嬢(…ネコババ)
貧嬢「きっと落とし主は困っていらっしゃいますわ。」
貧嬢(…ネコババ)
貧嬢「そうですわ。幸い今日はアルバイトもありませんし
落とし主に届けて差し上げましょう」
貧嬢(…ネコババ)
貧嬢「えっと…中に入っているのは…5千円札が1枚…千円札が4枚…名刺と…」
貧嬢(9653円…大根が193本も買えますわ…ネコババ…。)
貧嬢「…後は…あら?」
【宝くじ】
貧嬢「宝くじですわね。」
貧嬢(大根193本…大根193本…ネコババ)
- 199 2/4 [長編嫌いがいないことを祈りますわsage] 2006/08/16(水) 16:58:11.33 ID:XJlfZ5gRO
キョロキョロ
貧嬢「…えっと…確かこの辺ですわよね?」
貧嬢(フロフキ大根400人前…1年分…。)
貧嬢「うーん…イマイチ分かりませんわ…
本当にこの名刺の住所で合ってるのかしら?」
貧嬢「あら?あれは…宝くじ売場ですわね。」
貧嬢「…当たりを確認する位はネコババじゃないですわよね…。」
売り子「らっしぇ~。」
貧嬢「あの…このくじの確認をお願いしたいのですけれど、よろしいかしら?」
売り子「はいは~い。ちょっと待ってね~。」
貧嬢「…」
・・・・・・
売り子「3組の~1564…6………5………。」
売り子「Σ!?」
貧嬢「Σビクッ!?」
売り子「嬢ちゃん!!これ当たってるよ!!3等1000万!!」
貧嬢「…はい?」
売り子「当たってるんだってば!!ホラ、3組の156465!!これこれ!!」
貧嬢「…えっと…3組の156…4…6………5」
貧嬢「Σ1000万!?」
売り子「ぅおめでと~~~!!!!!!」
貧嬢「…は…はは…」
- 201 3/4 [PCで書きたいケド只今アク禁中wwwsage] 2006/08/16(水) 16:59:48.36 ID:XJlfZ5gRO
貧嬢「ハァ…一気に1000万9953円の財布になってしまいましたわ…。」
貧嬢(ネ!コ!バ!バ!)
貧嬢「ハァ…。」
貧嬢(大根が20万飛んで199本…ネコババ!!)
貧嬢「…このまま…ネコババしようかしら…」
貧嬢(ネ♪コ♪バ♪……。)
貧嬢「いえ!駄目ですわ!
当たったと言えど、これは他人の運ですわ!
己の運は己で掴みとるべきじゃなくって?私?」
貧嬢「この財布は落とし主に返します!
えぇ、それは私が最初に決めた事!!
さぁ!名刺によると住所はこの辺ですわ!いざ!落とし主の元へ!」
・・・
ピンポーン
貧嬢「…」
ガチャ
家主「は~い。どちら様~?」
貧嬢「こんにちは。確か此方の御住所でしたと思いますが
この財布は貴方のでしょうか?」
家主「あっ!?俺の財布!?わざわざ届けてくれたんだ!?」
貧嬢「はい。向こうのショッピングモールに落ちてらっしゃいましたよ?」
家主「うわ~ありがとうwww助かったよwww」
貧嬢「いえ、お気になさらずにwでは、私はこれで…。」
家主「あ、ち、ちょっと君ー!!」
- 203 4/4 [何か小説っぽいな。次は短くまとめるスマソsage] 2006/08/16(水) 17:01:10.38 ID:XJlfZ5gRO
トボトボ…
貧嬢「…これで良かったんですわ…。」
貧嬢「…あら?」
【100円】
貧嬢「…」
貧嬢「…うふふ…やっぱり…良いことをすると…良いことが帰って来るものですわねw」
貧嬢(…天国のお父様、お母様…
人の運命と言うのは不思議なものです。
…良いことをすれば良いことが
…また悪いことをすれば悪いことが…
巡り巡って己が元へ帰って来ます。
私は正しいことをしたのですね。
お父様…お母様…。
…私…今、とっても幸せです…。)
- 204 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [sage] 2006/08/16(水) 17:06:44.44 ID:YQrB+X4L0
- GJ!
- 207 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2006/08/16(水) 17:18:37.83 ID:mkPLLi46O
- 100円は結局ネコb…気のせいだな、気のせい
とにかくGJ
- 212 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [sage] 2006/08/16(水) 17:45:54.07 ID:XJlfZ5gRO
- >>207
あースマソ確か100円以内は交番に届けなくていいってどこぞのスタンド使いが言ってたから説明省いたんだwww
補足なくて悪いなorz
- 220 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [貧嬢と妹のエピソード] 2006/08/16(水) 18:41:35.09 ID:ts11OCi+0
- 妹「おねえちゃん、おねがいがあるの!」
貧嬢「なに?お姉ちゃんに出来る事なら何でもするわよ」
妹「こんどえんそくがあるんだけど、どうしてもあたらしいおようふくがほしいの!」
貧嬢「・・・そうなの、でも急にどうして?」
妹「さおりちゃんとかまゆちゃんとか、みんなあたらしいおようふくかってもらうって!
「それでわたしもあたらしいおようふくかってもらうんだっていっちゃったの・・・」
貧嬢「そう・・・なんだ、大丈夫お姉ちゃんに任せて!」
妹「ほんとうに?ほんとうにいいの!?わーい、おねえちゃんだいすき!!」
貧嬢(といっても今月はもう余分なお金は残って無いし、子供服も最近は高いから・・・)
(でも妹はいつも色々と我慢させてるものね・・・そうだ!)
(昔、お母様に買ってもらった服を子供服に作り直せば可愛いのが作れるはず)
-数日後-
貧嬢「妹~、ちょっとこっちにいらっしゃい」
妹「おねえちゃんなぁに~?」
貧嬢「新しいのは買えなかったけど、お姉ちゃんのとっておきから作ってみたの・・・どう?」
妹「うわぁ・・・すごくかわいい!いまきてみてもいい?」
貧嬢「いいわよ、・・・凄く似合ってて可愛いわ」
妹「うん!おねえちゃんありがとう!だいすき!!」
貧嬢(お母様・・・これで良かったですよね?)
- 228 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2006/08/16(水) 19:11:09.58 ID:jHR8trO40
-
いつものように貧しいながらも楽しい日々を過ごす貧嬢様。
しかしそれは突然訪れた…
ある日、かつて彼女を騙した親戚の子と名乗る男2が彼女の家を訪れる。
彼の用件とは遺産に関する資料を集め、親戚に対して訴訟を起こし…etc
つまり、その親戚に仕返しをしようという事だった。
騙された恨みはあるが…心の中で葛藤を繰り返す貧嬢。
そんな中その親戚を名乗る男2は彼女の親友である男(こっちはいつも話に出てるほう)
に接触を試みる。勿論今の貧嬢の状況は明かさないが。
だがそんな男2と接するうちに男は察する。「こいつ、貧嬢に対して何か企んでるな…?」
ここで俺の想像力が尽きた。
こんな長編はお望みではないかもしれないがもし良かったら参考にしていただきたい。
- 240 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2006/08/16(水) 20:16:52.25 ID:jLUrvbOTO
- 貧嬢「男さん、一緒にお弁当いかがですか?」
男「サンキュ!・・・うん、今日も美味いな」
貧嬢「あ、ありがとうございます・・・」
男「上品な味だよね、食堂のは味付け濃くて苦手なんだ」
貧嬢「じょ、上品ですか」
男「うん、それにこの半熟っぽい卵焼きも・・・けほっ、む、むせた」
貧嬢「もうっ、食べながらしゃべるから!紅茶どうぞ」
男「す、すまん。うっ、薄い・・・水の味しかしない(;^ω^)」
貧嬢「ご、ごめんなさいっ!」
男「い、いや・・・こういうのもアリかな、ははは・・・」
- 252 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [ちょっと黒いかも] 2006/08/16(水) 21:11:53.71 ID:ts11OCi+0
- -調理実習の時間-
男「なぁお嬢、いくらなんでもちょっと作りすぎじゃないのか?」
貧嬢「あら、材料が余ってしまったら可哀想でしょう?」
男「食べれない量作っても捨てるだけだし、残った材料は調理しないで冷蔵庫で保存すればいい」
「食べ物を粗末にしたら良くない、いくらお嬢でもそれくらい分かるだろ」
貧嬢「仕方ありませんわね、では私が責任を持って家の者に食べさせますわ」
男「お嬢は料理上手いし・・・それなら別に構わないが・・・」
-自宅-
貧嬢「妹、弟ご飯よ~、今日はお肉も野菜もたっぷりの夕飯なの」
妹&弟「わ~い!」
貧嬢(学校の食材で作っておけばタダだから、利用しない手は無いわ・・・)
- 285 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2006/08/17(木) 00:10:43.99 ID:Ue14hbE/0
-
保守代わりに俺も投下してみる。下手だったらごめん。
貧嬢「ふぅ。今日も疲れましたわ。こんな日は早く帰ってゆっくりやす・・・あ!500円!」
(500円なんてめったに拾えないのに・・・神様ありがとう!)
