ToonTrack Metalheads EZX





The Metal Foundry SDXから代表的なサンプルを抜粋し、独自の味付け+独自のルーティングを施した音源。
The Metal Foundry SDXよりは音作りの幅は狭いが、単なる縮小版という位置付けではなく、
The Metal Foundry SDXには含まれていないけどMetalheads EZXには含まれているというサンプルもいくつかある。

音作りをする上で、このMetalheads EZXとThe Metal Foundry SDXとの大きな違いは、
Metalheads EZXのミキサーにバスドラムとスネアのトリガーのスロットが付いていることだ。

トリガーというのは、主にメタル系のドラムの音作りに使われる装置で、
バスドラやスネアにセンサーを取り付けた上でドラムを演奏し、
そのセンサーの反応を元に、予めサンプリングされたバスドラやスネアの音を鳴らして生音とミックスすることで、
生音だけでは表現の難しいアタック感や粒揃い感を表現することができるもの。

Metalheads EZXにはこのトリガースロットが付いていることにより、
他の音源とは違ったアプローチでバスドラムとスネアの音作りをする事ができる。

音の傾向としては、The Metal Foundry SDXの方向性を更にメタルに絞ったような感じで、
The Metal Foundry SDXとは結構印象が違って聴こえる。
もしかしたらEZDrummerから出力された直後の音ではちょっと高域寄りの軽い音に聴こえるかもしれないので、
何かしらのエフェクトをかけておとなしくさせると丁度良い感じになるかも。
あと、トリガーの音はもっと極端な音に加工してから混ぜてみても、かっちり感が出て良いような気もした。

全体としては、キットピースやマイクの種類が省略されているだけあって、
表現の幅はThe Metal Foundry SDXよりも少なく感じたけど、ツーバス連打系のメタルをやる上では特に不自由は感じなかった。


俺が気に入らなかった点は、
スネアの音がベロシティ127と126以下とで大きく違うので、強打の中で微妙な強さの違いを表現しにくい点。
あとはタムのリムショットの音が収録されていない点。
ハイハットの音がふわふわしててなんかかっこよくない点。(もしかしたらこれは音作りでなんとかなるかも。)

派手な見た目に比べてアーティキュレーションの量は少なめで、キーボードレイアウトのPDFもちょっとさびしい感じ。

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最終更新:2013年02月21日 21:26