男「あれ?お嬢今帰り?」
貧嬢「あ、あら、男さんも今帰るとこですの?」
(500円・・・)
男「そうそう、俺も今・・・あ!500円!めったに拾えないんだよね~ラッキー!」
貧嬢「あ!」
(私が先に見つけたのに・・・)
男「ん?どうしたお嬢・・・そ、そうだ!どうせだからこの金で一緒にジュースでも飲まない?」
貧嬢「え!あ、そ、そうですわね!丁度のどが渇いてたとこですわ」
男「そっか。じゃあ同じのでいいよね?」
ピ、ガランガラン
男「よし、じゃあ俺用事あるから!」
走り出す
貧嬢「え、ちょっと!おつり取り忘れてる!」
男「え!?あーでも俺いそいでるし。弟さん妹さんにもなんか買っていきなよ!じゃまた明日!」
貧嬢「あ・・・行っちゃった・・・でもこれで二人の好きなジュースを買っていける」
(ありがとう男さん・・・あれ?おつり380円?)
男「やっぱばれたかな・・・ここまでくれば大丈夫か。」
空き缶をなげ捨てる
気づいたら男目線になっちゃったけどいけるか?w
- 286 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [sage] 2006/08/17(木) 00:11:54.28 ID:HW+cyqUpO
- 出来た
でも、短くまとめるつもりがカナリ長くなったwww
良い?
- 287 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [sage] 2006/08/17(木) 00:15:55.52 ID:fP8cnzps0
- >>286
愚問だな
かもーんだぜwww
- 288 1/6 [長くなるから先に謝っとく悪いsage] 2006/08/17(木) 00:18:33.82 ID:HW+cyqUpO
-
ワタクシ今日は弟と妹を連れて縁日の花火大会へ来てますわ。
夜空を彩る大輪の花…うふふw楽しみですわねw
ドンドンドン…カカッ…ド、ドンド、ドンカカカ…
貧嬢「さぁ、今日は思い切り楽しむわよ?二人とも。」
妹「ふぃ~~~人がいっぱい居るねぇ~~www」
弟「姉さん?アレはなんでしょう?」
貧嬢「ん?アレ?…アレはアンズアメと言う飴ねw
と~~~~~っても甘くて、お祭りには欠かせない食べ物よw」
妹「ねぇさま~アタシ食べたい~。」
弟「コラ!予算は1000円までだからな?アレは1本200円!
3人で600円だから後400円になるだろ?無駄遣いは禁止!」
妹「え~~~………うん………分かった…。」
貧嬢「うふふwいいのよ?遠慮しなくてw今日は思い切り楽しむんでしょ?w」
弟「で、でも…姉さん…。」
貧嬢「いいのよw少し待ってて貰えるかしら?」
・
・
・
- 291 2/6 [短くまとめるのも文才だと思うがsage] 2006/08/17(木) 00:20:34.48 ID:HW+cyqUpO
- テキ屋「らっしぇ~~。」
貧嬢「あの、この200円のを1本貰えるかしら?」
テキ屋「うぃ~~嬢ちゃんべっぴんさんだねぇwww1本オマケしとくぜwww」
貧嬢「まぁwありがとうございますわw」
貧嬢「はいw」
妹「うわぁ~~ありがとうwねぇさま~♪」
弟「すいません姉さん…。」
貧嬢「こら、今日は楽しむんでしょ?謝らないのw」
弟「…はいw」
妹「あれ~?ねぇさまのは?」
貧嬢「私はいいのよw二人が食べてるところだけでお腹いっぱいw」
弟「…姉さん」
ピリリリリリ…ピリリリリリ
貧嬢「あら?」
弟「電話ですか?」
貧嬢「アルバイト先からだわ、何かしら?」
弟「こいつは僕が見てますので、姉さんはあちらで。」
貧嬢「そう?それじゃ少し待っててねw」
弟「しかし祭りと言うのは人ごみにむせそうだな…。」
妹「にぃさま~。にぃさま~?」
弟「ん?どうした?」
妹「アタシおトイレ~。」
弟「トイレか?確か…境内の方にあったな。」
弟「よし、ちょっと待ってろ?」
妹「はぁ~い♪」
- 293 3/6 [一応補足、お嬢が持ってるのはプリカなsage] 2006/08/17(木) 00:24:23.98 ID:HW+cyqUpO
貧嬢「…えぇ……えぇ……分かっていますわ…」
弟(姉さん…姉さん)
貧嬢「?)…はい…承知しております。」
弟(少しアイツを連れて境内のお手洗いへ行ってきます。)
貧嬢「コクン)……分かりました…その件はまた後ほど。」
弟「行くぞ?はぐれない様に僕の手を掴んでるんだぞ?」
妹「はぁーい♪」
・・・
弟「僕はここで待っててあげるからな。」
妹「にぃさまーすぐ戻ってくるからねー♪」
・・・
貧嬢「はい。分かりました。ではまた…」プッ
貧嬢「さてと、境内のトイレでしたわね。」
・・・
貧嬢「あら?まだあの子はお手洗いなのかしら?」
弟「あ、姉さん。あいつはまだ帰って来てませんよ。」
貧嬢「そうなのwそれじゃもう少し待ちましょうか。」
【10分経過】
貧嬢「…遅いですわね。」
弟「…遅いですね。」
【15分経過】
弟「…見に行きますか?」
貧嬢「…そうね、行きましょう。」
- 294 4/6 [携帯はやっぱ疲れるsage] 2006/08/17(木) 00:26:43.13 ID:HW+cyqUpO
-
貧嬢「…あれ?居ない?…何処へ行ったのかしら…。」
弟「姉さん!!!」
貧嬢「!?どうしたの!?そんなに慌てて?」
弟「大変です!あちらの屋台に伺ったのですが
先程ピンクの甚平を着た子が僕が居た場所とは真逆に歩いて行ったそうです!」
貧嬢「なんですって!?ピンクの甚平…きっとあの子だわ!?」
弟「姉さん!僕はあちらを!姉さんは向こうの方をお願いします!」
貧嬢「えぇ!見つかったら携帯に連絡して頂戴!」
弟「分かりました!」
・・・
貧嬢「…~~~!…~~~!」
貧嬢(困りましたわ…この人ごみじゃきっとあの子に声が届かない…
あぁ…私が付いていながら…何処?…何処へ居るの?…。)
男「あれ?お嬢?こんばんはw」男友「こんばんはw」
貧嬢「あっ!?男さん友さん!?」
男「どうしたのさ?そんなに慌てて?」
男友「迷子になっちゃったとか?www」
貧嬢「はい!!そうなのですわ!!」
男「マジでwwwwww」
貧嬢「あ…いえ…私ではなくて妹が…。」
男&男友「???」
- 295 5/6 [あー多分9/6位は行くなこりゃwwwsage] 2006/08/17(木) 00:28:38.97 ID:HW+cyqUpO
- 貧嬢「…~と言う訳なのですわ…。」
男「成程、事情は分かった。俺等も協力するからなw」
貧嬢「…男さん。」
男友「んじゃウチは迷子センター当たってみるよw」
貧嬢「…友さん。」
男「落ち合う場所は境内でいいんだよな?」
貧嬢「はい。また何かあれば携帯で。」
男&男友「了解!」
・・・
ピリリリリリ、ピリリリリリ
貧嬢「はい!もしもし!」
弟『姉さん!僕ですが、そちらは如何でしょうか!?』
貧嬢「こっちもまだ見つからないわ…今、私の学友の方にも手伝って頂いているのだけど…。」
弟『そうですか…では、一度合流しましょう。場所は境内で。』
貧嬢「えぇ、直ぐに行くわ。」
・・・
ピリリリリリ、ピリリリリリ
貧嬢「はい!もしもし!」
男『見つかったぞwピンクの甚平、多分この子で間違い無いと思う』
貧嬢「あ…ぁ…」
男『待ってな。今替わるから。』
妹『ねぇさま~♪』
貧嬢「もう!!アナタは!?…本当に心配かけて…グスッ」
妹『あれれ?ねぇさま?泣いてるの?』
貧嬢「グスッ…泣いてません!それよりアナタ今何処に居るの!?」
妹『えっとねぇ…さっきのおトイレの近く』
貧嬢「境内ね!?直ぐに行くわ!!いい?決して、そのお兄さんから離れちゃ駄目よ!?」
妹『りょ~かい♪』
- 296 6/6 [はい。勿論まだありますが?wwwsage] 2006/08/17(木) 00:31:25.04 ID:HW+cyqUpO
- プッ
・・・
男「ははwww君のお姉さん心配してただろ?www」
妹「うんw少し泣いてたよ~w」
男友「まぁ、それだけ大切な妹さんだってことだろなwww」
妹「うんwアンズアメも買ってくれたし、アタシもねぇさまはすっごく大切だよ~♪」
男友「姉妹愛だねぇ~w」
男「だねぇw…っと、そうだ。君何か食べるか?」
妹「ほぇ?…ん~…アンズアメ♪」
男「アンズアメはさっき食べたんだろ?w
君のお姉さん待ってる間暇だからな。何か奢ってやるから遠慮なく言ってみ?」
妹「ん~…やっぱりアンズアメ♪」
男「余程好きなんだなwww」
妹「ん~ん。アタシのじゃなくって、ねぇさまの♪」
男「?」
妹「ねぇさまはまだアンズアメ食べてないもん。
アタシとにぃさまが食べてるの見るだけでお腹いっぱいなんだって。」
男「…プッ…まったくwwwあのお嬢はwww」
- 297 7/6 [長げぇ…長すぎる…sage] 2006/08/17(木) 00:33:19.41 ID:HW+cyqUpO
- 妹「ねぇさま~♪にぃさま~♪」
貧嬢&弟「!?」
妹「ただいまぁ~♪」
弟「ただいまじゃないよ!まったく…こんなに心配させて…。」
貧嬢「…このお馬鹿…グスッ」
妹「えぅ…ごめんなさぃ…。」
男「まぁまぁw無事に見つかったらいいじゃんよw」
男友「そーそーwww」
貧嬢「男さん…友さん…貴殿方には…また何とお礼を言って良いやら…グスッ」
男「あー、まぁ気にすんなw友達じゃん?俺等w」
貧嬢「…グスッ」
男友「まあまあ、湿っぽいのはこの位にしてwそろそろ花火始まるよ?」
ヒュルルルルル~・・・・・ドーーーーーン!!!
弟「あ、始まりましたね♪」
妹「きれ~だぁ~~♪」
男友「たーまやー♪」
男「…それと、はいw」
【アンズ飴】
貧嬢「…これは?」
男「食ってなかったんだろ?コレw」
貧嬢「…あ…ぁ…。」
男「www」
貧嬢「…ありがとう…ございます…グスッ」
貧嬢(…甘い)
男「…綺麗だな~w」
貧嬢「…はい…w」
…
- 298 8/6 [最後まで読んだ奴には乙。途中で投げた奴にも乙sage] 2006/08/17(木) 00:34:23.99 ID:HW+cyqUpO
貧嬢(天国のお父様、お母様
夏の夜空を彩る大輪の花
暗い夜の闇を明るく照らしてくれる優しい光
私は…そんな人間になりたかった…。
でも、私では無理だったのですね…。
けれど、その代わり…私のすぐ側にいらっしゃいます…。
私の闇を、明るく照らして下さる方が…。
…お父様…お母様…
…私…今、最高に幸せです…。)
- 300 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [sage] 2006/08/17(木) 00:35:31.88 ID:1Y2kbDf90
- GJ!!!111
- 302 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2006/08/17(木) 00:36:54.35 ID:vLbkw2Oh0
- >>298
GJ!
お祭り行きたくなった
- 316 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2006/08/17(木) 01:16:15.67 ID:4iqwwRWpO
- 男は貧嬢の本当の姿に気付いてるの?
- 319 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [sage] 2006/08/17(木) 01:19:50.15 ID:5eLrS+NQ0
- >>316
気付いてないかどうかは別として、貧嬢は家庭の事情が男にばれないように
日々四苦八苦しているという設定らしい。。
- 363 1/2 [今回はかなりショートだからたまにはagewww] 2006/08/17(木) 03:04:40.34 ID:HW+cyqUpO
-
拝啓…ワタクシ今日は男さんと友さんと御一緒に海へと来ていますわw
白い砂浜、眩しい太陽…たまにはこの様な息抜きも必要ですわね♪
男「お嬢~?ここだここ~ノシ」
貧嬢「あ、はーい。只今参りますわノシ」
・・・
貧嬢「ふぅ…それにしましても暑いですわね///」
男「そりゃ真夏だからなwww」
貧嬢「私、あまり日に焼けるのは勘弁賜わりますわ…オイルを塗りませんと…」
男「女の子はやっぱその辺に気を遣うよなw」
男友「当たり前じゃんよwwwお前はもちっと乙女心を分かってやんなw」
男友(好きな相手の前じゃ白くありたいってヤツをさwww)
男「?…何だそりゃ?」
男友「駄目だコイツwww」
貧嬢「…あ…あの…。」
男「ん?どした?」
貧嬢「あの…真にお手数ですが…その…私では背中に手が届きませんので…その…オイルを…///」
男「あー、つまり背中にオイル塗ってってことか?」
貧嬢「///(コクン」
男「了解wそんじゃうつ伏せになってw」
貧嬢「は…はぃ…///」
………
- 364 2/2 [俺中で微エロって言えばこんな感じだなwwwsage] 2006/08/17(木) 03:11:11.12 ID:HW+cyqUpO
- 男「ヌリヌリ)…なぁ?」
貧嬢「///…はい?何か?」
男「この、何だ?背中のヒモ?みたいな所はどうするんだ?」
貧嬢「///…ヒ…ヒモ…ですか///…あ、あの…出来れば外して下さると///」
男「いいのか?まぁそう言うことなら(シュル」
男「ヌリヌリ)…おk♪終わりっとw」
貧嬢「///あ、ありがとうございます///」
男「おー気にすんなwww(っと…結び方はこんなもんかな」
貧嬢「さて、私も少し泳ぎますわよ♪(スクッ」
ハラリ…。
男「Σぶはっ!?」
男友「うは~www」
貧嬢「???」
貧嬢「・・・・・・・/・・・//・・・///」
貧嬢「…き…きゃぁぁぁぁぁぁあ!??!!??」
男「お!?お嬢!?とにかく前!!前隠せ!!」
貧嬢「いゃぁぁぁぁぁぁぁぁあ/////////」
男友「いやぁ~~眼福眼福♪♪♪」
貧嬢(て…天国のお父様、お母様
真夏の海は時に大変な事件を巻き起こしてしまうものですわ…。
で、でも…多分ですけど、これも美しい想い出になることでしょう。
お、お父様…お母様…。
…わ、私はとっても幸せですわ…///)
貧嬢「キュ~~~~///(バタン」
男「Σお!?お嬢~~~~~!?」
- 388 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2006/08/17(木) 03:53:21.99 ID:J7fUuzLyO
-
和嬢の親です……良かったら保守ついでに体育祭モノ書こうと思うんですが……
- 391 体育祭 [] 2006/08/17(木) 04:05:23.75 ID:J7fUuzLyO
-
アナウンス『では次は男女自由参加のフォークダンスでーす♪』
和嬢「(フフフ……これを待ってたわ…ああ…コレが自由参加で本当に良かった……男女の人数が不特定だから体よく貧ちゃんと手と手を重ねて密着しながら踊れるんだものウフフフフフ……)」
男「わ……和嬢さん?和嬢さん?大丈夫?」
和嬢「ウフフ……は!?お、男さん、どうしたんですか?いつの間に私の隣に…」
男「い、いや…さっきから隣に並んでたんだけど……てか和嬢さん大丈夫?ブツブツ何か言いながら鼻血を……」
和嬢「だ、大丈夫です///そ、それよりももう始まりますよ!」
少し続く
- 396 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2006/08/17(木) 04:26:09.61 ID:J7fUuzLyO
- ~♪~~♪♪ ←曲
貧「(和嬢がどうしても参加しろって言ったから参加してみましたけど……コレもコレで中々楽しいですわね…)」
男子生徒「貧さんって凄い軽やかに踊るねw」
女子生徒「さっすがお嬢様♪フォークダンスですらお手の物~♪」
???「俺たちに出来ない事をああも軽々とやりこなす……そこに痺れる憧れ(ry」
貧「(うう……また要らない評価が高まって行きますわ……)」
和嬢「(計算通りだわ!このまま行けば後二分もしない内に貧ちゃんと私が結ばれ……)」
男「あ、次はお嬢か♪」
貧「おおおお男さん?!貴方も参加してたんですの?!///」
男「いや~お嬢が参加してるの見たから俺も参加してみたくなってさw」
貧「そ……そんな///(男さんの手…暖かいな……)」 ∩
(;゚∀゚)彡 ←和嬢
⊂彡
- 398 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2006/08/17(木) 04:33:39.64 ID:J7fUuzLyO
- 男「俺下手かな?」
貧「そ、そんな事ありませんわ!!」
男「いや…何かお嬢の動きがさっきより堅いからさ…」
貧「(緊張してるからだなんて言えませんわ……このままずっと踊っていたい……)」
和嬢「さあ貧ちゃん!私と……」
~~♪~~……←曲終了
男・貧「あ」
和嬢「( ゚д゚ )」
男「わ……和嬢さん……」
和嬢「( ゚д゚ )」
アナウンス『只今をもちましてフォークダンスを終了します、次の借り物競争に出る選手は……』
……バタ!
貧「ちょ、ちょっと和嬢?!」
男「青っ!顔青っ!!」
SP達「お嬢様!!お嬢様!!」
竹原「なにがじゃ」
和嬢「(男さん…この次は負けませんよ……)ガクッ」
遅くなってゴメンorz
- 399 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [sage] 2006/08/17(木) 04:35:12.88 ID:QfluikSK0
- ちょwwwww
竹原wwwwwww
- 400 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [sage] 2006/08/17(木) 04:36:33.17 ID:iRo5BjqnO
- GJ!
和嬢カワイソスww
- 466 1/6 [おそやう。と言うわけで投下] 2006/08/17(木) 12:36:22.29 ID:HW+cyqUpO
…ジージワジワジワ~~ジージワジワジワ~~…
貧嬢「…暑いですわね~…。」
男「…暑いな~…。」
貧嬢「…真夏ですものね~…。」
男「…真夏だからな~…。」
貧嬢「…暇ですわね~…。」
男「…暇だな~…。」
貧嬢&男「…ハァ~…。」
拝啓…真夏の太陽照り付ける午後のひと時
如何お過ごしでしょうか。
ワタクシ、只今男さんとプールの監視員と言う臨時アルバイトをしておりますわ。
しかし…ただ座っているだけで1日1万と言う破格の誘いに乗ってしまった
そんなワタクシに今は少し後悔しております。
暑い夏は、まだまだ続きそうですわ…。
- 467 2/6 [しまった!sage忘れた!?] 2006/08/17(木) 12:37:45.02 ID:HW+cyqUpO
- 男「なぁ?」
貧嬢「はい?何でしょうか?」
男「ごめんな、何か付き合わす形になって…。」
貧嬢「…はぃ?…どう言う意味ですの?」
男「あー…俺、最初にこんなに暑いなんて言ってなかったじゃんよ?
だから、何か騙して引きずり込んだみたいで…ちょっとな…。」
貧嬢「…」
貧嬢(…まったくwこの方ときたらw…)
貧嬢「いいえwお気になさらないで下さいなw」
男「…」
貧嬢「私も、この様なアルバイトは初めてですし、きっと良い経験になると思ってますわw
だから、どうかそんなに暗くならないで下さいなw」
男「…お嬢」
貧嬢「www」
貧嬢(あらあらwこれじゃまるで、前と逆ですわねw…。)
・・・
- 468 3/6 [まぁsage進行ではないから別にいいけどwww] 2006/08/17(木) 12:39:19.76 ID:HW+cyqUpO
…ホーシ…ツクツクホーシ…ツクツクホーシ…ツクツクホーシ…
貧嬢「それにしましても男さん?」
男「ん?」
貧嬢「プールの監視員と言うのは本当に座っているだけでいいんですの?」
男「あー…そうだな、他には溺れてる人とかを助けたりとかだな。」
貧嬢「そ…そうなんですの?…。」
男「まぁ滅多にいないみたいだから基本的には座ってるだけだけどなw」
貧嬢「ほっ)…ですわよねwそんなに頻繁に溺れる人がいるh」
市民A『ガボボボ!???ガハッ!??』
貧嬢「Σぶっ!?」
- 469 4/6 [ところで、和嬢って居るけど何だそりゃ?sage] 2006/08/17(木) 12:40:17.80 ID:HW+cyqUpO
- 男「ん?どうしたお嬢?」
貧嬢「お、おおおお溺れてますわ!!??」
男「Σうわっ!?ヤヴァいじゃん!?」
貧嬢「ははははは早く助けないと!!??」
男「…って…なぁ?お嬢?」
貧嬢「はははははい!?!?」
男「いや、落ち着けってw深呼吸してみw?」
貧嬢「スゥー)…ハァー…ふぅ、落ち着きましたわ。」
男「さて、落ち着いたところであの客を見てみようかw」
市民A『カボボ?!!?ガボガボ!?』
貧嬢「やっぱり溺れてますわ!?早く助けないと!?」
男「さて、問題wあの客が溺れてる所は水深何mでしょうか?w」
貧嬢「…あ」
男「お客さぁーーん!!そこ足がつきますよーー!!」
市民A『ガボガボ!?…あ、あれ?』
男「www」
貧嬢「・・・///」
- 470 5/6 [出来れば和嬢も登場させたいから和嬢エピソード希望sage] 2006/08/17(木) 12:41:20.23 ID:HW+cyqUpO
…カナカナカナカナカナ…カナカナカナカナカナ…
男「…疲れたなw」
貧嬢「…はいwでも楽しかったですわw」
男「そっかwそりゃ良かったw」
貧嬢「また楽しいアルバイトを紹介して頂けると嬉しいですわw」
男「おkwwwまた何か探しとくよwww」
男「っと、お嬢?少し待ってなw」
貧嬢「???」
男「待たせたなwほいw」
【ピノ】
貧嬢「…男さん?」
男「あー…今日は一日付き合って貰ったからなwお礼みたいなもんだw」
貧嬢「…あ…ありがとう…ございます///」
男「www」
貧嬢「とっても…甘いですわw」
貧嬢(また…男さんに…甘えてしまいましたわw
でも…私にはその方が良いのかもしれませんね///)
男「…夕焼け、綺麗だよなw」
貧嬢「…ええw…とっても///」
- 471 6/6 [前スレにはいなかったものでwww和嬢をシラナスwwwsage] 2006/08/17(木) 12:43:24.35 ID:HW+cyqUpO
貧嬢(天国のお父様、お母様
夕焼けと言うのは…本当に温かい光なのですねw
日々の終りに見せる一瞬の世界…少しだけセンチにもなってしまいます…///
…大切なお方と見る景色は…こんなにも美しいと言うことに…
また、この方が…私にとって…大切なお方だと言うことに…
そんなことを再認識させられた今日この頃でしたわ…///
…お父様、お母様…。
私…今、とっても幸せですわ…///)
- 502 こうですか!?わかりません! [] 2006/08/17(木) 17:29:32.19 ID:odmQh3mL0
- 男「寒くない?」
貧「いえ・・・大丈夫ですよ・・・でも、いいのですか?」
男「何が?」
貧「私・・・なんかと一緒に・・・なってしまって」
男「んー?」
貧「手、冷えてますね」 きゅっ
男「幸せ?」
貧「え・・・?」
男「今、幸せか?」
貧「・・・はい」
男「ポケットに手、入れなよ」
貧「・・・はい!」
男「はは、俺も幸せだよ」
貧「おでんにしましょうか?」
男「大根買うか・・・はは大奮発だ」
貧「まあ、ふふ」
男「帰ろう。冷えすぎると良くないから」
貧「ええ」
- 506 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2006/08/17(木) 17:40:54.81 ID:HW+cyqUpO
- >>502
( ゚∀゚)
⊂彡☆))∀゚) GJ!!
- 517 508 [] 2006/08/17(木) 19:28:21.57 ID:pu6kGv2G0
- >>228
手のひらに落ちる雪、ほんの一瞬の結晶。自分の体温に全部溶けていく
幾つも幾つもの雪の結晶、それぞれの形彩りて。舞い落ち溶けていくだけ恋の数
貧「雪・・・」
買い物帰りに空を見て呟く
いけない、ストーブの調子がおかしかったわ
早く帰って様子見なくては
早足で家路を急ぐ、少し垢切れたマフラーが
雪に少し濡れた
手のひらに落ちる雪、ほんの一瞬の結晶。自分の体温に全部溶けていく
幾つも幾つもの雪の結晶、それぞれの形彩りて。舞い落ち溶けていくだけ恋の数
男「おお、初雪か・・・」
放課後の級友との雑談が長引きすぎたな
少し薄暗い家路を早足で戻る
夕飯なんだろうな
- 518 508 [] 2006/08/17(木) 19:29:05.40 ID:pu6kGv2G0
- 男「昨日からだいぶ積もったなぁ・・・」
貧「本当に・・・少し冷えますね」
男「寒いのは?」
貧「大嫌いです・・・」
男「じゃ、ほれ」
貧「はい?」
男「手ぇ」
貧「・・・よ、よろしいのですか?」
男「およろしいのです」
貧「ふふ・・・日本語変ですよ」 きゅ
男「俺も寒いのは苦手だ」
貧「暖かいですね」
男「ゆっくりな・・・足元ちゃんと見ろよ」
貧「ええ・・・ゆっくりと、時間かけて・・・」
男「・・・遅刻しない程度な」
貧「・・・このまま」
男「ん?」
貧「あ!なんでも・・・無いです」
黒「あの女性だ・・・」
黒女「ああ、しかし物好きだね・・・依頼主も」
- 519 508 [] 2006/08/17(木) 19:30:04.09 ID:pu6kGv2G0
- ペラ・・・カサリ・・・
『地印家資料』
貧「この・・・名前を見るのも久しぶりですわね」
黒「それがこちらで集めた資料です」
貧「そうですか」
黒「しかし・・・あの名家のご息女もだいぶ落ちぶれたものですね」
貧「くっ!」
黒「皮肉と捉えてもらって結構、本題に入る前に試したかったもので」
貧「試す・・・とは」
黒「やはり憎んでいる・・・地丹家の人間を」
貧「・・・」
黒「それが人間です」
貧「貴方の目的は?」
黒「同士ですよ、地丹家の遠縁でね。目的は地丹家への復讐」
貧「復讐・・・」
黒「そしてあわよくば・・・一儲け」
貧「帰って・・・ください」
黒「・・・そうですか」 きゅっ ぱんぱん
貧「・・・」
黒「ああ、嘆かわしい。最近の地丹家の事業拡大、社会への貢献、福祉貢献」
貧「帰りなさい・・・」
黒「全部貴方方一族から騙し取った資産が元手とは、では失礼」
貧(お父様・・・お母様・・・私は・・・私は一体・・・)
- 522 508 [] 2006/08/17(木) 19:32:34.76 ID:pu6kGv2G0
- 続きはまた後で
まとめたら落とすよーーー
長くなりそうでちと困ったなぁ・・・
- 540 522 [] 2006/08/17(木) 21:21:05.77 ID:SIAc2hQd0
- 暇つぶし保守
貧「え・・・お茶パック捨てちゃうんですか!!?」
男「あの・・・え?」
貧「ほ・・・干したらまだ使えますよ!!」
男「え・・・あのごめんなさい・・・」
貧「・・・ってメイドが言ってました」
反省してたまるか
>>536
まだまだかかるんで出しちゃってください
- 564 522 [] 2006/08/17(木) 22:57:14.33 ID:SIAc2hQd0
- >>541
先に落としてもいいか?
まだ完結しないけど・・・
- 567 522 [] 2006/08/17(木) 23:05:19.83 ID:SIAc2hQd0
男「恋人か・・・庶民じゃねえか、ははっ」
心決めた冬の芯
皇女に憧れた一人の青年騎士
友「・・・おかしいだろ!どう考えても!!原点は何だ!?お前の好きって想いだけじゃねえのか!
地位なんて知るか!なんで振ったお嬢が・・・なんでアンタが泣くんだよ!」
友情 努力 勝利
信じた夢は叶う 子供じみた願いなのか
和「覚えておいて、嬢。私はそんなに出来た人間じゃないもの
決して優しくなんてないわ、でも・・・貴方は友達だもの」
世界はそんな優しくも無い
世界は自分たちのことなどお構いなしに動いていく
貧「笑ってください・・・お願いします、それだけで私、幸せになれますから」
手のひらに落ちる雪、ほんの一瞬の結晶。自分の体温に全部溶けていく
幾つも幾つもの雪の結晶、それぞれの形彩りて。舞い落ち溶けていくだけ恋の数
- 568 522 [] 2006/08/17(木) 23:05:55.34 ID:SIAc2hQd0
- 黒女「ちょっとナンパしてもいいかしら?」
友「へ・・・・」
黒女「ずばり聞いていいかしら?」
友「お・・・おおおおお・・・」
黒女「ねえ・・・聞いてる?」
友「ちちーーーーしりーーーー太ももーーーーー!!!」
黒女「なっ!ちょ!!はなし」
友「おねーーーーさまあーーーーーー!!!」
黒女「話を#・・・聞きなさいっ#!!!」 がす
友「ぬっはーーーー!!!」
黒女「まったく・・・昨今のセイガクって皆こんなもんなのかしら・・・」
友「さあさあさあさあ!何でも聞くがいいさ!とりあえず趣味は・・・」
黒女「お黙り#」
友「・・・はひ」
黒女「とりあえずこの子、クラスメイトよね」 ペラ
友「お嬢・・・なんでこれを?」
黒女「彼女・・・仲のいい子とかいる?もしくは恋人」
友「あ?」
黒女「もちろん礼はするわ、だからさっさと」
友「さて・・・帰るか・・・夕飯なんじゃろなぁ・・・」
黒女「無視するの?」
友「何かキナ臭いんだよなぁ・・・ごめんね」
黒女「へぇ。嫌いじゃないわ。情に厚い子って」
- 570 522 [] 2006/08/17(木) 23:06:52.78 ID:SIAc2hQd0
- 幾日後の夕方
ぴんぽーん こんこん
がちゃ
貧「・・・今日はどういったご用件で」
黒「ええ、地丹家のパーティーへのお誘いです」
貧「帰ってください、夕飯の準備がありますので」
黒「そう言われましても・・・ねぇ」
貧「帰って!!」
黒「そう言われましても・・・あ、ドレス等もご用意致しますよ」
貧「・・・興味ないです」
黒「ですか?おかしいですね。弟さん妹さんは大層喜んでましたけど」
貧「!!!!」
黒「・・・車でお待ちしてますよ」
貧「貴方達・・・狙いは何なの・・・」
黒「地丹家への復讐と一儲け。欠かせないアイテムは貴方の身柄」
貧「・・・わかりました」
黒「ふふふ、大層喜びそうだ・・・皆様」
貧「その代わり!」
黒「身の安全は保障しますよ、なんていったって一流のボディーガードがついてますから」
貧「・・・10分待ちなさい」 ばたん!
貧「・・・誰か・・・助けて」
- 571 522 [] 2006/08/17(木) 23:07:47.22 ID:SIAc2hQd0
- 次の日の教室 お昼
友「おい」
男「んだよ」
友「お前、お嬢に告白しろ」
男「ぶーーー!!!げほっげほ!!」
友「だから汚いなぁ・・・」
男「おままままあ・・・お前は何を言っているんだ!!」
友「うん」
男「大体なぁ・・・いきなりそんn」
友「何か嫌な予感がなー」
男「な・・・なんだそのカッコいい系の台詞は・・・似合わねぇ・・・」
友「うるせぇ!さっさとお嬢に告白しろ!好きなんだろーが!」
男「そりゃあ・・・好きだけど」
その瞬間。教室のドアががらがらがらと開けられる
貧「あ・・・」
男「あ・・・」
友「やば・・・急に来るとは・・・」
息を呑む周囲、お嬢の目が赤い。寝不足なのだろうか
そう思い声をかけようとした瞬間
貧「私は・・・私はただのクラスメイトとしか思ってないわ・・・」
- 572 522 [] 2006/08/17(木) 23:08:33.22 ID:SIAc2hQd0
- 男「あ・・・そ」
貧「失礼します」
ドアをまた閉め、走り去ってるのだろうか足音が早い
友「ちょ!待て!!」
無作為に閉められたドアを思い切り開き、友はお嬢を追いかける
納得できる筈も無い知ってる、友は知ってる
男を遠くから見つめるお嬢のあの目を、男にしか向けない優しく少し悲しげな目を
友「冗談じゃねえぞっ・・・」
屋上だろうかドアの思い切り閉められる音がする
友「おい!お嬢!!どういうこ・・・と・・・」
そして屋上で見た彼女の姿は
へたり込むように 床に突っ伏す形で嗚咽する彼女の姿だった
貧「ごめ”ん”なざい”・・・・ごめ”ん”なざい・・・うっ・・・ううう」
空は暗い
- 573 522 [] 2006/08/17(木) 23:09:56.44 ID:SIAc2hQd0
- 教室の空気は凍っていた
皆に聞こえてたんだろうな、お昼の楽しい一時をこんなんしてしまってごめん
そう胸に呟くように男は泣きそうな顔で教室を出る
男「恋人か・・・庶民じゃねえか、ははっ」
軽く笑いながら呟く
知ってただろ?知らない筈が無い
オレがお嬢をどうにかできるはずがない、単なる一般市民のオレが?
胸がぐじゃぐじゃする
帰ろう
カバンも持たず校外へふらふらと
雲が町を薄暗くしていく
明日からどうしよう、仲良く普通に喋っていいのかな?おはようって声かけていいのかな?
だってオレ振られたんだぜ?
貧『私は・・・私はただのクラスメイトとしか思ってないわ・・・』
男「なんで目から塩分出るんだ・・・ぐぞぉ・・・死ね!MY脳!」
そっか、振られたんだな俺、しかも最悪の形で
男「ぐううう・・・うううう」
空は暗い
- 574 522 [] 2006/08/17(木) 23:10:51.73 ID:SIAc2hQd0
- またここで一旦止め
ごめんね
- 577 522 [] 2006/08/17(木) 23:16:36.14 ID:SIAc2hQd0
- >>576
いやいやいやいや
すぐにできねえって!!先に頼む・・・・
- 583 1/7 [今回も長編。和嬢エピソードsage] 2006/08/17(木) 23:32:34.10 ID:HW+cyqUpO
…大変な事件勃発ですわ…。
実はワタクシ、夏風邪をひいてしまいました…orz
頭はガンガンしますし気分は悪いし…最悪ですわ。
でも、全てが最悪と言うわけじゃありませんでしたの…。
…今回は、そんなお話ですわ…。
貧嬢「…っくしゅん!!」
弟「姉さん、まだお体の具合はよろしくありませんか?」
貧嬢「…えぇ…ですが、前よりは随分マシになりましたわ…w」
弟「…あまり無理をしないようにして下さいね?
…それでは僕は所用で街まで行って来ますが…。」
貧嬢「うふふw…気にしないでw私は一人で大丈夫ですわ。
それより、あの子のことは今日一日頼みましたわよ?」
弟「はい!それは任せて下さい!」
貧嬢「ふふw頼もしいお兄さんねw」
弟「では、行って来ます。」
妹「ねぇさま~…お大事にね~♪」
貧嬢「wwwノシ」
・・・・・・
- 584 2/7 [俺和嬢のイメージはあくまで俺和嬢です実際のイメージとhsage] 2006/08/17(木) 23:34:23.41 ID:HW+cyqUpO
-
貧嬢「…とは言ったものの…やはり一人では色々と心細いですわね…。」
ピリリリリリ…ピリリリリリ
貧嬢「あら?…男さん?…何かしら?」
ピッ
貧嬢「はい。もしもし?」
男『あーお嬢?具合どうだ?』
貧嬢「まぁwわざわざかけてきてくれたんですのねw嬉しいですわ///
えぇwお陰様で明日には復帰出来そうですわw」
男『そっかwそりゃ良かったw
っと、それとな?さっき街で和嬢と会ったんだけど…』
貧嬢「まぁ、和さんと?」
男『ん。でな?「お嬢が風邪で寝込んでる」って言ったら
「なんですってぇー!!」って叫びながら跳んでったんだけど…』
- 585 3/7 [hなれているかもしれませんが、予めご了承下さいwwwsage] 2006/08/17(木) 23:35:41.31 ID:HW+cyqUpO
- 貧嬢「あらあらw和さんはお忙しい方ですわねw」
男『多分、お嬢の見舞いに行ったんだと思うから、そろそろ着くと思うぞ?w』
貧嬢「そうですかwそれはわざわざお伝え頂き有難う御座いますw」
男『まぁ風邪こじらせない様になwww』
貧嬢「うふふw御気遣い感謝致しますわw」
男『あー本当は俺も行きたいんだけどなwww
なにせ、お嬢の家は知らないし、今日はバイトあるからな…悪りぃな…。』
貧嬢「いえいえ///…その御心だけで十分ですわ///…では、ご機嫌ようw」
男「んw」
ピッ
・・・・・・
- 587 4/7 [むははははははsage…いや、コメント思い浮かばなかったもので…つい…] 2006/08/17(木) 23:38:09.69 ID:HW+cyqUpO
ドンドンドン…ドンドンドン
和「嬢!私よ!開けて頂戴!」
貧嬢(あら?もう来たのですわねw)
貧嬢「はぁーい。今開けますわー。」
ガチャ
和「ハァハァ…嬢!大丈夫なのかしら!?」
貧嬢「和さんw少し慌てすぎですわよ?w」
和「ハァハァ…だってアナタが倒れたと聞いて落ち着いていられますか!!」
貧嬢「うふふw私はこの通り元気ですわよwですから少し深呼吸をなさって下さいなw」
和「ハァハァ…スゥー…ハァー…ふぅ、落ち着いたわ。」
和「さてと、落ち着いた所で本題に入るわ。」
貧嬢「はぁ…?本題ですか?」
和「何故、私に風邪のことを黙っていたのかしら!?」
貧嬢「は…はぁ…?」
和「まったく!困ったことがあれば何時でも私に話しなさいと言っているでしょう!?」
貧嬢「は…はぁ…でも、今回のことは和さんの御手を煩わせる様なことはなかったので…。」
和「それでも!私に言いなさい!!」
貧嬢「…は…はぁ…。」
和「大体アナタはいつもそう!!・・・」
貧嬢(…あ…頭にガンガン響きますわ…~~~~~……)
・・・・・・
- 588 5/7 [辺に長文だったり短文だったりするけどキニスンナ!sage] 2006/08/17(木) 23:40:06.83 ID:HW+cyqUpO
- ・・・・・・
和「~だから聞いてますの!?私アナタの事を心配して…」
貧嬢(…わ…私…もう…)
貧嬢「キュ~~~~~……(バタン」
和「~良くって?代々我家とアナタの………って、あら?嬢?嬢?(ユサユサ」
貧嬢「…@@@」
和「え!?ち、ちょっと!?嬢!?嬢!?」
・・・・・・
- 589 6/7 [俺はツンデレが大好物ですぅ♪sage] 2006/08/17(木) 23:43:01.42 ID:HW+cyqUpO
- …ヒタッ
貧嬢(んっ!冷たいですわ…。
…でも…気持ち良いですわね…w)
和「…まったく…少し焦りましたわ…。」
貧嬢(…和さんの声?…あぁ…私、倒れてしまったのでしたわね…。)
和「…そんなに悪いなら、言ってくれれば良かったですのに…。」
貧嬢(うふふw私の話す暇を与えなかったのは誰でしょうか?w)
和「…ふぅ。」
貧嬢「…和ちゃん」
和「Σ!?」
貧嬢「ありがとうw」
和「ア!アナタ!?起きてたの!?」
貧嬢「さっき目が覚めましたわw」
和「そ、そう…それは良かったわ…。」
貧嬢「ずっと看病してくれていたんですわねw」
和「べ、別に…何か私のせいで倒れたみたいだから…。」
貧嬢「うふふw」
和「な…なによ///」
貧嬢「なんでもないですわwww」
和「和ちゃん…。」
貧嬢「???」
和「いえ、久しぶりに…そう呼ばれたわね。」
貧嬢「?そうだったでしょうか?」
和「そうよw…何だか懐かしいわね…w」
貧嬢「えぇ…w」
和「アナタは覚えてる?お屋敷のパーティで…。」
貧嬢「勿論ですわw初めて和ちゃんとお会いした時ですわねw」
和「そうそうwアナタ最初に会った時に…~~~」
- 590 7/7 [お疲れさまでしたwsage] 2006/08/17(木) 23:44:07.23 ID:HW+cyqUpO
貧嬢(…天国のお父様、お母様…
人の縁と言うものは、とても素晴らしいものです…。
…行年、月日が流れても…
またどんなに私が変わろうとも…。
…私の幼馴染みは…今でも一番の親友でいてくれました…。
…お父様…お母様…
…私、今…とても幸せです…。)
- 591 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2006/08/17(木) 23:46:46.29 ID:SIAc2hQd0
- >>590
GJ!!!!!
- 593 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [sage] 2006/08/17(木) 23:57:26.96 ID:s080D4qB0
- やべ・・・
目から変な液体がでてきた・・
- 605 522 [] 2006/08/18(金) 00:40:49.58 ID:e4fKG8td0
- 友「あーその・・・」
貧「えぐっ・・・ううっ・・・ごめんなざい・・・ひぐっ」
友「とりあえず怒ってないから聞いてくれ」
貧「・・・」
友「何で振ったんだ?」
友「答えてくれ・・・頼む・・・これじゃあ・・・あまりに不公平だ」
貧「不公・・・平?」
友「あいつを!なんで振ったアンタが・・・そんな悲しそうな目するんだよ」
貧「・・・」
友「オレはっ!・・・俺はお嬢は・・・男の事好きだと思ってた・・・」
貧「あの、時に言ったままです・・・私にとっては・・・只の」
友「ならなんで泣くんだ!!気にいらねぇよ!こんなん・・・ちきしょう!」 がす!
貧「・・・」
友「・・・本当は・・・泣いてるアンタを慰めるのが・・・お嬢に横恋慕してる男の役目かもしれないが・・・」
貧「!」
友「それでも・・・大事な友達なんだ」
貧「彼と・・・私とでは住んでる世界が・・・違うんです・・・」
友「・・・おかしいだろ!どう考えても!!原点は何だ!?お前の好きって想いだけじゃねえのか!地位なんて知るか!なんで振ったお嬢が・・・なんでアンタが泣くんだよ!」
貧「・・・」
友「すまん・・・ここは引くから・・・でも言い過ぎたと思ってないぞ」
- 606 522 [] 2006/08/18(金) 00:41:31.20 ID:e4fKG8td0
- 少し頭が痛い
今まで寝ていたのか、それとも起きていたのか
何をしていたのか記憶が何も無い
もしかして何日かたっているのか、それすらわからない
男「情けない・・・」
携帯で日時を確認する。友からの着信と・・・メール
友から『オレのせいでゴメン』とメールが入っていた
『気にするな』
そう打ち込み返信する
男「そっか・・・丸一日か」
運が良かった、今日は土曜日
月曜日まで・・・会わなくて済む。向こうも同じ気分だろう
その時母がオレの部屋のドアをノックする
母「起きてる?」
男「ああ、何か?」
母「話があるの、ちょっと一階まで来てちょうだい」
男「んあ?何だよ一体・・・」
母「お父さん、転勤になったのよ・・・でね・・・」
運命の歯車は回転を早める
世界はそんな優しくも無い
世界は自分たちのことなどお構いなしに動いていく
- 607 522 [] 2006/08/18(金) 00:42:06.85 ID:e4fKG8td0
- 友「マジか・・・?」
男「ああ」
友「んで!お前はどうするつもr」
男「付いて行くしか無いだろ・・・」
友「何だよ・・・一体何が・・・」
男「実質左遷みたいなものらしいな、親父も戸惑ってた」
友「・・・」
男「何か・・・急にごめんな・・・色々おかしな事になっちゃって」
友「そうか・・・」
男「お前との腐れ縁は切れないって!!」ばんばん!!
友「痛ぇじゃねーーかよ!んだよ!この振られムシ!!」
男「元はと言えばお前のせいじゃねーかよ!!」
友「うるせー!!ばーかばーが・・・ヴぁ・・・が」
男「な!ちょっと泣くな・・よ」
友「なぐわげねぇだろ!この振られムシ!!」
男「んだど!この包茎!!」
友「あーーーーー言っちゃった言っちゃった!!包茎じゃねえんです!!シャイなんですぅ!!」
男「ははは」
友「ぶあっはっはっは」
- 608 522 [] 2006/08/18(金) 00:43:35.87 ID:e4fKG8td0
-
先生「と、言う訳で・・・男は今週一杯で転校する事になってな」
貧「え・・・」
友「・・・ふん」
先生「なんでも引越し先の段取りとか荷物の纏めとか色々で・・・学校に来る事自体難しいみたいだな」
友「なんでショック受けた顔してんだよ、お嬢」
貧「・・・別に・・・なんでもありませんわ」
友「ふん」
先生「まあ、最後に顔出すみたいだから・・・別れの挨拶は・・・しておけ」
教室内は静かに先生の言葉に耳を傾けていた
月曜日の朝一番に聞かされる内容としてはあまりに大きく
友は机に伏せ眠ったフリをし
お嬢はただ呆然と俯いていた
貧「まさか・・・そんな」
薄暗い雲がまたさらに形を変える
雪が降り始める
- 609 522 [] 2006/08/18(金) 00:45:09.28 ID:e4fKG8td0
- 貧「どういう事ですか!?一体!!」
黒「どうしたもこうしたも・・・これに我々は関知していない」
黒女「そうよ、少なくとも私達には何のメリットも無いわ」
貧「じゃあ・・・まさか・・・」
黒「先日のパーティで・・・どうやら地丹家も恋焦がれた過去の思い出に火を付けたか」
黒女「ただ、予想外の燃え様だけど」
貧「彼と距離を置く事が・・・彼を含む一家の安全を守る一番の方法だと貴方達は言ったわ」
黒「そう、この復習劇に一番の重荷は」
黒女「貴方の愛する彼だもの」
貧「・・・もう付きまとわないで・・・」
黒「妹と弟を使って巻き込んだ事は謝る、だがそれは出来ない」
貧「妹と・・・弟を帰して・・・」
黒「それは駄目だ」
貧「お願い・・・許して・・・私は・・・復讐とかお金とか望んでませんわ」
黒「・・・知らないな」
黒女「ごめんね、もう少しだけ協力して。全てが終わったら彼の所に連れて行ってあげるから」 さわ・・・
貧「お願い・・・許して・・・」
黒「ふん」
黒女「じゃ、またね」
- 610 522 [] 2006/08/18(金) 00:46:26.24 ID:e4fKG8td0
- 今日の所はここまでで勘弁してください・・・眠い
明日も頑張ってみるから
- 613 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2006/08/18(金) 00:50:06.09 ID:wlHpEZMk0
-
嬢「ですから、ここの積分は変数分離でなくては解けませんのよ。まったく
授業中に居眠りばっかりしてるから、このような問題にも躓くんですわ。」
男「えっ、はい。すいません」
嬢「ほらっ、余所見をしないで机に向かう」
期末考査、1週間前。中間考査の時と同じく、特別課外授業を依頼していた
のだが、今回もお嬢の指導は厳しく、授業はかれこれ2時間ほど休憩もとら
ずに続いていた。
男「あ、あの、そろそろ休憩とりませんか。お嬢様?」
嬢「はぁ?この程度に音を上げているようでは、お話になりませんわね。まっ
たく、その首の上に乗ってるのは南瓜ですの。その程度では、きっと男さんの
ご両親も、さぞご苦労されてることでしょうね」
くそっ、言わせておけばいい気になりやがって。だが、常日頃からこいつの行
動パターンを観察してる俺が、その程度で一時の休息を諦めると思うなよ。
男「そうですよね。せっかくお嬢先生の為に、アイスとか用意しておいたんで
すが…」
- 614 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2006/08/18(金) 00:50:39.34 ID:wlHpEZMk0
-
ふふっ、喰いついて来い。毎日ラムレーズンを食後に食べているのはわかって
いるんだ。もう一つ言うなら、こいつの人の良さを考えると、わざわざ人の好意
を無にできるはずがない。
嬢「呆れましたね、そんなに休憩がとりたいんですか。特に、そのモノで釣ろう
という発想は…あなたにプライドは無いんですか、プライドは。たしかに、ここ
数分は集中力が落ちているようですが、その程度で私が落ちると思ったら大間違
いですわ。恥を知りなさい恥を」
冷静に、俺の幼稚な提案に突っ込みを入れるお嬢。だが、その表情からは微妙に
動揺の色が見え隠れしていたのを見逃しはしなかった。
男「せっかく、お嬢の た め に買って来たんだが仕方ないな。じゃあ、これは
風呂上りに全部食べてしまいますよ。せっかくお嬢の た め に買ってきたのに」
さらに、人の良さにつけこみお嬢のために用意されていることを強調する。所詮、
奴も女。モノの誘惑には打ち勝てても、人の感情には打ち勝てまい。
嬢「だから、言ってますがその程度で私が落ちるとは…」
- 616 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2006/08/18(金) 00:51:46.10 ID:wlHpEZMk0
- おっ、今視線をそらしたぞ。
男「はぁ、そうですか。残念だなぁ、せっかく厳しい勉学に勤しむ時間に、ほんの
少しだけ訪れる二人っきりの休息を、もっと素晴らしいものにしようしていただけ
なのに。あぁ、じゃあこいつ等は使命を全うすることなく、寂しく僕の胃の中に消
えていくんですね」
嬢「別に休憩をはさまないとは、言ってませんわ」
男「いえいえ、いいんです。僕が間違っていました。今、僕に必要なのは休憩より、
僕の好意より勉強です。さぁ、あと残り少ない時間を勉学に勤しもうじゃありませんか」
嬢「わ、わかりました。そこまで言われるなら休憩を取りましょう」
男「えっ、いいんですか。せっかくの貴重な時間を、雑談に使うほど先生は暇では-」
嬢「だ、だだだだったら、早く準備をしてください」
勝った。やはり、この程度で落ちるとはやはり人の子、とんだ甘ちゃんだな。俺は最終的
には人情とモノの多重爆撃に負けたお嬢を後ろに見ながら、各種兵器をお盆の上に載せ持
ってくるべく部屋を去った。一人でその勝利を胸に抱き意気揚揚と去る姿は、さぞ楽しそ
うだったろう。その後、部屋に戻り短い休息を取ったのち、再び再開された特別課外授業
は滞りなく進み予定を大幅に通り越して終了した。まぁ、お嬢の意思が強いは知ってるが、
人情に訴えてくるような姑息な手段を使う、卑怯者を相手にしたのが悪かったな。うん。
そして、俺は罪悪感をちょっぴり感じながら、その日の勉強を終えノートを閉じた。
- 660 1/3 [何か目が覚めたので657参考に投下sage] 2006/08/18(金) 05:47:18.72 ID:uOrb450GO
- 拝啓…寝苦しい真夏の熱帯夜
如何お過ごしかと存じます。
ワタクシ、今夜はあまりにもの寝苦しさに
ふと目が覚めてしまいましたわ…。
…今宵は…そんな、ある真夏の夜のお話ですわ…。
貧嬢「…暑いですわね~…。」
パタパタ
貧嬢「…眠れませんわ…(パタパタ」
弟「…スー…スー…」
妹「…んむにゅ…ねぇさま…スー…スー…」
貧嬢「うふふw…子供は強いですわね…w」
貧嬢「…ふぅ…あら?…。…うふふw今夜は星が綺麗ですわね…w」
貧嬢「…」
貧嬢「そうですわw少し散歩いたしましょうw」
貧嬢「このまま起きていても眠れませんし…少しだけ冒険も良いかもしれませんねw」
・・・・・・
- 661 2/3 [ついでに保守もしとくwwwsage] 2006/08/18(金) 05:48:04.61 ID:uOrb450GO
…リリリリリリ…リリリリリリ…。
貧嬢「お外の方が部屋と違って、少し涼しいですわね…w
…虫達の音色も良く聞こえますし…風流ですわ…w」
…リリリリリリ…リリリリリリ…。
貧嬢「…まぁw」
..::.. 。 ... .....
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貧嬢「…星が…綺麗ですわね…w」
貧嬢「…いつか…この美しい夜空を…あの方と眺めてみたいものですわ…///」
…キラッ
貧嬢「あら?流れ星w」
貧嬢「……///」
貧嬢「…うふふw真夜中の冒険と言うのも…楽しいものですわねw」
・・・・・
- 662 3/3 [改めて、乙おやノシwww] 2006/08/18(金) 05:48:50.86 ID:uOrb450GO
貧嬢(…天国のお父様、お母様…
…私、今日は日々の日常から外れて、少し冒険をしてしまいました…w
でも、初めての冒険は…とても楽しかったですわw
…お父様、お母様…。
どうか…この満天の星空の中で、私達を見守っていて下さいね…w)